スペインひきこもり日記

おいらの　おいらによる　おいらのための
スペインひきこもり日記！！
改め日本出稼ぎ日記

さりげなく・・・・

2004年10月30日（土）

風邪引いたっぽい。

と思ってたら、母親も同じことを行ってきた。

拓也に聞いたら「おれはずっと風邪だ・・・」だと。

おまえか、犯人は！！

そのせいで昨日は７時にはもう寝た。そして、今日もせっかくの土曜日だというのに、雨だったのもあり療養。ってほどでもないが、マリちゃんから奪った「那智黒」なめながら過ごした。まぁ、その前にタバコやめろって感じだが・・・。

最近、またどこかでなんかがあったのか、メールでの質問が増えてきた。波でもあるんだろうか？それとも、どこかのサイトで宣伝でもされたのだろうか？謎だけど、嬉しい。

ただ、難しいのが漠然とした質問。いや漠然ではなく、違う地域のことを聞かれた場合が一番悩む。旅行にいっていれば、その情報を元にいくらでもかけるのだが・・・スペインはホント地域によって差がありすぎる。食べ物も人柄も。日本も同じなのだが・・・スペインはもっとな気がする。

普通のスペイン旅行者はValenciaになんぞこないから仕方がないのだが・・・いい加減なこともいえないし・・・難しい。

何もできない土曜日ってホント切ないものだ。

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浮気

2004年10月29日（金）

おいらはお茶といったら基本的に「お～い、お茶」しかのまない。スペインでの生活では必ず傍らにVinoのボトルがおいてあったが、日本だったらもう太古の昔からこの「お～い、お茶」。

よく、おいらが酒好きだからVinoを毎日飲んでいると思われているが、お茶があったらお茶を選ぶ。ホントだ。お茶がない。じゃ、水を飲むしかない。けど、水だけではなんか味気ない。じゃ、どうする？安いからVinoでしょ・・・となるわけだ。

だから、日本でもお茶が切れた時には、友達との泊まりで余ったウィスキー（だいたい一本近く余る）を飲んだりする。前はそれで、ボトル一本を一人であけてしまって、しかも２時間かからないくらいの時間で・・・・夜中一人便所でうなされたことがある。それ以来、ウィスキーのボトル空けは控えている。

で、スペインから帰ってきたらサントリーから「伊右衛門」というお茶が新発売されていた。京都福寿園で寛政二年（１７９０年。徳川家斉の時代で・・・わかりやすく言うと・・・寛政異学の禁しか思い浮かばないわ（笑)）創業らしい。

詳しくは知らないが、由緒あるお茶屋らしくて、こんなペットボトルで出すようなところではないらしいが、それを頼み込んで？だすことになったらしい。

コンビニに「お～い、お茶」を買いに行ったときに、その2Lボトルを見つけてちょっと浮気して飲んでみたのだが・・・・

結構うまい。というか、十分うまい。いや、うまい。

「お～い、お茶」は嫌いな人も結構いるが、これならもしかして皆うまいといいそうな味だ。

困った・・・悪くない・・・浮気が本気になってしまいそうだ。

でも、やっぱり裏切れない。なんていっても「お～い、お茶」にはいろいろ幸せにしてもらっている。年期が違う。会社に行くときに駅の下の自動販売機を見て毎日幸せにしてもらっていたし・・・。

うん、やっぱり裏切れない。

でも・・・うちの家にある自動販売機・・・サントリーで「伊右衛門」あるのよね～。

困った。

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Camareroの仕事

2004年10月28日（木）

朝は６時１５分に目が覚めた・・・知らない間に爺になりつつあるらしい。なんかショック。

ふと気づくとテレビもPCも電気も消えていた。昨夜、珍しく倒れ込むように寝てしまったのだ。きっと母親が消してくれたのだろう。

Cafeを入れようと思って下にいったら電気がつかない。

停電。

あ、そうなると、母親が電気消してくれたわけじゃないのか・・・だよね～そんなはずないよな～と一人納得。

ガスは使えるのでCafeをいれて極寒の我が部屋でCafeをすする。

しばらくして再び下へいくと母親がなにやら手を頭上でくるくる回していた。

テレビの中のパパイヤ鈴木と踊っていた・・・サタデー・ナイト・フィバーの曲で・・・・

＿|￣|○

まぁ、ヨン様のDVD（冬のソナタ？）を見るためにDVDプレイヤーを買ったことよりは痛くないので放っておいたが、さすがに直視はできなかった。

そういえば、Santiから手紙が来た。

たくさん書かなくちゃいけないメールがあるが、ゐの一番に書いてくれたらしい。こういう社交辞令？ってスペインにもあるんだと一人感心。あ、ホントかもしれないけど。写真もつけてくれたのだが、なぜかSanti一人が大自然の中で万歳している写真だった・・・ほかのメンバーは？？？(笑)

仕事を探していることを伝えたら、Santiの誕生日のfiestaでBarraで酒を作るcamareroを探しているとのこと。金はでないけど、うまいVinoが飲み放題らしい。すっげ～惹かれたが断った。

あ～SantiのFiestaいきてぇ～！

いいな～。きっと楽しいんだろうな～。

ただ、一つ不安なのが・・・空いているおいらの部屋がホテルにならなければいいんだが・・・いや、たぶんなるだろうな～。普通のホテルじゃないホテルに・・・。シーツはがしてきたっけかな？？

とりあえず、仕事の方は何とか見つかりそう。１１月１日から働ければいいんだが・・・。

追記
マリちゃんがスペインに戻っていった。いいな～スペイン。いいな～お金あって。

追記２
ものもらいができて左まぶたが腫れた。でも１時間後には治った。なんなんだ？

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Santiに手紙書いた

2004年10月27日（水）

Santiに手紙書いた。誕生日おめでと～っていう手紙＋Manolo、Mi Kyungに向けた近況報告だ。久しぶりにスペイン語を使ったが・・・すでに辞書がないとスペルに自信がもてないレベルになっていた。

あと２ヶ月たったらどうなってるんだろ・・・

今日も家に籠もって、テレビから流れる地震災害の情報を耳にいれつつ、仕事を探す。ネットが早いと思い、今回はネットで調べる。

あるわ・・・あるわ・・・お仕事

全然不景気じゃないやん。

期間を無視すれば、どれでもおいらができる可能性があるというところに、スペインで聞く職探しの現状と比べ喜びを感じた。

短期の仕事だと、梱包、居酒屋、ホールスタッフ、フロアレディー、テレアポ、短期販売員、データ入力の仕事が圧倒的に多く、勤務地が違うくらいでだいたい似ている。たまに「おっ、これ面白そう！」って思うやつは、どれも恐ろしく時給ないし日給が安かった。なんだかんだで、まだまだ贅沢言ってるおいら。

そんな中、登録していた派遣会社から仕事の紹介があった。

今度はKDDIでのデータ入力の仕事。期間はだいたいぴったり。ただ、場所が千石or巣鴨。ちょっと遠い。そして、山手線を利用しなくてはいけない。

社会人になるのに満員電車に文句をいっていてはいけないのは重々承知だが、ラッシュ時の山手線は生きている人間の乗る乗り物じゃない気がする。あれに耐えられるのはとてもじゃないけどおいらには無理。だから、以前働いていたときは交通費がちょっと高くなっても、乗り換えが多くても、違うルートを使って会社にいった。ホントあれはおかしい。おかしすぎる。渋谷－五反田と短い距離だったのに我慢できなかった。行列がすごくて、階段も下りられないのもコマッタ。時間が読めないから。

で、その仕事・・・急に来た電話なのだが、その勤務する会社の都合上、明日の午前中までの返事と言われた。

そんなん無理

以前の仕事の方にコンタクトをとったばかりだし、お金は重要なのだが、いかんせん山手線。限界は新宿まで。それ以上は・・・う～ん、厳しいな～。

ということで、未だ仕事は決まってないが、一つはまず押さえた。あとは開始時期の交渉だけ。できれば１１月１日から働きたいのだが・・・大丈夫だろうか。ちょっと不安。できれば１月中旬までにはスペイン戻りたいし・・・。

とにかく、今問題なのは、おいらの財布の中に入っているお金がほとんど１０円と１円ということと、それがおいらの全財産ということだ。

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さがしものはなんですか～♪

2004年10月26日（火）

ってことで、ヒキコモリ。

仕事の関係でコネクションに連絡しようと思って以前使っていたが解約したPHSを朝っぱらから探す。が、全く見つからない。それもそのはず・・・勝手に掃除されたのもあって、自分の部屋なのにいまいち物の配置がよくわからない。

探している時に見つからないのはよくある話なので、あきらめることにした。

でもって、今日も雨。そしてヒキコモリ。

テレビでず～っと地震の情報を見ていた。なんか、もう大惨事。横浜は物価が上がった？程度でそれほど被害はないのだが、他人事ながら見ていて痛い。痛すぎる。避難生活で雨で寒くて、食べ物なくて、孤立してて・・・あ～ホントかわいそすぎる。

最近ようやく時差ぼけが治ったのはいいのだが、極端に治りすぎて朝の７時前とかに目が覚める。そのまま夜中まで起きてるもんだから、一日が長い、長い。でも、仕事見つかるまで暇。なのに、友達がいない。みんなお仕事。いないこともないけど、みんな遠い。でも、電車賃がないから遊びにいけない。

というわけで、ひきこもるしかない。

なんか悪循環。

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2046

2004年10月25日（月）

小銭入れを取りにいくために高田馬場に行かねばならないのだが、ただいって戻るのは悔しいので、おぐりと久しぶりにサシで飲むことにしたのだが、その前についでに映画を見ようと誘われた。

金がなかったので悩んだのだが、たまには映画館でちゃんと意味のわかる映画もみたかったので了承する。

とはいえ、今やってる映画で何が面白いのかまったく情報がなかったので、CMをバンバン流しているキムタクがでているというウォン・カーウァイ「２０４６」に決定。

で、映画の感想。

【2046】
トニー・レオン、主人公の名前、電灯のアップ、足下または首から下だけのアップ、時代背景、スペイン語の挿入歌といろいろ類似点に気づき、首をかしげながらも、映画を見終わったあとにプログラムを立ち読みするまで、この映画が「花様年華」の続編と気づかなかったのは完全においらの先入観のせいだ。

というのも、あのCMに完全にダマされた。あの予告のCMって、ウォン・カーウァイが作ってるのか？もしそれならしょうがないのかもしれないけど・・・ダマされた感じ。全然イメージしていたのと違う。っていうか、なぜ「花様年華」の続編ってCMで言わないんだ？完全にやられたって感じ。

はっきりって、あまり面白くない。キムタクの演技って初めてみるんだけど、テレビの時となんら変わらなくて、妙な違和感を感じた。ほかのメンバーの作品も知らないけど、あれだったら草薙とかの方が全然演技がうまいと思った。

やっぱり映画をみていて気になったのは章子怡（チャン・ツィイー）だな。なんだかんだでというか、文句なしで可愛い。初恋～の時には負けるが、笑顔が半端ない。でも、あれだけ売れてるのに、からみのシーンが多いのには驚いた。フェイ・ウォンもアンドロイドバージョン時の横顔に限って、超可愛かった。「至福の時」のドン・ジェもでていたみたいだけど、よくわからんかった。

なんか映画の感想になってない。

もう有名どころの女優ばかり出演していて、次から次へと出てくるのだが・・・なんかもう誰が誰だかよくわからない。「君・・・誰？何で突然？」といった感じでてくるので、相関図を作るのが大変だった。もしかしてもう一度見るといいのかもしれないけど・・・あまり見る気なし。

言いたいことはわかるし、うなずける部分も多く、そして、あ～わかるよ～！ってところもないことはないが、ちょっとウジウジしすぎ。恋愛のタイプによってはすごい好き！って人もいるかも。おいらとしては、花様年華の方が全然シンプルでわかりやすくて面白かった。

ということで、点数は2.2点（５点満点）。おぐりは1.5点とかなり低め。寝そうになってたし・・・。

余談だが、おいらは映画を見ている最中に初めてトイレに行きたくなり、後半は冷や汗だった。膀胱炎になるかと思ったくらい。だから、珍しくスタッフロールは最後まで見ていない。ごめん・・・。

映画のあと、予定通り高田馬場に小銭入れを取りへ。そのまま、その店で飲む。おぐりが焼酎にはまっているため、おいらもそれに併せて焼酎にする。

久しぶりのサシ飲みだったが、以前と変わらず愚痴やDeepな話を聞かせてもらった。おいらも彼女のおかげでチョットずつ「愚痴を聞ける男」になってきている・・・と思う。

でもって、店も閉まる頃、気づいたようにいつもの台詞。

「なんか、今日も私ばかりで、全然話してないじゃ～ん！！」

そんなこといっても、話すこと別にないんだもん。っていうか、今頃気づくな！って感じだ。まぁ、また今度ね、今度。

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Santiのプレゼントを買いに行く

2004年10月24日（日）

今日こそは！ということで、今日もマリちゃんと待ち合わせをして、Santiの誕生日プレゼントを買いに新宿へ行ってきた。

せっかく日本にいるので、スペインでは買えないものというテーマで品物を選ぶ。予算は二人で５０００円くらい。もうちょっと頑張ってもいいとは思ったが、貧乏なのでSantiには悪いと思いつつも安めに設定させてもらった。

で、おいらが考え出したのは「半纏」か「ジンベエ」。典型的な日本のtipicoだし、Santiは背が高いので似合うはずだし、夏場は上半身裸でいることが多いので、服を着させる意味も含めて考え出した。

しかし、さすがに季節を超先取りする日本でも、冬が来る前にジンベエさんは売られてなかった。デパートなんかにも聞いてみたが、「夏場だけでございます」と言われた。すっげ～いい感じの作務衣はあったのだが、２１０００円もしたので即却下となった。

関係ないが、新宿の伊勢丹で、なんと以前から愛用していたお香「堀川」を発見した。いつも京都に行った時に買っていたのだが、前回行ったときにはもうなくなってしまっていたので、落胆していたのだが、まさかこんなところで再会するとは思わなかった。結構高いのだが、とりあえず１個購入してきた。ちなみに、堀川は以前は清水寺で頻繁に焚かれていたお香で、すんげ～～いい匂いがする。

新宿のハンズに新しく「和コーナー」がでていたのでいってみることに。外国人用のおみやげを意識しているのか、もうものの見事に下手なものがおいてあった。昔ながらの招き猫、紙でできた灯籠、枯山水のミニチュア、和家具のミニチュア、提灯、招き猫がプリントされたT-シャツやバッグなどなど。

そんな品々に紛れて、お目当ての「ジンベエさん」を発見！

早速手にとってみてみたのだが・・・一つをのぞいてすべてＭサイズ。おいらの身長だったらギリギリOKっぽいが、Santiだと厳しそうな感じ。唯一あったLサイズは少々デザインが気に入らなかった。

かといって、ほかにプレゼントの候補となるものも思いつかないし・・・ジンベエさんなんて多少小さくても大丈夫っぽいし・・・値段も安いし・・・

と悩みつつ、おもむろに入り口にあったハンズのチラシを開いてみたところ・・・

ありました、ありました。ベタなプレゼントが。それは・・・

赤富士のれん(笑)

今の日本でものれんなんて使うのは難しいのに、スペインで使えるのか？？と思って見に行ったものの一度はあきらめたのだが、結局ネタ的にも面白いし、「季節に関係なく使える」というマリちゃんの意見を尊重して、購入することにした。値段は4800円と予算通りだった。

Santiのプレゼントも終了したので、あとはマリちゃんの買い物につきあうことに。とらやにいって羊羹だったり、使い捨てコンタクトレンズだったり。

しかし、それにしても、彼女は危険すぎる。見る物見る物欲しくなるようだ。スペイン語の入っている電子辞書、持ち運びしやすいスピーカー付きウォークマンとか、次から次へと出てくる。しかも、買えてしまうくらいお金があるから恐ろしい。そして、羨ましい。

ちゃんと考えてから買った方がいいんじゃない？といろいろ判断材料を与えて諫めたので、最終的には買わなかったが、あれ、たぶん、おいらがいなかったら確実にかっていたのではないだろうか。日本では３万くらいと思っても、向こうじゃ二ヶ月分の家賃と思ったら、普通そうは手は出せないと思うんだけどな～。若いっていいな～ってしみじみ思った。

夜は「マリちゃんとまだ飲み足りない！」（※マリちゃんは酒はあまり飲めないのだが）と酔っぱらって叫んでいたおぐりの提案で飲むことになっていた。ついでに暇人むんも呼んで４人で飲む。

当然、ここでも嫌がらせ写真をたくさん撮っておいた。

帰りに４人でプリクラを撮る。マリちゃん以外はもう何年ぶりかわからないくらい、長い間撮ってない。知らない間に、プリクラもハイテクになったもんだ。落書きできるし、全身写真だし、光でとばして肌美しくするし・・・。もうびっくり。さらにマリちゃん曰く、ゲーセンによっては男だけで入っちゃいけないところもあるらしい。

日本って・・・・なんなんだろ？

落書きでは、マリちゃんから見せてもらったプリクラに負けないように「なかよし」って書いてやった。

もし、次撮るときがあったら「バウムクーヘン喰う？」って書いてやろうと思う。

ぜってぇ～負けねぇ～！

マリちゃんは１２時前の深夜バスで和歌山に向けて帰っていった。

そして、おいらは定休日のため、昨日忘れた小銭入れをとりにいけなかった。

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