おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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2046
2004年10月25日 (月)
小銭入れを取りにいくために高田馬場に行かねばならないのだが、ただいって戻るのは悔しいので、おぐりと久しぶりにサシで飲むことにしたのだが、その前についでに映画を見ようと誘われた。

金がなかったので悩んだのだが、たまには映画館でちゃんと意味のわかる映画もみたかったので了承する。

とはいえ、今やってる映画で何が面白いのかまったく情報がなかったので、CMをバンバン流しているキムタクがでているというウォン・カーウァイ「2046」に決定。

で、映画の感想。

【2046】
トニー・レオン、主人公の名前、電灯のアップ、足下または首から下だけのアップ、時代背景、スペイン語の挿入歌といろいろ類似点に気づき、首をかしげながらも、映画を見終わったあとにプログラムを立ち読みするまで、この映画が「花様年華」の続編と気づかなかったのは完全においらの先入観のせいだ。

というのも、あのCMに完全にダマされた。あの予告のCMって、ウォン・カーウァイが作ってるのか?もしそれならしょうがないのかもしれないけど・・・ダマされた感じ。全然イメージしていたのと違う。っていうか、なぜ「花様年華」の続編ってCMで言わないんだ?完全にやられたって感じ。

はっきりって、あまり面白くない。キムタクの演技って初めてみるんだけど、テレビの時となんら変わらなくて、妙な違和感を感じた。ほかのメンバーの作品も知らないけど、あれだったら草薙とかの方が全然演技がうまいと思った。

やっぱり映画をみていて気になったのは章子怡(チャン・ツィイー)だな。なんだかんだでというか、文句なしで可愛い。初恋〜の時には負けるが、笑顔が半端ない。でも、あれだけ売れてるのに、からみのシーンが多いのには驚いた。フェイ・ウォンもアンドロイドバージョン時の横顔に限って、超可愛かった。「至福の時」のドン・ジェもでていたみたいだけど、よくわからんかった。

なんか映画の感想になってない。

もう有名どころの女優ばかり出演していて、次から次へと出てくるのだが・・・なんかもう誰が誰だかよくわからない。「君・・・誰?何で突然?」といった感じでてくるので、相関図を作るのが大変だった。もしかしてもう一度見るといいのかもしれないけど・・・あまり見る気なし。

言いたいことはわかるし、うなずける部分も多く、そして、あ〜わかるよ〜!ってところもないことはないが、ちょっとウジウジしすぎ。恋愛のタイプによってはすごい好き!って人もいるかも。おいらとしては、花様年華の方が全然シンプルでわかりやすくて面白かった。

ということで、点数は2.2点(5点満点)。おぐりは1.5点とかなり低め。寝そうになってたし・・・。

余談だが、おいらは映画を見ている最中に初めてトイレに行きたくなり、後半は冷や汗だった。膀胱炎になるかと思ったくらい。だから、珍しくスタッフロールは最後まで見ていない。ごめん・・・。


映画のあと、予定通り高田馬場に小銭入れを取りへ。そのまま、その店で飲む。おぐりが焼酎にはまっているため、おいらもそれに併せて焼酎にする。

久しぶりのサシ飲みだったが、以前と変わらず愚痴やDeepな話を聞かせてもらった。おいらも彼女のおかげでチョットずつ「愚痴を聞ける男」になってきている・・・と思う。

でもって、店も閉まる頃、気づいたようにいつもの台詞。

「なんか、今日も私ばかりで、全然話してないじゃ〜ん!!」


そんなこといっても、話すこと別にないんだもん。っていうか、今頃気づくな!って感じだ。まぁ、また今度ね、今度。


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Santiのプレゼントを買いに行く
2004年10月24日 (日)
今日こそは!ということで、今日もマリちゃんと待ち合わせをして、Santiの誕生日プレゼントを買いに新宿へ行ってきた。

せっかく日本にいるので、スペインでは買えないものというテーマで品物を選ぶ。予算は二人で5000円くらい。もうちょっと頑張ってもいいとは思ったが、貧乏なのでSantiには悪いと思いつつも安めに設定させてもらった。

で、おいらが考え出したのは「半纏」か「ジンベエ」。典型的な日本のtipicoだし、Santiは背が高いので似合うはずだし、夏場は上半身裸でいることが多いので、服を着させる意味も含めて考え出した。

しかし、さすがに季節を超先取りする日本でも、冬が来る前にジンベエさんは売られてなかった。デパートなんかにも聞いてみたが、「夏場だけでございます」と言われた。すっげ〜いい感じの作務衣はあったのだが、21000円もしたので即却下となった。

関係ないが、新宿の伊勢丹で、なんと以前から愛用していたお香「堀川」を発見した。いつも京都に行った時に買っていたのだが、前回行ったときにはもうなくなってしまっていたので、落胆していたのだが、まさかこんなところで再会するとは思わなかった。結構高いのだが、とりあえず1個購入してきた。ちなみに、堀川は以前は清水寺で頻繁に焚かれていたお香で、すんげ〜〜いい匂いがする。


新宿のハンズに新しく「和コーナー」がでていたのでいってみることに。外国人用のおみやげを意識しているのか、もうものの見事に下手なものがおいてあった。昔ながらの招き猫、紙でできた灯籠、枯山水のミニチュア、和家具のミニチュア、提灯、招き猫がプリントされたT-シャツやバッグなどなど。

そんな品々に紛れて、お目当ての「ジンベエさん」を発見!

早速手にとってみてみたのだが・・・一つをのぞいてすべてMサイズ。おいらの身長だったらギリギリOKっぽいが、Santiだと厳しそうな感じ。唯一あったLサイズは少々デザインが気に入らなかった。

かといって、ほかにプレゼントの候補となるものも思いつかないし・・・ジンベエさんなんて多少小さくても大丈夫っぽいし・・・値段も安いし・・・

と悩みつつ、おもむろに入り口にあったハンズのチラシを開いてみたところ・・・

ありました、ありました。ベタなプレゼントが。それは・・・

赤富士のれん(笑)

今の日本でものれんなんて使うのは難しいのに、スペインで使えるのか??と思って見に行ったものの一度はあきらめたのだが、結局ネタ的にも面白いし、「季節に関係なく使える」というマリちゃんの意見を尊重して、購入することにした。値段は4800円と予算通りだった。

Santiのプレゼントも終了したので、あとはマリちゃんの買い物につきあうことに。とらやにいって羊羹だったり、使い捨てコンタクトレンズだったり。

しかし、それにしても、彼女は危険すぎる。見る物見る物欲しくなるようだ。スペイン語の入っている電子辞書、持ち運びしやすいスピーカー付きウォークマンとか、次から次へと出てくる。しかも、買えてしまうくらいお金があるから恐ろしい。そして、羨ましい。

ちゃんと考えてから買った方がいいんじゃない?といろいろ判断材料を与えて諫めたので、最終的には買わなかったが、あれ、たぶん、おいらがいなかったら確実にかっていたのではないだろうか。日本では3万くらいと思っても、向こうじゃ二ヶ月分の家賃と思ったら、普通そうは手は出せないと思うんだけどな〜。若いっていいな〜ってしみじみ思った。


夜は「マリちゃんとまだ飲み足りない!」(※マリちゃんは酒はあまり飲めないのだが)と酔っぱらって叫んでいたおぐりの提案で飲むことになっていた。ついでに暇人むんも呼んで4人で飲む。

当然、ここでも嫌がらせ写真をたくさん撮っておいた。

帰りに4人でプリクラを撮る。マリちゃん以外はもう何年ぶりかわからないくらい、長い間撮ってない。知らない間に、プリクラもハイテクになったもんだ。落書きできるし、全身写真だし、光でとばして肌美しくするし・・・。もうびっくり。さらにマリちゃん曰く、ゲーセンによっては男だけで入っちゃいけないところもあるらしい。

日本って・・・・なんなんだろ?

落書きでは、マリちゃんから見せてもらったプリクラに負けないように「なかよし」って書いてやった。

もし、次撮るときがあったら「バウムクーヘン喰う?」って書いてやろうと思う。

ぜってぇ〜負けねぇ〜!

マリちゃんは12時前の深夜バスで和歌山に向けて帰っていった。

そして、おいらは定休日のため、昨日忘れた小銭入れをとりにいけなかった。


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マリちゃんに論破される
2004年10月23日 (土)
珍しく早起きして再び渋谷へ。その電車の中で職探しをする。

最近はその手の派遣仕事がはやっているようで、なんだかんだいって、選ばなければ仕事は腐るほどあるのだが、短期となると意外と難しかったりする。もちろん短期もたくさんあるのだが、どちらかというと登録系の引っ越し、梱包、倉庫整理などの力仕事が多くなってくる。

そんな中、ちょうどよい感じの仕事を発見した。

クリスマスシーズンに向けてジュエリーアクセサリー?の販売というもの。

時給も悪くないし、デパート販売らしいが、候補地はいくつもあり、自宅から近いところも結構あった。そして、11月1日〜12月末とおいらの一時帰国の期間と見事に重なるところにひかれた。

ジュエリーというところに抵抗を感じなくもないが、クリスマスのシーズンに幸せそうなカップルを観察するというのも面白そうなので、電話してみることにした。

渋谷でマリちゃんと落ち合いプラプラ歩く。

「この仕事どうよ?悪くなくない?」
「え・・・これ女性だけでしょ〜!??」

開口一番否定かよ。

「だって、そんなこと書いてないじゃんか!接客に興味ある方としか。」
「そんなの常識だよ〜!」

まさかマリちゃんに常識を語られるとはおもわなんだ。

「え〜〜!マジで〜!でもさ〜」
「絶対そうだって」
「だって・・書いて・・・ないじゃんか〜」(こだわる)
「男の人がいるところなんてみたことないもん」
「おいらはじゅえりー屋さんなんていったことないもんね〜!」(開き直り)
「とにかく女の子の仕事だってば〜」
「むむむ・・・電話かけて聞いてみて。女性限定ですか?って」

すでにビビリ始めてるおいら。

「自分でかけなよ」
「だって・・・なんか恥ずかしいやん。もしマリちゃんの常識が本当だったら」
「女の私が聞く方が変じゃん!」
「ぐむ〜」

「そもそも、男の人に売れるわけないじゃん!」
「何でだよ!おいらだって売れるよ。「じゅえりー」くらい!失敬な!」
「無理だって」(冷ややかな目付き)
「男の客だったら男がいた方がいいじゃん!」
「男に聞いてくるわけないじゃん」
「ぐむ・・・確かに・・・おいら穴のサイズもわからないし、女の子が喜ぶ指輪とか首輪なんて確かに選べんわ。そっか・・・そうだよな・・・」
「そうだよ〜」
「・・・じゃ、駄目じゃん。この仕事。つかえね〜」

ってことで、あえなく断念。

ちなみに、仕事が駄目だったことよりも、マリちゃんに論破されたことの方が実はショックだったりした。

なんとなく眠くて歩く気分じゃなかったので、Cafeをはしごして時間をつぶす。そして、夜はバルデミ(※おいらが作ってるグループ)メンバーで高田馬場で飲む。サイトで知り合った友達二人も誘ってみたが、都合が合わず結局仲間内だけになった。

最近焼酎ばかりで寂しいので、今回はわがままをいって日本酒の専門店にしてもらう。メンバーは、おぐり、のび〜、康雄夫妻、むん、お嬢、おばあちゃん、マリちゃん、おいらの計9名。このメンバーで日本酒を飲みまくり、日本食を食べまくった。日本酒2升は軽くあけた。そして、しっかり嫌がらせ用の写真も撮ってきた。

近々第二弾をアップしてやろう。

帰り道・・・小銭入れを忘れたことに気づいたが、いい感じに酔っぱらっていたので面倒くさくなり明日とりに行くことにした。スペインだったら、おそらく取りにいってただろう。

日本って安全。


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死体の気持ち?
2004年10月22日 (金)
以前から何度か日記に登場している(※このサイトの日記では未出)マサオが、ここにきてどうも暴挙にでたようだ。

(※マサオは家の近くのタバコ屋(正確には違うが)のオヤジで、少し頭がおかしい。「世界のタバコ」と銘打って、タバコの自販機を10台近く設置している。うちから1分の距離にあり、さらに10時(タバコを売ってはいけない時間。11時かも)をすぎても、何台か稼働している隠れた自販機があり、結構重宝していたのだが、とにかく頭がおかしく、おいらにとっては謎の言動をするオヤジ)

なんと10台の自販機で売られているタバコの8割が「売切」という状態を作り出した。

愛煙家はたいていメインのタバコ以外にも2,3種類の予備のタバコ(売り切れだったり自販になかった時)があるのだが、8割売り切れではもうどうにもならない。

なんとか、吸えるタバコを探すのだが・・・

どうも、人気がないタバコ以外をすべて売り切れにしているようだ

さすがはマサオ・・・土地持ってるから、タバコ屋は趣味で、自分の掌で客をもてあそんで遊んでいるに違いない。

CAMELもなく、KOOLもなく、JPSもなく・・・しかたないのでスペインにもある「Winston」を買ってきた。270円なり。

いったいこの売り切れ現象・・・いつまで続くのだろう。昼間も8割売り切れ。田舎の我が街では、ほかにタバコ(CAMEL)が買えるところはないというのに・・・。


で、今日の日記。

どうも、風邪ひいたっぽい。拓也の風邪がうつったのか、新宿、渋谷の汚い空気から持ってきてしまったのかわからんが、鼻水少々、喉痛小さじ一杯という感じ。

一応療養していたが、冷静に考えたらいつもと違う生活だった。

夜中の2時、長尾から電話が来た。終電に乗れなく、鷺沼で足止めを食らってるという。暇なので迎えにいくことにした。

うちの車はなぜか「Z」(件のレッカーされたやつ)。しかもオートマ。馬力は恐ろしくすごいのだが、二人乗り。車好きの個人が持つならともかく、たくさんの友達でドライブをするのが好きで、車は乗れれば何でもいいというおいらにとっては、はっきり言って、でかいだけで役立たずの車だ。

そのZ君で長尾を迎えに行く。

鷺沼に到着すると・・・なんとヒロキまでいた。明日友達の結婚式らしく、そのために広島からでてきたということだ。

Zは先にも書いたが2人乗り。助手席は女の子2人だったらなんとかならなくもない程度の広さはあるが、両方とも男。さすがに厳しい。一度長尾邸まで行って、再び戻ってくるという手もあるが、面倒くさい。

じゃ、どうするか?

トランクに詰め込んでみた

普通の乗用車よりはトランクは小さく見えたのだが、全然問題なく入った。ただ、寝返りができないらしく、30分間つらかったようだ。

おろすときの彼の台詞が・・・

「死体の気持ちがよくわかったよ」

だったのだが、死体の気持ちっていったいどんな気持ちなんだろうか・・・。



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38時間
2004年10月21日 (木)
結局昨夜は寝れず、12時頃そのまま渋谷に。マリちゃんに会うためだが、別に何するてわけでもなく、いつもの「人間」(※数少ない”いきつけ”と呼べる店)でず〜っと話をしていた。

夕方新宿へ。マリちゃんが同郷の友達に会うというのでテクテクついて行く。このお友達、来月スペインにいくのでその打ち合わせをするってことだったのだが・・・・マリちゃん適当すぎ(笑)。おいらもまえ適当に考えていて思ったより苦労したのを知っているので、老婆心ながらマリちゃんに変わっていろいろアドバイスしておいた。メインがバルセロナ近辺ということもあり、知ってることも結構あったから。

そういえば、姐御からメールが来た。「スペイン語を忘れないために、これらのレストランに行きなさい!!」と3つのレストランを教えてくれた。厳選してくれたようで、どの店もスペイン人ないし、スペイン語が話せる人がいる店だった。さすがは姐御というべきか、このあたりの気遣いはすごい。

が・・・姐御・・・すまん。行く、行かないの前に・・・もう、どうしようもないくらい金がないのよ。ほんと。思ったよりも帰国に金かかってしまった。

帰りは珍しく小田急線を使って帰ってきた。電車の中で何度か「かくっ!」となって、前の人に迷惑をかける。

そして、帰ってきて風呂入って、は〜みがいて・・・38時間ぶりに布団に入ってねた。

即寝だったと思う。


追記
ドコモタワー?には時計がなかったと思うのだが・・・マリちゃんはあったという。絶対なかったと思う。

ミムラのでていた弁護士の卵のドラマでのキーワードとなる言葉を忘れて、考えに考えて「妥当です」では?といったが、マリちゃんは絶対違うという。居酒屋の店員さんにきいてら「妥当でです」だと教えてくれた。おいらの圧勝。




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剣呑
2004年10月20日 (水)
台風23号が直撃。もう、日本中、大惨事。基本的に嵐が来るとどきどきしちゃって暴れないと気が済まないタイプなんだけど、ここまででかいとさすがに自粛するというか、洒落になってない。もう死人も10人以上でてるし、行方不明者もでている。あ、いまちょうどテレビでやってるや。

23人死亡 36人不明

だそうだ。

ホント恐ろしくでかい台風。もう、台風いいよ。うんざり。頼むから、Valenciaみたいな晴れ間を見せてほしい。


そんな台風の中、所用のためマリちゃんが上京してきた。よくもまぁ、バスでこれたもんだ・・・と思ったが、きたときはたいしたことはなかったらしい。逃げてくる形になったのだろう。運のいいやつだ。

時間もあったので、台風だけどどこかで遊ぼうと思って予定を考えていると・・・

拓也が車をレッカーされた。

詳しくは知らないが、何でも同じ場所での2度目のレッカーらしく、母親もカンカン。

ってことでレッカーされた車をとりにつきあうことになったのだが・・・見事に台風のまっただ中。

もう、ディズニーランドの・・・なんだっけ?スプラッシュマウンテン?なんて目じゃないくらいタイヤは水を跳ね上げ両サイドに逆流れ版ナイアガラの滝ができ、途中では車が事故りまくり、ワイパーが追いつかないため視界は不安定で、さらに、久しぶりの車の運転で、さらにオートマ車。

もう、危ういのなんのって・・・・ちょっと泣きそうだった。

台風はどうも過ぎ去ったらしく、明日は明け方くらいまで雨が降るらしが、昼以降は大丈夫っぽい。

台風一過のあとは「晴れ」と相場がきまっている。

明日はお金のないお財布を持って出かけるとしよう。

あ、ホイール壊れたから、マウス買わないと・・・。


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就職活動
2004年10月19日 (火)
「あの〜私・・・以前、そちらに登録させていただ・・・§@※♯♭#&〓♪■★◯・・・ぐふっ!」

舌かみそうになりつつも、以前登録していた派遣会社に再度(先週かけたが担当がお休みだった)連絡をした。

仕事を探すのはぶっちゃけどこでもよいのだが、なぜわざわざ連絡をしたかというと、帰国2ヶ月前くらいにその会社からおいらに大して電話がかかってきたからだ。

その会社はおいらがスペインにいることを知っている。登録する前から「スペインに行くんで金貯めたい」とすべてを包み隠さず行っていたからだ。「普通そういうことはあまりいわないんですけどね・・・不利になりますから、みなさん隠しますね。」と全担当者。「へぇ〜そういうもんなんだ・・・でも、隠してても面倒くさいし、隠すほどのことでもないし、隠す=悪いことのようにも思えるし」と不思議に思ったものだ。

まぁ、その会社から2年ぶりに電話があった。2年ぶりだ、2年ぶり

しかも、担当はおいらがスペインに行ったことを覚えていて、「正樹さんはスペインから帰られたでしょうか?」と開口一番いったそうだ。

「こ、これは!!??」

と正直思った。

2年ぶりスペインから帰った!?

である

基本的に超ポジティブな人間なので思考回路がおめでたくできているのがおいらの長所。


「おいおい・・・まいったな〜。こりゃ、もしかしてスペインに関する、またはスペイン人がいる仕事の依頼かなんかきちゃって、おいらに白羽の矢が立っちゃったんじゃ・・・・ないの〜???」

と超Superポジティブシンキング。

じゃなきゃ、2年の歳月は説明できないし、「スペイン」という単語もわざわざ出す必要もないと思う。「ご在宅ですか?」で済むことだ。

意気揚々、電話をかける。そして、冒頭。

マジで舌かみそうになった。敬語って難しい。

「あの〜、電話頂いたそうなんですが・・・何か特別な仕事でも??」

のっけから直球はさけたかったので「特別」という単語を使って遠回しに聞いてみた。

「あ〜あのですね〜」

「(おいおい・・・このタメは・・・)はいはい」←期待大

「お仕事の確認をさせたいただくために電話したんですよ」
「え?確認??」
「そうです。現在の状況をですね〜」
「・・・・ちょ、ちょっと待ってください・・・」
「はい?」
「スペインにいることはご存じなんですよね?」
「ええ」
「で、現在の状況といいますと?」
「お仕事をされているかどうかってことなんですけど」
「・・・・あ、そうですか・・・当然してませんよ」
「そうですか、わかりました〜」
「あの、すいません・・・普段、登録者には電話とかするもんなんでしょうか?いや、2年ぶりでしたので、ちょっと驚きまして」
「そうですね。だいたい登録していただいた方には、仕事が終了してから1ヶ月ごとに電話とかさせていただいてます」
「そうですか。で、なぜ2年ぶりなんでしょう?」
「いや・・・あはははは」
「まぁ、別にいいです。では、確認ってだけで、特に仕事があるとかということではないんですよね?」
「そうですね」

あはははじゃねぇ〜!

期待だけさせておいて・・・って、勝手に期待したおいらが悪いんだけどさ〜。あまりにもおかしいじゃんかよ!2年のところにこだわったが、すべては偶然の産物だったようだ。2年もスペインも。PCに登録されている履歴書を見ながら電話をかけたに違いない。だから、スペインという単語もその履歴書には書かれているのだろう。

あ〜、期待して損したよ。

まぁ、ぶちぶちいってもしょうがないので、仕事の斡旋を頼むことにする。

「で、いまお仕事の方はされてないとのことですが・・・」
「3ヶ月くらいの短期の仕事をお願いしたいんですけど、今はそのような仕事はありますでしょうか?」
「え〜、正樹さんは・・・WEBのデザインですよね?」
「そうですけど、それはさすがに3ヶ月ではできないので、ほかの仕事でいいんですけど」
「そうですね〜。今すぐご紹介できるやつといいますと・・・」
「ええ」
「電話のオペレーターですね」
「で、電話?」
「SANYOさん・・・ご存じですよね?での仕事なんですが・・・新宿であ〜たら、こ〜たら、ど〜たら、こ〜たら」
「いつから、いつまでですか?」
「もうすぐにでもということで。それで11月末までですね」
「時間は?」
「9時半〜7時です」
「時給は?」
「1200円です」
「交通費でませんよね」
「ええ、そうですね・・・」

頭の中で考える・・・新宿、時間は問題ない。だが、時給1200円で、交通費なし、そして11月末にはまた探さなきゃいけない。まだ連絡は取ってないが、渋谷の仕事で1100円で、交通費、昼飯付きというところを知っている。それに比べると見劣りする。そして・・・電話。あまり好きじゃないんだよね。電話。そして、なんだかんだいいながら、前の時給が恐ろしくよかった仕事と比べてしまう。

また、楽なのはいいのだが、やっぱり忙しく働きたいというのが今は大きい。どうせ3ヶ月だし。死ぬほど働いて、がっつり!というのが理想だ。逆に3ヶ月だから、そんな忙しい仕事はないのかもしれないが、これを期にクリスマスケーキとか売ってみたいし、郵便局の年賀状配達人とかもやってみたかったりする。ドカタみたいのもネタでおもしろそうだ。

とりあえず、その仕事は強く勧めれらたが、お断りする。で、履歴書を書き換えることになったのだが・・・

「スペインにいかれてたということで・・・学生さんでしょうか?」
「・・・え・・・ええ。まぁ、学生です」
(さすがに「ひきこもってる」とはいえない。)
「4年生の大学とかですか?」
「いえ、語学学校です」
「英語の方は?たとえば、TOEICやTOEFLなどは?」
「いえ、まったく。」
「会話の方は?」
「聞き取りは以前よりできますが、会話は以前よりも駄目です」
「スペイン語の方は・・・なにか試験は?」
「まったくありません」
「会話の方は?」
「生きてくには問題ない程度です」
「わかりました〜。では、そのように書いておきます」
「よろしくお願いします」


やはり・・・世の中資格らしい。し・か・く!まぁ、わからんでもないけどね。でも、うがった見方をしてしまえば、別に働くためにスペイン語学んでるわけじゃないので、「資格もってないの〜??」とばかりに聞かれるとなんだか「なんで資格がいるんじゃい!ぼけ〜!」といいたくなる。別に彼がそういう言い方をしたわけではない。一般的な話だ。

そして、よく聞かれるのが・・・・

「もう1年いるんだから、スペイン語ぺらぺらでしょ?」

という質問だ。当然、向こうに他意はないし、悪気もない。

が、

一年でぺらぺらになれるんだったら、10年かけて外国回って、ウルドゥー語だろうが、エスペラント語だろうが、ペルシャ語だろうが、アラビア語だろうがマスターするわ!!!!

と大声でいいたくなる。

行く前に全く勉強をしていかなかったことを棚にあげるつもりはないが、何もなしで1年で話せる人間がいたら、目の前につれてみせてもらいたい。まぁ、実際、存在するんだろうけどさ・・・それは普通じゃないだろう(笑)

ちなみに、おいらの目標は「スペイン映画を字幕なしでみれるようになること」だ。ここに到達すれば、スペイン語にそう困ることはないだろうが・・・はっきりって、わからない人にはわからないかもしれないが、恐ろしく高い目標だ。スペイン映画はハリウッド映画と違って、舞台設定は小さく、会話重視のものが多い。あれをちゃんと理解できてると自分が思ったときに、おそらく「中学校くらいは卒業したかな?」と思えるのではないだろうか。あと、新聞。単語がわからなさすぎて、好きでもない「サッカー欄」と、絵でみて理解できる「天気予報」、そして、見栄を張るためにわかったフリをしてみる「一面」くらいで終わる。あ、歴史関係のネタはたまに必死で読むことがあるが・・・。

話がずれた。

ということで、仕事は・・・最近日本ではやっている?っぽい、リクルートかなんかが発行している「無料バイト情報誌」ででも探そうと思う。

さてさて、どうなることやら。時間もないし、とにかく急ぎたいのだが、明日からまた台風23号がやってくるらしい。それも、超大型台風。

毎度のことながら、前途多難だ。


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