おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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あなたになら言える秘密のこと
2009年02月06日 (金)
近所のTSUTAYAで、ユーゴスラビア関係の映画を2本ゲット。

・あなたになら言える秘密のこと
・セイビング フロム エネミーライン

の2本。

「セイビング フロム エネミーライン」の方は昨日までのリストに入っていないが、これは偶然の発見。どこぞのサイトに書いてあった「エネミーライン」は、パッケージをみた結果、あまりに関係なさそう(トップガンが引き合いに出されていたし)なので即却下したのだが、近辺をみていると、まぁ〜なんと「エネミーライン」を冠する映画の多いこと、多いこと・・・何がどう違うんだ・・・と見比べるために最初に手にしたのが、この「セービング フロム エネミーライン」。

完全にボスニアが舞台の映画で、もしかしたら、上で書いたどこそのサイトも、この映画と間違えて書いてしまったんじゃないか・・・と思えるほど。

まだ映画の方はみてないが、パッケージとそこにかかれている内容から、あまり期待できそうな感じではない。とりあえず、みてみるが・・・。

で、夜中・・・どちらをみるか迷ったあげく、「あなたになら言える秘密のこと」をみてみることにした。

The Secret Life of Words(あなたになら言える秘密のこと)

あなたになら言える秘密のこと

【点数】3.8点(5点満点) 

【制作年】2005年 【制作国】スペイン 【監督】イザベル・コイシェ、アグスティン・アルモドバル(制作総指揮) 【公式サイト】なし
【キャスト】サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、レオノール・ワトリング

【感想】(ネタバレありの可能性大)
監督は「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェ。だれそが、「死ぬほどつまらない」といっていたので、みてはいないのだが「パリ、ジュテーム」もそうらしい。制作総指揮のアグスティン・アルモドバルは、ペドロ・アルモドバルの弟なり。

で、「死ぬまで〜」がテーマはともかく(結構日記でも使った記憶があるので、なにも言えない)、なんかストーリーがいまいち散逸で微妙だったため、正直期待していなかった。スペイン映画ということと、ユーゴスラビアが関係してくるということでなければ、おそらくみてないと思われる。

とりあえず、あらすじ。例のごとくgoo映画からぱくってきた。

あらゆる感情を封印したかのように誰にも打ち解けず、黙々と工場で働くハンナ。その真面目過ぎる働きぶりを上司にとがめられ強制的に取らされた休暇中、思いがけないことから油田掘削所の事故で大怪我をした男・ジョゼフの看護を買って出る。向かった先は海に浮かぶ油田。そこには陽気で腕のいい料理人をはじめ風変わりな男たちが働いていた。彼らと生活を共にするうちにハンナは次第に笑顔を取り戻して行くのだが…。


ででで・・・冒頭から、文句たらたらだったけど、結構楽しめてしまった。ハンナの変化が楽しくて、食い入るいうに見てしまった。おもしろかった。おもしろかった。スペイン語でないのが残念だったが・・・。

「死ぬまで〜」同様、脇役にいろいろと伏線はりまくっているのだが、最終的には何事もなかったかのように終わる。コック役のサイモンがおいらの大好きなハビエル・カマラで、彼のストーリーもかなり期待していたのだが・・・なんだったんだ?あれ・・・。

それにしてもハビエル・カマラもだいぶ老けた気がする・・・あれは役どころで、あんな風に見えるのか?Hable con ella(邦題:トーク トゥ ハー)の時は、もっと若々しかった。

Hable con ellaといえば、今回の映画では超脇役であったが、キャストにわざわざ書いといたレオノール・ワトリングも老けた感じがした。Hable con ellaの時は、それはそれはもう・・・・それ以上に、「マルティナは海」の彼女ときたら、エロいのなんのって・・・。日本人の女性の場合、30歳あたりからはもう、あまりに変化しないので、見ても年齢がさっぱりわからないが、スペイン人はそうではないのかもしれない。まぁ、あのGuapaな状態のまま、綺麗に年をとられたら不平等ってやつだよな。風吹ジュンみたいなのは日本だけで十分だ。

おいらが一番気に入ったシーンは、ハビエル・カマラ演ずるサイモンと、サラ・ポーリー演じるハンナがブランコに乗るシーン。あの手の青春が皆無なおいらは、身をよじりながら「これやってみて〜〜〜!」と夜中に叫んぶ羽目になった。

このあたりになるとハンナはだいぶ笑顔をみせるようになってるわけだが、最初のころの威圧的で、誰にも心を開かない状態をずっとみてきてるので、なんとも幸せな気持ちになれる。30歳超えたあたりから、声を大にして唱えているが、やっぱ笑顔は大事だって。

「死ぬまでに〜」のときはおいらのレーダーがまったく反応しなかった、主演のサラ・ポーリーなのだが、今回は、レーダーが反応しまくり。なんだろ・・・今回の役どころがツボにはまったんだろうか?出し惜しんで、出し惜しんでの笑顔にやられたに違いない。クロアチア人役だったもんで、少なくともそのあたりと勝手におもっていたのだが、なんとカナダ人。まぁ、たしかに、ユマサーマンとかノニーに似ていると思ったから、納得はいくのだが・・・スペインで知り合ったポーランド人のエヴァにも似ていたしな・・・。むむむ。

ティム・ロビンスについては特になし。もともと好きな俳優だし・・・。ティム・ロビンスというと、たいてい「ショーシャンクの空に」あたりがあがるが、おいらが好きなのは「未来は今」。思い出してはついつい借りてしまう映画だ。

映画の話してないな・・・。そうだ、ユーゴスラビアだ・・・。

ユーゴスラビア・・・今回の場合、クロアチアになるのだが、それがかなり重要な部分になってくる。風景こそないものの、一昨日くらいにみた「ノー・マンズ・ライン」並に、紛争の悲惨さは十分伝わってきた。これから行く旅のためにみたとはいえ、少々ダメージが強すぎた。

正直、2つの世界大戦くらいまで話しが戻ってしまうと、区分として「自分が生まれる前」というフィルターを通して見てしまうが、今回の話は、たかだか20年前の話。もうとっくにおいらは生まれている。つい最近とはいわないが、十分最近だ。

ちょっとクロアチア行くの怖くなったさ。

で、最後に。

なんか小さいストーリーが生まれそうで生まれないモヤモヤ感は結構残ったが、そのあたりは見ている方で勝手にやってくれということなのだろう。「みなまでいうな」な映画は大好きなんだけど、もう少し広げてほしかったな〜とは思う。結構、いわくありげな脇役いたしさ。

あと、最初からわかっているとはいえ、どうしてジョゼフだったのかが、いまいち納得いかん。彼の秘密は最後の最後のための伏線としか役立ってないし、ほかの秘密も、わかるけど、なんというか・・・バランスが釣り合わない。ジョゼフはジョゼフで、結構短絡的な気もするし。あれだったら世界中の看護士さんが・・・。

そう考えると、やっぱ今回の映画の高得点は、サラ・ポーリーの笑顔の効果が大きいということか。うん、そうに違いない

レンタカーを使ったスペイン呑んだ暮れの旅 参考資料
2009年02月05日 (木)
スペインの方も公式サイトが充実してきて、以前に比べたら何かと便利で助かる。
以前もネットで予約等は出来たが、あくまでも「申し込み」だけで、オプションやら、要望やら、Oferta(割引)なんかは、スペイン語で書かないといけなかったのだが、今は、申し込みフォーム内で選択できるようになっていたりする。

いや〜、面倒くさいやりとりがないのが、何とも良い。

ここ数日、遊んでいるのが、下記のサイト

■パラドール公式サイト
PARADORES

地図に関しては以前の方が見やすかったと思うのだが、ある程度、目的地が決まっているなら、この地図でも問題ないだろう。今回のおいらの旅の場合は、ちょっと面倒だった。かなり使いやすくはなっているのだが、相変わらず重い。重すぎる。これはもうあちら側の回線としか思えない。重いのに各Paradorで動画を載せてしまっているため、これまた重い。ストレスが少したまる。

結局泊まることにしたのは、2カ所。

パラドールというと、LeonやらGranadaやらSantiago de compostelaあたりが超有名だし、行きやすいのだが、立地条件でいうとCardona!

CardonaのParador

行った人行った人、皆一様に「Cardonaいいよ〜〜!」と勧められていたので、前々から行きたかったのだが、意外とルートに組み込みづらいのだ。Cardonaは。今回も実は、以前レンタカーでがっつり回ったBarcelona方面まで足を伸ばす必要はないが、わざわざCardonaのためだけに、Valenciaから北上することになった。そのあとの都市がLogron~oであることを考えると、ホント遠回りなのだが・・・もうスペインにはそうそういけないので、思い切ることにした。

で、このParador・・・Escapada Joven(若者割引。もう若くないのだが)で1泊(朝食付き)56eurosくらいで泊まろうと思っていたのだが、なんかいろいろ調べていると、Tarifa Unicaという新しい割引商品を発見。詳しいことはイマイチわからないのだが、どうもネットで予約した場合のみOKみたいで、部屋数にも限りがあるっぽい。ちなみに、トップのバナーで流れている、Habitacion Unicaとは異なるので注意。こちらは、もう天蓋ついちゃったりするような、もうそれこそ、極上の一部屋だ。

Tarifa Unicaの力によって、このCardonaは2人で2泊で200euros。一泊50euros/人と、激安である。まぁ、それでも通常おいらが泊まるような安Hostal2泊分になるんだが・・・。夏だったらプールなんかも入れちゃうので、余裕で50eurosの元手はとれるし、バイキング形式の朝食が楽しいんだ、旨いんだ。


Cardonaの一週間後に泊まるパラドールがLerma。

LermaのParador

Lermaなんて名前の街はきいたことがなかったのだが、Ribera del Dueroでベロンベロンに呑んだ暮れることができそうなパラドールで探していたら発見した。位置的には、Burgosのすぐ南にあたる。

Lermaの近辺には、Aranda de DueroやRoa、San Esteban Gormaz等々、Duero川に沿った素敵(たぶんだが)な街がたくさんあるので、レンタカーならば、Lermaを拠点にしても大丈夫そうだと決定。

この建物はDuque(ドゥケ)、すなわち公爵のおうち。ここまででかいということは、それなりに有名人なのだろう・・・あちらにいったら調べる予定。

なお、パラドールは、Castillo(城)タイプ、Alcazar(宮殿とか居城とか砦とかの意味で、Carmonaだけ)タイプ、Monasterio(修道院)タイプとかいろいろある。ほとんどが歴史的建造物なのだが、たまにModerna(近代的)とかRegional(地方建築)なものがあるが、これらは泊まり心地は他のものと変わらず、得てして自然に囲まれていたり、長めがよかったりするのだが、建物自体を楽しむ感じではない。ToledoなんかはRegionalになるようで、ぶっちゃけ建物自体大して面白くないものの、テラスからの眺めは半端ない。Cafeを飲みながら、Vinoを呑みながら、かつての首都の栄光を偲んでも悪くない。Toledoにいったらタクシーを使ってでも見に行くべき。ソコトレンに乗って近くまでいって歩くのもよし。

おまけだが、Anican~izのParadorにもかなり惹かれた。

alcan~izのParador

Castilloタイプ。バレンシアから近いように思われたのだが、普通の国道にはいからか、結構時間がかかる。ここは次回だな・・・。


■おすすめレンタカー
Europcar

探せば他に安いところはもっとあるのだが、使い勝手の良さと信頼度なんかを鑑みて毎回使っているのが、Europcar。慣れているから使っているというのもあるのだが・・・。

ここのサイトもひきこもりのリンク集を作った頃よりも、またさらに使いやすくなった。今回は15日ほどレンタカーを借りるのだが、そのお値段・・・36000円!!(34000円ってのもある)。二人で割れば18000円。一日1200円の計算だ。まぁ、ガソリン代があるから実際はもう少し金かかるが・・・。円じゃなくってEuroでも算出できるのだが、なぜか円で算出したほうが安かったので、円のまま予約した。


■都市間のルートを概算してくれるサイト
Guia Repsol

ここもかなりサイトが進化した。以前のも便利だったのが、今の物にくらべると、かなりごちゃごちゃしていたし、重いし・・・と、少々使い勝手が悪かったのだが、新しいサイトはかなり快適。

簡単にいえば、サイト版カーナビ。出発都市と、目的都市をいれて探せば、最短ルートを距離や時間で計算してくれ、さらに使う道路も教えてくれる。

今回もレンタカーで回る都市を滞在順に調べていったり、余裕があったら他の都市までの時間を調べたりして、プランニングの参考にした。

なんか、もうAjax様々って感じ。


追記
別のTSUTAYAで、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」を発見。「あなたになら言える秘密のこと」と「エネミーライン」は半額クーポンが使えるところで借りる。

夜中、「ノー・マンズ・ライン」を鑑賞。感想は後日。月並みな表現だが、いろいろ考えさせれる映画であった。

ユーゴスラビア
2009年02月04日 (水)
1年7ヶ月かけてできあがった規則正しい生活が、たったの5日で崩壊する様をみて、「嗚呼、人間て堕落するようにできてるんだな〜」としみじみ思う。

別に意識して堕落しようと思ってるわけではない。「休みだから、夜更かししちゃうおう」とかそういうのでもない。気づくとそうなってるのだ。水が高いところから低いところに流れるかのごとく、自然とそうなるのだ。性善説とか性悪説とか一緒に、性堕落説を唱えたい。

というわけで、昨夜というか今朝は8時半頃までプランニングをし、そのあとちょい調べ物をし布団に入ったのは、11時前あたり。

で、起きたのはさっき。6時半。まだ起きて6時間しか経ってない。

起きてすぐご飯。時間的には夕食だが、気分的には朝食。石積み中には、どう足掻いても目方が増えていっていたのに、辞めた途端、みるみる体重は減っていく。なんか体軽いもん。顔も気づくともじゃもじゃ。石積みしているときは、毎朝きちんと剃っていたが、今はもうのばし放題。2年ぶりに麗しの髭をまた伸ばしている。

食後、ユーゴスラビア、セルビア、ボスニア・ヘルツゴヴィナ、クロアチア、コソボあたりの歴史を勉強。

三國志を彷彿とさせる・・・

この辺りが舞台の小説なんかも探しながら。だけど、全然みつからない。

ある程度、知識をいれたあと、メモったリストを持ってTSUTAYAへ。

・ノー・マンズ・ランド
・ボスニア
・サラエボの花
・ウェルカム・トゥ・サラエボ
・ボスニアの青い空
・ハンティング・パーティー

近所のTSUTAYAでは、もっともメージャーと思われる「サラエボの花」(グルバビツァ)と「ハンティング・パーティー」の2つを発見。あとは廃盤になっているか、取り扱い外といわれる。ハンティング・パーティーは副題に「CIAの陰謀」とあるあたりかなり期待できない。主演もハリソン・フォードだし。別にハリソン・フォードが嫌いなわけではない。どちらかというと好きだ。でも、なんかおいらがイメージしているのとはかけ離れていると思われる。

なんか悔しいので、車を走らせ、少し遠目のTSUTAYAへ。「ボスニア」はなんとなく期待できそうなので、それが目当てでいったのだが・・・「ノー・マンズ・ランド」のみ発見。ここでも他のは取り扱ってないと言われた。

おうちにかえって、クルテク(チェコのアニメで、モグラが主人公)まで揃えているTSUTAYAディスカスならもしかして・・・と思って調べてみたが、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」だけしかなかった。どうも、「ボスニアの青い空」は、日本では劇場未公開だったようで、DVDは期待できないようだ。

もう少しきちんと調べてみたところ、さらに3つの映画を発見

・セイヴィア
・エネミーライン
・あなたになら言える秘密のこと

セイヴィアはかなり壮絶な映画のようだ。エネミーラインは・・・ジャンルに「ロマンス」と或る辺りあまり期待できない。「あなたになら言える秘密のこと」はスペイン映画。みたことないのだが、これは以前TSUTAYAでみたことあるので、すぐに借りれるだろう。

明日はお土産を購入しに行く。

鯖の缶詰、カレールー、生らーめん、キューピーマヨネーズ。メールでこの注文リストを見た瞬間、「あ〜〜〜!わかるわかる!」と1人PCの前で納得。特に鯖に関してはおいらも大好物なので、ママンから送られてきた荷物に入っていたのをみたときは、一日踊り狂っていた想い出がある。

お土産といえば、アユーラのなんたらかんたら陶器なんたらというのも、3日前にくらいにデパートに買いにいったが、これは心なしか買うのが恥ずかしかった。しかし、あんなもんが2000円もするなんて・・・女の人ってつくづく大変だと思う。

イカロス
2009年02月03日 (火)
新年あけたら復活しようと決めていたのに・・・もう2月。まぁ、そううまくいかないのが世の常ってやつだ。

ってことで、1月をさらっと振り返って現在に無理矢理つなげることにする。

その前に去年の反省。

日記生活14年(13か?)・・・去年ほどひどい年はない。我ながらがっかりだ。生活が生活だっただけに、まぁ情状酌量の部分もあると思うが、やはりひどい。怖いから去年の日記の日数は数えないでおくが、今年はその点を反省し、以前みたいにたまに休みながらも、ちゃんと書くことを誓いたい。うむ。

で、今年は新年早々、幸先良い感じ。追い風追い風順風満帆。

31日は例のメンバーで除夜の鐘+初詣。おみくじ引いたら大吉。願い事は「ボーナスがもらえるになりますように」と「長尾が結婚できますように」の2つ。

年あけたあとは、うちで毎年ダラダラとくっちゃべるのだが、今年は夜中の4時に合わせ家を出る。ゴルフ君で一路、滋賀に向かう。運良く浜名湖あたりで初日の出の時間を迎えることが判明しSAへ。当然、同じことを考えている人たちの車で浜名湖SAはエライ混んでいたが、なんとか車を止められるところを発見し駐車。

夜か朝かと問われたら、「まだバリバリ夜ッス」と答える感じの空だったが、白茶け始めている匂いもしたので、待っていればすぐに日はまた昇るだろう・・・とコーヒーを買って浜名湖SAにある大きな広場で絶景スポットの場所取り。

しかし・・・あまりの寒さコーヒーは3秒で「あったか〜い」から「つめた〜い」になるし、周りが友達同士のグループでガヤガヤし始めたの感じ、「新年から1人で初日の出かよ・・・」と少し寂しくもなったし、あまりの寂しさに、同じように1人できているっぽい女の子を勝手に同志扱いして自分を慰めていたが、日は全く昇ってくる気配もないし・・・。

結局、クソ寒い中、コーヒーを買いに行きたくても動けない1人の状態で、1時間ちょいまってようやく御来光。

2009年御来光 en 浜名湖


待った甲斐はあった・・・。

7時半くらいに浜名湖SAを後にし、再び滋賀へ。予定ではそのまま寝ないで、10時半〜11時くらいの間に滋賀の適当なSAに入り、車で仮眠をとる予定だったのだが、寒い中長く待ちすぎたのか、かなりの睡魔に襲われ、30kmも走らないうちに限界達する。8時半ちょっと前のこと。

仕方がないので赤塚の小さなPAに車を止め、持参してきた毛布にくるまって仮眠に入る。目覚ましを4時間後の12時半にセットし寝たのだが、あまり暑さにに起こされる。日はだいぶ昇り、燦々と輝いている。時計をみるとまだ11時。3時間も寝ていないじゃないか・・・。

いかん。このままだと長くなりすぎるから一気に端折る。

無事滋賀に到着。ユウコちゃんを拾い、ガソリンを満タンにし、北上。VAMOS A 石川だ。途中のPAで「焼き鯖寿司」みたいなのを食べる。隣でユウコちゃんが「福井の鯖は・・・もっとおいしいお店が・・・」とブツブツいっていたが、前日の夕方7時くらいに年越し蕎麦を食べてから何も口にしていなかったおいらには、PAの食べ物とはいえ激旨であった。

滋賀はものすごい大粒の雪が降っており、高速道路脇にもすでにつもっていたが、石川へ入ると雪はまったくふっていなかった。しかし、空はものすごい色。小説とかでみる「鈍色」(にびいろ)とはまさにこの色のこと。なるほど・・・朋美嬢が「石川では空の話はタブーよ」といっていた理由がよくわかる。

北陸自動車道上で2つほど初体験。

ユ「あ〜〜あの車よけて!!!」
お「えっ?えっ???何?」
ユ「あ〜〜〜」
お「なんだ!!フロントガラスが真っ白になった!」
ユ「除雪車・・・あれ・・・塩化ナトリウムまいてるから・・・」
お「へぇ〜なるほどね〜」
ユ「あれにあたると、車さびるからちゃんと洗車しないと駄目だよ」
お「ぬわに〜〜〜!!!そんな・・・・。っていうか、あれ避けようがなくね?」
ユ「そうなんだけどね・・・」

初体験2

お「すげ〜〜〜!あの空!鈍色だ、鈍色!鈍い色と書いて鈍色!!すげ〜」
ユ「それ石川で言っちゃ駄目だよ」
お「うん。朋美嬢から聞いた。空の話だめだって。納得したよ。でも、これは特筆に値するよ。っていうか、開口一番言っちゃいそう。「すごい空だね!」って」
ユ「みて、みて!あそこ!雪降ってるよ」
お「は?どこよ・・・っていうか、何であんな遠くで雪降ってるのわかるのよ」
ユ「あそこだよ。あの雲が黒くなってるところの下・・・雪みえるじゃん」
お「ええええええ。うそん・・・。まぁ、雨雲があるから雪雲もあるんだろうけど、見えるはずが・・・って、あれ?あのトルネードみたいな感じに白くなってるところ?えええ〜〜あれ雪なの?」
ユ「うん・・・そうだと思うけど・・・」
お「ええええええ。すげ〜じゃなにかい・・・あっちはそこそこ太陽がでてて、天気いいけど、あそこの雲の下と、そっちの雲の下のあれは雪が降ってるの?」
ユ「うん。たぶん降ってる」
お「すげ〜〜〜石川・・・そりゃ、蜃気楼も見えるわ・・・って、それは富山か・・・」

果たして、金沢あたりで降りると本当に雪は降っていた。

夜、石川桃源郷にて、美女軍団に囲まれる。全員ドーピングをしていたのもあって、朝の6時過ぎまでダラダラダラダラ。トゥ君が寝たあたりからちょっとした四面楚歌状態になる。性別での味方がいない。かなり激しい闘いになったが、両者引き分けというところだろう。

2日目。トゥ君が良い匂いをさせたまま同窓会にいってしまい、のっけから四面楚歌状態。そして、さらに増える美女。序盤はまさに桃源郷なのだが、後半戦はかなり熱い闘いになる。次から次へと空いていく一升瓶。最終的には2日で6本の一升瓶が空いた・・・。そのせいで、31日に出そうと思って持ってきた年賀状のことをすっかり忘れることになった・・・。

おいらがびっくりしつつも、とても嬉しく、「石川に住むか・・・」と思わせたのが、「あたしあまり呑めないんです・・・」の違い。東京と石川のだ。

東京の「あまり呑めない」はすなわち「呑まない」に限りなく近くなるが、石川の「あまり呑めない」は「5合は呑む」なのだ。まぁ、ペネロペを筆頭とする朋美嬢ファミリーに比べたということではあるかもしれないが、愉快な仲間たちは、ごく普通に酒を呑む。しかも、嬉しいことに「日本酒」をだ。Viva!石川!である。

そのペネロペに「こんなに呑める男の人は初めて・・・」と言わせしめたおいらは、まだまだイケるということだろう。最近、三十路の呪いでやばくなっていたのだが、ドーピングありならまだまだ現役であることが証明された。

2日は朝の8時まで酒宴は続いた。途中、美女軍団が「男は触れられてイヤかそうじゃないかが大事」という話を聞いて、「え〜〜そんなんあなたたちだけでしょ〜」と反抗したのだが、来る美女、来る美女、その意見に同意するものだから、本気で一瞬、酔いが覚めた。「触れられる」はエロティカな意味ではなく、普通の意味の「触れられる」だ。他人の話なら「かわいそう」で済むが、それを自分に置き換えたら・・・と思ったら、鳥肌たった。こえぇ〜〜よ〜〜〜。

石川人と滋賀人だけの話にしておこう・・・と思ったが、つい最近呑んだチカちゃんが「セクシーな人じゃないと駄目」というのも、きいたところ、その状態に近いらしく、またもや愕然とした。福島もかよ・・・。

男は別に肩に手を置かれようが、腕を捕まれようが、頭をなでられようが、気にする人は少ないと思うが、おなごはそうでもないようだ。そういえば、前にお嬢がタクシーに乗るとき、わざとバランスを崩すというか、気づかないふりをして、手の上に手を重ねて乗り込んできては「あ、ごめんごめん」という上司がいるとかぼやいていたが、それをぼやくということは・・・なるほど、そういうことか。そういう輩がいるから・・・。

石川の鏡餅は赤かった・・・。

次いってみよう。

1月23日・・・無事1年7ヶ月の日雇い職人を終え、退石積み。「あんたこのご時世に・・・ほんとどうするのよ・・・」とぼやかれもしたが、まぁ、人は人。おいらはおいら。世のお母さんの言う、「他の家は他の家。うちはうち」の論理だ。

ただ、同時にイカロスにもなった。勇気一つを友にしていて空高くまいあがっていったのだが、蝋で作った翼は溶けてしまった。状況でいうと3番辺り。まぁ、そろそろ潮時というのもあるし、前回が1年、今回が2年だったので、次は3年間はもつだろう。

むかしギリシャのイカロスは〜♪

1年7ヶ月もいたのに、呑み仲間一人できなかったバビロニアでの日雇い石積み生活だったが、最後の最後の送別会で呑んだ暮れ仲間を二人発見。部署は違うものの同じチームでやってきた人たち。連絡先もゲットできたので、帰国したら呑みにいこうと画策中。うち1人はかなりの呑んだ暮れっぽいので、期待大だ。

で、現在。旅の計画中。

最終的に期間は2ヶ月弱ということになった。12月末で辞められていれば、観光ビザマックスの3ヶ月行けただろうが・・・まぁ、いたしかたない。

当初の予定では、スペイン→イタリア→クロアチア→アルバニア→ギリシャ→日本という感じで考えていたのだが、まずギリシャは諦めた。

小学生の時にもらう地図帳(まだユーゴスラビア時代のもの)でみたら、結構近く思えていたのだが、ちゃんとした地図でみたら遠い遠い・・・。もしギリシャにいけたら12年ぶりとなっていたのだが・・・。

ギリシャがなくなってしまったので、アルバニアも切れた。アルバニアは、先日の郡山芋煮会合宿企画で、アルバニア人のMjedana(ミエダナ)と知り合ったから・・・という理由だけで決めたのだが、いかんせん情報が少ない。Dubrovnikからすぐ南へ行けばアルバニアだと思っていたのだが、ちゃんと調べたら間にモンテネグロがあった・・・。

利用する航空会社も、スカンジナビア航空(約一年Fixで往復47000円)を使おうと思っていたのだが、コペンハーゲンで一泊以上しなくてはいけないため、しかも途中降機もできないため、結局BA(ブリティッシュエアウェイズ)にした。値段は往復48000円程度と値段は変わらないのだが、燃油サーチャージがBAの方が高いし、ロンドンは通過しただけで金取られるのでだいぶ高くなる。結局、サーチャージ等諸々を追加すると航空券よりも高くなって、最終的な値段は10万円強。これでも前よりは少し安くなってるわけだけど・・・うぬぬぬ。まぁ、ユーロがだいぶ下がっているので由とする。そういえば、4月からはサーチャージが一気に下がるので、今度は航空券が少し上がるかもしれない。4月以降なんて、イカロスなおいらには関係ない話だが。

クロアチアに入る航空会社の数はかなり少なく、オーストリア航空を筆頭に数社しかない。BAも当然入ってないので、帰りはウィーンに決定。ウィーンはこれで3度目。ウィーンを訪れる前は「どうせPijoな街なんでしょ〜」と小馬鹿にしていたが、今では完全にウィーン贔屓だ。とても素敵な街である。

出国までほとんど時間は残っておらず、今現在、必死でプランニングをしている最中なのだが、サイトがクロアチア語だったりするので、かなりしんどい。アドリア海をはさんでイタリアが近いので、イタリア語と英語にサイトの表示を変えることもできるのだが、中途半端にしか変わらないサイトが多いため、どこをクリックしていいのかイマイチはっきりわからず、知恵熱でまくりだ。

目下、苦しんでいのが、ヴェネチアからスプリットへ行くルート。シーズンの夏期なら、3時間でPulaにつき、そこからRijekaに行ってフェリーでSplitへいけるのだが、Venezia→Pula間が冬期は運休しているため、バスで無理矢理いかなくてはいけないのだ。しかもかなりの時間をかけて。

VeneziaからRijekaに直接行けたら一番楽なのだが、どう探してもそこの間のバスがない。きちんと読めもしない英語、イタリア語、クロアチア語、スロベニア語と悪戦苦闘していると、AnconaからSplitのフェリーなら通年でていることが判明したが、VeneziaからAnconaって、あんた・・・かなり南じゃねぇ〜か〜ぼけ〜。

その後、浮上してきた方法がTrieste経由のルート。乗り継がなくてはいけないし、フェリーに比べたら面倒なのだが、VeneziaからPula行きのバスはTriesteを通るので、そこで降りて、TriesteからRijeka行きのバスに乗り換える。

このルートの時刻表等を調べるのにかなり手間取った。普段の旅なら、なるようにしかならないと大まかなプランニングだけして、あとは野となれ山となれなのだが、クロアチアのメインは、あくまで「アドリア海の真珠」ドゥブロヴニク。そこまでのルートがきちんとあるかどうかだけは出発前にはっきりさせておきたかったのだ。冬期は休むor激減する交通手段が多いだけに。効率良く回るためには、計画的にいかなくてはいけないのだ。この手間は惜しんではいかん。

で、ほぼ決定しつつある現在のバルカン半島ルートはこれ。

ヴェネチア(イタリア)→バス4時間→トリエステ(イタリア)→バス2時間→リエカ(クロアチア)→フェリー12時間→スプリット(クロアチア)→バス4時間半→ドゥブロヴニク(クロアチア)→バス→モスタル(ボスニア・ヘルツゴビナ)→バス→サラエボヴォ(ボスニア・ヘルツゴビナ)→バス→ザグレブ(クロアチア)→列車orバス→リュブリャーナ(スロヴェニア)→列車orバス→ウィーン(オーストリア)

最初の予定にはなかったのだが、アルバニアの代わりにいれたサラエヴォにはかなり期待している。日本史でも世界史でも必ず習うから、日本人なら、細かい場所はわからなくっても名前だけは絶対にきいたことがある街だ。絶対に素敵な街であるに違いない。なんてたって、歴史がものすごい複雑。しっかり勉強して、この目にしっかりと焼き付けてくるつもりだ。出国前に、映画を借りて見なければ・・・。

最後にスペイン。

こちらは、完全に呑んだ暮れの旅。前回と同じだ。今回は久しぶりにレンタカーを借りるので、Ribera del Dueroの小さな村々を回る予定。そして、そこで酔いつぶれる予定。パラドールにも泊まっちゃうさ。まえは30歳までだったEscapada Joven(若者割引)が、なんと35歳までOKになっていた・・・。すばらしすぎる。冬なのでプールには入れないが、Vinoをしこたま部屋にもちかえって、しこたま呑んだくれてやる。

そして、前回いったときに情報を得て、かなり興味をもったRioja周辺。交通手段の関係でLogron~oしか回れなかったが、今回はHaroあたりまで足を伸ばし、そのままネストルがいるという(もしかしたらLeonかもしれないが)Vitoriaまで行く。その後、Soriaへ戻り、Duero側に沿うように進みValladolid方面へ。この間の街は、×× de Dueroがうじゃうじゃ。もうこれだけで血湧き肉躍る。その中でも大きめの街、Aranda de Dueroあたりで呑んだ暮れる。Valladolidからは南下してVinoのおいしいRuedaあたりを散策。Vino SanzのVinoを試してくる。時間があったらLeonから、これまたVinoの旨いBierzoにも行きたいが。ここは多分無理っぽい・・・。

これが理想のルートなのだが、日数の関係もあるので、実際にはここまで回れないだろう。なんせ車の運転はおいら1人だ。久しぶりの左ハンドルの右車線。すぐに勘を取り戻せればいいのだが・・・もう三十路超えてだいぶたつからな〜。

ただ、今回は地図が読める女"マリカルメン"が一緒にいる。この違いはかなり大きい。BarやBodegaで1人で呑んだくれなくていいということだ。周りと同じように、ワイワイガヤガヤキャーキャーできるということだ。まぁ、やつは酒を呑まないので、呑み相手には全くならないが、会話ができるかできないかというのは大きな違いだ。

前回みたいに寂しくて、BarやBodegaで絵はがき80枚とかいうのはイヤや・・・。

順風満帆
2008年10月30日 (木)
う〜ん・・・およそ二ヶ月か・・・。

メモがなくなる恐怖が、黒猫みたいに、今さっき頭をよぎったので久しぶりにやってきた。

なんか、恐ろしく順風満帆なのよね。まぁ、その理由は、突如やってきた「Euro安」なんだけどさ(当社比)。

石積みの帰り銀行によることがたまにあって、そのたびに外貨両替所の掲示板みてくるんだけど、一人ほくそ笑んでしまう。昨日の時点で128円。その二日前は124円くらいだった。おいらがスペイン留学する直前が108円くらい。で、到着したときは110円〜118円。その後、Euroはどんどん急上昇し、130円を間にウロウロしている間に怖くなって、125円〜128円くらいのときに留学予算を全部Euroに変えたのだが、Euroはその後もず〜〜っと伸び続け、3年後の帰国直前あたりで140円〜145円。そして、帰国後はもっとすごいことになっていて、つい最近まで170円前後をうろついていたわけだから、ここにきて50円近くのダウンということだ。

これを喜ばずに、何を喜べというのか!

まぁ、Euro貯蓄とか、株とかナンとかやっている人にとっては最悪なことで、しかも、昨今の世界的な不景気のニュースをきいて、そんな目先の利益を喜んでいていいのか・・・とも思うが、江戸の庶民も目先のことだけ考えていきていたわけだから、まぁ、いいだろう。

燃油サーチャージの問題はあるが、問題は少なければ少ないほどいいわけなので、とりあえず、スペインに行くことにした。迷っていたけど、決定。ここに書いてしまった時点で決定。いわば、デスノート。

航空運賃の安い2月あたりを予定。もちろん、石積み場は辞める。潮時な気もするしね。なんか、風の噂で35歳あたりで、一気にまた危険になるというので、そこを目安に頑張ることにする。

今回のスペイン旅行は、付け合わせというか、抱き合わせというか・・・北イタリアを抜けて、ここ最近の憧れクロアチアまで足を伸ばしたいと思っている。で、この前、むちゃくちゃべっぴん・・・というか、エロいというか・・・二日酔いですごい辛い顔してるのに、なんとも色気ムンムンな・・・アルバニア人と知り合ったので、ついでなので、アルバニアにもいってみようっとも考えている。

先月くらいからのお昼の友になっている、ねねちんが貸してくれた「The Historian」(エリザベス・コストヴァ)にでてくる、ルーマニアあたりも行きたいのだが・・・前回の旅で、言葉が通じない国にまとめて行きすぎると、頭の中に言語が何も残らないので、今回は諦める。ホント、ハンガリー語(マジャール語)には困らさせられたらな〜。だって、タバコ買ったお礼のクスヌム(ありがとう)が通じなくて、何度も言う羽目になったからな・・・。

この話をどっかで友達に話したら、「「Thank You」でよかったじゃん」とかいわれたけど・・・そんなこと頭に浮かばなかったよ。郷に入りては郷に従えだからな〜。

また話がそれてきた。

兎に角、順風満帆。すべてが。怖いくらいに。

1つ気づいたことなのだが、日記書いてないと意外と人から連絡が来ることが判明。「最近どうしてるの?日記かいてないじゃん。久しぶりの呑もうよ」という連絡がここ最近よくある。

黒い金曜日な日々がず〜っと続いていたため、金曜日におうちに帰ることが苦じゃなくなり始めた時期なので、なんとも複雑な・・・達観する前に連絡くれよ!といいたいくらい・・・心境だったが、この連絡が、まぁ、それはそれは、ちょうど良い塩梅で入る。予定がぶつかることもなく、またおいらの好きな3日前とか、前日とかに入る。そういう約束だけかと思いきや、2週間先くらいの予定も入ったりもする。スケジュール帳が埋まるのがあまり好きではない(まぁ、スケジュール帳なんぞ持っていないのだが)おいらの心の機微を熟知してくれているかの如く、なんとも素敵な埋まり方。

最近の活動報告を残しておこう。

合コンやった。大人になって二度目の合コン。が、参加者ではなく幹事として。おかむんと一緒に傍観席にいて、一緒に幹事をしたヘケットさんと話をしをしつつ、ウコンの力(タクヤが買ってきた。長尾曰く、すごい効くとのことで一度呑んでみたかったのだが)のパワーを知りたく、一人焼酎がぶ飲みしていたのだが・・・その後の反省会で、ヘケットさんが超人気だったことを聞き猛省。まさか、一言も話していないフリまでその名前をあげるとは思わず・・・。席がえとかそこまで頭が働かなかったし・・・ホント申し訳ないことをした。あまりの猛省のため、起きたら部屋のベッドにいて、足下にはおかむんがいた。

時間はもう少し最近になるが、ヘケットさんから個展に誘われる。ヘケットさんと同じく、賽の河原時代の子の個展。あまり話したことはないのだが、せっかくなので行ってきた。もちろんラクシュミさんも呼んで。そんな話を進めていたら、これまた賽の河原時代の子で、この前スペインにいってきたばかりのサキュバスさんから連絡が入る。「会社辞めました!呑んでください」と。これは良いタイミングだ!と、早速、個展に誘ったのだが、なにやらその個展を開いた子とは、大人な事情で会えないというので、サキュバスさんは呑み会から参加することに。

そこにさらに、むんとおぐりから「御徒町で呑むから来ない?」という連絡が当日はいる。ヘケットさんはかなりキャラがたつ子なので、これまで何度かバルデミのメンバーに紹介したくて、企画のたびに誘っていたのだが、都合が合わずにこれないことが多かった。これまたナイスなタイミング・・・と合流してもらうことにし、神保町のスペイン料理屋・・・Cuajada(クアハダ)がすごいことになっている・・・で呑んできた。

酔っぱらったおぐりと、すでに帰る自信がない・・・というか、帰る気がないおいらとで、ヘケットさんを強引に拉致しおぐり邸で呑み直すことに。すでにVinoを5、6本あけていたから、十分ボリンガ状態であったが、無事おぐり邸に到着。

旦那の吉野は寝ていたが、うちらの声があまりにうるさかったらしく、二階からおぐりにメールで「うるさくて眠れない」と不機嫌なメールまで送られてきた。

明け方あまりの寒さに目が覚めて、またいつものように自分が知らない間に寝ていたことに気づいた。「さ、寒い・・・・」と体を触ると、ものすごい濡れていた。「え!寝汗!!!??」と一瞬びびったが、寝汗にしては濡れすぎている。借りたT-シャツだけでなく、靴下もびしょびしょ。寝汗なはずがない。

どうも、昨夜コンビニで買った氷の袋を足で蹴ったか、寝相で壊したかしたようで、それのせいで全身濡れ鼠になっていたようだ。

騒いでいると頭の上で声が・・・ソファーで寝ていたヘケットさんで、彼女もあまりの寒さに起きたらしいが、濡れているとわかったとたん、おいらの寒さはかなり尋常じゃないものになっていて、ガタガタふるえ始める。あまり眠れていなかったヘケットさんが、どこぞから、布・・・本当にうす〜〜〜い布を一枚探し出してきてくれて、それを掛けて再び寝る体勢にはいったのだが・・・その布のかび臭いことかび臭いこと。後日、ヘケットさんがいうには、おいらは一言「かび臭い・・・」とだけいって、また寝てしまったらしい。

郡山にもいってきた。スペインのガイドで知り合ったチカちゃんが、憎たらしいことにまたもやスペインにいってきたらしく(でもって11月にも行くらしい)、その旅のとき、Bodegaの兄ちゃんの超おすすめのVinoとQuesoをかってきたというのだ。で、「Un Trozoあげるよ〜」とメールが届く。

Un Trozoを「一切れ」(嫌み、自慢でいった場合)か、「一かけら」(親切、お裾分けの場合)のどちらで訳して良いものか、頭を悩む。悩んでいたら「郡山でコテージ借りてBotellon(野外呑み)しよう」ということに話が進む。しかも、猪苗代で。もう、一切れでも、一かけらでもどっちでもよくなり、郡山にいくことに。

今回の企画に誘う友達を探している間にも、話は二転三転し、河原で「芋煮会」をして、その後、磐城の友達でお寺の子がいて、その「離れ」に泊めてくれるという、とてつもなく素敵な企画に進化する。

関係ないが、芋煮会というと・・・山形なのだが、福島あたりまで南下しているのだろうか?こっちでは、あまり「芋煮会」という単語は使わんからな〜。

完全にスペインモードになっていたおいら。スペインつながりで、今現在近くにいるとなると、ねねちんとケバビスタ大興しかいない。

ちょうど先日、酔った勢いで「温泉じゃ〜温泉じゃ〜!おいらが企画するけん!」と二人に豪語してしまったことを思い出し、さらには今回の企画は、スペインつながりじゃないといけないような気がしてきて、二人を何とか誘い出し連れて行くことに成功。チカちゃんもねねちんも、おいらが「どうあがいても勝てない呑んだくれ女人三人衆」(酒で勝てないわけではなく、経験値的に勝てない三人衆)にあげているうちの二人(もう一人は朋美嬢)で、確実に話が合いそうと、いつか引き合わせようと虎視眈々と狙っていた二人でもある。

長くなるので、道中は省くが、この企画で、アルバニア人の子とその旦那(青田買いのもっちゃんの異名をもつ)と知り合う。アルバニア人の知り合いは初めてだが、なんか「カイヤ」みたい。チカちゃんは「化粧をしたら、もうすごい綺麗!」といっていたが、実際、フラメンコかなんかのチラシを見せてもらったら・・・そのあまりの卑怯さに絶句。

日本に十五年くらいいるらしく、もう日本語は完璧に操り、その話し方の勢いから、どんだけ呑んでも、呑んでも「カイヤだ・・・カイヤだ・・・」と「カイヤ」が頭からはなれなかったのだが、会話の奥底から、とてつもない「大人な部分」を感じては「ひぇぇぇぇ」と心の中で叫んでいた。

次の日、そのアルバニア人は重度の二日酔いで、あわや救急車!というところにまで話が進んだが、それまでは「エロ女医」であったチカちゃんが、立派な女医に転身し、事なきを得る。余談だが、二日酔いの彼女は・・・これはこれでかなり妖艶であった。「艶めかしい」とか「艶っぽい」とかそういう単語がぴったりな感じ。本人はそれどころではなかったようだが・・・。

チカちゃんの友達のお寺の子も若いのだが、かなりの「完璧超人」で、さすが厳しい和尚さんに育てられただけあった。完璧超人と、なんとも自堕落なエロ女医チカちゃんとのやりとりが何とも面白かった。

ちなみに、ケバビスタは、おいらとチカちゃんが喫煙所で話している間に、そうそうとおいらが持ってきた瞬間空気マットの上で爆睡。なぜか本会場からうちらにいる喫煙所に人が集まってきて(みなたばこ吸わないのに)、会場が変わる。この辺りでねねちん撃沈。「勝った!」と、敗者の部屋である奥の畳部屋へ強制送還(離れなのだが、お寺の離れなのでむちゃくちゃ広い)。「一人にしないで〜!!一人は怖い〜!」とわめくねねちんに「敗者はここでおとなしく寝ておれ!」と捨て台詞を吐き、喫煙所に戻る。

残るは完璧超人と、その完璧超人の友人で、かなり遅くに「ちょっと顔出す・・・」と言ってやってきた子、カイヤ、ちかちゃん、おいらの5人。カイヤの旦那は知らない間に寝ていた。

序盤あまり呑んでいなかった完璧超人と、遅くても帰らなくてはいけないからあまり呑めないビッグ・ザ・武道は、勝負の外。カイヤはすでに酔っぱらいモードで、あちこちに妖艶なフェロモンを振りまいては大人な台詞で場をまとめていたので無視。ってことで、あとはチカちゃんが寝れば、おいらの勝利。もうそれも目前で、チカちゃんは酔っぱらいにありがちな感じで、だらしなく横になり始めていた。

会話は、なぜかあらぬ方向に・・・。ビッグ・ザ・武道の旦那が、浮気をしているとか、キャバクラがどうとか・・・という話に。うちらが呑んでいる、まさにその瞬間にもキャバクラにいってるとかなんとか。もう結婚生活はガタガタらしいが、まだ心に気持ちはあるとかなんとか。

うぐむ〜。酒の話にしては重いし、実はあまりそういう話は得意じゃない。結婚してれば、キャバクラにいったことがあれば、気の利いた台詞でもいえたかもしれないが・・・。まぁ、これは相談じゃなくって愚痴なんだ・・・と悟ってからは、みな聞き役に徹していた。そうこうするうちにチカちゃんが隣で寝始めた。

「おいらの勝ちだ!!」

と思ったのもつかのも、どうも力尽きたらしい。

夜中に誰かがトイレで「うげ〜うげ〜!」やっている音で目が覚めた(周りに何もないので、ホントの「静寂」が体験できる離れなのだ)。どうも、知らない間に喫煙所のソファ(病院の廊下においてあるような黒いフカフカじゃないやつ)の上で寝てしまったらしい。しかも、誰かが毛布をかけてくれたようだ。

介抱役に完璧超人がトイレに向かったのを確認したあと、その「げ〜げ〜」声を子守歌に二度寝。

翌朝、起きぬけの開口一番、チカちゃんに・・・

「昨日はおいらの勝ちだね!」
「昨日覚えてる??私と完璧超人で足を持ち上げたんだよ!」
「ええええっ!チカちゃん寝たじゃん!それ見届けたよ、おいら!」
「あ〜、すこしウトウトしたけど、すぐ起きたんだよ」
「な、なぬ・・・・ってことは・・・おいらの負けか・・・」

しかも、最後に起きたのはおいらだったらしく、呑み散らかした会場はとても綺麗に片付いていた。

「ちなみに」のあとが長かったな。

この辺にしとこ。



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