2004年09月01日 (水) おいらの愛車「Kristin号」がパンクしてから約2週間。さすがにかわいそうに思えてきたし、無用の長物になりかねないので、Santiに頼んで直すことにした(Santiの家にパンクを直す工具が全部祖揃っているため)。
8時にSantiと待ち合わせて、まず学校側のBar de viejos(おじいさんばかりが何故か集まので、そう命名した)で軽く一杯。その後Santi邸へ向かう。
Santi邸へ行くのは実は今日が初めて。一年半もいるのに、その機会が何故か無かった。
Santi邸にはたくさんの人がいた。当然スペイン人ばかり。Santiは5人兄弟の上から二番目。下から二番目のEnriqueと、一番上のMartinは良く会うので仲がいいのだが、他の2人に会うのは今日が初めてだった。もしかして仲が悪いのか・・・と思っていたが、全然仲良かった。う~ん、謎だ。何でうちに遊びにこないんだろ?
うちらを除いて全部で5人のスペイン人がいたのだが・・・そのうち2人は超日本オタクだった。正確にはそのうちの1人の弟が日本のアニメオタクらしく、お姉さんの彼女も影響を受けたらしい。
そして、何故かスペインの家庭で、おそらく今でもジャンプで連載していると思われる「ナルト」のアニメと同じく連載中だと思われるマガジンの「Getbackers」を見せられる。
この二つのアニメは日本のアニメを録画したものに、スペイン人のファン・・・いってしまえば超SuperオタクがPCを駆使してスペイン語字幕をつけたもの。日本語の会話と字幕を見比べてみたが・・・ほぼ完璧でびっくり。昨夜みた「秋日和」の字幕はかなり間違えというか、無理矢理な翻訳が多かったのに・・・。
スペイン人のオタク・・・おそるべし
というわけで、日本語が話せ、アニメを知り(おいら自身は見ないのだが、漫画は見る)、漢字が書けるおいらは、その家で英雄になる。
ちやほやされるのって悪くない。
というのも、二年目にもなると、長いこといるせいで、周りのスペイン人にちやほやされることはなくなった。「おまえはもうスペイン人だ」とか「スペイン人と結婚するんだろ?」とか「仕事探せ」とか「一生住むんだろ?」などなど・・・。もっと来た時みたいに、かわいがってくれてもいいんだけどな~。
気をよくしていたおいらにSantiが・・・
「正樹・・・仕事だ!仕事!!!」 「何?」 「ドラえもんを歌を歌いながら書け!」 「え~~~!!絵描き歌???」 「そうだ」
皆の視線がおいらに集まる。
なんか、ちやほやじゃなくって、いじめられている気がしてきた。
マ~ルカイテチョン、マ~ルカイテチョン・・・ごにょごにょごにょ・・・
ドラえもんの顔だけ描いて
「はい!書いたよ!」
「正樹!全部だ全部!それにちゃんと歌え!!!」
・・・・ぐすん・・・分かったよ。
結局全部書かされた。
できたドラえもんはfatal(超下手クソ)だったのだが、何故か「か~~わ~~い~~~い~~~!」と大好評。
天才画家になった気がして、再び気をよくするおいら。
その後、Estefaniaという名前を漢字で書かされる。
恵須手富阿二愛
・・・む、無理がある・・・っていうか、また暴走族の落書き(^_^;)
少しでもいい意味の漢字を探して、最後は愛を使ってみたが・・・二を使ったのは失敗だった。
彼女の彼氏もいたというのに、「二つの愛」・・・周りは大爆笑していた。
「ほかの漢字も使えるよ!!」と慌てていったが、どうも「二つの愛」が気に入ったらしく、そのままとなった。
そして、彼女は嬉しそうに「絶対弟が羨ましがるわ!!」と言っていた。
漢字書いただけでうらやましがるのか~。
もしかして、金とれるんじゃないの?漢字書くだけで。
カテドラルの前とかで中国人と混じって、漢字書き職人でもやろうかね~。
硯とかもって、それらしくして(笑)
夜、Filmotecaに映画CHICAGOを見に行こうと思ったが、小雨が降ってきたの諦めた。
今日はそんなところ。
あ、うっかり。
Kristin号は完全復活した。また明日からおいらの愛車だ。
どこにいこうかな~。
追記 彼らはアニメを日本の芸術としてみるからいいのだが、おいらにとってアニメは子供がみるものというイメージがどうしても強いので・・・「流石正樹!何でも知ってるな!!」と言われてちょっとだけ恥ずかしかった。おいらが知ってるのは漫画の方であって、アニメの方じゃないのだが・・・まぁ、同じことか(^_^;)
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