おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め
日本出稼ぎ日記
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お、おはようございます!!!???
2005年02月10日 (木)
どこかの誰かに
「まとめて日記書くな〜!読むのが大変や〜!」
と怒られたが、4日分まとめて書いてやる。
とりあえず、10日分から書く・・・。今日が10日の終わりと思いながら。
朝・・・9時半・・・
こんこん・・・こんこん・・・・
扉をたたく音。
そして、
「おはようございま〜す」
「お、おはようございます????」
マドリッドの安宿で寝ているはずなのに、何故日本語?
「un momentito!!」(ちょっと待って〜)
素っ裸で寝ていたもんだから、慌てて服を着る。
「どぅ〜ゆ〜うぉんとぅ〜すていひあとぅでい?」
何故か片言の英語でおばさん。
「No!Solo una noche」(いや、一泊だけ)
「じゅ〜いちじまでで〜す」
と今度は日本語。
「o,once??」(じゅ、十一時??)
「Si!」(はい)
と今度はスペイン語。
スペインの宿は12時チェックアウトが基本だと思っていたもんだから、慌てて出発の準備をする。
バス(Auto-res)の時刻表をチェックしわすれていたので、メグミさんに11時ごろ電話をかけて待ち時間がないようにバス駅に向かうつもりでいたが、11時前には宿をでてバス駅に向かう。
バス駅に到着したのは11時5分
バス・・・いったばかりだった・・・
しかも、次の便は2種類あるうちで、5eurosほど高いバス。Expressとあるのに、何故かNormalと全くかかる時間が一緒だったり、便によっては15分ほどさらに時間がかかる。全く持って意味わからん。
仕方がない・・・Cafeでも飲んでまったりするか・・・と切符売り場から下に下がると・・・
Cafe、やってないでやんの!
Lo Sientoじゃねぇ〜〜〜!!
水も買えんし、動こうにも荷物多すぎて面倒くさいし・・・。
ベンチに座って1時間読書をすることに。
バスの中では爆睡。途中のインターでCafeとEmpanadillaの昼食。Empanadillaは懐かしい味がした。
バスは予定通り16時15分にValenciaに到着。
まずは、思い切り深呼吸。
Valenciaの空気。
そして、心なしかもう「カカの匂い」(お犬様の落とし物の匂い)。
tipicoやね〜tipicoやね〜。
タクシー代をケチってバスで移動。車窓から町並みを眺めていたが・・・全然変わってない。もう前のまんま。
む〜。
仕事のせいで1年くらい日本にいた気がしていたが、4ヶ月しかいなかったんだもんな〜。まぁ、そんなにすぐはかわらんか・・・と自分を慰める。
久しぶりなのもあってか、バス停を1つ早く降りてしまい、重い荷物を背負ったまんまガラゴロあるく羽目に。
ふと気づくと・・・
リュック半開!
ぬおっ!!!!
さっそくそうきたか、Valencia!バスの中でぼ〜っとしてたからか!!??
莫迦め!
おいらは素人じゃないぞ!リュックは隙ができやすいことくらい知っておるわ!だから、こんなこともあろうかと、リュックには盗めるようなものはいれておらん。日本酒と焼酎、そして、ぐるぐる巻きの結構でかいDVDプレイヤーだけだ!さらに上にはバスタオルが何重にも入っておるぞ!おまえらが欲しいものはおいらのチャケタの内ポケだ!
愚か者め!
盗めるもんなら盗んでみやがれ!
って、ホントいつ開けたんだよ・・・リュック・・・(;´Д⊂。椅子に座ってたし、人も結構乗ってたぞ・・・。
いやはや、すごいなスペインのスリは。
くわばら、くわばら。
とまぁ、強制的にスペインに帰ってきたことを一気に実感させられた。
スリ用リハビリ完了!
(前回はリハビリもしないまま、帰国早々、ディスコテカでデジカメやられた)
PISOの玄関を開ける。
春がお出迎え・・・と思いきや
「あんた誰や?」
と一瞥くれただけで逃げ去る。
無理矢理捕まえてBeso(キス)しまくってると、Mi Kyungがcocinaから登場。
「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!びっくり!!!」
って、おいらがその悲鳴にびっくりだよ。
熱いbesitoを交わし、そのままcocinaで立ち話。近況報告をいろいろとする。
スペイン語の方は案外いけた。聞き取れるし、まぁ、前よりはひどいが話せるには話せる。たまに、全然違う単語をいったりするが・・・(^_^;)
Mi Kyungが夕方からの仕事に行くときに一緒にPISOをでて、とりあえずmercadonaへ。
もう、歩いてるだけでウキウキ。
Estoy en Valencia!!!!Por fin!!
(意訳:ついにValenciaに来たぞ〜〜〜!)
Mi Kyung相手になんどそう叫んだことか(笑)
mercadonaではいつも飲んでいたVinoを三本購入。VIN~A ENTERIZO、ALBALI、HOYA DE CARDENASの3本。
スキップでおうちに帰る。
車をとりにマドリッドへいっていたというSantiが9時頃、学校から帰ってきたManoloが10時半にそれぞれ帰ってきて、4ヶ月ぶりの再会を果たす。さらに、Santiの弟Enriqueにも再会できた。
PISOにはいろいろなものが増えたり、変わったものがあった。
エスプレッソメーカー
廊下のポスター×2
ゴミ箱で拾ってきたソファ
トースター
湯沸かし器
家具もろもろ
バスカーテン
トイレの便座
シャワー
そして・・・なぜか
チーズフォンデュの器具
そういえば、Manoloが欲しがっていたけ・・・と想い出す。
専用器具好きのおいらは早速それを手に取り、しげしげと見つめていると、
「じゃ、今日はフォンデュにしよう!」
とSanti。
EnriqueとSanti、おいらの3人で
フォンデュ!!!
と叫びながら、フォンデュ作り。
買ってきたVinoを飲みつつ、3人で夕食。
12時過ぎ、時差ボケかなんかしらんが猛烈に眠くなってくる。
瞼がみるみる閉じてくる。
けど、久しぶりに再会。
もっと話したいし、まだ部屋に戻りたくない。
だけど、うつらうつら。
気づいたら寝ていた。
追記
おいらの大事に育てていた植物二つは・・・・枯れてしまっていた(^_^;)
かわいそうに・・・・。
よろしかったら投票してください。
いざ、スペインへ!(スペイン時間編)
2005年02月09日 (水)
なんか、一日が長すぎ。時差8時間だから、32時間ある計算になるのか・・・。
9日が終わらない・・・。
Madridに到着。
メグミさんと会う約束をしていたので、電話をすることに。
早速、日本のどなたかから(誰かわからん)戴いたテレカを使って公衆電話から電話。
が、カードが切れているのか、公衆電話の関係かわからないが、使えない。
さて、困った。
あたりを見回す。
お・・・あんなところにコンセントが!!
鞄から携帯と充電器を取り出し、勝手に使わせて貰う。誰かにみつからないようにこっそりと・・・。
が、メグミさんは仕事中なのかでてくれず。
途方に暮れる。
とりあえず、Centro(市街)にでてから考えることに。
選択肢は、タクシーかバスかメトロか。
メトロは即却下。荷物運ぶの面倒くさい。
いつもはタクシーなのだが、少しでも節約したいのでバスを使うことにする。
たしか、plz de colonまでの空港バスがあったはず。
バラハス空港はイマイチ得意じゃないので、informacionで聞いてみる。
「コロン広場までのバスはどこからでてます?」
「でてないわ」
「え?うそ!」と思うと同時に、同じようにinformacionにならんでいた人々が同時に「え?でてないの??!!」と驚く。それみて再びおいらが驚く。
理由はわからないが(どうもテロがあったらしく、それに関係して動いてなかったようだ)、とにかくないものはないので諦める。
しょうがないので、たまたまみつけた「Avd de America」(アメリカ通り)行きのバスに乗る。1eurosという安さで鼻歌。
Avd de Americaに到着したあと、運転手に再び「plz de colon」行きのバス乗り場を聞くと、同じ答えたが帰ってきた。
「ない!」
「ぬ!じゃ、SOL行きは?」
「もう終わった」
「終わった?」
「じゃ、近くに行くバスは?」
「その荷物だったらメトロがいい。メトロにしろ」
「そっか・・・わかったよ。ありがとさん」
めんどくさいな〜と思いつつもメトロに乗ることにする。
が、これが大失敗。
まさかの
「下りエスカレーター全面修理中!」
そして、おいらが乗らなければいけない9番線は大江戸線並の深さであった。
Madridを侮りすぎていた。もっと田舎かと思っていたよ。
ヘビー級の荷物を持ち上げ、急で長い階段を、一回・・・二回・・・三回・・・四回・・・と地下深く下っていく。
シャツ、もう汗まみれ。
手はジンジン。
肩は内出血。
息も絶え絶え。
泣きそうだった。
2番線に乗り換えるときは、昇りエスカレーターが使えたからまだよかったが、それでも階段を使わないといけなく、SOLについた時には疲労困憊していた。
で、そこから今度は宿探し・・・。
SOLあたりには大量に安宿があるので、ガイドを軽く見て安い宿の目星をつけ歩き始める。そして、2軒目で宿を取ることに成功。20euros。お安い。Barcelonaよりも安い。
やっと休憩できる〜!
と思いきや、宿は4階(日本の5階にあたる)。しかもエレベーターはなし。
一瞬帰ろうかと思った。
男の子がでてきて、部屋に通される。運がいいことに、一人部屋が空いていなかったおかげで、3人部屋に通される。ダブルベッド1つにシングルベッド1つという部屋。
「ここ3人用じゃないの?」
「da igual!」(関係ないよ)
とのこと。
ようやく、スペインに来たんだな〜と実感。
荷物を下ろし、服を脱ぎ、ベッドに倒れ込む。
メグミさんに電話をして9時半集合ということになる。
それまでの30分間はひたすらつぶれてた。
9時15分、宿を出て、plz de Espan~aを目指す。歩いて10分くらいの距離。
宿をでた直後にメグミさんから電話があったが、充電がやはり足りずにすぐ切れる。とりあえず、スペイン広場へ向かう。
で待つこと30分・・・ようやく落ち合うことに成功。先ほどの電話は、仕事が終わらなかったので遅れるという電話だったらしい。
待っている間、通りゆく人をぼ〜っと見ていただけで面白かったので苦にはならなかった。
とりあえず、少々体も冷えたので、早速適当な店にはいることにする。
(思ったよりもMadridは寒かった。スペインも日本同様20年ぶりの寒波らしく、あっちこっちで雪が降ったとのこと。特に先週はひどく寒かったらしい)
スペイン広場に来る前に、以前、治郎ちゃんや難波夫妻と一緒にいった、パパお勧めの
「Museo de Jamon」
を見つけたので、そこにする。
最初にCervezitaで乾杯し、しばらくしたらVinoに変更。Rioja。
最近、日本でもスペインワインが安く手に入るから喜んでいたのだが、
やっぱ、うまいわ!スペインで飲むVinoは!
もう、顔がにやけてにやけてしかたがなかった。
つまみは注文したChampin~ionとJamonの炒め物(?)と、bebidaについてくるTapasだけですまし、あとは飲みまくる。
メグミさんと会うのは3度目くらいで一年ぶり。チケットをとって貰ったりといろいろお世話になっているわりには、実はお互いよく知らないといったら知らないので、改めて自己紹介をしつつ、近況報告で盛り上がる。あと、就職活動の話とか、昔のValencia話とか、共通の友人の話題とか。
びっくりしたのが、いつどこで何が原因かわからないのだが、「おいらが彼女を嫌っている」と思っていたらしい。確かに、以前メールを返さなかったことがあったが・・・あとは雰囲気でそう思ったらしい。う〜ん、びっくり。そんな風に思われてたとはつゆ知らず、全然気にせずチケットの予約を頼んでしまったよ。今後気をつけないと・・・・。
まぁ、誤解が解けてよかった。
途中、タカシ君から電話が入った。
メグミさんが「Novioだよ〜」(男の恋人)とか言うもんだから、照れと緊張であまり話ができなかった(笑)。Valenciaについてからゆっくり話すことにして、メグミさんと電話を替わる。おいら、そのケはないと思うのだが・・・。
そういえば、突然店員さんに日本語で話しかけれてた。
「日本人ですか?」
「ええ、そうですよ」
「私もです」
一瞬冗談かと思った。スペイン人にはみえなかったが、どうみても顔は日本人ではない。
「え???」
「オクムラです」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
確かに日本人の名字だ。
「でも・・・」
「おじいさんが日本人で・・・」
なるほど納得。クォーターか。
久しぶりに話すらしく、片言ではあるが、十分に理解できる日本語であった。そして、何か気に入られたのか、いろいろ話しかけてきてくれ、さらには閉店時間になったときに「ごめんなさいね、閉店で。」とか謝られた。そのときは日本人に見えた(笑)。対照的にもう一人のマスターらしき男性には
「もう閉店?」
「claro!」(直訳:当然だ!)
とちょっと無愛想に答えられた。
河岸を帰る。
12時を回っていたが、流石に夜が遅いスペイン・・・まだまだ人通りはある。
SOL方面に戻りつつ、Plz de Mayorを目指す。
そこで適当に見つけたBarで再びVinoで乾杯。
何度飲んでもうまいものはうまい。
1時半頃、終電の関係でメグミさんと別れる。
Valenciaでの再会を約束して。
家に帰ってからは当然のように爆睡。
素っ裸で。
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いざ、スペインへ!(時差編)
2005年02月09日 (水)
なんか、もうすでに「いざさんざんや、鎌倉幕府滅亡」って感じ。
太陽をず〜っと追っかけて行く感じだから、飛行機の中では白夜状態。
窓からはものすごくストレートな日差し。ディレクタメンテ。まぶしすぎるから、ず〜っと窓を閉めっぱなしで爆睡。
爆睡してからたぶん2時間後くらいに起こされる。
「あたしも起こされるの嫌いだからどうしようかと思ったのですが・・・」
ご飯の時間だった。ブロイラータイムのゴングがなる。
起こしてくれたのは隣の妙齢の女性。最初席についたときには、ノバ(?)「よくできました!」の手の握りで(Goodjob!とかオレ様!ってときの親指だけだした握り)で、おいらの席を指さし「あ、ここ?」とか言われたので、絶対アメリカナイズされた人間か、マルボロ吸ってるタイプだ!とか勝手に想像を膨らませていたが、あわただしい一日で朝から何も口にしていなかったのもあり、懇切丁寧にお礼を言う。
ええ人や
(笑)
それがきっかけで空席を挟んで、自己紹介などもしつつお話をする。
女性に年齢を尋ねるのは失礼ということくらいはおいらでも知っているので、そこは特につっこまなかったが、おそらく・・・40歳後半あたりではないかと思われる。
向こうがとても丁寧な敬語をおいらに使うので、おいらも負けじと敬語を使ったが、慣れないのもあって、何度舌を噛んだことか。
3年前ほどにイタリアに行き、はまってしまい、毎年のようにイタリア旅行をするようになったとのこと。若い頃アメリカに住んでいたこともあったようで(ビンゴっ!)英語は堪能だが、イタリア語は3つくらいしかしらないとも話していた。
おいらも一ヶ月ほどイタリアにいったことがあるので、最初はそのネタと、ほかの旅行の話で盛り上がったが、後半は「理解のある両親」→「若いうちに・・・」・・・といった方向で話がいってしまい、最終的には「人生について」みたいになってしまった。
そうなると、おいらの場合大変。これまであまり人に自慢できるようなまともな人生送ってきてないし、スペイン滞在の理由も話さなければいけなくなってしまうからだ。
サイトで書くならともかく、まさか初対面の人に
「スペインでひきこもってま〜す。えへ!」
なんていえるはずもなく、頭をフル回転させて、かつて人にいっていたそれらしい「大義名分」を仰々しく話す。ここでも舌かみまくった。最終的には
「スペインが好き」
というところで許してもらえるように話をうまくまとめた・・・つもり。
おいらの「これまでの人生」のあとは、相手の「これまでの人生」になったのだが、初めてあったわりには重すぎて腰が引ける。先日、父が亡くなり・・・遺産がどうのこうので・・・親孝行をしとけばよかったとか・・・・これまでの人生を振り返り、やりたいことをやるとかどうとか・・・。
なんにも言えませんでした。
ただただ、神妙な面持ちでうなずくしか。
人生の話が終わると、今度は仕事の話。
あいたたたた。
やはりそうきますよね。
自称したくはないが、半分ニートなおいらはこの手の話も苦手。
改めて自分が仲の良い友人を除いて、いかに人に話せない人生を歩んできてしまったかを再認識。
「たいした期間は働いてないですが、一応働きました。」
と訳のわからない、なんの説明にもなってないことを言ったり、
「大学院にいってまして・・・」
と言い訳したり、
「スペイン語をやっておけば、将来仕事に使えると思って・・・」
と心にも思ってない大嘘をついたり、
「夢がありまして・・・そのために・・・」
と事実ではあるが、「それは秘密です」的な曖昧な答えで逃げたり、
と、まぁ、どうにかこうにか仕事の話は終わらすことに成功。
たぶん2時間くらい話していたと思われる。
彼女がトイレで席を立ったことで話は中断され、そのあと何をしているのやら長い時間戻ってこなかったので(なんか、トイレの前で立ち話をしていたらしい)席についているテレビでまだ見てなかった「ハリーポッター」のアズなんとかの囚人を見始める。
が、10分も立たないうちに再び深い眠りにつく。
で、次に起きたのも飯の時間。
肥えろ肥えろとブロイラー生活。
KLMは飯がうまいと何人かから聞いたことがあったが、実際うまいにはうまい。が、量がちょっと少なすぎる感じがする。多すぎるのも困るのだが、メイン以外がせこい。おそらく便にもよると思うのだが、どれが夕食なのかよくわからなかった。
あと、おやつ(?)の時間にアイスとカップラーメンの選択を迫られた。
アイスとカップラーメン????
と、その選択肢に疑問を感じつつも、迷うことなくカップラーメンを選択。
2種類あったのだが、聞かれることなく「シーフード」を手渡された。
日本発着の飛行機には常備カップラーメンがおいてあるらしいが、それは欲しい人が頼むためにあるためで、まさか堂々とカップラーメンをもってくるとは思わなかった。
乗り心地はいいのだが、KLM・・・なんか厳しいし、微妙にブルジョワっぽくて微妙。「ビジネスクラス」とならんである「エリートクラス」(?)の呼称に、なんとな〜くオランダらしさを見た。
「金払えば、それなりのサービスするで〜!金持ってるお客様は神様です!」
みたいな。
エリートじゃないおいらは・・・カップラーメンでもすするしかなかった。
徹夜と寝不足が功を奏して、東京からAMSTERDAMまでの12時間は、自宅から渋谷並の間隔で到着してしまった。
「え?まだ乗ったばかりじゃん。トロイ、まだ途中だよ!借りてまで見たくないよ・・・トロイ。木馬まだでてないよ〜でるかしらんけど・・・」
って感じで、乗り換え。
12時間ぶりのタバコを吸い、例のごとく頭クラクラ。毎度のことながら、結構楽しいし、面白い。
荷物を肩に食い込ませ、ハァハァいいながら税関に向かう。
そして、案の定、結局むき出しにしてリュックに押し込んだ「DVDドライブ」が捕まり、数分足止め。ある意味予定通りなので良しとした。
(以前、ドイツで、搭乗前に一人呼び出され、充電器とか折りたたみ傘とかスマートメディアのデコーダーとか全部1つ1つ質問された。折りたたみ傘を質問されたときは、え???????って感じであった。ドイツもあるでしょうに!)
AMSTERDAMからMADRIDまでは2時間だけ。隣に大きな男性が座ってしまったため機内では少々窮屈な思いをしつつも、爆睡することでなんとか逃れる。
で、Madrid到着は9日の6時30分。日本をでてからぴったり15時間後であった。
よろしかったら投票してください。
いざ、スペインへ!(日本時間編)
2005年02月09日 (水)
なんか、前にもこのタイトルで日記書いた気がする・・・。まぁ、いいか。
朝6時におうちをでる。なのに、出社の人で賑わう駅。う〜ん、がんばれサラリーマン。おかげで座れず。眠いのに・・・。
水天宮につき、そこからリムジンバス。バスの中で即爆睡。
チケットを受け取るためにカウンターへ。
荷物を量る。
27.8kg
「え〜っと・・・7.8kgの重量オーバーですね・・・追加料金1万5千円になりますが・・・」
とニコリとも笑わないカウンターの女性にそう言われる。
「じゃ、減らしますので・・・」
「手荷物は10kgまでですので、手荷物の方も量らせてください」
「は、はい・・・」
「6kgですね。中には何が?」
「パソコンだけです」
「パソコンは何キロですか?」
「・・・・6kgです」(嘘)
「パソコンは手荷物には入らないので、10kgまるまる大丈夫です」
彼女・・・淡々と言うだけで、ホントニコリともしない。
心なしか、その隣にいる女性と、カウンターの外にいる男性社員が苦笑している。なんか申し訳なさそうに。
これまで何度か旅をしてきてるが、荷物であ〜だ、こ〜だいわれたことは一度だけしかない。スカンジナビア航空を使ったときだ。このときは明らかにオーバーだったので、言われるかな〜と予測はしていたが、それでも5kgオーバーまではOKですといわれ、トランクから手荷物に移したものはそれほどなかった。
が!
今回は、もう見事に7.8kg減らさせられた。
だいたい早めにカウンターに行けば、多少オーバーしていても問題ないことが多いのに、1gオーバーでも許してくれなさそうな、その能面女性の表情。
先ほどの周りの人間の苦笑から推測するに、彼女はとても厳しい人なんではないだろうか・・・・悪い担当に当たってしまった・・・・と自分ではなく相手を攻める。
あれよあれよと軽くなるおいらのトランク。
あれよあれよと重くなるおいらの手荷物。
自慢のパッキングが崩れに崩れて、すかすかになっていく。
しかも、眠い。
能面に2回の「ダメ出し」を喰らったところで、先ほど苦笑していた男性社員が助けに入ってくれる。
「じゃ、調べてみましょうか・・・」
といって、能面側ではない方測量機の方で、測量する。
電光表示には「20.8kg」と出る。
「あと0.8kgですね・・・」とおいら。
「あ、これでいいです・・・」とひそひそ声で男性。
何故か謝ってるその男性を見て、なんとなく、言わんとしてることはわかったので、「お願いします」といって、荷物を預け、無事カウンターをさることができた。肩に食い込みまくる手荷物と一緒に・・・。
両替所で、Valenciaまでのバス代と、Madridの宿代+α分を考えた2万円を換金。140eurosをゲット。プラスもともと持ってきた30eurosを足すと170euros。十分もつはずだ。
万が一寝れなかったことを備えて、本屋で浅田次郎の「歩兵の本領」とかいう小説を購入し、ゲートをくぐる。
CAMELライトを2カートン、免税店で買い飛行機を待つ。
待っている間に、ベトナム人に「ママンに電話をかけたいんだ」と言われ手助けすることに。
相手は英語なのに、おいらの口からでてくるのはスペイン語。ホント、もうヤバイくらい英語が話せなくなっている。相手は確実にスペイン語は理解できないので、がんばって英語を話すのだが、butさえでてこない始末。
「ゆー てぃえねす け・・・違う・・・ゆー・・・はふとぅ・・・かんびあ・・・違う・・・ちぇんじ?? ゆあ・・・でぃねろ・・・違う・・・まねー・・・えん・・・違う・・・(あ〜〜〜もう!!じれったい!!なんでもいいや!)・・・えすて しょっぷ!!ばれ?の ぷえで ゆーず えすて まねー!みら!あき!おんりー でぃえすえん あんど わんはんどれっど えん!ばれ?ぽるえそ・・・ゆー はふとぅー かんびある ゆあ まねー!」
なんか通じた。
やっぱ、会話は心さ。
そのベトナム人は無事ママンに電話ができたようだ。
11時のKLMの便は30分遅れ程度で無事離陸。
機内につくとソッコウ爆睡。
運がいいことに、隣の席には何故か人が乗ってこなかったため広々。
足伸ばしまくり。
Adios Japon!Adios Amigos!
補足
ただいま、スペイン時間2月11日12:00ちょうど。ようやく5日分の日記終了。Cafe入れて休憩する。
よろしかったら投票してください。
二回の夕食
2005年02月08日 (火)
朝から甲斐甲斐しく動く。
まず、スペインの口座に稼いだお金をすべて振り込む。
天が我に味方したのか、ユーロは下がりに下がって、135円台。つい最近145円を超えたときにはマジで泣きそうだったが、やはりおいらはついてる。天に愛されてることを実感。
担当は一番最初にスペインにいったときと同じ人だった。つまり、全然海外送金になれていない人。2年以上ぶりだから、大丈夫だよな〜とちょっと期待したが、なんら変わって無く、最初から違う用紙を出してきた。
実名をここで出して良いのかわからないが、お名前は「佐藤浩一」。なんか超笑えた。「か〜〜っつ!」とかいってあげたくなった。漢字一文字違いで大きな違いな気がした。
ただ、対応はとても丁寧な人で、もう何度も謝られたし、何度も深々とお辞儀された。そして、うちらのやりとりはちょっと漫才ぽかった気がする。
無事、送金を終了し郵便局を出るやいなや、頭を抱える。
しまった〜!!!!!!金全部入れちゃ駄目やんか〜〜〜!!
おそるおそる、先ほど現金を引き出したあとの明細を見る。
残高・・・11円・・・・
_| ̄|○
ちょっとまて・・・財布の中も確か・・・
おそるおそる、小銭入れを開けてみる。
・・・・・6円!
しめて
17円!!!!!!!!!
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
どうしよう・・・髪切れないじゃん。
トボトボ歩きの帰り道、美容院のカットの値段を見る。
980円!
安い!
事務所へソッコウ!
そして、恥を忍んで
「ママン!もうしわけないんだけど・・・1050円・・・」
「え?なに?」
「髪切りたいの・・・」
「え〜!あんた・・30歳にもなって・・・1050円もないの!!??」
「うん!17円しかないぞ!」(自信ありげに)
「・・・・なげかわしい・・・」
「まぁ、いろいろ訳がありまして・・・もうしわけない」
「しょうがないわね・・・ほら!」
1050円握りしめて美容院へ。
カットだけなので20分もかからず終わる。いつものように美容師さんを困らせた時間5分(髪型はホントどうでもいいため、どう切りますか?って聞かれてもなかなかなんて言っていいのか思い浮かばない。ま、適当で・・・といつも言っているのだが、今日は食い下がられた)を除けば15分で終わったって感じだ。
値段も消費税込みの値段だったらしく980円で済む。70円浮いたので、全財産87円となる。うち銀行に11円なので、76円か・・・。
会社に行く。仕事ではなく、借りていたものとかを返しにいくために。
Mさんが「打ち上げ、打ち上げ!」と騒いでいたので、打ち上げになった。
ネパール料理屋。前回行ったカンティプール(たしか)とは違うネパール料理屋。
今日は家族と最後の晩餐をする約束になっていたので、軽く済ますつもりでいたのだが、かなり勧められてしまい、最終的にはお腹一杯にしてしまう。
で、家に帰ったら、何を考えたのか、奮発して結構上等な肉を使ったステーキ。ステーキ喰うのなんて2年前のスペインでのクリスマスの時以来。
流石にここまでされて「お腹一杯だから、いらない」というのはとてもじゃないけど言えず、「そんなに食べてないから全然食べられる」と嘘をついて、二度目の夕食。
かなりうまい肉だったが、3分の1は残した。とてもじゃないけど入らなかった。
その後、しばらく腹一杯すぎて、動けず。おかげで明日出発だというのに、12時くらいまで動けず・・・。その時点でも準備の進行度は0%。
流石にちょっと焦り始める。
焦ったといえば、Hさんからの餞別。かなりこちらのわがままを通して働かせて貰った上に、餞別なんぞ・・・と断ったのだが、「よく働いてくれたから・・・」といわれ、ちょっと気をよくする。実際問題、パスタはあればあるほど助かるので、二度目は固辞しなかった。
せっかく戴いたので、帰りにコンビニでカレー粉とごま油でも買わせて頂こうと思い、お年玉袋を開けると・・・・
家賃二ヶ月分。
コンビニで一人大あわて。
え〜〜〜〜!!!!!ちょっとだっていったやん!!!!全然ちょっとじゃないやん!!!
おいらの周り・・・みんな優しすぎる。恐ろしいほど優しすぎる。おいらを甘やかしちゃいかんじ。図に乗るから。乗りまくるから。
なんか、いろいろと反省。
追記
部屋は汚い、汚いいわれるが、パッキングにはかなりの自信がある。今回ももうそれはそれは綺麗にパッキング。もう隙間無くびっしり納める。なんか小宇宙って感じ。部屋で自画自賛。おれってすげ〜。
追記2
使う予定だったバスが前日までの予約と言うことが明け方5時に判明し慌てる。結局水天宮からリムジンバスを使うといういつものコースになってしまった。
追記3
飛行機で爆睡するために毎回前日は徹夜するのだが、最近ちょっと寝不足すぎたため、結構やばい状態になる。
よろしかったら投票してください。
DVDドライブ購入!
2005年02月07日 (月)
中華街に最後にいってこようと思っていたのだが、あまりに準備が進んでないので諦め、買い物に変更。
姐御とさおりさんに頼まれていたものやら、向こうに持って行く調味料等を買う。
で、問題のCD・DVDドライブ。
ノートについているやつが壊れてすでに半年以上経ち、その間恐ろしく不便な毎日を送っていた。まったく同じタイプの内臓ドライブをヤフオクやネットで調べたが、見つからず。いっそのこと大容量のHDDを買って逃げるか・・・とも考えたが、ドライブがないのはとにかく不便。
もう、何日も何日も悩み続けている問題だった。
今日も買い物にいって、実際ブツを目の前にしても悩み、Cafeを飲んでいても悩み、ほかの買い物をしても悩み・・・と優柔不断を発揮。
だが、悩んでいてもどうしようもないし、もし万が一仕事をゲットしたときにドライブが使えないのと二進も三進もいかなくなる畏れもあるので、ビクビクしながらなんとか購入。ついでに、同様に壊れていたマウスも購入。
2万くらいの出費。
家賃一ヶ月分+α。
それを考えると買ってしまったあとも、「本当にこれでよかったのか・・・」としばらく悩んだ。
しかし、家に帰って早速装着し、実際に使ってみたらそんな思いはいとも簡単に吹き飛んだ。
もう、Super便利〜〜〜〜!!!
「こんな便利だったらもっと早く買っておけば・・・」と泣いたカラスがもう笑う。
4.8Gってのはかなりでかいことが判明。単純に計算して、CD6枚分。2枚で12枚分。音楽CDやらデータのバックアップCDやらデジカメ画像・動画のバックアップまで大量のCDをスペインに持って行かなければいけなく、いつも困っていたのだが、これで問題が解消。
ノートのHDDが30GBしかないというのもあり、かなり重宝しそうだ。問題は、これをどうやってスペインにもっていくかだ・・・箱はでかすぎて持って行く気にはなれない。が、むき出しで持って行くのも心配。爆弾に間違われそうだし・・・。
さてさてどうするか。
現在の準備進行度・・・0%
追記
サウンド・プラネットとかいうUSENの機械がくじ引きであたる。「え?2等?ホントにでた・・・」と店員に驚かれる。なにやら機械と工事費がタダになるらしい。総額8万円とかなんとか?音楽好きのおいらは少し惹かれたが、スペインにいくのに受信料払ってらんないし、余計な心配事を増やすのもなんなので断る。心なしか胡散臭さもあったし・・・(^_^;)
よろしかったら投票してください。
Paella企画
2005年02月06日 (日)
前々から話していたが、すでに時間がないと諦めていた
「Paella企画」
が様々な諸事情によりよみがえる。
ってわけで、急遽人間集め。
Paellera(パエリヤ鍋)の関係上、呼べるのは6名。
まず、おいら。一名。
場所を提供するマリちゃん。二名。
で、彼女がすでに誘っていたユウコちゃん。三名。
そんでもって、企画を話したときにいたむんとお嬢。五名。
あと一人・・・。
どうしよう。
「Paella!Paella!Paellaたべた〜〜〜い!」と何度もおいらに言ってきたおぐりが順当なのだが、のび〜にもいろいろ世話になってるので呼んであげたい。
迷う。
のび〜は申し訳ないが、今回は泣いてもらうか・・・
でもな〜。
まぁ、いっか・・・一人の量減らせば7名でもOKだろ。
ってことで、7名となった。
おいらとむんは車に材料を積んでマリ邸へ。ほかは電車。2時に集合。
パルコの地下食品売り場で買い物をする。
Paellaのためにお腹を減らしてきたというおぐりに、「一人前ないかも」といったら「え"〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」と大ブ〜イングされた。あとが怖いのでエビを一匹多めにあげることにして、なんとか逃げる。
今回は前回の失敗を生かして、スペインで秘密兵器(コンロに装着するPaella用コンロ?)を買ってきて、自信満々でやってきたのだが・・・
マリ邸のコンロ・・・Modernaすぎて、秘密兵器入らず
おいらの技術的な問題もあって、普通のコンロ1つで作るには、Paellera(パエリア鍋)がでかすぎるのだ。米の量を少なくすればなんとかなるのだが、7人分となると結構いれないといけない。しかも、おいらがこれまで作ったのは4人〜5人分までで、使ったのは小さいPaellera。
一気に自信喪失。
が、ここまで呼び寄せておいて「やっぱ、Paellaなし!ピザ頼もう!ピザ!」ってうこともできないし、そんなことしたら、おぐりに絶対噛まれるので、「失敗したらスマン!」と作り始める。
作るのはPaella Valenciana(兎と鶏肉を使ったPaellaの元祖)ではなく、べたにPaella Mariscos(魚介類のPaella)。
エビ、イカ、パプリカ、タマネギ、ニンニクはパルコのやつ。
米、サフラン、Pimenton、秘密兵器(色づけ用サフラン(笑))はスペインから持ってきたものをしよう。
早速作り始める。
コンロは無理矢理二つ使うことにしたのだが・・・案の定、火が直接あたってるところとそうでないところの差が見た目でもわかってしまい、ちょっとドキドキする。
作ってて思ったのだが、Paellaは一人暮らしの家のcocinaで作るもんじゃないということがよ〜くわかった。スペインは土足なので気にならなかったが、油は飛びまくり、コンロ周りはものすごい油で汚れる。
新築というのもあって、マリちゃんは悲鳴を上げていたが、「しょうがない、あきらめろ!」と一蹴しつつも、クッキングペーパーを床に敷いてあげた。
で、なんとか完成。
見た目は一見Paella。
が、少し焦げた。火が当たったところ(^_^;)
でもって、塩担当のマリちゃんのおかげで、味がない。味が。SOSO。
スペインで作るときは魚でとっただし汁を使うので塩はそれほど使わないでも十分味があるのだが、今回は水と秘密兵器(市販のダシ)で作ってるので、塩をもう少しいれんといけなかったのだ。それをすっかり忘れていた。あと、7人前にしては使った材料が少なすぎた。イカはもう一杯あってもよかったし、パプリカももう一ついれるべきだった。
はっきりいって、おいらにとっては大失敗に近いのだが、ちゃんとしたPaellaを食べたことのないメンバーは「うまい、うまい」と食べていた。
結果オーライな気もしたが、これがPaellaだと思われると、スペインの沽券に関わってくるので、「これはおいしいPaellaじゃないからね!」と何度も念を押しておいた。
スペインに戻ったら、大きいPaelleraで作る練習をしてこようと決心した。
追記
マリちゃんとPatatas Bravasを作ったが、これまたいろいろな要素が作用して、ポテトの竜田揚げみたいになった(笑)。アリオリはなく、パルコにあったアメリカのニンニクマヨネーズ(?)を使ったので、あまりスペインっぽい味ではなかった。が、まぁ、うまかった。
恥ずかしいので写真は小さく。
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