おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペインのモリゾウ・・・名古屋デビュー!!
2005年03月08日 (火)
おいらは、愛・地球博のキャラクターモリゾウに似ていると数人から言われている。

まぁ、そんなことはどうでも良く。

おいらは、これから占いを信じようと思う。

日本の占いではなく、血液型占いでもなく・・・スペインの星座占いを。


今日もいつも通り、朝起きてメールのチェック。

昨夜は眠れなくて、いろんな人にメールしたもんだから、たくさん返事が来ていた。

その中に・・・・「インタビュー依頼」という件名のメールが。

「ん?」

と思いつつ開く。

なんと・・・なんと・・・なんと・・・!

名古屋のZIP-FM77.8からの依頼!!

先日みた・・・「仕事が有名になる・・・」が頭の中でリフレイン。

ぬお〜〜〜〜っ!

ビバ!エスパーニャ!

ビバ!バレンシア!

ビバ!名古屋!

ビバ!愛・地球博!

ビバ!ひきこもり!


とりあえず、誰もいなかったので、寝ていた春を抱きかかえて

「ラジオにでるの!ねぇ、ラジオにでるの!!わかってる?聞いてる?おいっ!」

と日本語で喜びを分かち合う(?)。


で考える。

実際、おいらは名古屋の住人じゃないから、このZIP-FMがどれくらいの規模で、どれくらいのリスナーがいて、どれくらい有名なのかは全くもって、NI PUTA IDEA。

サイトの宣伝をしていいもんなのかもわからん。

とりあえず、わかってることは、「何故スペインに住もうと思ったか?」ということと「スペインのおもしろ話」の二本立てを、電話で生出演ということだけ。

おいらはこのサイトを作ったきっかけは、スペインの草の根広報部として。大好きなスペイン(Valencia)を日本人にもっとしってもらいたいから。

なので、サイトの宣伝も当然したいのだが、全国・・・いや名古屋近辺か・・・にむけて、スペインのことを・・・Valenciaのことを話せるというはでかい!でかすぎる!サイトも含めて金にはまったく結びつかないが、これほど大きな喜びはない。

う〜ん、もう一度叫ぼう。

Viva!HIKIKOMORI!

口惜しいのが・・・おいらがカビラJみたいに素敵な声をしていないということ。

今から発声練習でもしようかの〜。


というわけで、今日は朝から瞬時にご機嫌となる。ご機嫌というか、興奮状態。買えてきたSantiやManoloやMi Kyungにもしっかり自慢した。

今日は仕事のネゴシオをしようと思っていたのだが、まずはメールというSantiの意見を聞いてそちらに変更。

Mi Kyungがデジカメのケーブルを買いに行くのだが、わからないので一緒にいって見て欲しいというので、それにつきあうことに。おいらもついでに携帯のバッテリーをエルコルテに見に行くことに。

そのまえに、うちの近所で突然崩れたという建物をみにいくことに。野次馬は好きじゃないけど・・・あまりに近所なもんで・・・みにいってしまった。

Mi Kyung曰く、建物全体が爆破したみたいに崩れた・・・ということだったが、そうではなく、PISOの3階あたりの床ががそのまま全部抜けたらしい。

それだけでも十分衝撃的だ。

原因は不明。

もしかして、外壁等を改装したてっぽかったから、それでひびとかでもはいったのだろうか?

死傷者はも不明。ただ、周りの面持ちをみていると・・・真剣なのもあって、あるいは誰かいるのかもしれない。

ある日突然、上のPISOが・・・天井が抜けて落ちてくる・・・。

一見、ドリフ的なのだが・・・現実に想像すると・・・恐ろしいものがある。

Mi Kyungの買い物も無事済み・・・おいらのバッテリーはFnacより高くて断念・・・、うちの側のお気に入りのBarでCervezaを飲む。

で、飲みながら、いろんなことを相談される。

Mi Kyungとの会話はお互いのスペイン語が9割方わかるから・・・楽ちんだ。同じアジア人だし・・・。

Barをでたあと、目の前のBodegaでお祝いのVinoを。

このBodega・・・おいらの聖地で・・・おそらくこことPISOと金があれば一年以上は軽く楽しくいきていけるよな素敵な場所だ。家の近くにあって、何かと重宝している。




で、今日買ったのは、3.95のRIBERA DEL DUEROのVino。

ってことで、今日から、Vino日記をつけためることにする。

■Vino日記

【CVSTODIA】Tinto 『RIBERA DEL DUERO COSECHA 2000』3.95euros
Utiel-Requenaについでよく飲むRIBERA DEL DUEROのVino。名前は忘れたが、良く飲むRiojaのVinoほど甘くはないが、ちょっと甘め。渋さはなし。飲みやすい。でもってうまい。値段が4euros近いので、頻繁には飲めない。もっと安いやつとの味の差は・・・はっきりいってよくわからない。


・・・

・・・

やっぱソムリエじゃないし、そんなにVino知ってるわけじゃないからいざとなったら書くことがない。「海を飛び跳ねているトビウオが鯨を発見して、びっくりして急カーブしたときの様な味」とか素敵なことをいってみたいもんだ。

ついでに、タバコ代が最近かかってる気がしたので、Que vaおばさんのEstancoにいって「手巻きタバコ」(?)を買うことにした。が、今日は娘さん(もうおばさんだが)が店番。

「え〜っと・・・タバコじゃなくって・・・これちょうだい・・・」

とたまたま隣にいたおじさんが買っていた、手巻きタバコを指さす。

「あ〜はいはい・・・で、何がいいの?」
「なにがあるの?」
「いっぱいあるわよ・・・」
「ブラブラブラブラブラブラブラブラ・・・」

銘柄をいくつもあげてくれるが、なにいってるのか聞き取れず。

隣のおじさんに方向転換。

「ねぇ、どれがお勧め?」
「普通のでいいのか?」
「うん。普通のでいい。1つしか種類しらないから・・・」
「じゃ、これだ・・・DOMINGOのAZULだな・・・」
「じゃ、これ!あと、紙もちょうだいな」
「はいはい・・・」

ってことで、買ってきた。



夜は、Santiと買い出し。al campoだと思っていったらcarrefourだったらしく、

「それだったら、家の側(ElSalerの)にいけばよかったじゃないか!」

「Hostia!Mierda!Con~o!Hijo de puta!」

魅惑のpalabras、怒濤の4連発(笑)

買い物あと、Manoloを迎えにいって、おうちにかえって、ピザをたべて・・・寝ようとおもったが・・・

興奮して寝れなかった。6時くらいまで・・・。


追記
携帯問題が解決した。以前Manoloがもっていた携帯をおいらが盛っていたことをすっかりわすれていた。それにSIMさしたら動いた。電話番号もかわらず、しかも、金もかからなかった。よかった・・・これで半年持たせよう。



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スペイン人も梅干しがお好き?
2005年03月07日 (月)
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昨夜のReal対Valenciaの試合は引き分けに終わったらしい。おいらが見に行った頃は故障していてなかなかみることのできなかった、アイマールがゴールを決めたようだ。

今年はBarcelonaが圧倒的に強く、ついでMadrid・・・そして、なぜか4位あたりにVillareal!!!!もうびっくり仰天。でも、Manoloはまったく興味なし(^_^;)。我らがValencia(別にサッカー興味ないんだけど)は現在、たぶんSevillaと足らんで5位か6位あたり。

去年、優勝してくれて良かった〜ってしみじみ思う。

サッカーよりネタ。ネタより酒で参加したけど。

Real対Valenciaということで、たくさんの?日本人がいたっぽい。昨日あった日本人観光客もサッカーだけを・・・火祭りはどうでもいいらしく・・・みにきたらしい。このあとイタリアにサッカーを見に行くといっていた。

サッカーファンって・・・ホントすごいな〜って思う。

たしかに、おいらもうんまいVinoのためならどこへでもいく!って思うもんな。

そういうこったろうな。

Valenciaだけではないけど、アンチRealは多い。日本で言うとアンチ巨人?・・・Madridにとっては勝たなければヤバイ試合だっただけに、今年はイマイチのValenciaが引き分けたということで、スポーツ新聞の一面は今回の試合がどでかく(毎回かもしれんけど)載っていた。そして、人々の口から漏れる言葉も「引き分けだけど、よくやった!」ってなもん。

そして、Manoloはつぶやく・・・

「なんで・・・なんで・・・日本人はそんなにサッカーが好きなんだ?なんで、こっちまでわざわざ高い金払って見にくるんだ・・・なんで、サッカーの試合のテレビ中継には必ず日本人がいるんだ・・・なんで・・・なんで・・・」

しりまへんがな・・・。


Manoloのママンからミサンガ(?)が届いた。

以前、Manoloに半強制的につけさせられたことがある。去年の話。もらったときは

「なんか普通の毛糸でじゃん・・・」

って思ったのだが、はずしたら怒られるので(笑)、ず〜っとつけていた。緑の毛糸。

ミサンガと書いたが、正式名称は違った名前だった気がする。Manoloに聞かないと思い出せない。このミサンガ・・・切ったりするとヤバイらしい。死んじゃう・・・じゃなくって、死んだ時に誰か(?)が迎えにくるらしい。それか、切らずにそのまま死ぬまでつけていると、天国(?)につれていってもらえるとか・・・はっきりいってよく理解できてない。これもちゃんと聞かないと。

指輪とかと同様で、つけはじめは「う〜ん、なんか邪魔・・・」と違和感を感じるが、慣れてくると体の一部となってきて気にならなくなってきて、ついには「愛着」までわいてきて、なくなると寂しくなる。装飾品ってなんか不思議。

おいらが今つけている首輪は・・・もうかれこれ9年以上つけてるし、指輪も8年以上。たまに見失うと大あわてで探すくらい愛着がわいている。

で、先日Manoloのママンが来たときに

「また、あのミサンガちょうだいな・・・」

って頼んだ。すると、

「え?あんなものが欲しいの??」

っといいつつも、顔はすごいニコニコ顔で嬉しそうにそういってくれた。

それで、わざわざManoloの妹が、ほかの用事もあったみたいだが、わざわざもってきてくれたというわけだ。

しかし・・・おいらの分だけでよかったのに・・・・10本も届けられた。

Manoloはいらないという。妹のLauraはもう大量につけている。SantiもMi Kyungもいらないらしい。

全部おいらが引き取ることに(^_^;)

せっかく作ってくれたわけだし、今回は前回よりもいい「毛糸」(?)で作られているし、色もおいら好みだったので3本つけることにした。

残りは・・・マリちゃんにでもあげよう。

白とピンクは・・・どうしようか悩むところ・・・。おいらの色じゃない(^_^;)

ということで、今日記を書いているおいらの手首には毛糸が3本巻き付いている(笑)


夕食はナスのパスタを作った。以前tomokitoの家でたべたやつを少しアレンジしたもの。今回は米を切らしてしまったのでパスタにしたが、米のほうがたぶん日本人にはあう。ManoloもSantiも大絶賛の味なので、たまに作ることにしている逸品。

■男の適当料理
【ナスの・・・なんだ?】
1.ナスを角切り・・・大きさは適当。
02.ちょっと多めの油で揚げるように炒める。空揚げっていうの?
03.揚げるといっても、本当に揚げるわけではない。
04.茄子がなんか良い感じに揚がったら
05.酒適当、醤油適当、塩適当、ショウガ適当、みりん適当、砂糖適当、塩適当
06.とにかく適当にいれる。味みればわかる。
07.味が濃い方がスペイン人には喜ばれるし、おかずになるので醤油は多め?
08.でもって、ぐつぐついってきたら、鰹節投入。
09.一袋(小さいやつ)?を全部いれてさらにぐつぐつ煮る。
10.途中で水をたしてもいい。
11.今日は腹が減っていたので、Atun祭りだ〜!とツナも入れてみた。
12.あ、そうだ。鰹だしの小さいヤツを一袋いれるの忘れてた。
13.調味料いれたときにいれる。主婦の友。
14.茄子に味がしみこみ、水分が減ってきたら片栗を少しいれる
15.とろみをつけてはいおしまい。
16.ご飯だったら茄子丼?みたいにして食べる。
17.パスタだったら、鍋につっこんでかき混ぜてから食べる。
18.マジでうまい。やみつきになる。


夕食後、二人の好物だったのもあり、日本食・・・というかアジア料理の話になった。

「この茄子はまじでうまいな!」
「ありがと。」
「cojonudoだ」
「ありがと。」
「これも好きだけど、キムチも好きだな・・・」
「キムチね・・・知らない間に食べられるようになってたよね・・・」
「でも、一番好きなのは・・・」
「なに?」
「米と梅干しだな」
「一番!!???」
「あれはうまい」
「だって、Santi・・・梅干しあれだけダメだったのに・・・」
「でも、今は好きだ。」

Manoloは明日昼飯を食べに家に帰ってこないので弁当をもっていくという。なので、せっかく弁当箱も日本で買ってきてあげたことだし、「のり弁」を教えることに。前に一度作ってかなりきにいっていたからだ。

今回は、「ゆかり」なんていう贅沢なものまで使用。あとは、鰹のふりかけと、醤油をあえた鰹節とノリ。

作り方をレクチャー・・・っていうほどでもないが。

プラス、弁当用にとっておいた今日の茄子。

その傍らでSanti・・・

なにやらごそごそやっている。

のぞいてみると・・・

冷蔵庫から韓国ノリと梅干しをだしてきて・・・

韓国ノリの上に余ったご飯を載せて、梅干しをつぶして食べていた。

おいらも真似して、韓国ノリをつかった、梅ぼしのミニおにぎりを作って食べる。一口サイズの・・・

「お〜〜〜!!おにぎりだ!」

Santi、何故か大喜び。

そして、まだ少し残っているご飯をみて。

「食べていいか?ホントに食べていいか?」
「いいよ」
「おれはもう2つくったけど、正樹1つだろ?」
「いいって・・・もう十分腹一杯だよ・・・」

ニコニコしながら、韓国ノリの上にご飯を載せるSanti。

そして、それを一口で平らげた。

慣れってすごい・・・ホントそう思う。

この直後・・・日本にやってくるという友達に梅干しを頼んだことはいうまでもない。



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散歩してて見つけたもの。
2005年03月06日 (日)
今日は恐ろしく時が経つのが遅くてびっくりしてばかりの一日だった。
感覚的なものなのだが・・・。

1時間くらいたったと思いきや20分たってなかったり・・・。

別に人を待っていたわけでも、暇だったわけではない。そんなときなら、時が経つのを遅く感じることはある。

が、今日は普通に一日行動してて、そんな感じだった。

まず朝。

昨夜寝たのは6時とか7時。

だいたいそれくらいに寝ると起きるのは余裕で2時とか3時になる。睡眠は大切だし・・・(^_^;)

一度目が覚めた・・・寝る前に「起きたら勝手に帰りまね〜」といっていたH君がまだいた。

おいらは時計を見てないが、勝手に早くても1時だろうと思ったから「まだいるけど、いいのかな〜」と心配しつつも、2度寝。

その後、3度寝、4度寝を繰り返してもまだいるH君。

「う〜ん、今日は予定ないのかな?おいらはいいけど・・・」

と5度寝にはいる。

次起きたらH君はいなくなっていた。

すっきりしたところで、おいらも起きる。そして時計を見る・・・。

2時半前・・・

ぎょえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

1人、部屋でいやみのポーズ。

おいら・・・1度目いったい何時に起きたんだ?と思って、あとからH君に聞いたところ・・・彼は10時には、うちを出たらしい。

う〜ん・・・う〜ん・・・なかったことにしよう。

今日は肌寒いが、日差しが強く、日が当たってるところだけはあたたかかった。天気がいいとすこぶる機嫌がよくなるので、春と遊ぼうと思ったが、日の光がもろに当たり食卓の上ででろ〜〜んとまどろんでいたので邪魔できずに去る。




しかたないので、軽く家の用事を済ませたあと、デジカメをもって散歩にでることにする。

目的は、ひきこもりマパ用の写真をとるのと、瑞穂さんから以前もらった携帯のバッテリーがいくらするかFnacに見に行くため。時間があったら、ノリと椎茸と大根と乾燥わかめも買うつもりでいた。

せっかくCentroにいくのだから、道連れにタカシ君を誘おう・・・と一昨夜も昨夜もあったのだが、タカシ君を誘う。で、携帯をうちに忘れていったH君もせっかくだから呼ぶことに。

5時15分に家をでる。

ちょっと、Feria de libro(古本市?)で道草。



H君と待ち合わせたPuerta del Marへ。が、最後の待ち合わせ場所をみることのできなかったH君は、おいらの家までわざわざいってしまい、さらに20分くらい待つことに。

時間ができたので、写真でもとって遊ぼうかと思ったが、なにやら後ろが騒がしい。

なんだ?なんだ?とみにいってみると、なにやら仮装行列

ホントの赤子から小学校高学年(?)くらいまでの子ともたちが、多種多様の仮装をしている。ネズミだったり、中世の騎士だったり、中には意味がわからない仮装だったりと様々。


たこつぼみたいなのにいれられ、マジで泣き叫ぶ赤子・・・
雰囲気的には・・・千夜一夜物語のワンシーンのようなのだが・・・(^_^;)


この男の子・・・ちょっとかわいそうで笑えた・・・。
おしゃまさんですましたまま、ずっと身動きがとれず(笑)

間間に、一応Fallaっぽい張りぼてを積んだ荷車(?)がトラクターにひかれている。




メルヘンなのか、メルヘンじゃないのか・・・よくからない仕様。

もうちょっと・・・トラクター考えようよ・・・少しはデコラシオンするとかさ・・・。まぁ、いいけど。


いろいろマパ用写真を撮るつもりだったが、あまりに人混みがすごすぎてうまいこととれず。特にインフォの前もすごくて、あまりよくわからない写真になってしまった。

6時10分・・・タカシ君とも無事合流。

とりあえず、喉が渇いたので軽くCervezaでもということになったのだが、日曜日ということで空いている店が少ない・・・ぐるぐる回り回って、結局、Mercado Central側の空いていたBarへ。

そこでたまたまタカシ君の友人アルバロと遭遇。

おいらはマリちゃんに書く絵はがきを物色していた。

彼は昨夜タカシ君を、クアルトの塔の下真夜中の4時から1時間以上待ちぼうけさせ、結局あらわれなかった張本人。

ちょうど3分前くらい・・・このBarにつくまえに彼の話をしていたばかりで、結局、その後全く電話もないしということで、流石のタカシ君も怒っていたという話を聞いたところだった。

おいらは「あちゃ〜〜〜!!!」とおもって二人を横目で見守る。

タカシ君の顔は「ちゃんと怒るぞ!怒るぞ!」という真顔。

しかし・・・

彼はたった一言・・・ホントたった一言で・・・何事もなかったことになった。

Pasa nada!(気にするな!)

流石のタカシ君も拍子抜けしたらしい。その後だされた、2年前の写真とともに、怒る気もなくしたタカシ君。そして、まったく動じないアルバロ・・・。

スペイン人ってすげ〜〜〜!!

としみじみ思った。

なんかエジプト人みたい。

別れたあと、タカシ君に話をきいたら・・・

「怒ろうと思ってたんだけど・・・聞いた???PASS NADA!だよ!??こっちがいうならわかるけど・・・向こうが・・・。もう・・・やられたよ・・・」


ママン・・・まだまだうちらはスペイン人にはなりきれないようです。

マリちゃんへの絵はがきを書いたあと、アルバロがつれていた日本人3人(全員男!)と少し話し、Fnacへ向かうべく、彼らとは別れた。


この手のpaellaの看板があるところでは食べないほうが無難。



火祭りの衣装の1つである青と白のチェックのpanuelo(スカーフ)
土産物屋だけあって、ちょっとお高いが・・・観光客は必須(笑)


日が当たらなくなってくると、一気に街は寒くなった。おいらは歩くだろうと思い切り薄着してしまったことを後悔。

でも、薄暗くなったので、街のイルミネーションが綺麗ではあった。




Fnacに到着し、とりあえず、マパ用の写真を入り口正面でとり、中に入ろうとすると・・・

女性警備員さんに「ちょっとお兄さん!中では写真はダメよ!」って怒られた。

まぁ、普通Fnacの写真なんてとるひといないよな〜。スパイとかそんな感じにとられたかね〜。まぁ、もうとったからいいけどね。

携帯のバッテリーは15eurosだった。

新しく携帯を買うよりは安い。だが、Vino5本分・・・しかも、かったところで、壊れたばかりのおいらの携帯のSIMがちゃんと使えるかどうかが確実ではない。

しっぱいしたら、15eurosどぶに捨てることになる。それだったら30eurosを払って新しい携帯と新しい番号を手に入れるべきか・・・。

火祭り中はおそらくたくさんの人と連絡をとらねばならなくなることは火を見るより明らかで・・・。

どうしよう・・・。

エルコルテをみてからもう一度考えよう。

Fnac後、特に目的もなくなったので、プラプラ中国食料街を回る。

おいらは予定通り乾燥椎茸とのりと蟹缶を購入。大根はなく、乾燥わかめは高かったので断念。

2軒目に回った中華食料品店では、こんなものを発見。

北海道のうどんの生麺のパッケージ・・・・



今週のバウ


惜しい!!!惜しい!!!惜しい!!

わかるぞ・・・

似てる!似てる!

そして、さりげなく・・・「が」がカタカナ・・・・。今気づいたよ。

また、このうどんの「調理法」。行程が途中から日本語から中国語にかわるというとても素敵な逸品であった。

今度買ってみたい。


中国人街のあと・・・解散するのもなんなので、飯を軽く食うことに。店もあまりやってないので、いつものBar KIOSCOで、うまいタパスを食べる。

昨夜は飲み過ぎてやってしまったので、今日はCervezaを軽く飲んだくらい。

この前後も、おいらの時間の進み方はおかしく・・・

「え〜〜〜!まだ8時前!??」

とか

「え〜〜〜!まだ20分しかたってないの?」

とか

「そろそろ、10時すぎたでしょ・・・え〜〜〜!まだ9時??」

みたいなことになっていた。


あまりに時間の進みが遅いので、Bar Lisboaへ河岸をかえ、Carajillo(ブランデー入りコーヒー)を注文。

そこで解散しておうちにテクテク帰った。

帰りも、ひきこもりマパ用の写真もとったので、夜景ばっかりになってしまった・・・。

まぁ、こっちの建物の夜景は綺麗だからいいか・・・。

ただ・・・・



こいつは謎・・・郵便局なのに・・・・なんでここまでライトアップしてるんだ?

できたばかりだから自慢したいんだろうか?

・・・忘れてた・・・。

家に帰ってからMi KyungとManoloと三人で、韓国映画の「箪笥」を見る。スペインだと「2HERMANAS」(二人姉妹)というタイトルだったので、タカシ君に言われるまでわからんかった。

で、簡単に感想。

【2HERMANAS】 2.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:9

いつものように字幕のオリジナル状態でみたが、スペイン語はスペイン映画いくらべて全然理解できる。たまにすごい速い台詞はあるが、ホラー色が強い(っていうかホラー?)ため、それほど台詞もないため、しっかり目で字幕を追って、映像もみることができるレベル。なんか今回は自信をもって、「映画の内容」を説明できるきがしたのだが・・・。

映画自体が、ちょっとややこしい。時間軸がバラバラにくる映画はたくさんあるのだが、そこに精神病者の頭の中が入ってくるため、字幕だけ追って意味はわかっても、たまに「おろ?」ってことになる。

一応、パッケージからしてホラーと思ってみたのだが・・・ホラー色よりも、どちらかというと・・・なんていうか・・・物悲しいストーリーの方が強い映画。

おいらはホラーだったら、ホラーがいいし、哀しいストーリーだったら、哀しいストーリーがいい。いや・・・二つが合わさってもいい・・・けど、ホラーの方がへぼかったから、なんか拍子抜け。

怖くないというよりも、もう、いささか食傷気味・・・あの貞子系長髪前垂れ女と呪怨系奇怪音。リングで貞子がでてくるところで、笑ってしまったおいらとしては・・・もう・・・またか・・・って感じになってしまった。

外国人、またはこの手の映画を何度見ても怖いと思えて楽しめる人にとってはとてもいい映画じゃないだろうか?二人姉妹は両方とも、なんとも言えぬ魅力ある女の子だったし・・・。

ホント、物心ついたときから、母親の影響で、怖い漫画や怖い小説を読んできたおいらはちょっとホラーに対する間隔が麻痺してるんだと思う。小さいころ「恐怖新聞」とかマジで怖かったし・・・おかげで地獄信じてるし・・・。

たぶん、普通にホラー好きな人には面白い・・・はず・・・たぶん。

おいらは・・・別に(^_^;)。

それにしても、韓国人ってのは、やっぱり日本人と似ている。お父さん役の男性は・・・途中から大杉漣に見えてしょうがなかったし、2人姉妹も、NHKの朝の連ドラにでてきたようなでてきてないような・・・そんな感じがした。



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近所のBar Irun~a
2005年03月05日 (土)
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昨夜というか・・・今朝家についたのは朝の5時過ぎ・・・それから飯喰ったり、ごちゃごちゃやっていたら、寝るのが朝の8時過ぎになってしまった。

しまった〜と思いながら布団にはいったのだが・・・起きたら案の定3時近かった。

まぁ、まだいいほうだが・・・。

タカシ君と昨夜会う前から「飲まへん?」と誘われていた。PINの問題でお金がないのだが、「まかしときっ!」ってことなので当然了承。

なので、朝からウキウキウキウキ。


いつもはLabradorだが、たまには開拓しよう・・・と一時帰国前にマリちゃんもつれていったが閉まっていたうちの近所のBodegaにいく約束をしていた。

ウキウキ気分なので、朝からお洗濯。自転車の油が付いて汚れたまんまほったらかしにしておいたパーカーを丁寧に何とか洗剤(染みを取るヤツ)をつけて洗う。

スペインのもんだからあまり期待していなかったのだが・・・きちんととれていた。

バカにして悪かった・・・と洗剤に謝る。

約束の時間は8時半。まだたっぷり時間がある。

さて、何をしよう・・・

自転車をもう一度治すか・・・・

いや、これはもうタイヤを交換しよう。

部屋を掃除するか・・・

いや、それは友達とかが泊まりにくる直前にしよう。

散歩?

いや、それは明日にしよう。

お腹は?

いや、減ってない。

考えてもみつからないので、Manoloの部屋でくっちゃべったり、Salonでくっちゃべる。

傍らにあった新聞を開いて読む。

あまり読めないのだが、たまに読める記事もあったりする。だが、7割くらいはわかってない新聞。まだおいらには難しい。特に時事関係は・・・。写真がないと無理。

新聞の最後の方に星座占いを発見。結構難しい単語が使われていたりするのだが、単語の勉強にもいいし、なんにもまして、短いから読む気が起こるってもんだ。

牡羊座・・・牡羊座・・・・え〜っと、なになに・・・。

仕事がどんどん進み、有名になる・・・

おお〜〜〜!!!って、仕事ってなんだ?

仕事・・・サイトか・・・サイトだな・・・微妙だけど、いまのおいらにはそれしかない。そっか、有名になるのか・・・それはすばらしいことだ。

なんか満足する。

で・・・

週末は外にでて遊ぶと吉

おおお〜〜〜。金曜日は遊んだぞ!そして今日も遊ぶぞ!

なんかいいことあるといいの〜。

なんか満足する。

でも、実はあまり占い信じてなかったりする。

Manoloたちとくっちゃべってる間に、昨夜、今日の開拓企画に誘ったH君がやってくる。T君も誘ったのだが、Real vs Valenciaの試合を見に行くということで参加できず。残念。Reunionが・・・。まぁ、二人はきたばっかりだから、スペイン人と話した方がいいんだけどね・・・(^_^;)

時計を見る。まだ待ち合わせの8時前。

さすがは日本人というところだろうか・・・おいらは違うが。

タカシ君が来る予定の8時半まで今度は日本語でくっちゃべる。

もう今日は一日Charlatan!(Santiは井戸端会議と訳す)

予定の8時半になってもタカシ君はやってこない。45分もすぎた・・・。もしかして、仕事が長引いてるのか・・・。

待つのは慣れているが、二人ともタバコが切れていた。

う〜ん、タバコ買いに行くか!途中でタカシ君とあうかもしれないし・・・。

10分後・・・一度はうちにいってしまったタカシ君と無事合流。

そのまま、Bodegaに向かう。

うちの近所は、旧市街からもだいぶはなれているので、京都の町みたいに碁盤目状に作られている。斜めの道はなく、ひたすら横と縦の道で形成されている。

だから、迷う

よく使うところは流石にもうなれたし、その道がどこに続いているのかもだいたいわかるのだが、お店となると・・・どこの通りだったっけ・・・となる。ましてや一度もいったことのない店で、たまたま見つけたBodegaだけにしっかりとした通り名を覚えてない。

以前も、おいしいEmpanadilla(パイ)を食べたpanaderia(パン屋)を探して、うちの近所を徘徊したこともある。

そして、この店・・・前回探したときも同じように3人で迷った。

「たしか・・・あの辺・・・」とその通りを行くがみつからず。

「もう一本向こうか・・・」と進むも、そこはGranvia。

「じゃ、もういっぽん手前だったか・・・」と戻っている最中

「ここじゃない?ほら・・・」とタカシ君。

閉まってた・・・

次の候補を探したが、この辺はレストランが多く、安くVinoが飲めるようなBodegaはない。開拓が今回の目的だったが、H君もいるということで、うちの目の前にあるBar Irunaにいくことにする。



ここの飯はうまい!Manoloたちは少し高い・・・というが、おらにはあまり高いとは思えない。スペイン価格にはだいぶなれたつもりだが・・・。VinoがRiojaで8eurosというのは少々高いとは思うが・・・飯はかなりうまいし、あまり他のところでは食べられない味なので好き。たしかに、店自体はとても小さく、大量にぶら下がったニンニクとか、いつも地元客で賑わっていたりとか、どちらかというと庶民食堂Iruna亭って感じで、もっと安い店な気がしないでもないが・・・。


irunaのpatatas bravas(普通のところと違ってChorizoが入っていたり、ソースがある)

ここの料理はどれもソースがうまいので、パンがあっという間になくなる。

修行も兼ねてH君に中に入って注文をとってきて貰う。彼は外大生なので、まだ来て1週間くらいだが、十分、スペイン語を話すし理解する。マリちゃんの後輩T君も同じで、楽しそうにスペイン語で話している。

それをみると・・・やっぱ、おいらって無謀だったよな〜としみじみ思う。T君にも苦笑混じりで笑われたし。「数は数えられたよ!あと、宿はとれたよ!」って自慢げにいったら、さらに苦笑された。

4品くらいTapasをつまみ、Cervezaを一杯とVinoをBottelaで4本あけたくらいのところで、おいらは猛烈に気持ち悪くなる。店に入って・・・4時間後くらい?のころ。

そして、久しぶりにトイレでボミった。

もったいないな〜と思いながらボミった。

最後にボミったのは・・・この前の強盗事件以来や・・・とトイレで1人考える。

心配してくれる二人。意外と元気なおいら。早酒しすぎただけか、それとも来る前に食べたbacalaoのコロッケが効いたか・・・。なんにせよ、ボミった。

二人はご飯を食べていないのでまだ腹が減っている様子。酒飲んで話すと何故か腹減るし。

「よし!じゃ、うちの近くのケバブ屋にいこう!」とおいら。二人を連れて行く。

おいらは当然ボミったばかりだから、食べるつもりはなかったが、ケバブのイイ匂いに誘われ・・・

お「やっぱ、おいらも喰う〜」
タ「え〜〜〜まじで〜〜〜さっきボミったばかりやん!」
お「だからだよ・・」
タ「あ、なるほど」

ってことで、ケバブをおいらの家に持ち帰り、みんなでケバブをほおばる〜♪

今日はこのあと、タカシ君のスペイン人の友達のアルバロとよく走らないが一緒にいるという日本人観光客4人と合流することになっていた。彼らはうちらが食べている間、T君同様、サッカーの試合をみていたらしい。で、終わったあとに、どこかで飲もうという話になっていた。

が、約束の時間になってもなかなか連絡がこず、漸く夜の3時になってタカシ君の携帯に電話が入った。

おいらはボミったくらいなので、もう酒はいらん。

H君はまだこの週末生活になれているはずもなくさらに遊べるような雰囲気でもなし。

タカシ君ももう帰っておやすみ〜って感じだったらしいが、1人宿にあぶれている子がいるということで、その子を迎えにいくということで、3時過ぎ、うちから帰っていった。

H君は「お客様用コルチョンと寝袋」で了承したのでそのままうちに泊まっていくことに。

タカシ君1人チャリで夜空の中を疾走していった。

おいらはその後も1人ジントニックをちょっと飲みながらウダウダウダウダ。マリちゃんとちょっと話したり、今日の自慢をしたり、その写真を送ったり・・・。

寝たのはまたもや7時過ぎ・・・。

またやっちまっただよ・・・。



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夜遊び10回、旅行1回分!
2005年03月04日 (金)
もうなんか火祭り。やっぱ今年は早い。

近くのBarでタバコを買って、外にでると・・・


ぱんっ!!!!!


のわっ!!!!!


はははは


ははははじゃねぇ〜っつ〜の!

ペタルドは爆竹の一種。Valencia州の名物で、Valencia州内の街のお祭りではしばしば登場する。火祭りもその例にもれず、町中でペタルドがなりまくる。

爆竹とかいたが、日本にある中国原産の連発でパパパパンとうるさいが、かわいらいい爆竹と違って、こっちのは言ってしまえば「小型ダイナマイト」。そして、子供たちは「にわかテロリスト」といっていいくらいだ。

今日あった子供たちは小学生の高学年らしく、いくつか大きさがあるうちの、小さいほうではあるが、単発で十分心臓を飛び出させるペタルドで遊んでいた。

このくらいの年になると、公園とか広場とか大人と一緒にやりましょうなんてことはなく、その辺の人通りが多い道でも平気でダイナマイトを投げる。流石に十分危険ということを知っているだろうから、間違っても人に向かって投げることはないのだが、今日みたいにたまたま人がでてきたところに投げるということはよくあること。

大の大人だろうが、心臓が飛び出るくらいびっくりするのだ・・・このペタルド。

街をプラプラ散歩してても

お父さんとペタルド!

お母さんとペタルド!

おじいちゃんとペタルド!

おばあちゃんとペタルド!

って感じで、大きな音を鳴らしては「ははははっ」

なんか、とてつもなく間違った「家族団らん」な気がするのはおいらだけだろうか?

日本の正月にお餅を詰まらせてなくなってしまうお年寄りがいるように、こっちもペタルドでショック死する人も少なからずいるんじゃないかと思う。まだ聞いたことはないのだが・・・。

このペタルドが嫌な人・・・ひいては火祭りに飽きた人はこの時期みんなどこかに旅行に行くか、別荘にいってしまうということだ。

だから、残ってるのは「テロリストの卵」と「その卵の親」ってことになる。

くわばらくわばら。

まぁ、おいらも買って旧市街で投げまくるつもりだから、人のこといえんけどな。

ふふふ。


恐ろしくまぶしく光ったライトを取り付けたチュロス屋もまたたくまに増え、通りのイルミネーションも同じようにあっというまに増えた。







地図もようやく完成した。丸2日半かかった・・・・もう、king of ひきこもり。その息抜き直後のペタルドだけ、死ぬほどびっくりしたわけだが・・・。

今日は学校の企画でManoloが幹事のCena de Tapasがあるというので、参加するつもりだったのだが、何故か未だにクレジットカードのPINが届かずお金をおろすことができない。まぁ、これから火祭りで金を使うことだし・・・今は節約しなければいけないので、「夜遊び10回、旅行1回分」をスローガンに、できるだけ夜遊びはひかえることにしている。

でも、今日は日本人男性がいっぱいいることだし、いかなくてはけない。

ってことで、おうちで夕食。

おいらと春以外誰もいないので、肉を使った夕食。

冷凍していた豚肉を解凍し、適当な野菜で中華風な味付け。なんだかんだで、中華の素って素敵だ。白米をたいて、カンボジアの「焼きめし」みたいな感じで1つの皿に盛って食べる。

が、作りすぎた・・・。普段は3人分作ってるので、どうも間隔がおかしくなってきているようだ。

う〜ん・・・中途半端に残ったぞ・・・食べれなくもないけど・・・・喰ったらあとでえらいことになりそうだし・・・・かといってとっておくには微妙な量だし・・・でも捨てるのはお百姓さんに申し訳ないし・・・あ、たしかチャーハン用にとってあった米があったはず・・・あれをあわせれば明日の朝飯になるんじゃないか?そうだ、そうしよう!

ってことで、かさかさになった米を足し、電子レンジで少し暖めて汁をなじませたあと、あらためて冷蔵庫へ。

ぐちゃぐちゃかき混ぜすぎたせいで、見た目「猫まんま」。Manoloがみたら「Que asco!」(気持ち悪い!)、Santiがみたら「Veneno!」(毒)と叫びそうだ。


夕食後は、仕事のせいで滞ってたメールの返事に追われる。それにしても、火祭りも有名になったもんだ・・・・。

もう、いっぱいいっぱい人が来る。知り合いも知らない人もいっぱい。姐御の情報によると、今年の火祭りは週末とぶつかったため、日本からのツアー客も多いようだ。いったいどんな火祭りになることやら。

メールを書きながら・・・ふと

仮面ライダー集結

とひとりごちた。

自分でいってて意味がわからないけど、おいらにとって、今のこの状況は、仮面ライダーが続々集結する感じなのだ・・・感じなんだったら。


23時45分・・・タカシ邸へ。

今コスタには日本人・・・特に男が増えてきており、こんなことそうはないので、顔合わせしておいた方がいい、と彼も誘ってみた。

ManoloとSantiたちと合流したが、ちょうどお金を集めている最中だったっぽいので、2人で「急げ!すこしでも飲んでおくぞ!」とその辺のBarでCervecitaをあおる。

「そろそろヤバイかも・・・」と慌ててでたが、まだ団欒していた。やっぱスペインの時間は緩やかに流れているらしい。

その後、カルメンへ。場所は、留学生御用達のRadio City。以前はよくいったが、途中から飽きて、おいらはピンボールに転向した。

経験なカトリックだったはずの韓国人のンギョン(たしか?)。なんか・・・スペイン人になっててびっくりした。アジアの女性って・・・スペインにくるといろ〜んな意味(笑)で激変することがたま〜にあるのだが・・・う〜ん、びっくり。

そういえば、師匠(スペイン人。名前は伏せる)に久しぶりにあう。そして、しかられた。

師「正樹!なぜおまえは何もしない!!」
お「え?」
師「こんなに女の子がいるじゃないか!」
お「う、うん・・・」
師「おまえは全部わすれちまったのか!!!」
お「・・・・・」
師「おれが教えてことをすべてか!!!」
お「・・・か、かえってきたばかりだから・・・」
お「で、師匠は・・・今日はどの子よ」
師「わかるだろ?・・・あの子だ・・・どうだ?かわいいだろ?」
お「あの赤い服の子?ドイツ人?かわいいね」
師「だろ?」
お「まぁ、がんばってよ」
師「正樹〜〜〜!!どうしたんだ〜!男とばっかいるじゃないか!」
お「今は、男なの(笑)」
師「Madre Mia!」

師匠は、何ヶ月たってもあいかわらず師匠だ。って、勝手に師匠になってるが、おいらに教えてくれたことといえば「週末はニンニク関係の料理は食べない!Patatas Bravasもだ!キスするときに匂って失礼だから・・・」だけ。

それ以外、nada de nada!だ。

あとは、もう「おれの技を盗め!」といわんばかり。あまりに何も学ばないおいらに、業を煮やしているようだ(笑)

まぁ、いいけどね。

とにかく、男がいっぱい。マリちゃんの後輩のT君、先日あったH君、明日から旅にでるというHK君、そして、おいらにタカシ君。

う〜ん、すこぶる良い感じだ。

Radio Cityのあと、Fox Congoへいったが、イマイチ楽しめず、Manoloたちに別れをつげ、おいらとタカシ君の2人で、例のいかがわしい店Bar Olgaへ。

ここでバカ高いCervezaを飲み(あまりの高さにびっくり。前はこんな高くなかった気がするのだが・・・気のせいか?)いろいろと話す。

VinoとTapasの旅をしようと持ちかける。観光ではなく、小さな・・・それほど小さくなくてもいいが・・・小さい飲屋街があり、そこで一杯のVinoだけを飲んでハシゴする。レオンの方の地域ではtipicoで、おいらも以前Benaventeでそれをやり、夜中の公園を走り回った記憶がある。

Leonはタカシ君いわくすごくいいという。おいらは8年間か9年前に観光で2泊?くらいした程度で、カテドラル以外のものは全く知らない。

2,3日いて、ひたすら飲んで食べて、顔なじみになる・・・そんな旅がしたい。

しばらくすると、「座ってもイイか?」とやってきた、アルゼンチン人夫婦と話し込む。タカシ君は違う人に捕まっていた。

両方ともとてもsimpaticosな感じで、旦那さんの方はBarcelonaに8ヶ月いて、こっちにきてまだ2ヶ月だという。奥さんは2週間前にアルゼンチンからやってきたようで、まだ慣れていないとも。

旦那さんの方のスペイン語はまだわかりやすいのだが、奥さんの方はイタリア語みたいな・・・ブラジル人の話すスペイン語のような感じであまりよくわからなかった。さらに、単語があまりにもちがった。Ustedを使うことは問題ないが、Ordenador(パソコン)を、Computadorといったりなど、辞書で「南米では○○」のほうを連発するので、わからないものが多かった。

それでもまたここで会おう・・・ってことで別れる。

帰りは酔っぱらったManoloをSantiと二人で担いでタクシーを拾い帰ってきた。


おいらもSantiも無性に腹が減っていたため駆け足でCocinaに。

おいらは、明日用にととっておいた猫まんまをチンして食べる。

まさか、こんなところで役立つとは・・・・神に愛されてる気がした。

Santiはおいらの飯をつまみ食いしたあと、食パンを少しトーストし、ハムと・・・そしてキムチをいれてうまいうまいと食べていた。

やっぱり・・・絶対・・・なんかおかしいと思う。



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春も日本食?Valenciaの日本食事情
2005年03月03日 (木)
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とるんじゃないわよ! と春


Cumplean~os Feliz〜♪

Cumplean~os Feliz〜♪

te deseamos todos〜♪

Cumplean~os Feliz〜♪

(ハッピバスデーのメロディーと同じで)

正確には誕生日ではないが、今日は春が我らがPISOにやって来た日。もらい猫で誕生日がわからないので、春は女の子だし、3月3日はひな祭りだし・・・・やってきた日だし・・・ということで、春の誕生日となった。

だから、今日はみんなからちやほやちやほや。

Mi Carin~o!
(カリーニョ:ハニーみたいな意味?)

とか

Guapa!
(グアッパ:う〜ん、かわいいという意味だが・・・訳せない)

と呼ばれるはいいが、当の本人は意味もわからず、逃げ回っていた(笑)

なんとか、今日が特別な日ということを春に知らしめようと、母親が以前もってきてくれた、日本の猫缶モンプチ 〜ビーフのテリーヌ仕立て〜(笑)をあげることに。

「春〜!豪勢なディナーだよ〜!ディナー!日本食だぞ〜日本食〜!」

とManolo。

でも、おいらは心の中で

「日本食・・・かもしれないけど、名前はモンプチ。しかもテリーヌ・・・フランス料理っぽいな〜」

とつぶやく。


普段はmercadonaの安物の(?)乾燥したキャットフードしか食べたことがなく、猫缶の存在なんて知らない春。

無理矢理、モンプチの前まで運ばされると

「なにこれ?」

とくんくんくんくん。

しばらくして、それが食べ物とわかったのか

「なめてみよう」

とぺろぺろぺろぺろ。

さらにしばらくして、味がわかったのか

「お、こ、これは!!!」

とがつがつがつがつ。

あまりのがっつき具合に

「Santi〜〜!!!春が・・・春が野生化したよ〜〜!!すごい勢いでたべてるよ〜!」

とおいらはびっくり。

食べ終わった春は満足して顔を洗っていた。

「満腹のしっ」

よかったね〜春。日本食?たべれて・・・。

もう次は永遠にないからね(笑)


日本食と言えば・・・・

仕事から帰ってきたSantiが興奮して入ってきた。

S「正樹!見ろ!新しい日本食屋だ!学校の近くにできたぞ!」

スペイン全土にはいくつもの日本食屋があるのだが、Valenciaには恐ろしく数が少ない。

最近、Carmenあたりにできたばかりで、おいらはまだみたことさえないのだが、「Harajuku」と、うちからそこそこ近いところにある、確か「タステム」、後は同じくCarmenにある寿司バー。

おいらの知る限りではこの3軒しかない。

Harajukuは料理人は日本人らしいので最も日本食屋といえるだろうが、みたこともないのでなんともいえない。

タステムはオーナーがかつて日本にいたスペイン人とのこと。料理人は日本人との話は聞いたが、ここもしらない。

寿司バーはドイツ人が経営しているらしい。味の方は高いけど、結構よかったというのが友達の評価。ただ、やはり何かが違うらしい。

ぶっちゃけいってしまえば、こちらで食べる日本食は「日本食であるようでいて、日本食ではない」。Madridの日本食屋で以前寿司とカツ丼を食べたが・・・・カツ丼はカツ丼に似て非なるものであた。

別に文句はまったくない。日本で食べれるPaellaだって、Paellaに似ているが、本場のPaellaとはだいぶ異なるに決まっているし、料理が国境を越えて渡ってくることには大賛成。で、オリジナル料理を作るのもOK。

場所によって集められる食材も違うし、同じ食材でも味が異なるわけだし、調味料だって、素材だってすべてを日本から輸入するわけにはいかないし・・・。

だが、友達に誘われでもしない限り、ネタというか、好奇心で行く以外は、「日本食を食べよう」という意味合いでいくことはまずない。自分で作った方がよっぽど自分が食べたい日本食を食べられるから。

とまぁ、それはいい。

で、上に上げた3軒以外にも「日本食屋」はたくさんある。一応。

だが、全員料理人やら店員さんが中国人なのだ。

Valenciaにも中国人は多い。だから、自ずと中華料理屋も増える。うちのそばだけでも、知ってるだけで10軒くらいの中華料理屋があるくらいなので、Valencia全体でいったいいくつの中華料理屋があるか計り知れない。

で、この中華料理屋・・・差異化を量るために名前を変えるわけだ。

「青山」
「さくら」
「大阪」
「東京」

他にもアジア料理屋とか韓国料理屋と名前を変える店もあったりする。
なぜなら、日本食と銘打てば倍以上の値段をとっても大丈夫・・・というわけだ。

何故か・・・。

それは日本食などを食べ慣れていないスペイン人にとって、中華料理も日本食も韓国料理もその違いがわからないからだ。

もちろん、それぞれはまったく別の料理。だけど、アジア料理とまずひとくくりされ、形や盛りつけを変え、多少味を日本食風に変えた物を出されれば彼らはそれを日本食と思う。

おいらがこれまでみてきた感じだと、味や盛りつけよりも重要なのが、店舗の雰囲気と食器・・・あとは寿司と刺身があればOK。

なんどか日本食屋と称する店(中華料理屋)にいったが、おいらは日本では当然たべたことのないものもあったし、薄目でみれば日本食だが、普通にみたら日本食じゃ全然なかった。

どちらがおいしい、まずいということをいいたいわけじゃない。

ママンの味も含めて、日本食を食べたいといって行くとえらい目にあう

ということがいいたい。

味はおいしいし、とても綺麗な料理もたくさんある。ただ、おいらにとって、それは日本風であって、日本食じゃないことは確か。


だから、Santiがもってきた情報ものっけから信用してなかった。

「たぶん・・・また中国人の料理人だよ・・・」

と。

チラシを手にとってみる。

「Restaurante japones YAGURA」

名前は・・・日本語やね・・・ふむふむ

なになに・・・45種類の料理があって・・・うんうん・・・ビュッフェ形式・・・・

ビ、ビュッフェ!!!

「Santi〜これ違うよ〜!たぶん違うよ〜!」

続ける。

なになに・・・Marisco(魚)・・・carne(肉)・・・Sushi Makki・・・す、すしまっき?・・・手巻きか?・・・まぁそうだろ・・・OK・・・Pinchito・・・ピ、ピンチート?・・・日本食でピンチョってなんだろ?・・・まぁ、いいや・・・次・・・SIU MAI・・・・う〜ん、この書き方中国人やな・・・XIA JIAU・・・????なんだこれ?しゃ・じゃう?・・・・おいておこう・・・で・・・ROLLITO VIETNAMITA・・・・ベトナム風春巻き・・

「Santi〜!これ絶対違う〜ベトナム風春巻き、ニホンリョウリジャア〜リマセ〜ン」

続ける・・・

ABIERTO TODOS LOS DIAS
(年中無休)

Santi〜〜〜!!!!もう確実!100%。これみて〜!!!毎日やってるよ〜この店

Santi、大爆笑しながら、「たしかに・・・これは中国人の店だ・・・」

彼らは休まない。年中無休で常に働く。クリスマスも正月も・・・。彼らの暦でのお休みはあるが・・・。

ということで、なんか言いたい放題書いたが、別に怒ってるわけではない。

ただ、何がいやかって・・・スペイン人だけでなく、いろんな国の人々に中華料理屋の日本食を食べて
「日本食まず〜い」
「うわ〜〜!」
「生魚〜!気持ち悪い」
「中華料理と一緒だったよ〜」
とかいわれるのが嫌なの。

特に最近、流行ってるだけに・・・被害者続出。

間違ったイメージをもつのはしょうがない。離れてるし。

日本人も、たいていはスペイン=Paella、闘牛、フラメンコ、ひまわり、太陽、風車、ドンキホーテ・・・くらいだろうし、おいらももともとはそう。

でも、そんなイメージを聞かされ続けると・・・

腹も立つってもんでしょ?


追記
こっちの中華料理屋、かつては、おいらはかなり重宝してました。アジアの味を食べたくなったとき、安く食べたいとき(かなり安い)によくいってました。最近は自炊になったから、たまにしかいかないけど。あるととても助かります。



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地図制作
2005年03月02日 (水)
今日は一日が「地図製作」で終わった。

最初は適当に・・・と考えていたが、作り出したらややこしいことになってきた。ガイドに出ている地図は流石にひどいし・・・一部だけならともかく、全然違うのまであるし・・・・。ついでだから、今後に発展するような地図にすることにした。

が、面倒くさい。

おんもに出たい・・・。

途中でストレス発散の1つである料理をしようとしたが、Manoloのおかげでできず。まぁいいんだけど。Manoloの飯おいしいし。

今日作ったのは、Manoloの妹が教えてくれたという「Pastel de Zanahoria」。訳すと、「にんじんパイ」となる。

せっかくだからおいらもお手伝いする。

お「何がいるの?」
M「まず、ブロッコリー」
お「はいはい、ほかは?」
M「calabacin(ズッキーニ)」
お「はいはい・・・一本?」
M「そう・・・」
お「で、にんじんは何本?」
M「え〜っと・・・・8本・・・・」
お「は、は、8本???」
M「そうだ(笑)」
お「りょ、了解・・・」

ということで、料理机の上は野菜で一杯。っていうか、みただけで、すでにお腹一杯になった感じ。

作り方は簡単。

にんじんとブロッコリーとズッキーニを全部ゆでて・・・にんじんは皮むいただけで丸ごと・・・・そのあと、にんじん3本残した5本を卵5つと一緒にミキサーにかけてソースを作る。

作ったソースをバターを塗った耐熱皿に薄く敷いて、その上に縦に細長いにんじんを綺麗に敷き詰め、さらにソースを薄く敷いて、で、次はcalabacinを同じように綺麗に敷き詰め、もっかいソースで、最後にブロッコリーで、最後にまたソース。ソースが足りなくなたら溶き卵だけでもいいそうだ。

その後オーブンで焼くだけ。最後に上を焦がすとうまそうになる。

で、味の方もcojonudo!半端うまさだった。


食後も地図を延々と作り続ける。

気づいたら朝の8時になっていた。

今日はホント何もしてない・・・・。

追記
春が観賞植物を食べるもんだから、「te matare!」と怒られては逃げていた。おいらは植物は春じゃなくって・・・・がふん。買ってこないとな。



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