2005年02月10日 (木) どこかの誰かに
「まとめて日記書くな~!読むのが大変や~!」
と怒られたが、4日分まとめて書いてやる。
とりあえず、10日分から書く・・・。今日が10日の終わりと思いながら。
朝・・・9時半・・・
こんこん・・・こんこん・・・・
扉をたたく音。
そして、
「おはようございま~す」
「お、おはようございます????」
マドリッドの安宿で寝ているはずなのに、何故日本語?
「un momentito!!」(ちょっと待って~)
素っ裸で寝ていたもんだから、慌てて服を着る。
「どぅ~ゆ~うぉんとぅ~すていひあとぅでい?」
何故か片言の英語でおばさん。
「No!Solo una noche」(いや、一泊だけ)
「じゅ~いちじまでで~す」
と今度は日本語。
「o,once??」(じゅ、十一時??)
「Si!」(はい)
と今度はスペイン語。
スペインの宿は12時チェックアウトが基本だと思っていたもんだから、慌てて出発の準備をする。
バス(Auto-res)の時刻表をチェックしわすれていたので、メグミさんに11時ごろ電話をかけて待ち時間がないようにバス駅に向かうつもりでいたが、11時前には宿をでてバス駅に向かう。
バス駅に到着したのは11時5分
バス・・・いったばかりだった・・・
しかも、次の便は2種類あるうちで、5eurosほど高いバス。Expressとあるのに、何故かNormalと全くかかる時間が一緒だったり、便によっては15分ほどさらに時間がかかる。全く持って意味わからん。
仕方がない・・・Cafeでも飲んでまったりするか・・・と切符売り場から下に下がると・・・
Cafe、やってないでやんの!
Lo Sientoじゃねぇ~~~!!
水も買えんし、動こうにも荷物多すぎて面倒くさいし・・・。
ベンチに座って1時間読書をすることに。
バスの中では爆睡。途中のインターでCafeとEmpanadillaの昼食。Empanadillaは懐かしい味がした。
バスは予定通り16時15分にValenciaに到着。
まずは、思い切り深呼吸。
Valenciaの空気。
そして、心なしかもう「カカの匂い」(お犬様の落とし物の匂い)。
tipicoやね~tipicoやね~。
タクシー代をケチってバスで移動。車窓から町並みを眺めていたが・・・全然変わってない。もう前のまんま。
む~。
仕事のせいで1年くらい日本にいた気がしていたが、4ヶ月しかいなかったんだもんな~。まぁ、そんなにすぐはかわらんか・・・と自分を慰める。
久しぶりなのもあってか、バス停を1つ早く降りてしまい、重い荷物を背負ったまんまガラゴロあるく羽目に。
ふと気づくと・・・
リュック半開!
ぬおっ!!!!
さっそくそうきたか、Valencia!バスの中でぼ~っとしてたからか!!??
莫迦め!
おいらは素人じゃないぞ!リュックは隙ができやすいことくらい知っておるわ!だから、こんなこともあろうかと、リュックには盗めるようなものはいれておらん。日本酒と焼酎、そして、ぐるぐる巻きの結構でかいDVDプレイヤーだけだ!さらに上にはバスタオルが何重にも入っておるぞ!おまえらが欲しいものはおいらのチャケタの内ポケだ!
愚か者め!
盗めるもんなら盗んでみやがれ!
って、ホントいつ開けたんだよ・・・リュック・・・(;´Д⊂。椅子に座ってたし、人も結構乗ってたぞ・・・。
いやはや、すごいなスペインのスリは。
くわばら、くわばら。
とまぁ、強制的にスペインに帰ってきたことを一気に実感させられた。
スリ用リハビリ完了! (前回はリハビリもしないまま、帰国早々、ディスコテカでデジカメやられた)
PISOの玄関を開ける。
春がお出迎え・・・と思いきや
「あんた誰や?」
と一瞥くれただけで逃げ去る。
無理矢理捕まえてBeso(キス)しまくってると、Mi Kyungがcocinaから登場。
「きゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!びっくり!!!」
って、おいらがその悲鳴にびっくりだよ。
熱いbesitoを交わし、そのままcocinaで立ち話。近況報告をいろいろとする。
スペイン語の方は案外いけた。聞き取れるし、まぁ、前よりはひどいが話せるには話せる。たまに、全然違う単語をいったりするが・・・(^_^;)
Mi Kyungが夕方からの仕事に行くときに一緒にPISOをでて、とりあえずmercadonaへ。
もう、歩いてるだけでウキウキ。
Estoy en Valencia!!!!Por fin!! (意訳:ついにValenciaに来たぞ~~~!)
Mi Kyung相手になんどそう叫んだことか(笑)
mercadonaではいつも飲んでいたVinoを三本購入。VIN~A ENTERIZO、ALBALI、HOYA DE CARDENASの3本。
スキップでおうちに帰る。
車をとりにマドリッドへいっていたというSantiが9時頃、学校から帰ってきたManoloが10時半にそれぞれ帰ってきて、4ヶ月ぶりの再会を果たす。さらに、Santiの弟Enriqueにも再会できた。
PISOにはいろいろなものが増えたり、変わったものがあった。
エスプレッソメーカー 廊下のポスター×2 ゴミ箱で拾ってきたソファ トースター 湯沸かし器 家具もろもろ バスカーテン トイレの便座 シャワー
そして・・・なぜか
チーズフォンデュの器具
そういえば、Manoloが欲しがっていたけ・・・と想い出す。
専用器具好きのおいらは早速それを手に取り、しげしげと見つめていると、
「じゃ、今日はフォンデュにしよう!」
とSanti。
EnriqueとSanti、おいらの3人で
フォンデュ!!!
と叫びながら、フォンデュ作り。
買ってきたVinoを飲みつつ、3人で夕食。
12時過ぎ、時差ボケかなんかしらんが猛烈に眠くなってくる。
瞼がみるみる閉じてくる。
けど、久しぶりに再会。
もっと話したいし、まだ部屋に戻りたくない。
だけど、うつらうつら。
気づいたら寝ていた。
追記 おいらの大事に育てていた植物二つは・・・・枯れてしまっていた(^_^;)
かわいそうに・・・・。
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