おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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コルクが恋人
2005年04月23日 (土)
起きたとき一瞬自分がどこにいるのかわからなかった。

手には何故かVinoのコルクが握りしめられている。

どうやら酔っぱらってコルクと一夜を過ごしてしまったらしい・・・。

迂闊!

数十秒後、自分が大興君の家のソファで寝ていることに気づく。周りには当然誰もいない。

起きあがると体からさらに3つのコルクが・・・。

愛人いっぱい。

小さな灰色の脳細胞を駆使するまでもなく、犯人が誰で、状況がどうだったかも、容易に想像がついた。

おそらく酔っぱらってソファーに倒れ込んだおいらに、「おいおい、寝るなよ〜〜!ぼけ〜〜!」とヤツがコルクを投げてきたに違いない。以前、寝てしまったマリちゃんに筆ペンでラク顔したヤツだ・・・。ケバビスタのヤツだ・・・。

大興君にアイスコーヒーを作ってもらい、Salonでぼ〜っとする。たっぷり寝たはずなのに、まだなんか寝たりない。またしても「30歳の呪い」か!

スピッツの曲を聴きながらしばらくぼ〜っとしたあと、「絶対暇してるはず!!」という確信をもって、大興君の家から歩いて10分かからない所に住んでいるCamilaを呼び出す。

30分後、Camilaが到着し、3人ですぐ隣にあるおいらの想い出の中華料理屋「JIN JIN」へ昼食を取りにいく。別に腹はそれほど減っていなかったにも関わらず・・・。

ここはMenu del diaが3種類から選べる。以前は3.8eurosから始まって、4euros、4.2eurosという感じだったのに、値上がって、4.5euros、4.8euros、5.1eurosという料金設定になっていた。ちょっとショックを受ける。

メニューもなんだか厳かな感じになっていて、またしてもショックを受けたが、愛想のいい女店員は健在で、すこし立ち直る。味の方はどうもCocineroが変わったみたいで以前の味とはだいぶ変わっていた。そして、高くなったくせに、量は減っていた。腹が減っていなかったからちょうど良いくらいだったが、普通の腹具合だったら物足りなかったかもしれない。とても残念。まぁ、値上がったといっても安いんだけど・・・。

Cafeを飲み終え、4時頃中華料理屋を後にする。その後の展開を3人で考えたが、いい案がでず、散歩がてらRioに行きそこで昼寝をすることにした。

途中、china店(100円ショップ)により観葉植物を購入。もう春だし、植物でも愛でようかと・・・。以前育てていたのと同じ植物。1.2euros。お安い。



Rioは土曜日ということもあって人で賑わっていた。

帆のついた2人乗り自転車を走らせる家族、ローラースケートで疾走する子供たち、スケボーで遊ぶ若者、手をつないで歩く老夫婦、大道芸の練習をする若者、犬の散歩をする女の子、そして、うちらが陣取った芝生のそばでは若者数人がサッカーをしていた。

楽しそうなのはいいのだが、たまにボールが飛んできたりするもんだから、落ち着いて昼寝ができる状態ではなかった。

寝ころびながら、ぼ〜っと彼らを眺める。

高く上がったボールが木の上に落ち、そのまま引っかかって落ちてこない。木を揺らしたり、枝を揺らしたりしてボールを落とそうとする彼ら・・・それでもなかなか落ちてこない。枝にぶら下がる少年・・・

バキッ!!

枝がおれる。

木に同情した。

7時を回った。まだ明るいが、日はだいぶ落ち始めている。昼寝するには肌寒くなってきたので解散することに。

強烈な睡魔が襲ってきて布団に入るも、うっかり「サファイアの書」を読み始めてしまったら、そのまま夢中になってしまい3時間も読書してしまった。

小腹が減ったのでインスタントラーメンを作る。

「これ喰ったら、今度こそちゃんと寝るぞ!!!」と誓うも、ラーメン喰ったら元気でてしまった・・・。

明日朝早起きしないといけないのに・・・・。

しょうがないから、寝るために今Vinoを飲んでいる。

しかも、当日に日記まで書いている。

余計目がさえてきた。

どうしよう。


追記
おいらのKristin号は、飲兵衛仕様。Vinoをいれるホルダーがついているのさ!




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誕生日Fiesta
2005年04月22日 (金)
なんか変な時間に目が覚めた。時計見ると10時半。

「サファイアの書」のおかげで寝たのは朝の7時過ぎ。3時間しかねてない。

・・・・う〜ん、原因不明。

二度寝しようとしたが、何故か寝付けず。

しょうがないので布団からでる。

洗濯して・・・Cocinaの掃除をして・・・昨夜の残りのArroz con bacalaoを食べ・・・部屋でぼ〜っと仕事する。

今日は大興君の誕生日Fiestaがあるので9時少し前に家を出て、近くのBodegaへ。

が、何故かお休み。う〜ん、スペインのお店って気分でお店占めるからな〜。自営業だからまぁわかるけど・・・。

仕方ないので、途中のMercadonaによることにしてKristin号を走らせる。FiestaにもっていくVinoをMercadonaで買うのはできだけ避けているのだが、事情が事情だけにしょうがない。途中で、Mercadonaが21:15で閉まることを思いだしてスピードアップ。ギリギリ間に合った。

Bodegaだったら実験で飲んだことのないVinoを買うのだが、Mercadonaなので安めのVinoは全部制覇してしまっている。ってことで、Mercadonaの宝剣 Vin~a EnterizoとALBALIを購入。

大興君の家はおいらが以前住んでいたPISOのすぐ近くだった。なんとも懐かしい風景。夜でも格安のMenu del diaが食べれる中華料理屋「晶晶」(JIN JIN)も健在だった。

今回のFiestaのメンバーは全員日本人で、Reunion de Japonesとなる。主賓の大興君、タカシ君、トモユキ君、A子ちゃん、Camila、おいらの計6名。

大興君お手製のテリヤキバーガーは、見事にテリヤキでうまかった。

「テリヤキの味するよ!」
「ホントだ!テリヤキだ!」

とタカシ君と二人でテリヤキテリヤキ叫ぶ。

何故か「ケバブ」の話題で大いに盛り上がる。

あそこのケバブがいい!とかあそこのはダメ!とか太ったチラグみたいな店員がいるときを狙え!とか牛肉のケバブはイマイチとか、今度あそこのケバブいこう!とかケバブ屋開拓しようとか・・・

ケバビスタタカシは饒舌に語っていた。

その後、スペイン映画の話で盛り上がる。おいらはManoloたちと一緒に住んでいる関係で、最近のスペイン映画を意外と見ていないことが判明。古い映画ばかり。今度ひとり24時間耐久DVD大会でも開いて一気に見よう。

スペインでは何故かペネロペ・クルスをかわいいというとバカにされる。かつての「広末好き」、今で言う「松浦あや好き」に近いくらいミーハーになってしまうようだ。

最近のおいらのお気に入りは、パス・ベガとかピラール・ロペス・デ アヤラの二人。半端なくGuapa。日本だと『狂女フアナ』(狂王女かも?)に出ているが、おいらは先日みた「bailame el agua」のアヤラに惚れた。もうやばいくらい可愛い。

松浦あやには興味はないが、スペインのあややと勝手に銘々。


で、Fiestaは突然終わった。

覚えてないのだが・・・大して飲んでないはずなのだが・・・知らぬ間に寝てしまった。

まったくもって記憶にない。

やっぱ早起きはするもんじゃないな・・・。

追記
22歳になった大興君・・・・おいらと同い年か〜(笑)



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スペインの断水事情(やっぱりスペインだった・・・)
2005年04月21日 (木)
断水2日目突入

一日の予定だったはずなのに。

う〜ん、こっちの予想は外れて欲しかった・・・。

断水といっても、"一応"彼らは"修理"したことになっているので、ちょろちょろと岩間から湧き出る・・・にじみ出てくるぐらいは蛇口から水がでる。

が、明らかに修理前の10分の1の量の水だ。

Cocinaの水はでるが、Ban~o関係はすべてアウト。トイレとシャワーは水が全くでない状況。

どうなおしたら、こういう状況になるかわからない。

なんか悪意に満ちた考えが思い浮かぶ・・・

どこかのPISOがうちらの水を盗んでいるんじゃないのか?どうどうと工事してたけど、水を盗むための工事だったんじゃないか?

実際、昔からPISOが乱立しているような地域で、今になっても当時のままというところは、他人の家から水を簡単に拝借できる。仕組みがどうなっているかわからないが、管をさせばいいだけらしい。当然、水道代はタダとなる・・・(笑)

とある友人が実際にそれをやっていて、自慢気においらにそう話してくれたことがある。

で、とにかく断水!

Mercadona(スーパー)にトイレに行く。二度目・・・。

やっぱり切ないことこの上なし。

帰ってきたSantiとManoloも憤慨していた。

「また帰ってきたら大家に言いにいく!」

頼もしい言葉。が、どちらにしてもしばらく水が使えないことが確定した。

昨日の日記にも書いたが、小用は別に問題ないが、こういうときに限って腹をこわしたりするのがおいら。意外とデリケート。数学の試験で腹を下すぐらいだから・・・。まぁ、スペインで鍛えられたのか、実際は壊さなかったが・・・。

家にいても落ち着かないので、本を持ってMi FavoritoのBar Piulaへ。Cafe con lecheを注文し、まったり読書。

いつでもトイレに行けるってこんなに素晴らしいことなんだ!

としみじみ。

女の子の気持ちが少しわかった。

2時間後、家に帰って蛇口をひねってみるもやっぱり水は出ず。

当然、工事は終わっていると思っているから、配水工屋はいない。

こういうときにきっと叫ぶんだろうな・・・


Aqui! No hay quien viva!
(誰がこんなところ住めるか!!)

って。

夜に備えて水を準備する。ちょろちょろ流れる蛇口からの水をペットボトルにためていく。4本ほどためたところで、ペットボトルがつきる。

万が一にそなえてのトイレ用。

うちはタンクが上にあるので水をいれるのが面倒くさいが、いちいちBarにいくほうが面倒くさい。タンクにいれんでも、水を直接流すだけで、モノは流れるらしいし・・・。

Santiが仕事から帰ってくる。

S「まだ出ないか?」
お「うん・・・まったくね」
S「Mierda!」(くそっ!)

なにやらゴソゴソやり始めるSanti。

すると、なんの魔法をかけたのかしらんが、水が先ほどよりほんの少しだがでるようになった。でも、前と同じではない・・・。

「ちょっと待ってろ・・・」といって外にでていくSanti。

戻ってきた顔は先ほどよりも険しい

S「正樹・・・問題だ・・・・」
お「え?」
S「うちのPISOだけだ・・・水がでないの・・・他の偶数PISOはちゃんと水がでている!今日の朝からちゃんとだ!」
お「えええええ!!!!!」

やはり悪意に満ちあふれた工事だったのか!?

お「じゃ、明日にでもまたFontaneros(配水工)を呼ばないとだめなの?」
S「たぶんな・・・」
お「う〜ん・・・」
S「シャワーを浴びたければ、前のPISOがかしてくれるといってたから、そこでかりろ!」
お「う・・・うん・・・」


まさかスペインで石けんカタコト鳴らす羽目になるとは思わなかったよ・・・。

夕食はArroz con bacalaoを作る。Santi直伝の料理だ。bacalao seco(鱈の塩漬け)の量が足りなかったのもあり、塩っ気が足りない気がしないでもなかったが、うまかった。

夕食が終わったころ・・・

突然・・・ほんと理由はわからないのだが・・・

水がでるようになった

トイレもシャワーもだ。

水量は前よりも少ないが・・・ぎりぎり生活できるレベル。

生活準アップ!!!


なんか、今回の事件で、ふと、パキスタン人の友達に誘われていったパキスタンでの生活(2週間ほど)を思いだした。

お風呂に入るときは、まずお湯を沸かして、水と混ぜ合わせながら体を拭く感じで入る。水は捨てない。トイレにも使えるから・・・。

母親はひ〜ひ〜いっていたが、おいらは結構それを楽しんだ。水も心なしか濁ってるし・・・洗ってるのか洗ってないのか微妙なところだった。

別にパキスタンの田舎での体験ではない。首都イスラマバードでの話。田舎の方は・・・逆に、友達が金持ちだったのもあり、シャワーをちゃんと浴びれた。

まぁ、なんにせよ、水がでた。水がでた。

Santiのおかげだ。

水を出したSanti・・・奇跡一つ目。聖人まであといくつだ?今は一つで聖人になれるんだったけかな?




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スペインの断水事情(さすがはスペイン!)
2005年04月20日 (水)
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久しぶりに「やっぱここはスペインなんだな〜」っと思わされる事件があったからここに残しておく

2日ほど前から、エレベータに上の写真の様な告知が張り出された。

訳すと・・・

次の20日水曜日、配水管工事のため「偶数のPISO」は断水となります。
(2,4,6,8,10,12、14号室)

ご迷惑をおかけします。

となる。

この断水は我がPISOのある建物だけで、地域的なものではない。どうやら、他の階住む住人の水回りがおかしくなったのだろう。とにかく正確なところはわからないが、断水になることだけは確か。

まぁ、同じ建物に住む以上そういうことはあるので、断水自体はしょうがない。早めにペットボトルやバケツに水をためて準備をする。

しばらくして、ふと張り紙を見ると誰かが何かをボールペンで書いていた。

筆談が始まった・・・。

?de que hora a que hora?
(何時から何時まで?)

おお〜!全くその通り!うっかり忘れてたけど、何時かな何時までなんだよ!いいところにきづいた!重要重要!

しばらくの間、返事(書き込み)は無かったが、数時間後、張り紙をチェックしにいくと、なにやら書かれていた

Hasta que se acabe
(工事が終わるまで)

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・

・・・・

1人エレベータの中で大爆笑・・・っていうか失笑。

こんなことが許されるのってスペインだけな気がする。他人の芝生がどうあらされようがまったく何も言わないが、我が身に降りかかって初めてデモ行進する日本だったら、こんな書き込みされてたら苦情が殺到するだろう。

でもって・・・

その返事が・・・

Vale
(OK)

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

お、OKなのか?本当にOKなのか?工事が2週間続いたらどうするんだよ?一日とかいってるけど、スペインはそんな国じゃないぞ!一日といったら三日は続くぞ、三日は!いいのか?いいのか?

おいらはスペインのこの手のシステムにはかなり疑心暗鬼なので、Vale!なんて決していえないが、文句言うほどスペイン語も達者じゃないので、様子をみることにした。

とりあえず、一日だけの我慢・・・と昼飯はMercadonaでピザを買ってきて食べ、トイレもエレベータにのって歩いて3分のMercadonaまでいった。

なんか、すごい切ない気分で一杯になる。

とっても不便だ・・・夜も怖くてVinoが飲めやしない。まぁ、小用は流さないという方法もありだが・・・(途中からみなそうなった)

配水管はおいらの部屋の窓のすぐ側にある。こっちのPISOは口のような形になっていて、真ん中にPatio(中庭)とは呼べないが、四角くなったスペースがある。周りはPISOに囲まれている。おいらの部屋の窓からはSantiの部屋の窓が見え、Mi Kyungの部屋からはエレベータの裏側が見えるといった感じ。



(おいらの部屋の窓から真下を見た長め。どう考えても二人ほど働いているように見えない・・・)

工事は朝から始まった。親父たちの「いっい湯っだな〜あははん♪」みたいな脳天気な歌が聞こえてくる。そして、たまに、何をいっているかまでは聞き取れないが、怒鳴り声やら罵声、大声で誰かの名前を呼ぶ声(「Calros!!!!!!!おい!Calros!!!!」とか)が聞こえてくる。その空洞スペースは普段は恐ろしく静かなだけに、とてもうるさく感じられる。火祭り中のマスクレタでも起きないおいらが、とてもじゃないけど寝てられる状況ではなかった。

天気がいいので窓を開けて仕事する。

ふと右側に気配を感じて振り返ると、配水管工事の人がロッククライミングみたいにぶらさっがっている。そして、目が合う。

どうしていいのかわからないので、にこっとほほえむおいらに、彼はスパナを見せることで返事をしてきた。

「おれは職人だぜ!」

とでもいいたいんだろうか?

うちらが水が使えなくて困っているというのに、彼らは当然のようにシエスタ(お昼休み/午睡)をとる。

2時くらいから5時くらいまでとたっぷりと。

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・

おまえら!状況わかってるのか〜〜〜おら〜〜〜!

と思いつつも、いないので文句のいいようもない。きっと今頃、どこかのBarでCervezaでも飲んでいることだろう。

まったく暢気なこったい。

まぁ、いい。

ここはスペインスペインスペインスペインスペインスペインスペインスペイン

呪文の用に繰り返す。

これのおかげで楽しいこともいっぱいある。

工事は再開され、また怒鳴り声が聞こえ始める。

おいらは例のごとくPCにむかって、お仕事に精を出す。

すると・・・突然・・・・

びちゃびちゃびちゃびちゃびちゃびちゃ!

慌てて振り向くと・・・

窓から滝のように水がしたたる・・・いや、落ちてきている。もう、それはすごい量の水。

辞書やら壁にはってあった動詞活用表やら絵はがきやら、地図やらびしょぬれ・・・。

慌てて窓を閉めて叫ぶ。

Joder!Mierda!Con~o!Hijo de puta!!cabrones!!
(おいらのスペイン語によるせいいっぱいの罵倒表現)

そして、Manoloの部屋に泣きながらいく。

「Manolo・・・Manolo・・・水が落ちてきたよ・・・いっぱい水が・・・おいらの部屋に・・・」

見に来るManolo。

「Que ptada!Pobrecito...」(なんてこったい!かわいそうに・・・)

泣きながら濡れたところを掃除する。偶然、どこかの電気屋さんの広告冊子を上においておいたから、被害は実際よりもなかったが・・・いろんなもんが濡れた。

おいらが悪いのか?窓を開けていたおいらが悪いのか?eh?

天気の良い日に窓を開けないなんて、イタリア人の言葉を借りれば「女の子がいて声をかけない方が失礼なことだ」みたいなもんだぞ!

ちくしょ〜〜!なんか先にいえよな〜!Fontaneros(配水工屋)さんよ〜!

気を取り直してお仕事開始。

仕事は遅々として進まない。もう9時近くになっている・・・朝の9時くらいから始めているから12時間も経っている。Siestaの3時間を抜いても9時間経過してるわけだ。

う〜ん・・・何してるんだろ・・・。

9時からCoraとKristinと会う約束になっていた。昨日Andaluciaから戻ってきて、明日ドイツに帰るので、その前に軽く飲もう・・・ってことで。

無精髭がすごいし、シャワーを浴びてからいきたかったのだが、9時をすぎても工事は続いていたため、諦めて家を出る。帰ったらちゃんと水がでることを祈って・・・。

集合場所はLabrador。いきつけのBodega。到着して中に入るが二人はいない。水曜日だというのに相変わらずの混み具合。今日はなにやら外国人の集団がきているらしく、いつもの倍混んでいる感じ。見た感じドイツ人集団のようだった。

中で1人で飲むような雰囲気でもなく、外でタバコを吸って待つ。

20分後・・・バスをおりる場所を間違えて歩く羽目になったという彼女たちが登場。Labradorは人が減る気配もなかったので、以前、一度、コスタじゃない違う学校の生徒(Coraが途中からそこにいっていたので)と一緒に飲んだ、ちょっと高級なBodegaに場所を変更する。Plz del CedroのBodega。

ここはVinoの種類が豊富なのと、Jamonがうまい。値段は少々はるが、おいしいJamon Ibericoが食べられる。Copa(コップ)もワイン用のどでかいVinoグラスで飲めるのでちょっとPijoな気分(リッチな気分?)になれる。

席に着くなり、傍らにあった新パパ(法王)の写真がのっていた新聞に気づき、旅の思い出話を聞く前に、新しいパパについて質問してみた。

お「新しいパパがドイツ人だってもう知ってる?」
C「旅先のテレビでみたわ。」
K「っていうか、その話題で持ちきりだったわ」
お「はははは」
お「やっぱ嬉しい?ドイツ人の法王で・・・」
C/K ちょっとしかめっつらして・・・
C/K「私はちょっと・・・え〜って感じ・・・」
お「え?そうなの?なんで?」
C「前の法王といっしょで「Conservador」(保守派)でしょ?だから、きっと何も変わらないよ」
お「なるほどね・・・でも、ドイツ人は喜んでるんじゃないの?」
C「う〜ん半分半分ってところ・・・」
お「あ、そっか・・・60%くらいはプロテスタントだから?」
C「それもあるかな」
お「まぁね〜、プロテスタントだったら法王はあまり関係ないのか・・・」
C「多分、ヨーロッパでは賛否両論だと思うよ。南米は・・・もっと厳しいかと・・」
お「らしいね〜」

てな感じの意見だった。

まぁ、どっちにしろ、感覚的によくわからないままなのだが・・・。

BodegaでうまいJaponやEmbutidoを食べ、VinoをBottelaで4本ほどあけ、河岸を買える。次にいった「ASECINO」も、以前3人でよくいった場所。

音楽は懐かしいRock系が流れ、Futbolin(原始的なサッカーゲーム)がおいてある。なんどここで対戦したことか・・・。ここもLabrador同様、突然いっちゃった人とかから話しかけられるBar。意味もわからずCervezaをおごって貰うこともあったりする。

最近めっきりこなくなってしまったが、いつものメンバーだったのもあって、昔にもどったような気分になる。なんか「じじくさく」なってる気がする今日この頃だ。

旅行中に体調を壊したKristinが途中でダウン。薬を飲んでいたのに、Vinoを飲んでしまったからだろう。

しばらく休ませていたが、帰った方がいいということになり、彼女たちの家まで送っていき、夜のValenciaの街をKristin号で疾走して帰ってきた。

朝5時のこと。

帰ってきて歯を磨くためBan~oへ。ワクワクして蛇口をひねる。

彼らはおいらの予想を裏切らない!

うん!!!!出ない!!

案の定・・・だてにスペインに住んでないぜ!こんにゃろ!

泣きながら水をためていたバケツからコップで水をすくって歯を磨いた。

むかついたのでVino飲んで寝た。




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スペインのキャベツ事情・・・そしてイベリコ豚
2005年04月19日 (火)
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前々からなんとな〜く不思議に思っていたのだが・・・

日本では必ず冷蔵校に入っているといっていい(少なくとも我が家では)キャベツが、うちの冷蔵庫ではあまり見かけることがない。

買ってくるとしたら、おいらかMi Kyungのどちらか。

しかも、買ってきても他の野菜に比べて減りが少ない。

キャベツはスペイン語でrepolloとかcol。普段目にするのはcolのほうで、repolloと書かれているのはあまり目にしたことがない。Mercado Centralにいけばそうかかれてるかもしれないが・・・。

夕食の準備中にSantiとMi Kyungとキャベツの話になる。

M「なんか、Manoloはキャベツが嫌いらしいよ〜」
S「嫌いというよりは料理方法を知らないらしい・・・」

キャベツって・・・嫌いとか、料理方法知らないとかいう素材だったのか・・・(笑)

昔のおいらなんてキャベツがないと料理できなかったよ。

野菜炒めくらいしか作れなかったし・・・キャベツいれればなんとかなるか・・・みたいな

どうも、キャベツはスペインでは・・・いや、少なくともValenciaであまりメジャーな野菜じゃないっぽい。

いわれてみれば、キャベツを使ったTapasをおいらはこれまでみたことがない気がする。

これまでの旅先でも・・・みた記憶がない。

中華料理屋の春巻きに入ってるくらい。

なんか妙に納得した。

今日の夕食はvacaciones中のMi Kyungが作ってくれた。表記は怪しいが「ピンテト」というミニお好み焼き風の卵焼き。いや、正確じゃない・・・大豆を使った円形のTortillaといったほうがいいんだろうか?韓国のtipicoらしい。

あとは、タイギャイチン(これも怪しい)。簡単にいえば「茶碗蒸し」。日本では椎茸やぎんなん・・・たまに鶏肉も入るよ〜っていったら、「うえ〜〜〜!」っていわれた。鶏肉いれるのは韓国では変らしい。ところ変われば品変わるだな。


あ、そういえば、昼飯はうっかり忘れかけていたCerdo Iberico・・・つまりイベリコ豚を喰った。喰ったさ。

素材を生かすために塩とこしょうで!と誓っていたのだが、我慢できなくて半分は醤油をかけてしまった。うぐむ。

で、味の方は・・・うん、美味。美味。

美味なんだけど、いかんせん量が少なすぎる。骨付きなので、思ってたよりも喰うところがなかったりした。うまいだけに悔しい。

肉喰うときは気分的にがっつり!!!という時なので、なんか物足りない。

Vinoじゃないが、値段等を考慮すると、やはりCordero(羊)がいいという結論に達した。まぁ、もしおいらが万が一お金持ちになったら、一枚200gくらいのCerdo Ibericoを何枚か買って・・・値段はそうだな〜キロ15eurosくらいだから・・・20euros分くらい?買って・・・がっつりいこう。それまでは、普通のCerdoかCorderoだな。


パパ(法王)が決まった。Benedicto XVI(ベネディクト16世)という法王名になったようだ。Alemania(ドイツ)出身の法王。予定通り78歳と高齢。なんかまたすぐ・・・って感じになりそうだ。

で、この法王については、少々いろいろあるらしい。日本にはそんな情報が入ってるかしらないが、トルコを嫌ってるとか、第二次世界大戦中のナチスの時代を経験しておりうんたらかんたらで、言ってしまえば超右寄りの法王になりそうという噂。

スペインだけでなく基本的にはヨーロッパはOKを出して決まった法王なのだが、一部のスペイン人の間(おいらの周り)では、一番選ばれて欲しくない法王だったらしい。こんな事ここで書いていいのか知らないが・・・。

おいらは無宗教なのでわからないが、小さいころから日本で育ち、仏教・神道kら何らかの影響は受けているのは確か。地獄の存在とかも未だに信じている。

彼らスペイン人もそうで、今は日本同様若者は毎週教会にいったりしないが、小さいことからの環境で、悪いことをしたときには神に許しを請うというのは、教会にいくほど敬虔でなくとも、やることらしい。もう信仰というか、習慣になっている部分だ。

だからこそ、その長に当たる法王はなんだかんだいっても大切な存在らしい。

精神的な部分で1人1人違うので、おいらにはおそらく事実は理解できても、真実までは理解できない。

なんか難しいから書くのやめよ。


でもって・・・ZipーFMからテープが届いた。テープというのはたとえ表現(?)で、実際はCDが送られてくると思ったら本当にテープだった(笑)

テープ・・・きけなくはないけど・・・・うむ。

タカシ君と酒のつまみで聞こうと思ってたけど、もう出演してからだいぶ経ってしまったので、今更聞くのはとてつもなく恥ずかしくなっている。

なので、パンドラの箱にしまって封印しようと思う。

で、いつか、そのパンドラの箱をまた開けた時に、懐かしみながら・・・顔を赤らめながら・・・聞くとしよう。


追記
今日は朝起きたら背中に横一線な感じで痛みを感じた。どうも寝違えたか、長時間変な体勢で重い本(サファイアの書)を読んだからかもしれない。なんかピキピキ言う。

これが俗に言うファラオの呪いより恐ろしい30歳の呪いなのか!!!???怖え〜〜〜よ〜〜〜!!!



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まだまだ続くらしい・・・・
2005年04月18日 (月)
自分のFiestaも終わり、肩の荷が一つおりたと思ったら、まだまだFiesta生活は余震のように続くようだ。

もともと周りに4月生まれが多かったのだが、それにプラスしてH君も4月生まれということが判明。

当然、みなFiestaをやるようなので・・・出費を考えると今から頭が痛い。タダでさえ今月は税金払って家賃が倍だったというのに・・・。Fiestaは楽しいイベントなのでそれ自体はいいのだが、いい加減仕事の方を考えなくては・・・うむ〜。

Fiestaから2日経ったが、なんとなくまだ「心ここにあらず」の状態。魂が戻ってきていない。だもんで、一日ぼ〜〜っとしていた。

少しは落ち着けようと、日本からわざわざ持ってきた超分厚い本で、スペインを舞台にしたミステリー小説「サファイアの書」を読み始める。ベッドの上で壁に寄りかかって読んでいたのだが、重くて本を持っているだけで手が疲れる。ある意味、筋トレに近い。

映画も見た。以前見た『EL VERDUGO』と同じ監督で"スペインの小津安二郎"Luis Garcia Berlangaの作品で『Placido』という名前の映画。

で、感想

【PLACIDO】1.5点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 1

いや〜もう、ものの見事にわからならかった。これで完全にわからなかった映画は2本目。たいていの映画は中盤から話がつながっていって最後には理解できておわるのだが、最後までちゃんとみたにもかかわらず、この映画がなんだったのか、全くわからないまま終わった。

ストーリーが難解でわからないのではない。何を話しているのかわからないし、何が目的で登場人物たちが奔走しているのかもわからない。部分部分は理解できていても、そのパーツが続かない。登場人物同士の関係もわからない。

もう、み〜ごとにわからなかった。

わかったところだけ書いておく。

・ある男はお金を急いで払わないと、不渡りになってしまう模様。手形という単語がでてきたことから予想。

・でもって、そのために金策に走る。

・かたや、その街の金持ちたちは、なんかのイベントで「貧乏な人たちと一緒に夕食をとろう!」という企画を開催する。彼女たちは金持ちにありがちな見栄っ張りっぽい。

・貧乏人が各金持ちの家に招待されごちそうを振る舞われる。

・そのうちの1人が病気で死にそうになる。

・病人の彼(おじいさんだが)には恋人(おばさんだが)がいる。

・カトリックでは婚前交渉はタブーで、そのまま死ぬと罪を背負うことになる。

・だから、死ぬ直前に急いで彼女と結婚をさせようとするが、彼は首を縦に振らない。

・最終的には首を縦に振って結婚。

・なんかリボンのついたカゴがなんとかで、主人公と誰かが大げんか。

以上・・・。

映画の雰囲気、テーマは小津安二郎のものと酷似していて、当時の何気ないスペインの日常を映し出しているわけだが・・・。日本語習いたてのスペイン人が、字幕なしで日本語で「さんまの味」を見るようなもんに近かいと思う。

Manoloは大笑いしていたけど、おいらは最後まで一度も笑えなかった・・・。

残念。評価はかなり低いが理解してないのでどうしようもない。誰かこれみてわかる人いたら教えて貰いたい。おいらのスペイン語レベルじゃムリだ・・・。


映画後、Vino飲みながら本読んで寝た。

特になんもない一日。

あまりに何もないので、春のかわいい写真でごまかしつつ・・・フェードアウト。

あ、そういえば、滞っていた11日の日記を書いたや。うん、書いた書いた。仕事したした・・・したじゃん。



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ブスということへの絶望・・・そして葛藤
2005年04月17日 (日)
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目が覚めた時計を見たら、針は9時を指していた。

ぬ??何事???

と外を見たら真っ黒。

やっちまった・・・・とひとりごちる。

昨夜・・・いや今朝は昼の2時頃寝たからしかたない。

慌てて飛び起きてSalonにいくと、ソファではSantiとManoloが爆睡していた。

部屋は綺麗に掃除してあり、Cocinaの洗い物もすべて完了していた。

ぬお〜〜〜掃除に参加しなかった〜〜〜〜!!!自分のFiestaなのに〜!!

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

二人が起きるまで、時間をつぶすことに。

昨夜、参加者全員(Duduだけは忘れてしまった)に頼んでとってもらったチェキに書かれたコメントを読み返す。

う〜ん、コメントはいいんだけど・・・おいら想像以上にブスだ・・・。タカシ君にブロンドカツラとったとき「和田アキ子や〜!」といわれたが、自分でも大いに納得。

二人で

「あのころわ〜〜〜♪」

「はっ!!!」

と何度かやったくらい。

このチェキ・・・おいらの誕生日の毎年の恒例になっていて、これで3度目。部屋のコルクボードには、そのすべてが貼ってある。

が・・・ぶっちゃけコレは貼りたくない。あまりにも醜すぎる。しかも酒飲んで調子に乗ってるし・・・。

おいらの家に遊び来た人はだいたいコルクボードに貼られた写真を見ていくので・・・本気で悩むところだ。

開き直ってサイトの登場人物の写真をそれにしてやろうかと、Fiesta中に周りにいた日本人にそのことをいうと・・・

「そこ見た途端・・・絶対みんな帰るよ・・・ページ帰るじゃなくって、×押して消すよ、消す!」

と声を合わせて言われた。

がふん。

まぁ、もうちょっと考えよう。Manoloには「貼れ!」としつこく言われているけど・・・。

30分もすると、おいらが起きたことを察したのか、ManoloもSantiも起きてきた。

開口一番、「ごめん!掃除しなくて・・・」とあやまると、「Que va!正樹は料理とか全部やったんだから、気にしなくていい!」と素敵なお返事が。

あ〜でも、ホント申し訳ないことをした・・・。

Manoloがどこかに出かける準備をし始めた。

お「え?どこいくの?」
M「レンタルビデオ屋だ・・・正樹も来い!」
お「映画???二日酔いなのに映画???」
M「バカ・・・二日酔いだから映画だ!」
お「え〜〜〜マジで?」
M「二日酔いの時はまったり映画を見て寝るんだ」
お「う〜ん・・まぁ、いいや・・・いくよ」

ってことで、3人でレンタルビデオ屋にいく。

借りてきた映画は「Torapia」というスペイン映画。コメディー。

帰る前に中華料理屋で夕食をとる。いつも出前を頼んでいる店Diamante。漢字で書くと「金利来」とかなんとか。なんでコレがDiamante(ダイアモンド)になるのかは未だに謎。

注文するときは大量に頼んだが、二日酔いのManoloは途中で食べられなくなったようで丸々2皿が残る。おいらは腹が減っていたので、食べれないというManoloの白米を奪って食べまくった。

で、映画・・・

【Torapia】3.3点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度 3(10段階評価)

Torapiaという単語はTerapia(セラピーとか治療)とToro(闘牛)を組み合わせてつくった造語。見る前はイマイチ理解ができなかった。闘牛養成所?闘牛を治療する?闘牛士のためのセラピー?・・・・まぁ、コメディーだから何でもいいや・・・ということで落ち着いた。

ストーリー・・
あるスリの男がその日の収穫をトイレで整理していた。偶然隣のトイレに入ってきて用を足している男のポケットに何かを発見しそれを盗む。むちゃくちゃキラキラ光るダイヤのネックレス。

仕事場にしている空港を後にして、適当なバスの荷物置き場(バスのトランク)に潜り込み、そのネックレスを調べていると・・・突然暗闇の中から手がでてきてネックレスを盗まれる。何故か女がいたのだ。

彼女がいないことを知ったバスガイドは、荷物置き場にやってきて彼女を発見する。「なんでこんなところにいるの〜」と連れて行かれる彼女。ネックレスをしたまま彼女は連れ出される。

実は彼女・・・深いトラウマをもち、頭がおかしくなってしまった女性で、精神病棟の様なところに入っている。そのバスの乗員は、みな彼女と同じような精神異常者たちで、病院が企画した遠足から帰る途中だった。

スリの男が家に帰ってテレビみていると、ある女王がつけるような(この辺聞き取れてない)時価何億円というネックレスが盗まれたというニュースが流れる。彼が先ほど盗んだネックレス。

慌てて先ほどの病院に行くが、門ががっちり閉められていて中に入れない。精神異常者たちの病院だからだ。

ということで、彼は中に入るために「精神異常者」のふりをして警察にわざと捕まる。はたして、彼は無事病院の中に入り込むことに成功したのだが・・・その病院は表向きの顔とは別に裏では一部の人間だけが知る「人体実験場」でもあった。

そこで彼は闘牛士時代に深いトラウマを負った1人の男と知り合う。彼はそのスリの男に闘牛士の素質を見いだし、さらに彼女がしていたネックレスが高級品であることをしり、スリより先にそれを彼女から盗みだし、それとの交換条件で、闘牛士になることを約束させる。

てな感じのネックレスを巡ってのドタバタコメディー。

あらすじをうまく書けないので、イマイチどんなものか想像できないかもしれないが、ストーリー自体はコメディーなのでどうでもよかったりする。少なくスペイン語がちゃんとわかってないおいらにとっては・・・舞台設定が理解できれば、だいたいは理解できる。

スペイン映画らしいバカっぽさが満載で「ありえねぇ〜」と思いつつも、最後まで見入ってしまった。スペイン流の冗談はたまに理解できないこともあるが、映像を見ているだけで結構楽しめる。「こいつらホントバカだ!」って感じ。

主人公の男は決してかっこいいわけではないが、存在感がたっぷりで目が離せない。演技がうまいのだろう。

スペイン人しかわからないような冗談は別として、笑えるシーンは多いし、わかりやすい。特に・・・猿のように生活する男(クロマニョン人みたい)は、ホントに演技なのかわからないくらいうまい。

日本でこの映画がDVD化されているかはわからないが、日本語で見てもおそらく楽しめるスペイン映画の1つだと思う。

【参考】
http://www.lahiguera.net/cinemania/pelicula/1101/
http://www.zinema.com/pelicula/2004/torapia.htm

なんか感想になってないけど、この辺で・・・。



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