おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め
日本出稼ぎ日記
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さるぼぼ・・・スペインに移民する
2006年04月17日 (月)
いろいろ国内を旅して回ってきて、好きな街は腐るほどあるのだが、もし
「好きな県を3つあげるとしたら?」
と聞かれたら
奈良
大分
そして、
岐阜
の3つを迷うことなくあげる。
なんで?といわれるといろいろと理由がありすぎて、困るのだが、一言でいえば歩いているだけで、なんとな〜く
浪漫で満ち溢れ、だのに、心が落ち着く
場所なのだ。おいらにとって。
この3県だったら、いついってもいいし、何度いってもいいくらいとにかく好きなのだ。
で、今回は岐阜について書く。ママンが4月14日、15日の
高山祭り
にいってきたのでいろいろと思い出したからだ。
岐阜というと、まず
女の子のいう『ありがと〜』
が日本一であるとおいらは思っている。半端なくかわいい。
岐阜の女の子などとはそう会うことはないが、ちょっとで知り合うと必ず「ありがと〜」ってといってもらって、変態さながら鳥肌を立てている。これは京都訛り(または関西人)のいう
「1282円です」
以上においらをめろめろにさせ、必ずといっていいほど抱きしめたくなってしまう。
方言好きのおいらにとっては、
「極み」
と呼べる一言だ。
誰も賛同してくれないだろうが・・・。
ちなみに、しれっと
「ケッタマシーン」
と自転車のことをいうのも好きだ。自転車とかチャリではない。ケッタマシーン。わからないようでわかってしまうから怖い。そして、「マシーン」なところがよい。関西のほうでは普通なんだろうか・・・。
まぁ、危ない趣味の部分はこのへんでやめておく。
で、実は岐阜にたいしてはは街よりも先に
さるぼぼ
にはまった。あの絶妙な色、形状に悩殺されたのだ。
はじめてさるぼぼと出会ったのは、忘れもしない大学一年生のとき。やんごとなき理由で、さるぼぼがおいらの財布に住み込むようになったのだ。
その後、もうとにかくはまりまくって、数年前岐阜にいったとき・・・スペインにいく少し前だった気がするが・・・スペインのために金を貯めなくてはいけないのだが、あまりにも多種多様なさるぼぼがいて、ついつい寝ているのか死んでいるのかわからないようなおばあちゃんのお店で、ここぞとばかりに大人買いをしてしまったことがある。
おそらくそのときの旅費の3分の1はさるぼぼでかかった気がする。一万円以上とんだ気がする。
当時すでにWEBの知識はあったものだから、さるぼぼファンサイトを作ろうとさえおもったほどだ。が、特に一人で遊ぶ以外は、わざわざ知らせるほどの情報があまりないことや、妄想だけでトんでしまい力尽きた。
ということで、さるぼぼの宣伝は既存のサイトに任せて、おいらはさるぼぼたちをスペインにつれていき、スペインはバレンシアで有名にしてやろうと思ったのだ。
そのため、岐阜の旅行で買った様々なさるぼぼ・・・
さるぼぼ手ぬぐい、おんぶさるぼぼ、子供抱きさるぼぼ、ぴゃ〜ぼぼ(勝手に命名。飛んでいるようなさるぼぼ。フライングボボともよんでいる)、双子ぼぼ、かぶらぼぼ(カブもってる)、コアラぼぼ(だっこちゃんぼぼ)、そして配るようのシンプルぼぼなどなど
大量もっていった。
3500円くらいで買った
抱きぼぼ
だけはおうちでお留守ばん。やつはとてもういやつなのだが、あまりに堅いため、双手をあげているのはいいが、先がとがっていて、たまに目に刺さるので少々危険なぼぼなのだ。
昔はよく一緒に寝ていたのだが、今は頭のところにおいてある。ほかのぼぼは棚につるしてある感じだ。
で、
さるぼぼバレンシアイミグランテ計画
のほうは思ったよりも難航を極めた。
というのも・・・
スペイン人などヨーロッパ人
には
顔のない
ぼぼたちがどうも不気味に移るのだ。
まぁ、さもありなん。
あの侘び寂びはそう簡単にわかるもんではないだろう。
仲良くなった友達や、誕生日を迎える友達に、抱き合わせのような形でさるぼぼをプレゼントしていったのだが・・・とても仲のよい友達には、おいらの大切な
かぶらぼぼ
までプレゼントしたのだが、帰ってくる答えはみな同じ。
「Bonito(かわいい)だけど・・なんで顔ないの?顔が・・・」
だった。
ほかにも
「これはね〜さるの赤子なんだよ〜!」
とか
「日本が貧乏な時代にね〜おばあちゃんがね〜子供のためにね〜」
とか涙なくしては語れないような由来なども話したのだが・・・
やはり彼らの謎は
「どうしてさるぼぼには顔がないのか?」
という一点に絞られてしまう。
「顔がないからいいんだよ!」といっても全くわかってもらえないだけではなく、果てには
日本の人形自体に顔がない
と思うヨーロッパ人もでてきてしまい、あわてて否定した。
「人形は顔が命です」
なんていうCMもやってるくらいだよ!と説明したかったが、おいらのスペイン語能力では、あのキャッチコピーの有名さを伝えることができなかった。「人形は顔が猪木です・・・」ってパクラれたりさ〜などともいいたかったのだが・・・。
一度、何人だったか忘れたが
「あ、これ自分で顔書くのね!」
といった人間がいた。
そのときは「ぼけ〜〜〜!書いてもいいけど、書いたらさるぼぼじゃなくなっちゃうんじゃ〜!」と思ったのだが、あまりにも受け入れられないさるぼぼたちが不憫でしょうがなく、ついつい
「うん、それでもいいよ」
といってしまった。
ということで、結局もっていっただけのさるぼぼたちだけでは、おいらが夢見ていた
さるぼぼ全ヨーロッパ席巻計画
は無理で、さらに愛想をつかられたのか、スペインの携帯電話につけていた双子ぼぼが両方とも途中で出奔してしまったため、手持ちのさるぼぼは完全につきてしまった。
手ぬぐいだけは痛く気に入っていたため、今もこの部屋で使っている。色の使い方が抜群にすばらしい手ぬぐい(ハンカチ?)なのだ。
おいらがさるぼぼをプレゼントした人々はみな優しい人々であるので、まさか
捨てられぼぼ
になっていることはないと思うのだが、たぶん・・・いや確実に・・・机の引き出しで
ひきこもりぼぼ
になってしまっているに違いない。
ごめんよ〜ぼぼ〜!
いつか
Moda de さるぼぼ
の時代がきて、猫も杓子もスペイン人も「SARUBOBO SARUBOBO」いうようになるよ。
そう、「TSUNAMI」や「KAMIKAZE」みたいに。
それまで、おとなしく引き出し中でひきこもっていておくれ。
嗚呼、哀愁挽歌。
なんかこのままフェードアウトしそうになってしまった・・・。違うのだ。
イミグランテさるぼぼのことは申し訳ないが忘れよう。たくましく生きているはずだ。
今回、是非日記で書き記しておきたいのが・・・こいつ!
さて、こいつは
なにぼぼ
でしょうか!
おいらは当てた。当てたらママンに「なんでわかったの!?」と驚かれた。
ふふふ・・・おいらのぼぼ好きを侮るべからず。
わかる人にはおそらくすぐにわかるだろうけど、わからない人は死ぬまでわかるまい・・・。
答えは・・・
だ。
ライトセーバーぼぼ
だ!!!!
ブゥゥゥ〜〜〜ン!ブゥォ〜〜〜〜ン!
嘘。
お香持ちゃうぞぼぼ
だ。
なんとも愛くるしい。
一瞬、カエラちゃんよりも癒されてしまったよ。
・・・・っていま、ものすごいショック事件に遭遇。タイムリーすぎる・・・。
この
お香持っちゃぞぼぼ
・・・説明書に注意書きがある。
お香は縦にまっすぐたてないで、少し斜めになるようにたててください
ということを示した図だ。
今、それを守って、お香を焚いていたのに・・・
顔が少し溶けた。
傷物になってしまった。
ううううう・・・・笑えない。泣けない。
ショック。
ということで、5月くらいに岐阜にいくことに決定。
スペインでもお香はたてるから、今度はこの
お香持っちゃうぞぼぼ
で、移民の夢を果たすとしよう。
それにしても愛らしい。
「飛騨」って漢字も男らしくて好きなのだが、やはり、この左手の場所だろう。
「は〜い!一人5000円ね〜!」
って感じがよい。
明日からは顔を溶かさないように気をつけようと思う。
追記
今日の石積みネタは書かない。腹立たしいクライアントとの石積みは終わったが、最後までダメダメオヤジたちだった・・・。もうちょっと、そっちで話し合ってから決めようよ。二度手間どころか四度手間だったじゃねぇ〜か〜!変にプライドだけ高いんだからさ〜。あ〜いやだいやだ。さるぼぼを見習え!
ひばりちゃん、まさきちゃんの仲
2006年04月15日 (土)
最近
金曜日が怖い
。
最近の一週間を生活を鑑みると、いや、鑑みなくても
金曜日が一番開放感
がある曜日だからだ。
夏休み中より、夏休み終了間際より、夏休み直前が楽しいってやつだ。
また、それか、旅中よりも、旅の終わりよりも、旅直前が楽しいってやつだ。
あ、おいらは旅中も、旅の終わりも楽しいや。
で、そんな日だからこそ、
なんかしなくては!!
とか
酒呑まなくては!!
とか
徹夜しなくては!!
と思ってしまい、金曜日に限っては予定がないと「いかん!」という強迫観念にとらわれてしまうのだ。
これが長年石積みやってれば
「たまにはこんな金曜日もいいか〜」
とか
「今週は休もう〜」
とかなるんだろうけど、もともとフットワークだけは恐ろしく軽いおいら。いや、根無し草といってもいい。
だから、金曜日になるとそわそわしてしまうのだ。
だもんで、今日も朝からそわそわそわそわ。
今日は金曜日。明日は
Fiesta de Cumplean~os
(誕生日パーティー)。
顔は合わせたことはないのだが、サイトの関係やコスタの代行業とかでなぜか仲良い気分になっているAちゃんに明日のFiestaの予約を頼んでおいたのだが(彼女のバイト先だから。冷静に考えればあったこともないのに図々しい気もしたが、そのあたりはスペイン風に・・・)、うっかり
開始時刻
を伝え忘れたために、自分で再度電話することになる。
そのレストラン・・・というか、Barのduen~o(マスター)はスペイン人。
お「やっぱりさ〜スペイン語で予約とった方がいいよね!!??」
A「絶対好感触だよ!!!」
お「だよね!だよね!」
前回初めていったときも、スペイン語で話したらBotaやPorronのサービスをしてくれたのだが、今回もそれが欲しかった。金かかるわけでもないし、ダメもとでやろう!
と電話をかける。
プルルルルプルルル!!!
店「ガッチャ!」
お「オッッラ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
店「・・・・」
お「(ん?なぜ無言?電波悪い?びびるな!)」
お「ブエナ〜〜〜〜〜ス!!!!!」
店「・・・・」
お「ペルドナ・・・アジ・・・・タペリア ノ?メ グスタリーア レセルバール・・・」
電話はいきつけCafe de Crieでかけていたのだが、正直、多少、見栄というか、こんな見た目へぼいしがない石積み職人のおいらだけど、
「実はスペイン語少し話せるんだぜ!」
というところを、さりげなく知らしめてやろうと思って、少し大きな声で話していた。卑屈になっていたともいえるが・・・(笑)
すると・・・
店
「はぁ?うち伊藤(たぶん)だけど・・・あんたどこかけてるの!」
という冷たい返事が返ってきた!
もう頭の中真っ白。
相手の剣幕というか・・・たぶん、わけのわからん言語だし、いたずら電話とおもって向こうもむかついているのかもしれないが・・・ものすご〜〜く冷たい返事だった。
もうどうしよもないので。
「ご、ごめんなさい・・・」
とだけいって電話を切った。
最近、おいらお茶目すぎないか?前はネタ探していろいろ歩き回ってたけど、いまのおいら探す必要ないやん!日本ぼけしてるの?おいら・・・。
そして、先ほどの
見栄の結果
が、真後ろにいた、OLらしき女性・・・・。
さりげなさを装いながら、こちわろ振り向いていた。
おいらはおいらで、「こんな葉恥ずかしい瞬間を・・・見られてしまったら・・・いや、今回は見られてるだろうな〜」と後ろを振り向いていた。
目と目で通じ合うそのOLとおいら。
動揺するOL。素早く目をそらすおいら。
背中越しに彼女が肩で笑っている気がしてならなかった。
気を取り直して・・・Aちゃんに連絡。電話番号をもう一度聞くことにする。
もしかして、すぐに返事がこないかもしれないと、おうちにいる可能性の高いむんにも電話。
むんに電話番号をきくと同時に、Aちゃんからもメールが入る。
「く〜〜〜〜っ!!!8003だった!!!8033にかけちまったよ!!!」
今度こそは・・・と電話をかける。心なしか心臓がドキドキしている・・・
プルルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・・
お「ん?でない・・・また間違えたか?まさか・・・」
店「ガチャッ」
お「オッッラ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」(負けない)
店「・・・・」
お「も・・もしもし・・・タペリアですか?」(負けた)
店「はい、そうです」
お「あ、あの・・・予約したいんですけど・・・」(負け続け)
店「何人?」
お「え〜っと、Aちゃんの友達で、昨日予約したんですけど〜」
店「あ〜〜〜!アブラス エスパニョール ノ?」
お「シ!シ!!クラロ!」(後ろのOLに聞こえるように大げさに)
店「ブエノ・・・エス メホール パラ パラミ・・・アブラ エスパニョール!」
お「ブエノ・・・アベール・・・」
ということで、無事・・・といっていいのか、スペイン語で予約はしたのだが(予算のあたりは注文が細かかったので無理であった。日本語で頼む^ ^;)・・・、すでにサービスとかそういうことではなく、ただただ肩で笑っていたであろうOLへの汚名挽回のためという感じが強かった。まぁ、自業自得なのだが・・・。
Taperiaの予約も取り終えると、何やら安堵感が広がり、昼休みだったが無性に呑みたくなる。ってことで、まだ家にいてすぐに返事がもらえるむんを誘うことにする。
お「たびたびすまん。おいら。今日、神保町でどう?」
む「う〜ん・・・明日も呑むんでしょ?」
お「そうだけど・・・神保町のセニョーラ博多の店にいきたくてさ〜」
む「う〜ん・・・今日はやめておくよ〜」
お「うぐむ!給料入ったばかりだから呑みたいんだよね〜」
む「あまり遅くまで呑めないよ?」
お「おごるから呑もうよ〜」
む「ほんと?わ〜い!」(←むんは実際「わ〜い」と声に出していう)
お「OK!じゃ、神保町で。早めに石積みからら逃げてくるから・・・7時45分頃で・・・とりあえず、予約しておくよ。例の店に」
ということで、今度は
セニョーラ博多
へ電話予約。
プルルル・・・プルルルル・・・
店「ガチャ」
お「すいません〜今日7時45分から予約したいんですけど〜」
博「その時間はいっぱいでもう予約できないのよ〜」
お「え・・・もうですか?何時くらいだったらあきます?」
博「来る前に電話して。もし空いてたらとっておくから」
お「わ、わかりました・・・」
げげげ〜〜〜〜!!!セニョーラ博多の店、予約できないのかよ〜〜〜!そんなばかな〜〜〜〜!!!!と思いつつも、時間が悪いことはなんとなくわかっていた。
渋谷のいきつけの焼鳥屋も、予約という形はできない。大人数ならともかく、2,3名の場合、一番混む時間に予約してしまうと、その時間まで無駄なスペースができてしまう。だから、直前に電話して空いていたらとってもらうという形になることが多い。一時間前でも早すぎる。たいていは15分から長くても30分前という感じだと思う。
とりあえず、セニョーラ博多に癒されたいので、神保町へ向かう。席がうまいこととれることを祈って、むんには少し早めにいっておいてもらって席を取っておいてもらう手を使ったのだが・・・7時半ではもうすでに一杯だった。
それでもあきらめきれずに、おいらの到着後もう一度店を確認したが、席は空いておらず、うちらは席が空くまで一軒目で軽く呑むことにする。30分後に電話をする約束をして。
無駄に広いコンビニで・・・とにかく、異様にゆとりのあるコンビニ・・・で金をたっぷりおろし、その後適当にさまよい、一軒の良さ気な店にはいる。酒がたくさんおいてある店で、少々高いがつまみは安いという感じの店だ。
そこで、軽く呑み喰いする。セニョーラ博多のところでちゃんと食べたいから、少し控えめにしておいたのだが・・・なぜか会計が7000円近くもいった!!!
ありえない!!!!と二人で叫ぶ。
確かに日本酒は少し飲んだが、そんなに食べてない。というか、一品380円とかだった気がするのだが・・・。
レシートをもらわなかったのもあり確認もできず・・・かといって、店に戻ってあ〜だこ〜だいってる暇があったら、早くセニョーラの店にいきたかった。
なんとも釈然としないままセニョーラ博多の店の門をくぐる。
が、すぐにセニョーラに癒される。
あの博多弁の「ちゃ」というのがおいらを癒すのだ。おいらもまねして会話の最後に「ちゃ」をいれるのだが、セニョーラとむんに苦笑いされるだけで終わった。
なんとかマスターしたいものだ。
おいらもむんもPHSなのだが、なぜかセニョーラの店の電話の子機からだと、うちらのPHSに電話がかからないということが判明。おいらもむんも信じなかったが、
「このサービスは・・・」
というアナウンスが流れて、何度かけてもつながらない。
だから、セニョーラは自分の携帯からおいらのPHSに電話をしてくれたらしい。
(※酒も入ってるので方言はうろ覚え)
博「これで電話番号わかったっちゃ」
お「ふふふ」
博「名前はなんというとね」
お「マサキね」
博「まさきちゃんね」
お「おいらのこと覚えてるの?髪ばっさりきっちゃったけど」
博「覚えてるっちゃよ。この前はここに座とったね。そんときは女の子だったとよ」
お「そうそう!」
お「で、セニョーラのお名前は?」
博「ひばりね」
お「ひ、ひばり???ひばりちゃん?それって・・・もしや・・・」
博「美空ひばりっちゃよ」
お「やっぱりそうっちゃか・・・」
ということで、二回目にして、早くも「まさきちゃん」、「ひばりちゃん」の仲になったとよ。
セニョーラひばり
・・・うん、悪くない。
注文は日本酒をひたすら呑みまくりながら、ひばりちゃんのおすすめコースを頼む。今回も
博多ナベ
は注文しなかったが、あいかわらずおいしかった。なので、「あいかわらず、ここのはおいしいね!」とひばりちゃんにいったら、セニョーラは屈託のない、そして、おいらの大好きなはにかみながの笑顔をした。また癒された。
明日の日記で(さっき書いたのだが)、好きな県は・・・といったら、奈良、大分、岐阜と書いたのだが、もし横浜以外に住まなくてはいけないといわれたら、おいらは福岡といつもいっている。田舎も確かに好きなのだが、やはり横浜生まれなのもあって、多少都会でないと困る。福岡なら、ちょっとマニアックな映画も美術館もちゃんと回ってくるし、海もあるし、人口も適度だし、観世音寺あるし(ここの馬頭観音は最高!)ということない。そして、たぶんこのセニョーラ博多のような店がたくさんあるに違いない。
関係ないが、島レベルなら九州が圧倒的に好きだったりもする。四国も捨てがたいし、東北も畿内も面白いのだが・・・やっぱり九州は神話が多く残っているし、Valenciaとその仲間たちみたいな感じで、田舎な部分がまだだいぶ残っているのだ良い。何日いても飽きないし、県によって毛色がだいぶ違うので、いつも違った興奮がある。鹿児島のシロクマだけは正直納得していたいのだが、あの県も最高だ。もう何年も前の日記ではあるが、鹿児島の周りの風景とは全く持ってにつかない、ハイテクノロジーの幕末博物館がある。西郷どんが動くのだ。坂本龍馬も動くのだ!誰が、あんなところにあんなに近代的な博物館を作ったんだろうか・・・。
話がそれた・・・。スペインというか、今はやりの愛国心いっぱいの日記になってしまった。
で、なんだっけ・・・
そうだ。セニョーラ博多だ。
むんは終電の11時くらいに帰っていったが、おいらはまだひばりちゃんと話してみたかったので、少し残って話をすたり、ありがちなトイレの
「博多方言番付」
で、博多弁を学んでみたりもしたが、酒によって、もともと知っている
「せからしかっ!」
しかでてこない。
なんか
「泥がぬかるんでいる」
なる方言が番付にはいっていたが・・・そんな方言、前頭でもなんでもいいが・・・載せるほど特徴めいているのか?
今度はデジカメ持参して、その番付を写真にとって、しっかり覚えてやろうと思う。そんでもって、いつの日かまた九州いったときに使ってやるたい。
それとっとっと〜?
それとっとっとよ〜!
少々呑みすぎたようで家に帰るなり死んだ。
あのお店の一合とか二号の表記と量が正確ならば、呑むたびに一升呑んでいる気がするのだが・・・実際の一升瓶は相当な量あると思うのだ・・・。うむ〜。
スペインのお菓子事情?
2006年04月13日 (木)
多少開き直ってきている節があるのだが、帰宅して12時が近いとさすがになんていうか、気が滅入るというか、とてつもなく切ない気分になる。
今週は京都小旅行から引き続き、そこそこ遅くまで石積んでいたので、そろそろ酒でもいくか〜と朝からず〜〜〜っと誰と呑むかを考えていた。昼飯中もねねちんからかりた「ダ・ヴィンチ・コード」をうわのそらで読みながら(水滸伝は一部が終わったので、楽しみは最後にとっておくことにして、現在浮気中)、人選をする。
が、かなり集中して石積んでも・・・なんだっけ・・・あのグラグラのブロックをちょっとずつはずしていくやつ・・・それみたいに集中したのに、石積みが終わらない。明日の午後一にはテストサーバーにアップしなければいけないのに、とてもじゃないけど無理そうな雰囲気。
まだその時点では酒を呑む気があったのもあり、ゴブリン君に
「あの〜これ図の作成だけでもやってくれる人いないですかね〜」
と泣きついてみたら、
「できる人はいるんですよ・・・でも、手が空いてる人がいないんです・・・」
と申し訳なさそうな表情をしながらの返事が返ってきた。
もうひ〜ひ〜いってるにもかかわらず、デザイン部の統括である・・・あだ名何にしよう・・・何にしよう・・・迷う・・・
クーフーリンさん
が・・・
ク「いまヨモツシコメ君、何やってるの?ちょっとデザイン案を・・・」
お「いや、もう死にそうなので無理です。明日までの・・・」
ク「あ〜○○か〜そうか、月曜日本番か・・・」
お「ええ。終わりそうもないです・・・」
ク「じゃ、それを集中してもらったほうがいいね」
お「ええ。お願いします。」
最近、石積み場内をみていると、先日、クリシュナ君がいっていた「人によって差がある・・」といっていた意味がわかるような気がしてきた。終電や泊まりでやっている人がいる傍ら、7時にあがれる人もいるのだ。おいらも以前はそうだったが、所詮は派遣なので、その辺は問題ない。だが、賽の河原の社員同士だと、その辺は暗黙の了解だとしても、やはり心のどこかで納得できないところがあるようだ。
普段は
「自分の時間は大事でしょ!」
と誰が帰ろうと気にしたこともないし、逆に社員の人がおいらにたいして、「(石積みを頼んでおきながら)先に帰ってごめんね〜」みたいなことをいわれると「いや、もちろん帰ってください!」と変な日本語で返事を返すのだが、今日は、本当に手が足りなくて、帰る前に一人30分だけでいいから、手伝って〜〜〜!!といいたかった。
8時の時点で、まだまだ大量の石が残っているのを目の当たりにし、酒はあきらめた。その分15日にやるFiesta de Cumplean~osで呑みまくることにする。割り勘ということをいいことに、高くてうまいスペインVinoをゴクゴク、ゴクゴク、水のように呑んでやる。
3500円のRibera del duero
も恐ろしくないぞ!
今日はもうあきらめて初の終電コースで、ばっちり金もぎ取ってやる!と思っていたが、途中で「やっぱ無理。腹減ったし・・・」と、上層部が打ち合わせをしている間にさくっと帰ってきた。帰ってきたところで、ノームみたいな小人君たちがせっせと仕事をしてくれるわけではないのだが・・・・。
最近、石積みの話ばかりでスペイン話がなおざりになってきているのでがんばって書くことにする。ちょうど、スペインのこと思い出したし。
Cafe de Crieに待望の新メニューが登場した。もういいかげん、ふわふわ卵とハーブチキン(だっけかな?)のローテーションにはYa estoy alto!になっていたので、本当今日入ったときには興奮した。
新メニューはなにやら
エビ
が入ったサンドと、タンドリーチキンサンドの2つ。エビは、エビちゃんの影響なんだろうかとどうでもいいことを考えてもみた。
エビって気分ではなかったので、タンドリーチキンの方を頼んでみたのだが、中に挟まれていたのは、
タンドリーチキン
ではなかった。あたりまえといえば、あたりまえか・・・と思いながら、食べると
タンドリーチキン
の味がした。
見た目は、普段食べている
ハーブチキンサンド
の中身とそっくりなのだ。薄いというか、サラダに乗っけるような鶏のささみみたいなやつ。薄切りの。同じといってもいい。
でも、味はタンドリーチキン。見事にタンドリーチキン。
なんか、すごい不思議な感じがした。
タンドリーチキンって、インド料理とかいくと、必ずと言っていいほど頼むもんだと思うが、あの味がするのだ。これは味付けの問題なのだろうか?それとも、エロ姉さんが以前教えてくれた香料による効果なのだろうか。
そもそも・・・
タンドリーチキンって、タンドリーチキンだからタンドリーチキンというんだろうか?それとも、味がタンドリーチキンだったら、タンドリーチキンなんだろうか・・・
そんなことをぼ〜っと考えてしまう。なんか、
我思う故に我あり
みたいな世界になってきたので、すぐ考えるのやめたけど。
おいらは普段お菓子を食べないのだが、日本にはマジで恐ろしい数のお菓子があると思う。ケーキも大量にある気がするのに、さらにまだお菓子がある。
そして、
味の種類
が多いのなんのって!!!!
地域限定なんかいれちゃったら、100倍近くあるんじゃないか・・・って気がする。
スペインでもスーパーにいけばお菓子はそれなりにあるが、アメリカみたいに、ポテトチップスとかポップコーンとか、なんて呼んで良いのか、駄菓子の大量詰め合わせみたいなのとかばかりで、Ya Esta!って感じだ。
この手のお菓子のことをスペインでは総称して
Papas
(パパス)と呼ぶ。
じゃがりこ買ってきて〜!とか、スコーンおいしい!とかそういう風に、その商品の固有名詞で話しているのをおいらはスペインに3年いて一度も聞いたことがない。おいら個人も、すくなポテトチップスはあるのだが、それがなんて名前の商品かなんか気にしたこともない。数が少ないのもあって、Fiesta前などに友達に頼むとき、部屋につまみがないときとかは、
「あのさ〜むちゃくちゃうまい、QuesoのPapas買ってきて〜!」
と頼むだけ。それでこっちもわからせているつもりだし、相手もそれでわかるのだ。
もう呼び方からしておざなりなのがよくわかってくれると思う。
ついでにいっておくと、スペインにいったら是非とも試して欲しいPapasがある。マジで超おすすめのPapasで、一度食べたら、
No puees parar!
だ。英語でいうたら、You can't stop!!だ。
それは、商品名はしらないけど、ちょっと渋い色した茶色の袋にはいった、
Queso味(チーズ味)のPapas(ポテトチップス)
だ。同じタイプのPapasに
Jamon味
(生ハム味)のもあって、それもおいしいのだが、Queso味は本当にうまい。味が濃いから一袋をすぐに食べるなんてことは至難の業だが、Fiestaの際にちょっとした差し入れとして買っていけば、
英雄
だ。Papasが少ないから、だぶったとしても英雄だ。
スペインに旅行でもなんでもいいからいったら、適当なスーパーにいって物色してみることをおすすめする。そのPapasがないスーパーもあるが、Valenciaの雄である
mercadona
(メルカドーナ:スーパーの名前)だったら、おいてあることだろう。
ここでお菓子話をやめたら、スペインの甘いもの好きの一部の女性陣に怒られそうなので、もう少し書いておく。
スナック菓子類はあまり品数多くなく、あまりぱっとしないのだが、菓子パンといえばいいのだろうか?甘いものをほとんど口にしないおいらには呼び名自体がわからないのだが、上にチョコレートが乗っているエクレアみたいのだったり、マドレーヌみたいのだったり、マーマレード・・・これはジャムみたいなやつか・・・なんだ・・・ほれ・・・・まぁ、パンケーキみたいなやつだ・・・それがたくさんあるらしい。
以前、マリちゃんにつきあって、同じくmercadonaにその手のパンケーキを買いに行ったのだが、なんと
量り売り
で買うのだ。一つ20円とかじゃなくって、そばにある秤で野菜を量るようにして買うのだ。
棚には20〜30くらいの箱が乗っており、それぞれに多種多様のパンケーキが入っている。それを傍らにあるスーパーにあるような半透明のビニール袋にどんどんいれ、同じく傍らにある秤に載せて、ボタンを押せばレシートがでてきて、それを袋に貼り付ければ、レジのバーコード機が呼んでくれるという仕組む。
しつこいようだが、この手のものの相場がわからないのでなんともいえないが、女子達は、「安い安い!」と次から次へと買っていき、腰回りのFlotador(ウキワ)をどんどん巨大にしていくという仕組みだ。
ほかにも、スペインでは
恐ろしいくらいの原色の、ゴムみたいなお菓子
が人気だ。これはスペインに限らず、ヨーロッパでどうもそうらしい。
日本でいう駄菓子の類なのだが、その色は日本の駄菓子の比にならないくらい原色。原色といっても、暖色系ではなく、赤は赤でもどぎつい赤・・・いうたら、
ちょっと固まったかさぶた周りの血痕
みたな色をしているものまである。
この駄菓子は駄菓子だけあって安い。箱買いしても数百円というレベル。それを一日、気が向いたときにむしゃむしゃ食べるらしい。
ドイツ人の子が以前
「体に悪そうなんだけど、止まらないのよね〜」
などといっているところを見ると、煙草並に・・・いや、スーパーサイズミーで学んだ、
マック中毒
に似ているものがあるかもしれない。
我が家のすぐそばにもその手の駄菓子屋(キオスクみたいなものなのだが)があって、よく煙草を買いにいったものだが、反対側のうちの隣が小・中学校だったのもあり、子供たちは1eurosを握りしめて、それらの
原色系駄菓子
を、一生懸命選んでいる姿をみて、ほほえましく思うだけでなく、あまりに真剣そのものなので、おいらも買ってみようと思ってしまうくらいだった。
味はともかくとして、やはりあの色はすごい・・・
蛍光緑
に
蛍光ピンク
に
かさぶた血痕
。そういえば、
真っ黒
ってやつもあったな〜。
この辺のことについては、それら小学生と同様に中毒になっていたマリちゃんが詳しい。部屋に遊びいくと、原色系駄菓子がおいてあり、それを見られたことを恥ずかしそうに「とまらないのよね〜」などといっている姿が思い出される。
Valenciaの市内だと
ONZ
だったけかな〜微妙に名前間違えている気がするが・・・
オレンジ色の看板
の新し漢字の駄菓子屋がある。これはValenciaに限ったことではなく、あっちこちの都市にあるチェーン店だ。
すべての原色系お菓子を量り売りで買うことができる。おいらはここに
日本のあられ
を買いにたまにいったものだ。
名前なんだっけかな〜ONCE・・・これは盲目団体の名前だ・・・ONZか、ONZE・・・そんな感じ。Valenciaだと、ayunntamiennto(市庁舎)のすぐそばにも一軒ある。興味がある人はいってみよう。原色系お菓子が大量にある。
中でもおすすめは、上でも書いたゴムみたいなやつ。ギザギザのついた細い棒状のお菓子で、クニャクニャとかみながら食べる。いろんな味があるので、いろいろ試してみよう!そして、中毒になってみよう!でもって、Flotadorを大きくしよう!
あ〜なんかQuesoのPapas食べなくなってきた。
誰か買ってきてくれないかな〜
。誰でもいいんだけど・・・。
もういっこスペインネタかきたいのあったけど、また後日にしよう。
何もしてないのにもう1時半だし・・・。
今は、さっきコンビニで買ってきたVinoを呑んでいる。呑みたくもないのに、なかったからしかたなしに
フランスワイン
。フランスワインなんてPijoが呑むものさ!というのは冗談だが、おいらはどうもフランスワインが好きではない。おいしいのはむちゃくちゃおいいのだが、やはり値段もそれなりにする。味的にはイタリアワインかスペインVino。贔屓目でみているのもあるけどさ・・・。
明日は一人じゃない酒が呑みたいな〜。
中毒中毒
追記
今QuesoのPapasの写真見つけたから載せておく。名前はLay'sだったのか!
イヤガラセ
2006年04月11日 (火)
なんか、日本は
夏休み3日
というのは普通なことらしい。広告代理店とかそういうのは関係なく、そうらしい。信じられんけど、ホントらしい。らしいらしい。
スペインのための軍資金を貯めるために入った前の石積み場は9日も休みがあったので、ものすごい、本気で、むちゃくちゃショック受けたけど・・・みながメールで励ましなのか、はたまた「あたりめぇ〜だよ!ぼけっ!」って言いたいだけなのか、教えてくれたので、なんとなくは理解したが、スペインの8月はお店が一ヶ月も休むのをみてきているおいらには、どうしても納得できない。
頭がこんがらがってきた。
ただ、
日本で一ヶ月も夏休みをとれる
ということはないということだけはなんとか理解してみようと思う。特殊な仕事は別として・・・。
さて、今日は石積みでちょっとイライラした。
だって、出しても出しても
ダメだし
くらうもんだから。そのダメだしがまた微妙っていうか些細というか、いまいち理解できないというか・・・。
2つのデザイン案で、それぞれ2つのイメージを作るという作業があった。2×2で計4つを作るわけなのだが・・・イメージとするのは、
ECO、温暖化、環境、自然
・・・そして
湯
だ。
湯!
まぁ、やる前はそれほど面倒な仕事とは思ってなかった。一般人がみるようなサイトでもないので、それほど凝らなくてもいいという指示もあったし。さらに、そのイメージ部分はあとから差し替えられるという話があったので、一時しのぎで載せておくものという話だったのだ。
鼻歌混じりで作り、余裕綽々・・・とまではいかないが、それなりに完成。さっさと別の石積みに移る。
10分ほどたち、担当の・・・あだ名何にしよう・・・
ゴブリン君
から伝達がはいる。
一回目のダメだし
。
ゴブリン君が一度確認してからデータを送るので、ゴブリン君のダメだしではなく、クライアントからのダメだしだ。
「もっと温暖化の部分を出して欲しい」
「温水の感じが欲しい」
などなど。
再び4つのイメージを作り始めて提出。
結局、最初の時点でゴブリン君が微妙といっていた案でだしてみることにした。これはちょっとした自信作。これならいける!と思って提出した。
が、
二度目のダメだし
。
「ダメではないのだけど・・・もうちょっと湯に関係あるようにして欲しい」
「地球がわかりづらい」
うぬが〜〜〜!地球がわかりづらいだ〜〜!そんなもん全面にだしたら浮くだろ〜!っていうか、この手のイメージなんぞ地球かどうかなんとなくわかればええやん!地球じゃなくって、湯だろ!湯!ECOだろ、ECO!さっきそういってたやんか!
3回目の制作にとりかかる。
クライアントのダメだしだけではなく、ゴブリン君からのダメだし(彼はそのクライアントの趣味をなんとなくは理解しているため)もあるため、おいらの引き出しはからっぽになる。
先ほどのテーマにたいするおいらのイメージというものが、どんどん減っていき、あとはもうすでにベタというか、思い切りストレートなものしか残されていなかった。わかりやすいっちゃ〜わかりやすいが、できればそれは避けたかった。
たとえるなら、
スペインに関するサイトで国旗カラーの赤と黄色を使う
というのはやりたくないのだ。
それがダメといってるわけではまったくない。サイトのカラーがわかりやすいし、一目でスペインのサイトとイメージしてくれるから問題ないのだが、おいらの天の邪鬼な部分がそれを認めないのだ。というか、イメージが貧困なおいらは、スペインといったらPaellaとか赤・黄をすぐに使ってすませてしまいそうで怖いのだ。だから、できるだけ、手を抜いて作るとき以外はストレートなデザインは避けたいのだ。
そんな思いもむなしく・・・
3回目のダメだし
。
なんとなくわかってて出したから、あまりショックではないが、これによって、おいらの頭からでてくるイメージが見事になくなった。もう冗談で使った
水車
に頼りたくなってしまうくらいなくなった。
それからはだらしなく椅子に座り素材集とにらめっこ。
これはさっきつかってダメっていわれたでしょ〜。
これはECOっぽいけど、湯っぽくない。
これは論外。
これは大きさ的にあわない。
これもダメ
あれもダメ
それもダメ
ここはどこ
あれはなに
ナニはアレ
白旗。すると、ゴブリン君からも愚痴が・・・
「このクライアントはいつも面倒なことになるんですよ。言いたい放題いって、こっちがいつも困るんです。というか、何をいってるのか、どの部分をいってるのかわかかりづらいんですよ」
俄然元気・・・いや怒りがこみ上げてくる。得意の責任転嫁だ(笑)。おいらのせいじゃない。向こうが理不尽なんだ〜!
そうだよな。そうだよな。馬鹿正直にまじめに考えてたけど、なんかもうむちゃくちゃなんだよな〜要求が!あっちをたてれば、こっちを出してくるし、こっちをだせば、あっちをだしてくるし!
ほかにも石残ってるんだから、そこそこよくできてた2案目で妥協しろ!
じゃないと、
ワンワンニャンニャン大行進
させたやるぞ!
いやいや・・・それだけでは生ぬるい!!!さっきampmの看板にはってあった
ピーポ君
を使ってやる!
ページ開いたらピーポ君だ!!!
温暖化だピーポ!
ECOだピーポ!
防ぐよピーポ!
台詞付きでどか〜ん!と載せてやる!!!
それがイヤなら、さっさと決めろ!!
そんなことを思いつつ、素材集をみていたら、一人でクスクス笑ってしまい、クリシュナ君に「何笑ってるんですか・・・」って言われたしまった。
その後も、おいらの頭の中をピーポ君が走り回り、めでたく現実逃避。
現実逃避しているだけじゃ、デザイン案なんてでてこない。というか、もう使える素材はすべて使ってしまったのだ。
結局、ベタな方面ですますことにする。じゃないと終わらないから。ゴブリン君もそうするしかないと決めたようだった。
自然で、温かい水のイメージで使ってなかったのは、
木漏れ日で溢れた森林
だったので、微妙感たっぷりだが、それをいれる。
ほれ、木漏れ日で湯がわいた!!
と。うん、無理無理。でも、それでOKにする。
もう一つの方はもう完全にストレートなイメージでいく。地球、温暖化の原因、温暖化の結果。
向こうが注文してきたが、あまりにベタすぎて、恥ずかしすぎて、さっさと消してしまった
氷が溶け出すイメージ
も、も使ってやることにした。
もうなんか「右の図をみよ!」と説明のための資料のようなイメージができあがる。あまりにストレートで、誰が見てもそれしか浮かばないようなイメージだ。
まだ石積みは残っていたのだが、イライラしてるし、疲れてるし、集中力もないので、その石積みが終わった9時にさっさと帰宅。クライアントは知らない間に帰ってるということで、さらにむかついた。
明日朝いってまたダメだしでてたら・・・絶対
ピーポ君の刑
に処す。
がんばれピーポ君!!
かわいくないけどな。
追記
やっぱちゃんとデザインの勉強しようかな・・・あまりにも引き出しが足りない・・・。
追記2
水滸伝でおいらが一番好きな
楊志
が早くも死んでしまった。おいらの知ってる水滸伝ではこんなに早く死なない!!と憤りながらも、Cafe de Crieで一人
漢泣き
。かっこよすぎる!漢だ!漢!
追記3
結局、誕生日Fiestaはやることにした。昨夜メールしまくった。何人くるだろう。おいらの人望がためされる。不安なのが、微妙に誰か呼び忘れているような、いないような・・・。
99.1%減
2006年04月10日 (月)
案の定、眠い。ハードスケジュールの京都旅行の疲れはまだ3割方残ってるという感じ。そのうち少しは
チョコラBB ライト
のせいな気がする。
昨夜自宅についたのは夜の1時ちょっと前。そこから往復一時間かけてマリちゃんを自宅まで送っていく。途中、煙草を買うためにコンビニへ寄る。
マ「疲れてるんだったらこれとかのめば?」
お「なにそれ」
マ「チョコラBB」
お「ああ〜〜愛しの深津絵里がCMやってるやつか!」
マ「そうそう。でも、あれは肌のやつだけど・・・」
お「・・・」
お「効くの?おいらそういうの呑んだことない」
マ「効くよ〜!就活これのんで乗り切ったんだもん」
お「へぇ〜。おいら薬飲まないから、この手の恐ろしく効〜ちゃうんだよね〜」
マ「運転してくれたから買ってあげるよ」
お「ほほう。面白そうだ・・・」
お「げっ!高い!これで300円もするの???300円!!??」
マ「そうだよ〜。こっちは効くもん」
お「うぐむ・・・」
マ「すごい疲れてる?ちょっと疲れてる?」
お「わからん・・・けど、まぁ疲れてるよ」
マ「じゃ、とりあえずこっちにしたら?ライトの方」
お「そっちはいくら?」
マ「153円」
お「ほう!安いじゃん。じゃ、そっち買ってもらう〜」
マ「けど、寝れなくなるかもよ?」
マ「受験のとき、高校全員で泊まりで試験受けいったのね。試験会場から遠いから学校全部でいくの。そのとき先生が一人一本にリポデーくれたの」
お「リポデー?あ〜リポビタンDね!」
マ「そうそう。で、みんな飲んだら、その日寝れなくなっちゃったの。ある男の子なんて、大丈夫大丈夫って2本飲んだら、朝まで寝れなくてセンターぼろぼろだったらしい」
お「・・・っていうか、これいつ飲むの?今?朝?」
マ「う〜ん、朝かな〜。でも、疲れてるなら今飲んでもいいんじゃない」
お「・・・よくわからんが、面白そうだから飲む。効き目はどれくらいででるのよ」
マ「水分の吸収は1時間くらいっていうから、それくらいで効果でるんじゃない?」
お「へぇ〜1時間か・・・それで疲れとれるの?本当にとれるの?」
マ「たぶんね」
お「・・・・」
ということで、チョコラBBライトを飲んでみる。味は・・・別にまずくない。ジュースみたいに甘い。甘いからあまり効きそうな気はしなかったのだが・・・。
帰ってお風呂はいって、メールチェックして、おかむんを拓也の部屋に寝かせて、おいらも布団に入るが・・・なぜか寝付けない。時計はもう3時を回っている。寝ないと明日の石積みに響くというのに寝れない。焦れば焦るほど寝れない。なので、水滸伝を読み始めたら、魯智深の話が佳境にはいったところで、興奮して余計ねれなくなる。そして、うやむやうやむやしているうちに、4時を回る。
泣きながら布団を頭からかぶった。
絶対起きれない・・・と思って寝たのだが、なぜか起こされる前に目が覚める。寝られなかったのもドーピングのせいだが、起きられたのもドーピングのせいな気もする。昨夜寝る前まではマリちゃんに「このやろう!変なもん飲ませやがって!」と殴り込みにいこうと思っていたのだが、まぁ、なんとな〜く想像していた以上に疲れはとれていたので、許すことにする。が、もしかして、自分の自然治癒力のおかげかもしれない。難しいところだ。
石積みの方はドーピングが切れたのか、なんかやる気ない。旅の余韻も残りまくり。桜綺麗だったな〜帝釈天かっこよかったな〜観智院面白かったな〜圓通寺あいかわらず素敵だったな〜。
ニッキの飴をなめながら、さりげなくさぼりつつ石を積む。
そういえば、最近石積みになれてきたため、デザインに遊び心をいれたくなって、ついつい入れてしまう。
「たぶん、これはダメなんだろうな〜」
って思って使うのだが、いつもやっぱりダメだしくらう。そういわれていつもおいらは「面白くないですか?でも・・・やっぱダメですよね〜面白いけど・・・」ともう一度作り直す。
おいらが遊びたくなるのは、なんか堅いデザインのサイトの時が多い。見ていて、なんか面白くないのだ。もちろん自分のデザインする力がないのが一番の理由なのだが、無難すぎてつまらない。ということで、かわいい写真を使いたくなるのだ。
先日も・・・
お「あのですね〜〜〜!猫の写真使っちゃダメですか?猫!猫!かわいくないですか?」
担「ね、猫はちょっと・・・」(苦笑)
お「あのですね〜〜〜!犬!犬ならいいですか?ここはギリギリ犬OKな気がするんですよ!ほら、この犬。ほねっこたべ〜て〜!ほねっこも〜ろ〜て〜!」
担「そ、それもちょっと・・・」(冷汗)
という感じで相手を困らせた。
今日は面倒くさかったのもあり、ダメだな〜と思いながら水車がうつってる写真を使う。別に理由はない。なんとなく、
見ていたらムラムラと水車を使いたくなった
、それだけだ。
で、黙ったまま「できました!確認してください!」とデータを送る。
その5分後・・・
担「ヨ、ヨモツシコメさん・・・こ、これは・・・」
お「水車です!水車!」
担「どういうイメージで!」
お「なんかECOっぽいからですね」
担「まぁ、わからなくもないのですが・・・」
お「やっぱダメですか・・・水車・・・綺麗じゃないですか?」
担「綺麗ですけど・・・クライアントからダメだしでそうで・・・」
お「ですよね〜」
担「もう一つのこっちの方は完璧なんですけど・・・」
お「ええ。それはベタですもんね〜。じゃ、そういうのにしますけど・・・」
担「こっちが自然なので、こっちはキッチンとかで」
お「え?そんなにストレートでいいんですか?」
担「ものによっては・・・」
お「蛇口からの水でトマト洗ってる写真とかでも???それはあるんですけど」
担「まぁ、バランスがとれれば・・・」
お「・・・いいです。なんかこじんまりしたやつ探します」
結局、べたなやつを探してきてそれにしたらOKがでた。たしかに、バランスもいいし、はまっているといえばはまってるけど、面白くない。
もう少しおいらに力があれば、
弁護士協会のサイトでワンワンニャンニャン大行進
をさせてやるというのに・・・。
さて、ここからが今日の日記の大本命。
我が社・・・賽の河原について
2つの驚愕の事実
を知ってしまった。
3時少し前。昼飯に出る。
お「腹の具合からすると今日は讃岐うどんだな!」
迷わず店に入る。
男「あっ!ヨモツシコメさん!」
お「(はうっ?)」
男「ここです」
お「あ〜〜!」
先日サッカーを一緒にやったさわやか好青年の・・・あだ名なんにしよう・・・
クリシュナ君
がいた。
うどん食べたあと、例のCafe de Crieに連行。クリシュナ君はCafeを飲む習慣はないので、おごってあげることにする。すると、
「午後ティーなんて久しぶりですよ!」
という返事が返ってきた。面白い子だ。
最初は、うちの石積み場がいかに休みがないかということでクリシュナ君は愚痴をいっていた。土日仕事にはいるが代休もないらしい。だから、3週間とか普通に連続で勤務することになるらしい。自分の石積み場ながら、びっくりだ。クリシュナ君もなんどか苦情というか交渉したらしいが、微妙にしか改善されていないらしい。
おいらは人として、生ける者として、
週に2日は絶対に、なにが何でも休まないといけない
と思っている。誰がなんといおうが、そこは譲れん。それでも足りないくらいだ。
まぁ、おいらには関係のないことなのだが、人ごとながら不憫でしょうがない。彼女とか彼氏がいる人とかどうしてるんだろうか・・・謎だ謎。だけど、別に聞いたりしない。不憫さが増すし、スペイン人のように
「じゃ、石積み場変えればいいやん!」
っていってしまいそうだから。
ふと、不安に思って聞いてみた。
お「ねぇねぇ。うちって、GWの休みって・・・どれくらい休み?カレンダー通り?」
ク「ええ。カレンダー通りだと思いますよ。でも連休ではないですね。」
お「え?連休でしょ?」
ク「1日、2日は出ないとダメですから」
お「それは問題なし!(そこは働かないとおいら給料なくなっちゃうよ)」
お「えっ、じゃ〜さ〜、夏休みは?何日くらい?」
ク「ちゃんとは知らないんですけど・・・
3日
くらいじゃないですかね〜」
お「ええええ!!え!!!!え!!!!え"?????」
お「
み、3日!!!!!!!!
」
思い切り動揺しまくるおいら。
お「ええ〜〜!ええ〜〜〜!まじで、
3日
!!!???」
お「うそ〜〜〜ん!
3日
!!!!!!!!?????」
夏が来る前に、おいらの
スペインEscapada Jovenの旅
は費えたようだ。
ク「いや、ぼくもまだ半年だけなんでわからないんですけど、たぶんそれくらいじゃないですかね?」
お「
(3日・・・3日・・・3日・・・3日・・・・3日・・・3日・・・3日・・・)
」
お「え?ごめん・・・なに?」
ク「いや、たぶんそれくらいかと思いますよ。
広告代理店
なんてそんなもんかと思いますよ。前に働いてたところもそれくらいですし・・・」
お「え?
広告代理店
?」
ク「そうですよ」
お「え?うちって広告代理店なの?」
ク「そうですよ」
お「へぇ〜そうなんだ〜知らなかったよ・・・」
ク「いままで、人に仕事聞かれてなんて答えてたんですか?」
お「
ホームページ作る人
って答えてた」
ク「(笑)」
ク「まぁ、そうですけど・・・業種は広告代理店ですよ。」
お「へぇ〜すごいね〜なんか。広告代理店って花のある職業のような感じの響きだね〜ブイブイいわせてそうな・・・(まぁ、電通とかくらいか・・・)」
ということで、今日おいらは、働いて4ヶ月たった今ごろになって、うちの会社が
広告代理店
という業種で、
夏休みが3日
しかなくて、それが
普通
だということを知った。
はからずも、また一つお利口さんになってしまった。
そして、なんとなく、長続きしないだろうな〜ということを予感した。
問1
「ヨモツシコメ君はなつやすみを3日もらいってスペインにいくことにしました。土曜日と日曜日をたすと、ぜんぶで5日です。さて、ヨモツシコメ君はスペインになんにちとまることができますか?」
小学校1年生でも解けそうな計算だ。
答え
「(かいしゃじひょうをたたきつけて)365日とまることができます!」
たいへんよくできました!!!
知れば知るほど、生きていく自信がなくなるこの恐怖。この症状をスペイン通の間では
「スペインシンドローム」
という。
追記
最近まで365日夏休みだったおいら。計算してみたら・・・
夏休み約99.1%減
ということがわかった、さらにダメージ。
あるとき〜〜〜!!!ないとき〜〜〜〜!!551のほ〜らい!
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