おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め
日本出稼ぎ日記
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まだまだ続くらしい・・・・
2005年04月18日 (月)
自分のFiestaも終わり、肩の荷が一つおりたと思ったら、まだまだFiesta生活は余震のように続くようだ。
もともと周りに4月生まれが多かったのだが、それにプラスしてH君も4月生まれということが判明。
当然、みなFiestaをやるようなので・・・出費を考えると今から頭が痛い。タダでさえ今月は税金払って家賃が倍だったというのに・・・。Fiestaは楽しいイベントなのでそれ自体はいいのだが、いい加減仕事の方を考えなくては・・・うむ〜。
Fiestaから2日経ったが、なんとなくまだ「心ここにあらず」の状態。魂が戻ってきていない。だもんで、一日ぼ〜〜っとしていた。
少しは落ち着けようと、日本からわざわざ持ってきた超分厚い本で、スペインを舞台にしたミステリー小説
「サファイアの書」
を読み始める。ベッドの上で壁に寄りかかって読んでいたのだが、重くて本を持っているだけで手が疲れる。ある意味、筋トレに近い。
映画も見た。以前見た『EL VERDUGO』と同じ監督で"スペインの小津安二郎"Luis Garcia Berlangaの作品で『Placido』という名前の映画。
で、感想
【PLACIDO】
1.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 1
いや〜もう、ものの見事にわからならかった。これで完全にわからなかった映画は2本目。たいていの映画は中盤から話がつながっていって最後には理解できておわるのだが、最後までちゃんとみたにもかかわらず、この映画がなんだったのか、全くわからないまま終わった。
ストーリーが難解でわからないのではない。何を話しているのかわからないし、何が目的で登場人物たちが奔走しているのかもわからない。部分部分は理解できていても、そのパーツが続かない。登場人物同士の関係もわからない。
もう、み〜ごとにわからなかった。
わかったところだけ書いておく。
・ある男はお金を急いで払わないと、不渡りになってしまう模様。手形という単語がでてきたことから予想。
・でもって、そのために金策に走る。
・かたや、その街の金持ちたちは、なんかのイベントで「貧乏な人たちと一緒に夕食をとろう!」という企画を開催する。彼女たちは金持ちにありがちな見栄っ張りっぽい。
・貧乏人が各金持ちの家に招待されごちそうを振る舞われる。
・そのうちの1人が病気で死にそうになる。
・病人の彼(おじいさんだが)には恋人(おばさんだが)がいる。
・カトリックでは婚前交渉はタブーで、そのまま死ぬと罪を背負うことになる。
・だから、死ぬ直前に急いで彼女と結婚をさせようとするが、彼は首を縦に振らない。
・最終的には首を縦に振って結婚。
・なんかリボンのついたカゴがなんとかで、主人公と誰かが大げんか。
以上・・・。
映画の雰囲気、テーマは小津安二郎のものと酷似していて、当時の何気ないスペインの日常を映し出しているわけだが・・・。日本語習いたてのスペイン人が、字幕なしで日本語で「さんまの味」を見るようなもんに近かいと思う。
Manoloは大笑いしていたけど、おいらは最後まで一度も笑えなかった・・・。
残念。評価はかなり低いが理解してないのでどうしようもない。誰かこれみてわかる人いたら教えて貰いたい。おいらのスペイン語レベルじゃムリだ・・・。
映画後、Vino飲みながら本読んで寝た。
特になんもない一日。
あまりに何もないので、春のかわいい写真でごまかしつつ・・・フェードアウト。
あ、そういえば、滞っていた11日の日記を書いたや。うん、書いた書いた。仕事したした・・・したじゃん。
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ブスということへの絶望・・・そして葛藤
2005年04月17日 (日)
目が覚めた時計を見たら、針は9時を指していた。
ぬ??何事???
と外を見たら真っ黒。
やっちまった・・・・
とひとりごちる。
昨夜・・・いや今朝は昼の2時頃寝たからしかたない。
慌てて飛び起きてSalonにいくと、ソファではSantiとManoloが爆睡していた。
部屋は綺麗に掃除してあり、Cocinaの洗い物もすべて完了していた。
ぬお〜〜〜掃除に参加しなかった〜〜〜〜!!!自分のFiestaなのに〜!!
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
二人が起きるまで、時間をつぶすことに。
昨夜、参加者全員(Duduだけは忘れてしまった)に頼んでとってもらったチェキに書かれたコメントを読み返す。
う〜ん、コメントはいいんだけど・・・おいら想像以上にブスだ・・・。タカシ君にブロンドカツラとったとき
「和田アキ子や〜!」
といわれたが、自分でも大いに納得。
二人で
「あのころわ〜〜〜♪」
「はっ!!!」
と何度かやったくらい。
このチェキ・・・おいらの誕生日の毎年の恒例になっていて、これで3度目。部屋のコルクボードには、そのすべてが貼ってある。
が・・・ぶっちゃけコレは貼りたくない。あまりにも醜すぎる。しかも酒飲んで調子に乗ってるし・・・。
おいらの家に遊び来た人はだいたいコルクボードに貼られた写真を見ていくので・・・本気で悩むところだ。
開き直ってサイトの登場人物の写真をそれにしてやろうかと、Fiesta中に周りにいた日本人にそのことをいうと・・・
「そこ見た途端・・・絶対みんな帰るよ・・・ページ帰るじゃなくって、×押して消すよ、消す!」
と声を合わせて言われた。
がふん。
まぁ、もうちょっと考えよう。Manoloには「貼れ!」としつこく言われているけど・・・。
30分もすると、おいらが起きたことを察したのか、ManoloもSantiも起きてきた。
開口一番、「ごめん!掃除しなくて・・・」とあやまると、「Que va!正樹は料理とか全部やったんだから、気にしなくていい!」と素敵なお返事が。
あ〜でも、ホント申し訳ないことをした・・・。
Manoloがどこかに出かける準備をし始めた。
お「え?どこいくの?」
M「レンタルビデオ屋だ・・・正樹も来い!」
お「映画???二日酔いなのに映画???」
M「バカ・・・二日酔いだから映画だ!」
お「え〜〜〜マジで?」
M「二日酔いの時はまったり映画を見て寝るんだ」
お「う〜ん・・まぁ、いいや・・・いくよ」
ってことで、3人でレンタルビデオ屋にいく。
借りてきた映画は
「Torapia」
というスペイン映画。コメディー。
帰る前に中華料理屋で夕食をとる。いつも出前を頼んでいる店Diamante。漢字で書くと「金利来」とかなんとか。なんでコレがDiamante(ダイアモンド)になるのかは未だに謎。
注文するときは大量に頼んだが、二日酔いのManoloは途中で食べられなくなったようで丸々2皿が残る。おいらは腹が減っていたので、食べれないというManoloの白米を奪って食べまくった。
で、映画・・・
【Torapia】
3.3点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 3(10段階評価)
Torapiaという単語はTerapia(セラピーとか治療)とToro(闘牛)を組み合わせてつくった造語。見る前はイマイチ理解ができなかった。闘牛養成所?闘牛を治療する?闘牛士のためのセラピー?・・・・まぁ、コメディーだから何でもいいや・・・ということで落ち着いた。
ストーリー・・
あるスリの男がその日の収穫をトイレで整理していた。偶然隣のトイレに入ってきて用を足している男のポケットに何かを発見しそれを盗む。むちゃくちゃキラキラ光るダイヤのネックレス。
仕事場にしている空港を後にして、適当なバスの荷物置き場(バスのトランク)に潜り込み、そのネックレスを調べていると・・・突然暗闇の中から手がでてきてネックレスを盗まれる。何故か女がいたのだ。
彼女がいないことを知ったバスガイドは、荷物置き場にやってきて彼女を発見する。「なんでこんなところにいるの〜」と連れて行かれる彼女。ネックレスをしたまま彼女は連れ出される。
実は彼女・・・深いトラウマをもち、頭がおかしくなってしまった女性で、精神病棟の様なところに入っている。そのバスの乗員は、みな彼女と同じような精神異常者たちで、病院が企画した遠足から帰る途中だった。
スリの男が家に帰ってテレビみていると、ある女王がつけるような(この辺聞き取れてない)時価何億円というネックレスが盗まれたというニュースが流れる。彼が先ほど盗んだネックレス。
慌てて先ほどの病院に行くが、門ががっちり閉められていて中に入れない。精神異常者たちの病院だからだ。
ということで、彼は中に入るために「精神異常者」のふりをして警察にわざと捕まる。はたして、彼は無事病院の中に入り込むことに成功したのだが・・・その病院は表向きの顔とは別に裏では一部の人間だけが知る「人体実験場」でもあった。
そこで彼は闘牛士時代に深いトラウマを負った1人の男と知り合う。彼はそのスリの男に闘牛士の素質を見いだし、さらに彼女がしていたネックレスが高級品であることをしり、スリより先にそれを彼女から盗みだし、それとの交換条件で、闘牛士になることを約束させる。
てな感じのネックレスを巡ってのドタバタコメディー。
あらすじをうまく書けないので、イマイチどんなものか想像できないかもしれないが、ストーリー自体はコメディーなのでどうでもよかったりする。少なくスペイン語がちゃんとわかってないおいらにとっては・・・舞台設定が理解できれば、だいたいは理解できる。
スペイン映画らしいバカっぽさが満載で「ありえねぇ〜」と思いつつも、最後まで見入ってしまった。スペイン流の冗談はたまに理解できないこともあるが、映像を見ているだけで結構楽しめる。「こいつらホントバカだ!」って感じ。
主人公の男は決してかっこいいわけではないが、存在感がたっぷりで目が離せない。演技がうまいのだろう。
スペイン人しかわからないような冗談は別として、笑えるシーンは多いし、わかりやすい。特に・・・猿のように生活する男(クロマニョン人みたい)は、ホントに演技なのかわからないくらいうまい。
日本でこの映画がDVD化されているかはわからないが、日本語で見てもおそらく楽しめるスペイン映画の1つだと思う。
【参考】
http://www.lahiguera.net/cinemania/pelicula/1101/
http://www.zinema.com/pelicula/2004/torapia.htm
なんか感想になってないけど、この辺で・・・。
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二十代最後の日
2005年04月15日 (金)
30歳
っていわれても、実のところ何も変わらないし、正直なんとも思わないのだが・・・
二十代最後の日
って書かれたメールをみて
あぐっ!!!
ってなった。
なるほど・・・過去ってこういう時に振り返るだ〜としみじみ(笑)
もう、走馬燈のように二十代の想い出が蘇る。
いや〜、いろいろ悪いこともしてきたな〜。
BGMは勝手に中島みゆきがかかる。
こんな〜時代も〜あ〜〜ったねと〜♪
おセンチになってしまったざんす。
そんな想いもManoloとSantiの
「明日からusuted使わないとな・・・」
という台詞で全部吹っ飛んだけどな。
(※usutedはあなたという意味で敬称で使われる)
二十代最後の日といっても、脳内以外は別に普通の一日。当然ちゃ〜当然。
いつものように過ごす。
タバコ臭い部屋を変えようと、マリちゃんから貰ったお香を焚く。
「シバの女王を夢見て」と銘打たれた乳香。
シバの女王か〜なんか優雅な気分になりそうだな〜と思っていたら
部屋中、病院の匂い
になった。
あぐっ!
Fiesta用の音楽を選んでいたら、Manoloが入ってきて・・・
M「誰だこれ?結構好きだ・・・この曲」
お「あ〜これ?YUKI」
M「子供みたいな声だな・・・」
お「うん。でももう結構年なはずだよ」
M「わかるわかる・・・スペインにも似たのいるよ。」
YUKIの声のエロさは万国共通らしい。
ホント、エロいよな〜YUKI。
8時頃、電話が鳴る。
最近、日本人以外から電話がかかってくることはそうないので、うっかり
「もしもし!」
って出てしまったら、Santiだった。
「何が『もしもし』だ!!!!おれは日本人じゃないぞ!!!このバカチンが!」
失笑された。
Santiが時間ができたということで、車でAl Campoにつれていってくれるという。
早速車で向かう。
酒を買う前にJamonコーナーで、Santiと一緒にJamonについて学ぶ。暇そうにしていた店員さんがとても丁寧にJamonについて語ってくれた。それを熱心に聞く。
なるほど・・・なるほど・・・ほほう・・・へぇ〜。
って。
Jamonに専用の管を出して匂いをかがせてくれる。
「ほら・・・どうだ?」
「・・・・」
何が違うのかわからなかった・・・(笑)
小さい冊子もくれたので、しっかり勉強して、コラムで紹介しよう。
今のおいらとSantiの夢は高いJamonを丸ごと一個買うことだ。もちろん、Jamon専用台も一緒に。
仕事がうまくいったら買おう。うふふふ。楽しみだ。
で、酒。
Vino15本 1.25×12本 1.23×3本
ラム酒 5.95×2本
サングリア用Vino 0.45×4本
ジン 8.44
コカコーラ2L(6本パック) 6.15
ファンタ・リモン 2L 1.03
偽ファンタ・ナランハ2L 0.28
ウィスキー 3.52
缶ビール 0.16×24本
炭酸ガス1.5L 0.52×2本
トニック 1.15×2本
Vermouth Rojo(謎の酒) 1.59
合計 約60euros。
これにプラスしてみなが持参してくる酒がある。
う〜ん、素敵なFiestaになりそうだ。前後不覚にならないように気をつけないと。
追記
VOTACIONでフランス語の意外な人気にびっくり。スペイン語はまぁ、スペイン関連サイトだから当然なんだけど・・・。フランス語か〜〜。あれ・・・発音できる気がまったくしない・・・。優雅な響きは好きだけど。
そろそろ質問変えないとな〜
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脱ひきこもり・・・そして、パクられた「HIKIKOMORI」
2005年04月14日 (木)
今日は・・・恐ろしく人間的な生活をした一日だった。
人に自慢できる一日。
仕事もいっぱいした。
午前中から活動できるとこんなに人生違うんだ!
と思い知らされた一日。
なんど
「今日のおれすげ〜〜!」
と叫んだことか。
おいらが普通に午前中に起きれるわけないので、つまり
徹夜
。
コスタのサイトにメニューをつけ加えたり、新プロジェクトに着手したりして夜を過ごし朝の8時を迎える。良い感じで疲れてるが、ここで寝ては元の木阿弥。
「肉喰うか!肉!!朝っぱらから肉くうべ!」
Santiと先日Al Campoで買ってきたオランダ肉を冷凍庫から出し解凍する。Santiいわく、間違えて買ったらしく思ったよりも柔らかくないとのことだった。Terneraだと思ったらVacaだったらしい。Terneraは仔牛。つまりドナドナ。Vacaは大人の牛。肉の柔らかさに差があるわけだ。
ステーキで食べるには少々難がありそうなので、久しぶりに野菜炒めにする。キャベツもたくさんあったし、新鮮なタマネギも残っていたから。
赤ワインを入れたのはいいが、フライパンを振り回しすぎて目の前で火柱をみたときには少々びびったが、無事野菜炒め完了。
朝の9時から肉をむさぼり喰う。
エネルギー確保!とがっつく。
うん・・・たしかに堅い・・・けど、味は悪くなかった・・・。
来週からコスタに通うCamilaと12時にコスタの前で待ち合わせをしていたので、シャワーを浴び、適当に時間をつぶし、11時45分頃Kristin号で疾走。
途中できちんと「ひきこもりマパ」用に映画館Babelの写真も撮る。
う〜ん、おいらって働き者。
コスタについたは良いが、その前にやることがたくさんあった。
まず・・・
・Kristin号には鍵がない。酔っぱらって落としたから。
・だから、まずchina店で鎖を買わなければいけない。
・買わなければいけないんだが、金が30centimoくらいしかない。
・だからお金をおろさねばならない。
・けど、未だに銀行のカードは使えない。
・だからそれを使えるようにしないといけない。
・つまり・・・最初はおいらの銀行にいかねばならない。
それをCamilaに説明すると・・・
「じゃ、ここで待ってるからいっておいで・・・」
と言われる。
「いや・・・来て貰わないと困るのよ・・・」
「なんで?」
「自転車・・・」
「?」
「鎖がないからね・・・銀行も入れないの」
「・・・・(笑)」
ということで、コスタ近くのBBVAへ出発。
銀行で
お「あのね・・・一ヶ月以上前にカードはもらったのね。でもね・・・」
銀「あ〜PINコード届かないのね」
このおいらが全部言う前のいつものおばさん銀行員すばやい返答にPINコードが届いてないのはおいらだけではないことを確信する。絶対確信犯や、BBVA!
10分後には、無事PINコードも手にいれ、1ヶ月半ぶりに・・・いや帰国して初めて自分の銀行カードが使えるようになった。もっと早くこい・・・って感じだが、結果オーライ。これでパスポートと通帳を持って午前中から銀行に行く必要がなくなった。それに追い返されることもなくなった。
そのまま、その足でこれまたコスタ側のchina店に向かい、5eurosで自転車の鎖を買う。流石china店!安い!庶民の味方!!
これ、Al Campoでみたら同じようなので15euros以上した。
この価格差って・・・。
これで漸く自転車をつなぎ止めておくことができるようになり、いざコスタへ。
コスタに入るや否やSantiに遭遇。
お「あ〜〜!今いくところなのに〜もしや、帰るの?」
S「Que va!タバコを吸いにいくだけだ・・・」
一緒にタバコを吸うことに。そしたら、Camilaに殴られた。
喫煙後改めて受付へ。
Camilaが手続きをしている間、おいらはデジカメでコスタ内部の写真を少し撮る。イベント告知の掲示板、インターネットコーナー等々。教室内部は授業中だったからとれなかった・・・。
Camilaはあいかわらず、スペイン語とポルトガル語が入り交じった言葉を話している。相手しているのはメキシコ人(コロンビア人だったか?)のデニス。
明らかにCamilaの話す言葉はポルトガル語が混じっているのだが、デニスは理解している。
お「ねぇ、デニス・・・ポルトガル語話せるの?」
D「Que va!あたしが話せるのは・・・スペイン語だけよ」
・・・Que va!って・・・だって、理解してるじゃん・・・。
なんか二人とも卑怯だ。
でも、たしかにCamilaのメールはポルトガル語で書かれてくるが、何故か理解できてしまう。
言葉なんてそんなもんなのかもしれない。
今日はプレテスト(レベル分けテスト)はないと思っていたが、どうもそれは土日にこっちについた日とだけで、受けれるなら月曜日(授業開始日)より前がいいらしく、さっそく受けることとなる。
おいらもコスタに入る前にこのテストを受けた。そのときのことを苦々しい想い出がよみがえる。担当してくれたのは今はすでに学校にいないトニー。
ト「じゃ、このテスト受けて。わからないところはわからなくていいか・・・」
お「はい」
ト「重要なのは全部とくことじゃなくって、どこまでわかるか・・・ってことだから」
お「はい」
ト「じゃ・・・」
お「・・・・」
5分後
ト「どう?できた?」
お「あのですね・・・ボク・・・スペイン語何もしらないんです」
ト「え?」
お「数字しか数えられないんです」
ト「はははは!だったら最初にいってくれれば!」
お「・・・・(スペイン語知らないからいえないんだよ!)」
ト「OKOK!じゃ、最初のレベルからでいいね」
お「お願いします」
ホント一問もといてない。これまでいくつもテストを受けてきたが、ここまで見事な
「白紙答案」
はない。
4択問題みたいのもあったが、やってやろうかと思ったが、余計情けなくなるのでやめておいた。あてずっぽで当ててもしょうがない。
Camilaが試験を受けている間暇なのでEstancoへタバコを買いに。その途中、疲れ果てたManoloに遭遇。
お「どこいくの?」
M「そこの店にEmpanadillaを買いに・・・」
お「疲れてるね〜」
M「疲れてるよ・・・」
お「じゃね〜」
M「じゃな」
コスタに戻ってもCamilaはまだ問題を解いていた。
「Camila、Camila・・・あんまり解いちゃうと上のクラスになっちゃうよ?日本人は文法ができちゃうから、あまり上にいっちゃうと苦労するぞ〜」
と小声でアドバイスしたが、集中しているCamilaも耳にはとどかなかったらしく返事なし。
暇なので掲示板の企画をつぶさに見ていく。
サッカー観戦(レバンテvsマドリッド)
Mestalla見学(サッカー競技場見学)
サッカーをやろう!(生徒内でのサッカー対戦)
・・・あいかわらずサッカー多いな・・・アンドレアスさんよ〜。
フラメンコを見よう!
お、duendeか・・・行きたいけど今週はムリだな・・・。
しばらくすると、校長アンドレアスが登場。
お「Hola!」
A「Hola!コスタのサイトみたよ!」
お「どう?」
A「良くできてるよ!びっくりだ!もっと簡単なやつかと思ってたよ。あと、なんといっても、俺が作ったPaellaの写真が使われてたのが嬉しかったよ!」
お「え?あれアンドレアスが作ったの?ホント?知らなかったよ・・・」
A「あと・・・あの交通標識はどこでみつけてきたんだ?Valenciaって書いてあるやつ」
お「あ〜あれは・・・最初TokyoとParisだったんだけど、消してValenciaに書き換えただけだよ。」
A「はははは。だから時間と距離が英語表記なのか」
お「そうそう。ぱっとみわからないでしょ?」
A「ところで・・・正樹・・・Alcoiにはいかないか?」
お「う〜ん20eurosでしょ?悩むところ」
A「今年は午前中に行くから去年よりもイベントがみれるよ」
お「ほほう」
A「マスクレタみたいなイベントをやるから、うるさいしな」
お「わかった・・・じゃ、周り誘ってみて、名前書くよ」
A「21日までな」
お「あいあい」
その後、日本人のT君とH君にも遭遇。これからクラスらしい。
早速T君とH君をAlcoiに誘ってみるといい返事が返ってくる。ついでに試験が終わったCamilaにも聞いてみると「いきたい」との返事が。4人ゲット!
なんかコスタの回し者のような気分だ。
コスタを後にしたあと、喉が渇いていたので近くのBarに。そこでCervezaを4杯あおる。一杯1eurosだがオリーブがついてくる。
偶然、ヒロシ君にも遭遇。約半年ぶりで坊主だった頭が長髪になっていた。
やっぱ外にでるといろんな人に遭遇するもんだな。
誘って一緒にCervezaを飲む。
ヒロシ君はコロンビアに旅行にいっていたようで、おみやげのコロンビアたばこを貰う。両切りタバコ。いかにも強そうなタバコだ。
せっかく日本人留学生が二人目の前にいるので、留学前にもっていた疑問や、もしコスタにこれからいくならどんな質問をしたいか?というテーマに話をもっていく。
ヒロシ君はもうかれこれ1年間こっちにいるので、いろんなことを知ってしまっているが、Camilaはこれからコスタに行く人間。いい意見が聞けるかもしれない。
帰ってきた答えは
・人数の多い時期はいつか?
・スペイン人の友達はできるか?
・どこの国からの留学生が多いか?
・先生の数は?
・DELE対策はどうか?
・サッカー観戦のチケットはすぐ帰るか?
あたり。
結構書くのが難しい。マチマチだからだ・・・。マチマチだったら「マチマチ」と書けばいいといわれたが・・・マチマチな情報を聞いて役に立つんだろうか?まぁ、書いてみるってもんか・・・。うむ。
喉も潤ったので、近くのchina店に
「ブロンドカツラ」
を探しに行く。
が、2カ所回ったがどちらにもない。
やっぱ特別なところにいかないとないのか・・・。
しかたないので、側にある日本語が打てるネットカフェの写真をこっそりとって、ポリテクニカ大学に向かう。先日、以前Valenciaにいた友達からメールがきて、ポリテクニカ大学の芸術学部のカリキュラム本を送ってくれと頼まれたから。
早速Bellas Artesの受付で聞いてみるが・・・
「今はもうない。これしか・・・」
と一枚の薄っぺらい紙を渡される。
確かに授業名は書いてあるが、内容は書いてないし、本でもない。
「いや、もっと分厚い本で・・・」
「ないのよ・・・・これしか・・」
同じ返事。
どこかに積んでないか、少し探し回ったがどこにもない。
まぁ、時期が時期だけにしょうがない。そろそろ大学も終わり、9月から新年度が始まる。その時期にこないと手にはいらないのかもしれない。
久ぶりに大学へ来たので、なんか面白い物がないか探してみたら、こんなものを発見した・・・
・・・
パクラレタ!!!!!
っていうか、全然イメージが
HIKIKOMORI
じゃない!!!
これじゃ、バーバレラじゃないか!
「ひきこもりってのはな・・・・おいらみたいのを言うんだ!おいらの写真を使え!」
といってやりたい!
ポリ大学の写真もTranviaの写真もとったのでBellas Artesを後にする。
そろそろ眠い。すでに4時近い・・・連続活動時間もかれこれ26時間目に突入している。
C「どうするの?寝るの?」
お「う〜ん・・・眠いけど・・・寝たらまたおかしな生活リズムに戻るしな〜。やることいっぱいあるしな〜。カツラもかわないといけないし・・・そういえば、仮装パーティー用の店の場所知ってるんだっけ?」
C「うん、この前いった。」
お「じゃ、そこいこう。その前に、酒取りにあなたの寮いくんだっけ?」
C「うん、Caipirin~aのお酒」
お「じゃ、まずはそこだな・・・」
ってことで、Camilaの寮に向かう。近くに映画館Albatrosがあるので、マパ用にそこの写真を撮る。
今日の撮影で、マパが9割方完成しそうな勢いだ。素晴らしきこと限りなし。
Camilaが酒をとってきた。
Cachoca
という名前の酒。これでブラジルで有名なお酒
Caipirin~a
を作るらしい。必要なのは氷(クラッシャー)とライムとのこと。
おいらの中では、Caipirin~aと聞くと、おいらの昔の友達を想い出す。彼女のあだ名がCaipirin~aだった。恐ろしくかわいい子で、おいらのイメージするブラジル人像そのまんまの子だった。たぶん、彼女はスペイン人と結婚して、まだここにいるに違いないのだが、しばらく見てないな・・・。どうしてるんだろ。
Blasco Iban~ezを通って、バレンシア大学の写真を撮り、Centro方面に向かう。仮装
パーティー店はPlz de Toro(闘牛場)の側にあるとのこと。
関係ないが、オレンジが綺麗だったので青果屋の写真もとる。
でもって、Rioも綺麗だった。
突然、腹が減って死にそうになったので、Plz Ayuntamientoの側のケバブ屋でケバブをほおばる〜♪
この店はおいらのお気に入りの店。映画館Lysのすぐ目の前にある。
おいらがこっちで食べるファーストフードといったらこのケバブだけ。
8年前のスペイン旅行の時には、Barやレストランで慣れないスペイン語でメニューを読んだり注文することを考えて神経をすり減らすよりも・・・ってことで、1週間に一回くらいは食べたが、こっちに滞在するようになってからはマックやバーガーキングではまだ一度も食べたことがない。何故なら高いから。
日本だったら使うことはよくある。早いし、安いし。だが、こっちだったらマック喰うくらいだったら、BarでMenu del dia食べた方がヘタすると安いし、うまい。
ケバブは3eurosで、コーラが1.2euros。
大満足でケバブ屋を後にする。
で、仮装パーティ店に到着。
う〜ん・・・いっぱいある・・・。ここで買えばなんでもそろうかもしれない・・・。っていうか、ここ見てからテーマを決めても良かったかも。今回はManoloが以前やったことのあるという
「ラスベガス」
にしたが・・・「エジプト」とか「中世」とか「ファンタジー」っていうのも面白かったかもしれない。まぁ、いいか・・誕生日は明後日だし・・・。
カツラもたくさんあったが、今回はブロンドでなくてはいけない。マリリン・モンローをイメージしていたのだが、そんな感じのカツラはなく・・・
ベルサイユのバラ
に変更。
アンソニー!!!
って感じ。
ぬ?これってキャンディキャンディか?
巻き毛クルクルクルクル。
おいらはCabezon(頭でかっち)なので、合うかどうか不安だったが、それを9eurosで購入。貧乏なおいらには痛い出費だが、年に一度のFiestaだからしょうがない。
ここまできたから・・・と醤油(中国製)とインスタントラーメンでも買おうかとBarrio de Chinoに向かうことに。
すると、違う仮装パーティ店を発見。
何度も通ったことがある道なのに、気づかなかったよ・・・。
しかも、おいらがさっき買ったのと全く同じカツラが7.5eurosで売っていた。1.5eurosも安いじゃないか!!!!!!
安いVinoが一本買える金額差
うなだれる。
china店では何故か醤油が手に入らず。しょうがないので、米酢とインスタントラーメン×6を購入。
Camilaが仮装用のボンボン?・・・髪に巻くやつ?・・・を買いたいというので、china店(100円ショップの方)に向かうことに。
うちの方に向かって歩いていると、今度はA子ちゃんに遭遇。
う〜ん、Valenciaってこんなに狭かったっけ・・・。
なんでもCamilaと映画を見に行く約束をしているらしい。ブリジットジョーンズの日記2。この映画って古くなかったっけ?
Fnacに行くというA子ちゃんとわかれて、うちらはchina店でブツを購入。
その後、うちに帰る。CamilaもA子ちゃんと1時間後の8時半にPlz Canovasで待ち合わせしているとのことでうちに遊びにくる。
Camilaはおいらの持ってる曲を焼いて欲しいということで、PCをいじっている。
おいらはCervezaを飲みながらベッドの上に横になる。座った状態のまま・・・。
どうもそのままおいらは寝てしまったらしく、一度9時頃目が覚めたらCamilaは消えていた。
おいらはそのまま歯を磨いて、パジャマに着替えて・・・もう一度布団にはいる。
たぶん、10時頃・・・。
今日一日でValenciaでのおいらの行動範囲のほとんどを歩いた気がする。
いろんな意味で有意義な一日であった。うん。
たまには早起き(?)もいいもんだ。
カツラをかぶった写真・・・当日、全貌を明らかに?
よろしかったら投票してください。
遺跡発掘
2005年04月13日 (水)
火祭りくらいの時期から、おいらの部屋はず〜っとゴミ溜めになっていた。
1ヶ月前に洗濯したものはたたみもせず椅子の上とか棚の上に置きっぱなし。
資料にするためにとってあったレシートはたまりまくり。
仕事で使ったCDもケースにしまわないでほったからし。
思いついたことを書いていたメモ用紙も散乱しまくり。
これまた資料用に引っ張りだしてきた本は積みっぱなし。
寝る前に読んだ本は読みっぱなし。
誰かが来たときに出したお客様用マットは出しっぱなし。
基本的にゴミ溜めでも生活はできる人なので、実際問題、まぁ、このままでも問題無かったりするのだが、土曜日のFiestaで多分おいらの部屋に人が入ることになるので、重い腰を上げて本格的に掃除をし始めた。年末の大掃除並の掃除。この後、3ヶ月くらいは掃除しないという意気込みで隅から隅までしっかりと掃除した。
一ヶ月前の洗濯物をたたむ。
椅子の上に、もう山のようにこんもり盛られてる。
う〜ん・・・面倒くさい・・・面倒くさいがしょうがない・・・・。
洗濯物を抱え上げて布団の上にどさっ!とばらまく。
すると・・・・なにやら袋がでてきた。
ん?なんの袋だ?
中を開ける・・・。
か、柿ぴーではないでぃすか!!??
気分はエジプトの遺跡発掘人。ツタンカーメンを見つけた時はきっとこんな気分だったのではないだろうか。
おおお〜〜〜〜!!!!!
涙でむせかえる。
しかも、袋の中からは他の埋葬品もざくざく小判のようにいっぱいでてくる。
七味とうがらし
おおお!!!!
すりごま
おおお!!!!
あられせんべい
おおお!!!!
甘納豆
おおお!!!!
ミックスナッツ
ミックスナッツ!!!?????
最後の「ミックスナッツ」が何故ここから発掘されるのか、かなりの謎を残したが、まぁ良し。きっと誰かがおいていったんだろう。だって、おいらの知ってる単語には「ミックスナッツ」なんてないから・・・・知り合いに頼むはずはない。
朝から何も食べてなく、掃除の後パスタでも作ろうと思っていたが、せっかくなので、柿ぴーでお腹いっぱいにさせていただく。
それにしても・・・6パック入りじゃなくて、ミニ柿ピーだったのも謎。これもおいらの単語リストにはない。う〜ん。
実は七味も誰に頼んだか記憶になかったりして。
掃除は順調に進み、3時間後には以前のまともな部屋に戻った。
なんだかんだ言いながらも嬉しくて、新しくポスターまで貼ってしまった。
ラロンハの彫刻のやつ。色の合わせ方のセンスがとても良くて気に入っている。今度サイトでもパクろうと思う。
夕食は、久しぶりの「和風ナスパスタ」。tomokitoのレセタをアレンジしたやつ。SantiとManoloが好物で・・・特に、Santiはこれを作ってると目を輝かせるので・・・たまに作る。
今日はそんくらいか・・・・。
最近全然家からでていないので、書くことが全くない。
あ、そういえば・・・CAMELライトの値段が10centimo上がっていた。この前(1年前くらい?)上がったばかりだというのに・・・・。
スペインは喫煙者にとって天国の様な国。世の中が「禁煙運動」に躍起になっていても我関せずという感じで、路上でも吸いまくりだし、ポイ捨てなんて当然だし、Barでもレストランでも喫煙席なんてみたことがない(一カ所だけ知ってるが、そこは健康食材の店だからさもありなん)。
だが、最近になって流石に世の風潮に押され気味なのか、テレビでも「ニコレット」(禁煙ガム)とか、湿布みたいに体に貼って禁煙を促す製品のCMがよく流れるようになった。
でもって、今日は「Aqui no hay quien viva!」(コメディードラマ)は、「禁煙ネタ」だった。
う〜ん、ついにスペインにも「禁煙運動」がきてしまったか。
ま〜当然の流れといえば当然の流れだよな〜。
百害あって一利なしだし・・・。
でも、そんなことはわかってる。
わかってるけど・・・愛してるのさ。
こんな時は奥田民生の「たばこのみ」でも聞くってもんだろうな。
誰がなんと言お〜〜と〜〜タバコを愛してる〜、それはもうナイスな友達さ〜♪
少しくらい脱ヘルシー〜♪人間だもの〜♪
追伸
Vinoが切れて、ちょっと切ない・・・
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