おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スペイン病が治りません
2005年10月23日 (日)
スペインの日曜日は、街が眠る。もうものの見事に眠ってしまう。

スペイン人は嘆く。

「日曜日って何もないじゃんか!Fnacが空いてるくらいで!!!何もすることがねぇ〜〜〜」

と。

中心街の中心のBarや、一部のBarを除けば、ほとんど閉まるといっていい。おいらのいきつけのBodegaやBarなんて全滅だ。

だが、日本は違うのだ!

居酒屋も、服屋も、靴屋も、飯屋も、雑貨屋も、本屋も、いつも通り開いている。

問題はたった2つ。人が多すぎること、そして、開いている店が多すぎること。

すぐに帰りたくなることうけあい。

Cafeなんかも、人でぎっしりで、落ち着かないのなんのって・・・。

もう少し訓練が必要らしい。

今日は昼過ぎくらいに、Vinoを探しの散歩をしたくらい。

散歩中に、分譲マンションだかモデルルームだか知らないが、calleにたっている人に話しかけられる。

男「すいません〜ほにゃららほにゃらら(何行ってるか聞き取れず)」
お「いや、いいです」(人差し指をたてながら)
男「せめて、パンフレットだけでも・・・」
お「いや・・・いいですって」

金持ってる人間かどうか、見極めてから声かけろよ

全財産、2万くらいしかない男捕まえてどうするんだよ。

そういえば、先日、マリちゃんと携帯の値段調査のために、渋谷のその手の店を調査しているときのこと。川村のような爽やかな男性店員とのやりとり

お「これ、新規でいくらですか?」
男「3800円ですね」
お「まぁ、同じか・・・」(小声でつぶやくように)
男「でも、今でしたらハローウィンキャンペーンで、さらにお安くできますよ」
お「ほほう」
男「さらに1000円引いて2800円までお安くできますよ」
お「安いな〜。悪くない。」
マ「でも、あなた今、身分証明できるものもってないでしょ?」
お「うん。持ってない」
男「え?もってないんですか?」
お「ええ。小銭入れしかもちあるいてないんで・・・」
男「免許証は?」
お「ですから、小銭いれしか・・・」
男「クレジットカードも?」
お「ですから、これしかもってないんですよ!」(小銭いれをポケットからだして見せて)
男「・・・・・」
お「じゃ、また来ますね〜」
男「・・・・・」

お、おれが悪いのか???

しょうがないじゃん!!スペインでは、必要なときくらいしかクレジットカード持ち歩かないし、小銭いれで十分だし、スリにあっても被害少ないし・・・。

生活の知恵よ、生活の知恵!

なんもわかってねぇ。奴らは・・・。

おいらはリハビリ中なんだってば!あと数日したら、免許証も、クレジットカードも、お財布ももてるようになるから、もう少し待てってば!

今は怖くてまだ無理なんだよ。eh?

あ、そうそう、スペインから帰ってきて、小さなことだが、どうしても抜けない癖というのがある。現時点で判明していることを記しておく。

人にぶつかったときとか足を踏んだときに「Ay!!!perdon!」とどうしてもいってしまう。

こういう反射神経物はどうしようもないと思う。言ってる本人もかなり恥ずかしいので頑張るのだが、頑張っても「Ay!!Pe」(あい!ペッ!)とか、最高で「Ay!!!ご・・・・・・めんなさい」くらい。

あまりに恥ずかしいので、いったあとそそくさと小走りになる。


鞄が知らず知らずに前に行く

スペインに行くまえ、良く街角で観光している外人がリュックを背中ではなく、前にしょっているのをみて、「日本は大丈夫なのに・・・そこまでしないで・・・」と思いながらみていたが、同じ病気にかかる。

今もスペインで使っていた、ミスタードーナッツの懸賞(?)で貰ったタスキがけのようにしてかける白い鞄を使っているのだが、それが気づくとお腹の方に回して、必ず手をあてるようになってしまった。特に電車では必ずやっている。

本来後ろの状態でかける鞄なので、できるだけ後ろへ、後ろへとやっているのだが、ふと気づくと前にきているのだ。

また、人混みにいるときは、日本だったらまず大丈夫だろ〜と信じていても、怖くて必ず前に抱えてしまう。

そんなことしている人は誰もいないので、少々恥ずかしいのだが・・・この病気も治るまで時間がかかると思う。

同様に、Cafeに入ったときも鞄を隣のテーブルやら、足下に置くのは少々勇気がいたりする。おいても、ちらちら確認してしまう。


サングラスをかける

これは一見たいしたことないようだが、マリちゃんとこんな会話があった。

マ「恥ずかしいからサングラスかけないでよ〜」
お「え?なんでよ〜眩しいからかけてるんじゃんかよ」
マ「眩しくないじゃん」
お「眩しいって・・・っていうか、別にいいやん。」
マ「なんか、日本人ぽくなくなるし・・・サングラスかけると」
お「・・・・」

気にもとめていなかったが、確かに渋谷の街中を見回してみてもサングラスをかけている人はほとんどいない。逆に「おされ帽子率」が異常に高い。スペインで帽子をかぶるととても恥ずかしいことになるが(実際、スペイン人は、日本人観光客のもつ日傘や、日焼け帽子のための帽子を笑う)、それと同じことらしい。

だからって「離れて歩くから〜」はないだろ〜マリちゃんよ〜。

確かに日本はサングラスをかけないが、それは似合わないからであり、顔がでこぼこしているおいらは、まだ大丈夫だからいいのだ。これは治す、治さないじゃなくって、慣れさせるしかない。


ガスコンロの火をつけるときにライターを捜してしまう

これ、結構重傷。すでに10回近く探している。

スペインのガスコンロはどういうわけか、着火するのに、ライターやマッチを使用する。結構Moderna(最新式?)な家でも、着火にはライターが必要っぽい。スペインのPISOでも、よく誰かがタバコを吸うのに、ガスコンロ用のライターを使用して、そのままポケットにいれてなくなり、自分の部屋からライターを持ってくる羽目になることがよくある(大抵犯人はManoloだったりする)。

マリちゃんとも母親ともなんどかこういうやりとりしている。

ライターをコンロに近づけながら・・・

マ「な、なにやってるの?ライターいらないよ!!!!!!」
お「あぐむ!」

キッチンのガスコンロの前に立つおいら。

母「何探してるの?」
お「ライター」
母「え?ライター?」
お「うん。なんか食べようと思って・・・」
母「??」
お「あっ・・・なんでもないです」

普通に火をつける。

同じくコンロの前。

お「ライターどこ?」
マ「ライター?何で?」
お「(・・・・あっ!)い、いや・・・タバコ吸おうかな〜と思って」


顔・・・マジで真っ赤です。耳まで赤くなります


今、この日記見て笑ってる人、絶対やるから。100%やるから。スペインにはまってる率が高ければ高いほどやるから。サッカーとかじゃなくって、普通にスペイン人になりたい人とか・・・って、普通スペイン人にはなりたいとは思わないよな。


ゼスチャーとか、会話は全然なんとかなる。数字がちょっとヤバイけど・・・たとえば、ドラクエ 8をドラクエ エイトとはいえず、ドラクエ オチョとかっていってしまって笑われたり。狙ってるわけでもなんでもなく、スペイン語の中でも、日本語に訳さないものや、よく使うフレーズは、頻繁にでてくる。考えないとでてこない構文はまず日本ではでてこないから安心。それやったら、それは狙ってやってるはず。


会話系で困るのが、店に入ったときの挨拶。

居酒屋巡りしているときや、Cafeやら、居酒屋に入ると、必ずお店の人に「いらっしゃいませ!」と言われるのが日本。

スペインだったら、おいらは「Hola!Buenas!」となるわけだ。そうすると、向こうから同じような返事が返ってくるし、向こうが先に言う場合がある。

だが、日本だと、基本的に馴染みの店でもないかぎり、無言ってのが普通だと思う。でも、おいらは、何かいわないとむずむずしてしまうのだ。だけど、流石に「Hola!Buenas!」といったら、それは正真正銘のバカだ。

で、考えてみた。

ありがとうございます?・・・いや・・・それは変だろ・・・ども!・・・これはちょっとなれなれしいというか、いらっしゃいませに応じる返事じゃないだろ・・・ってことは・・・

店「いらっしゃいませ!」
お「こんにちは!!」(または、「こんばんは」)

ということにした。

なんか、微妙に変な感じがしないでもないが、心は晴れるので、しばらくこれでいくことにする。

まだ無言で店内に入るほど日本人にはなりきれてないようだ。

スペインはエレベーターで一緒になれば、知らない人でも必ず挨拶をする国。別れ際にも挨拶をする。

その習慣が身に付いてしまうと、無言はちょいと厳しい。


日記に戻る。

といっても、書くことなし。

夕食は親子丼作って食べた。

西友で、スペインVino探索をし、Valdepen~asのVinoを発見した。なかなかお安い!

思ってた以上にあるようなので、今度ちゃんとメモっておかないと・・・。


追記
今日も時差ボケでほとんど徹夜となった。




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日本でスペイン探索
2005年10月22日 (土)
徹夜したので、午前中からがっちり動くことに。

まず、コンビニで金をおろして郵便局へ・・・が、どうも地元の郵便局、土曜日は閉局らしい。無駄足を踏む。

10時前にして、暇になる。

今日は夜6時集合で、バルデミ呑みがある。

バルデミとは、いうたら「飲兵衛の集まり」なのだが、温泉いったり、旅行行ったり、映画見たり、遊んだり、散歩したり、麻雀やったり・・・と、端的にいえば、社会人サークル(?)みたいなもん。大学関係が多いが、メンバーは適当。基本的には放任。総勢・・・15名くらいで、実働人数は10名いくかいかないくらい。少数精鋭で、「呼び出せば来る」というのが大事。作ったのはおいらだが、スペインにいくにあたって、むんにボスを引き継がせる。帰ってきたが、今のままでも問題ないので、しばらく、むんをボスにして、おいらはラクチンでおいしいNO.2でいく。今後は、Valenciaで知り合った人間も徐々にいれていき、話題のジャンルを拡張する予定。

いかん・・・日記なのに説明口調になってる・・・。


6時まで8時間もあるので、リハビリも兼ねて日本を観察しながら、日本にあるスペインを探すことにし、とりあえず、マリちゃんを呼び出す。二つ返事で地元近くまでやってきたので、車で迎えに行き、散歩に突入。


すでにスペインVinoが呑みたくて、手が震え始めているおいら。流石にBarにおける昼間のCervezaは日本ではできないので(っていうか、高い!)、夜のお楽しみであるVinoくらいは何とかしなくてはいけない。

今回荷物の関係でVinoは3本しか持って返って来られなかったのだが、その3本というのがMuga(番頭ManoloからのプレゼントでRiojaの2001)、Cepas Viejas(タカシ君からのプレゼントでBierzoの2001)、Riberal(Argentino Barのお兄ちゃんからのプレゼンとでRibera del dueroの1999)と、おいらにとっては思い入れも、想い出も強いVinoばかりで、おいそれと手が出せるVinoではない。しばらく寝かせて、ここぞ!!って時の勝負日(何のだ?)に呑む予定。

というわけで、目下必要なのは、日々呑めて、補充も簡単な美味しいスペインVinoというわけだ。幸か不幸か、認知度が低いため種類はフランス、イタリアに比べてお話にならないくらい少ないのだが、その分値段は他の物と比べて安い。

酒屋巡りに突入。

まずは地元(?)青葉台に行き酒屋巡り。青葉台は何でもある便利な街で、紀ノ国屋や成城石井もあるので、まずはそのあたりから攻める。途中歩いている最中に酒屋があったらとりあえず入ってみるという方法で、青葉台中をひたすら練り歩く。

が!!!!

期待していた成城石井にも紀ノ国屋にも、たいしたスペインVinoは売っていなかった。成城石井では、おいらが今日来ることを知っていたかのごとく「スペインワインフェア」なるものをやっていたが・・・たいしたVinoはおいてなかった。

値段はそこそこだが、ラベルはイマイチだし、D.Oもなんか微妙なVinoばかり。まぁ、呑んでみれば旨いのかも知れないが、現時点では一本2500円とか3000円近いVinoなんて買えるわけがない。

紀ノ国屋の方でもあまりにスペインVinoが少ないし、タカシ君があるといっていたALBALIがないので、店員さんに聞いてみた。

お「あの〜スペインのワインはここだけですか?」
店「そうですね〜。ちょうど棚替えをしているところなのでいまはそれだけですね〜」
お「そうですか〜。いつくらいに入ってきます?」
店「ちょっとお待ちください・・・」

5分後

店「申し訳ございません・・・スペインのワインはしばらく仕入れる予定がないそうです・・・」
お「あぐむ!」


駆逐されてしまったもよう。Pobrecito・・・スペインVino。

へこたれ、そして失意を胸に抱きつつも、頑張って散策を続けていると、YaMaYaという酒屋を発見。

とりあえず入ってみる・・・

あるわ、あるわ!宝の山が!!!

中にはおいらも見知っているVinoも発見。しかも、値段もかなりお手頃!!

いろいろ調べてわかったことだが、ラベルが日本語で書かれているスペインVino(原産国:スペインとはなっている)を除けば、だいたい7euros〜10eurosの幅で、そこそこVinoは買える模様。みたこともないVinoが多いのだが、D.O(産地みたいなもん)は知っているところなので、なんとなくだが、味の方向性くらいは推測がつく。

また、日本にわざわざ入れてるだけあって、ReservaやGran Reserva級が何故か多い。CrianzaよりもReserva(リィセルヴァって書いてあったのにはちょっと笑った)の方がよく見かける気がする。

スペインでもReservaはものによるが5eurosを超えることが多いので、日本で7eurosで買えるということは、全体的に質の低いReservaなのかもしれないが、寝かせている年数は少なくとも3年なわけだから、それなりに美味しいだろう。

青葉台では、上記の3つも含めて、小さい酒屋やちょっと大きめのスーパーで10本以上のスペインVinoを発掘。Ribera del dueroもあったし、Utiel-Requenaも発見。Riojaもあまり好きなやつではないが、スペインでみたことあるものもあった。

とりあえず、YaMaYaで発見したスペインでもMercadonaで何度か買って呑んだ「Mayor de Castilla」を購入。お値段はお安く・・・800円!!!いうたら6eurosだ。日本ということを考えれば安いといえよう。これがあたりなら・・・ぐふふふふ。

Ribera del dueroのVinoとはいえ、COSECHA(収穫)が2004なので、まだ味は若いと思われる。まぁ、スペインVinoなら、おいらは何でも良いんだけどね〜。

このYaMaYaは他にも驚くべきものを発掘。

なんとスペインのオリーブ油(別に珍しくはないが)だけならず、Boquerones缶(鰯の酢漬け)やら、Mercadonaで何度も買ったことあるオリーブ缶、Mejillones缶(ムール貝の缶詰)、アリオリ(ニンニクのマヨネーズ)、Sanguria(Don Simon)などなど、それはそれはいっぱいのスペインを発見。流石にOveja(羊)のQuesoはなかったが、これだけの食材があれば、簡単にFiestaができそうだ。あ、そうそう。Tinta de Calamar(イカスミ)も探したが、それは成城石井にしかなかった。2袋で300円。高すぎる・・・なので、アサコちゃんあたりに頼んで買ってきて貰おう(笑)



お腹が減ったので、まつもちる(松本食堂に行くことを表す動詞)ことにする。

この松本食堂は大学受験で予備校に通っているころ(現役時)しょっちゅうかよっていた食堂で、ここに来るのはもうかれこれ12年ぶりくらい。動詞「まつもちる」は、その当時、なにやら「〜る」とつけることによって動詞化するのが流行っていた時期だったため、そう言われていた。(例:「タクる」:タクシーにのる、「ドムる」:ドムドムに行く(笑))


この食堂は、完全に普通の食堂・・・いや、逆にいまとなってはアンティークな部類の食堂。ラーメン博物館内にある「日ノ出町」(だっけかな?)の中にそのまま移築してもなんら違和感がない店構えと店内。客層は若い子はほとんどおらず、ドカタ系の人々が多い。テレビなんて当然なく、ラジオではAMが流され、招き猫に、誰かが意味もなく買ってきたおみやげ(金閣寺とか五重塔とか)やら、水着姿の女性がうつったビールのポスター、誰のかわからんが芸能人のサイン、北海道の熊の置物・・・と、ベタ中のベタな食堂だ。

そんな食堂で、何故か青銅制の巨大なハプスブルク家の紋章が壁にぶら下げられているのを見てのけぞる。

お「ねぇねぇ〜あそこ見てよ・・・双頭の鷲・・・(笑)」
マ「え?」
お「ハプスブルク家の紋章だよ・・・松本食堂に・・・」
マ「(笑)」
お「あれ・・・わかってて飾ってるのかな?っていうか、どこで手にいれたんだろう・・」
マ「わかってないでしょう」

松本食堂の店主は実はハプスブルク家の末裔だったりするのだろうか?


ここの食堂のMenu del Diaは種類の豊富さもさることながら、値段も安い!なんと、メインのおかずにご飯とみそ汁と生卵と漬け物が付いて600円。もちろん税込み。eurosにすると、なんと4.5euros以下!!!


最近改めて気づいたのだが・・・良くスペイン人に日本を説明するときに「物価が高い!!」と自分も含めて、皆口を揃えてそう叫ぶが、外食の選択肢の多さとと安さから鑑みると、日本に軍配が上がるかもしれない。

ここ数日、街を歩きつつ常に観察をしているが、映画やCafe、ちょっとしたオサレCafeやレストランになると、「ちょっと高い!」という気になるが、日本の外食産業はスペインと比べ物にならないくらい発展している。

スペインでの外食というのは、結構金がかかる。他の物価が安いだけに、外食にかかる金が目立つのだ。スペインの生活には欠かせないTapasは、普通4euros前後〜6eurosくらいはする。現在eurosが強いのもあって、円に直すと550円〜850円くらいとなる。850円あったら、ちょっとしたところでラーメンが食べられお腹一杯になる。

が、スペインで外食をし終わったときに、「安い!!!」と思うのは、飲み物が安いからだ。特にアルコールの類。ビールはJarraで6euros(840円)〜10euros(1400円)くらいが相場だが、Vazoにして5.6杯分ある。

そこそこの人数で、Tapasを抑えながら呑む分には、スペインは断然安い。Bodegaも・・・例えば、今はなき通い婚Bodegaでも、Tapasははっきり言って安くはないのだが、VinoがVazoで一杯50円で呑めるわけだ。10杯呑んでも500円。日本でもしVinoをCopaで呑もうと思ったら安くて一杯400円とかで、高ければ600円くらいするんじゃないだろうか。日本酒も一杯600円〜800円くらいするし、ビールも生で安いところで400円前後くらい。

というわけで、酒を飲みつつの食事・・・つまり、居酒屋感覚での食事になると、スペインは恐ろしく安くなる。20euros(2400円)でも「げ〜〜!!高い!!」となるわけだ。だいたい、Tapasをつまみながら、十分呑んで13eurosくらいが相場という感じ。(※あくまでValenciaでの話です)

だが、食事だけ・・・となると、日本はラーメン、牛丼、回転寿司、立ち食い蕎麦、大戸屋などの定食屋、お弁当屋、ファミレス、etc・・・安く済まそうと思えばいくらでも安くすることができるが、スペインではそれが難しい。1人で食事がしたくて、BarにはいりTapasを2品頼んだら、その時点で10euros(1400円)近くはいってしまう。

なので、旅先などで、そこそこきちんとしたレストランやBarなどでTipico料理(特産料理)の食べ歩きをしようとすると、どうしても食費がかかってしまうわけだ。


外食の話ついでに、自炊にもついて軽く書いておくが、もし自炊をする場合は、圧倒的にスペインの勝利だろう。自給自足している日本人がいたら、そりゃしらんが、スーパーでの買い物は圧倒的にスペインが安い。買い物かご二つ持って「今日は結構買ったな〜〜!」と思いながらレジで会計を済ませても、20euros(2800円)とか25euros(約3500円)で済む。日本で同じ量を買ったら1万円とまでは行かないが、倍は持って行かれる。スーパーにおいてある巨大カートたっぷり買ってようやく100euros前後(14000円前後)になるくらいだ。

もしスペイン生活で、できる限り節約したいのならば、自炊すれば食費にはほとんどお金はかからないといっていいだろう。たとえば、うちの場合は食費もcompartir(共同)していたが、月の食費は自炊分で60euros〜80euros(8400円〜11000円)くらいだ。ただ、しょっちゅう外で呑んでいるから、食費全体はそこそこ行っている。


って、話が飛びすぎた・・・。


松本食堂をあとにしたあと、いったん車を戻すべく自宅へ。準備したあと、電車で渋谷へいくため駅に向かう途中・・・。

お「ここにも酒屋あるんだけど・・・まさかスペインVinoはないよな〜」

その酒屋とは、おいらが生まれたときからある酒屋で、普通の小さな酒屋。

マ「う〜ん、どうだろうね〜」
お「まぁ、ダメもとで入ってみるか・・・」

すると・・・小さいながらも4,5本のスペインVinoを発見!

しかも、ValenciaのVinoと、Utiel-RequenaのVinoがおいてあった。Valenciaの方のVinoは以前Consumで買ったヤツで、ひきこもりのソムリエでも紹介したやつ。前にかったやつはCrianzaだったが、この店のはReserva。こいつ

お値段は両方とも1000円前後。Valenciaの方はReservaがスペインでどれほどの値段かわからないが・・・少々高い気がしないでもない。Utiel-Requenaの方は、近々、買いにいってみて、美味しかったら買い占める予定。

それにしても、なんでこんな普通の酒屋にスペインVinoがあるんだ・・・と訝しげに店内をぐるりとみてみると・・・「ソムリエなんとか証書」とかかれた盾が二つほど、これ見よがしに立てられていた。ソムリエではなく、ソムリエ教室だか、ワイン研究だかわからないが、おいらも知ってるこの酒屋のオヤジはワイン好きらしい。

うちから歩いて5分くらいなので、お金ができたら、一つずつ順に呑んでいって、リストを作っていきたい。

なんか楽しいことになってきたぞ〜!


探索地域を渋谷に移して、ひたすらスペイン探し。主に酒屋だが・・・。

で、渋谷でも大量のスペインVinoを発見。場所は河内屋

ここではなんとMercadonaの至宝である、ALBALIのCrianzaとGran Reservaを発見。何故か、MercadonaにあるReservaはおいてなかった・・・。他にもRiojaのCuneも発見したし、結構有名どころが取りそろえてある。

この酒屋・・・特別なVinoはちゃんとしたところに保存してあるのだが・・・Ribera del dueroとVino de ToroのVinoが、3万とか2万で売られていた。

見なかったことにした。


てなわけで、当面の金稼ぎの目標もできたし、あとは仕事を探すだけ。

週に1本か2本のVinoで、月8本・・・3、4ヶ月は楽しめそうだ。4月以来全く更新していない、「ひきこもりのソムリエ」も活気づきそうだ。


さて、ようやく呑み会。

メンバーは、ヤスオ、おぐり、のび〜、ひ〜すけ、むん、お嬢、ヨシノ、マリちゃん、おいらの計9名。ヨシノを除いてバルデミ軍団の精鋭ばかりだ。このサイトの趣旨からはずれるが、許可を得たら「登場人物」に載せていこうかとも考えている。まだわからんが・・・。

一次会は渋谷の「わん」。映画企画後なんかにもしばしば使う穴場の居酒屋。焼酎のボトルが安いので、安くあげたいときにはよく使う。

久しぶりに皆に会うのだが、しょっちゅう一時帰国しているからなのか、皆も慣れてしまっていて、感動のご対面ということにはならない。別れのときだけは、いつも大げさだが・・・約一名。

てなわけで、普通に席に座り、普通に注文し、普通に飲み始める。

が、あまりに普通すぎるので、質問してみることに。

お「ねぇねぇ〜近況は?近況?はじから、近況報告!!!はいっ!」
の「う〜ん、何もないね〜。昇進しそうってことくらいかな〜」
お「なにもない〜。仕事探してる〜」
ヨ「特は・・・パチンコにはまってます。」
マ「ない〜卒論で忙しいくらい」
ひ「ひ〜〜〜っ!」
ヤ「ないね〜」
む「就職活動中〜それくらいかなっ?」
嬢「はまってることは、着付けかな〜他にはう〜ん」

途中、チャチャいれつつ、根掘り葉掘り聞き出したが、本当にたいした話はでてこない。10ヶ月くらい離れてたのに・・・・そういうもんなのか???

あまり盛り上がりそうもないテーマだったので、ヨシノとひ〜ちゃんをいじくって遊ぶ。あとは、今後の企画の発表をしたくらいかな〜。

久しぶりにあって楽しかったが・・・いかんせん、普通過ぎた。

こりゃ新しい風をいれないといかん。マンネリだ、マンネリ。とりあえず、ヨシノが入るというので明日にでもいれて、朋美嬢をコーヒー屋からスカウトして・・・まぁ、poco a poco。

焼酎のボトルが4本目に突入したあたりで、2時間終了。完全に失念していたが、土曜日の渋谷の居酒屋は、時間制限があるのだ。

ちょっとBodegaが恋しくなったなりよ。


二次会は、名前は忘れたがちとせ会館の側の居酒屋。お嬢が紹介してくれた場所だが、なんでもイケメン居酒屋といううたい文句があるらしい。

おいらは知らなかったが、女の子3人は、かっこいい店員にうっとりしていたとか、そうじゃなとか。

知らない間に「サンマ」を食べられていた。マリちゃんがほとんど食い散らかしたらしい。

しょうがないのでひたすら日本酒を飲みまくり、12時ちょっと前には解散。

日本には終電ってものがあるのだよ。キミ。

な、なんて健全な呑み会なんだ!!!!

人間交差点 Bar Gulliverが恋しくなった

おいらとマリちゃんは終電までまだ時間があったので、TSUTAYAの本屋を一週し、ValenciaにはまだないスターバックスでCafeを頼み、外でタバコを吸いながら簿〜っと過ごし、おうちに帰った。



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帰国後4日目にして・・・
2005年10月21日 (金)
帰国後4日目。まだまだ時差ボケらしい。

どれくらい時差ボケかというと、24時間のうち14時間くらい寝てた。

午前中に一度起きて活動するも、食後眠くなる。我慢していたが4時間ほど仮眠。起きたら7時前。その後全く寝れなくなり、次の日バルデミでの呑み会があるにもかかわらず、結局徹夜となった。

というわけで、書くことないので近況を記すだけで済ます。


流石はお風呂大国(?)日本!というべきか、感動して涙がでるくらいシャワーの出が良い。もう信じられないくらい、ジャ〜〜〜〜!とでる。これぞ、シャワー。ついでに湯船につかるのもやっぱいい。これぞ日本の醍醐味って感じ。

それにくらべてスペインの水回りときたら・・・あたりはずれがありすぎる。まぁ、我が家が酷すぎたというはなしもあるが、古いPISOにはありがちの特徴だしな〜。

日本でシャワー浴びたら、スペインの打たせ湯シャワーは浴びれません。男のおいらでさえそうなんだから、女の子がぶ〜ぶ〜いうのもうなずける。

あ〜温泉入りたい。塩原か?伊豆か?伊香保か?草津か?奥鬼怒か?下呂か?貝掛か?

うんまい日本酒呑みたいから、やっぱ新潟の貝掛かね〜。


帰国前まで物置になっていたおいらの部屋は母親のおかげで綺麗にはなっていたのだが・・・・掃除しすぎ

自分の部屋なのにどこに何があるかわからない・・・いや、それ以前に、巨大な箱に適当においらの素敵なガラクタを詰め込めるだけ詰め込んだもんだから、部屋ががら〜〜〜んとなってしまった。とくに、PC机(巨大な食卓を使用)の横の網棚はからっぽ。おいらが数年ためた素敵なガラクタはすべて、まるでゴミ箱に捨てられるような感じで、巨大なクリアケースに投げ入れられ、現在おいらの足下に置かれている。

柱と柱の間に(おいらの部屋は天井裏なため、柱が邪魔な場所に2本ある)つり下げておいた、カンボジア製ハンモックも取り除かれてしまったし、ヘンなところに時計かけられてるし、ヘンなところに鏡もかけられてるし、収納好きな母親によって、所狭しと棚が置かれてるし、本の場所も使いづらいところに移動させられてるし(辞書とか資料が机から遠くなってる)、スキャナー取り外されてるし・・・。


これ全部戻せってのか〜〜〜!!!!!

そんな母親の口癖は「あんた、もうスペインを忘れて、心機一転やりなさい」

ママン・・・無理だよ〜そんなの〜

だって、おいらはもう身も心も魂もスペインに捧げた男。

うん!そうだ!

日本に永住をもくろんでいる似非スペイン人

と思ってくれていい。

だから、心機一転・・・この部屋をスペイン風・・・正確にはスペインで生活していた頃の部屋にしてやる。

もう捨てまくってやる。全部捨ててやる。

というわけで、タカシ君が来るまでにはなんとか部屋をスペイン風にしたい。

土足で入れないスペインひきこもり部屋。

壁塗り替えたいな〜。壁紙だけどさ・・・。


追記
知らない間に、新刊(漫画の)がたくさんでていて頭がConjundido。何巻まで買ったか全然覚えてない。拓也が買ってきているジャンプやサンデーも久しぶりに見てみたが、もう知らない漫画だらけでアウト。テレビにゃ、知らないヤツばかりだし・・・。早く慣れたいな〜。





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日本酒♪
2005年10月20日 (木)
拓也に「レイザーラモンが見たい!」っていったら、「もう古いよ〜!」と言われたが、レイザーラモンHGは本当に流行っているようだ。

CMとか、番組のいじられキャラで数分間だか良く出てくる。

といっても。まだフォォ〜〜〜〜!だけで、腰痛になるほど高速という腰の動きはみていない。マリちゃんとエリゾウの物まねが何とも面白かっただけに、早く本物が見たいものだ。


時に・・・CM。

見ていても、でてくるのはみんな知らない人で面食らう。今日覚えたのは「くまだようこ」。漢字は調べてないのでわからんが、今売れている(?)らしい。

誰だよ、それ。

お笑い系は、前回の一時帰国のときにはまだ有名になりかけだったメンバーが、今は有名になってきているという感じ。小学校一年生が六年生になったみたいに。

逆に、前に六年生だったメンバーは完全にDesaparecidoしていた。ヒロシもみないし、ハナワもみないし、ギター侍も、ダンディーなんとかもいない。

日本のブームの移り変わりの早さってやっぱりえぐいものがある。

XPへのアップデートも終え、ネットにもつながるようにし、XPのアップデートも済んだ昼過ぎ・・・渋谷へ行く。ちょっとドキドキ。

井の頭線に乗ってる時点で顔がニヤニヤしていたらしく、マリちゃんにつっこまれる。

「なに、ニヤニヤしてるの〜キモイ〜」って。

そんなこといわれたって、なんか『日本!!』って感じで楽しいんだもん。しょうがないじゃん。

建物も、人も、町並みも、言葉もぜ〜〜〜んぶ日本。なんか、ニヤニヤしてしまう。

だが、井の頭線を渋谷でおりたとたんうんざり・・・。

やっぱこれだけは慣れない。

もう、人!人!人!人!

なんかFiestaでもあるんじゃないかって勢いだが、これが普通なわけだ。

渋谷だけでValenciaの人口と同じくらいいるんじゃないの?って感じ。実際、本当にいそうで怖い・・・。

せっかく渋谷にきたので、軽く呑むことにする。酒が飲めないマリちゃんだけだとつらいので、暇だと思われるむんに連絡。

携帯調査したあと、Book1stの前で待ち合わせ近くの居酒屋いき、昼間の5時から呑んだくれる。

どうせだったら、他のバルデミメンバーも呼ぼう・・・と、まずは同じ呑んだくれ仲間のおぐりに連絡。が、家の問題でこれないとのお返事。おそらく呑みすぎて外出禁止令でもでてるのだろう(笑)。結局他の数名のメンバーもくることができなかったのだが、ひ〜ちゃん(卑猥だからひ〜ちゃん)から「風邪気味だけど、行く!」という、なんと返していいのか困る返事が届く。

ほどなくして、ひ〜ちゃんが登場して3人で・・・というのも、マリちゃん2杯で酔っぱらったらしく死亡。そして、爆睡・・・・今後の遊びのプランを立てる。

高尾山に蕎麦食いに行くツアー、温泉ツアー、ネットゲーム企画、Fiesta de Navidad企画等々。クリスマス企画は、ちょうどアサコちゃんも帰ってきてるし、久しぶりに朋美嬢とも合いたいので、ごちゃ混ぜFiestaにする予定。

それまでに何とか金を貯めないと。

11時半頃、解散。1人4000円。最初は「え〜〜〜!!28euros!!クソ高い!!」と思ったが、冷静に考えたら6時間以上飲み食いして4000円ならそう高くない。スペインみたいに美味しいVinoが呑めないのはつらいが、その代わり日本酒がある。日本が世界に誇ってもたぶんまわりには「まずい!」といわれてしまうだろう日本酒がある!だもんで、もう日本酒呑みまくり

土曜日は久しぶりにバルデミメンバーを集めた飲み会。幹事は主役であるおいらってところが悲しいが、スペイン風なので、まぁよし。

日本に帰ってきてから早くも太ってきている気がするが、しばらくは日本の味を堪能するべく、呑んで喰って、呑んで喰ってするつもり。

ダ〜イエットは来年から〜♪

1時前に自宅に帰り、漫画読んで寝た。たぶん5時頃。





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もぐってみた
2005年10月19日 (水)
朝は早起き。7時に起きる。時差ボケの恩恵。

優雅に朝食も食べちゃったし、cafeteraでコーヒーもいれちゃったし、時間たっぷりの生活を享受するが、朝って意外と時間たつの早いのね。知らなかったよ。あっというまに10時とかになってるし。たぶん、深夜の方が時間が経つのが遅いと思う。いや、絶対に。

マリちゃんが授業にでるというので、彼女の通う某外国語大学へついていく。最初は適当なところで「旧約聖書」でも読んで待っていようと思ったが、せっかくだから、授業に潜ることにする。

マ「大丈夫かな〜周り若いよ〜」
お「大丈夫だって〜。おいらこう見ても若いぜ!ふけ顔だけどな」
マ「でも、18とかいるよ?」
お「うぐむ!!一回り違うのか・・・一回り・・・うむ〜自信なくなってきた」
マ「まぁ、人多いから潜ってもばれないけどね」
お「一回りか・・・ケイコちゃんのいうところの『ピチピチの女子大生』ってやつか・・・うぐむ〜肌の張りはごまかせないけど、おいら肌は綺麗なほうだし・・・大丈夫だろう・・・」(ひとりごと)

教室にはいってみる。

大きい教室といっていたが、この大学にとっては大きいだけど、うちの大学だったら語学用の教室でかなり小さい部類になる。大学の規模が違うからしょうがない。

あたりを見回し、受講している生徒を見学。

うん・・・確かに若い。

お「でも、みろみろ・・・おいらの右にいる・・・ほら、あれ!」
マ「どれ?」
お「あれだって!あれよりは絶対若く見えるって。っていうか、全然いける!」
マ「よかったね〜」

まだまだ学生でいけることが判明。働かないで、大学いって、交換留学生とかってのも悪くないな〜とか思う。Valenciaの大学と姉妹大学なのは・・・三重とか鹿児島か・・・ちょっと遠い。やめておこう。

授業内容は「イスラム建築総論」というもの。大学時代この辺は結構やったので、得意ジャンルでもある。今回のこの授業は一般教養レベルとのことだったので、とくに気にせず参加したが・・・想像以上に基礎中の基礎で、前半は少々退屈であった。

先生は年齢不詳のかなり若々しい女性講師。トルコに6年いたということなので、相当経験値は高いんだろうけど、トークがあまりうまくない。先生になったばかりなのかもしれないが、きっと机の向かっての勉強が得意なタイプなんだろう。そうとう頭が良いと見た。

徐々に周りが机に沈み込む中、最後までしっかり授業を聴講する。全体的にはなかなか悪くなかった。また別の授業にもぐってみるのも悪くないが・・・働かなくては・・・。

今日は、数回にわたって某デパートの地下でVino Espan~olaを物色。

フランス、イタリアを筆頭に、ドイツ、チリ、アメリカなどのプレートがかかっているのだが・・・なぜか・・・

スペインがない!!!!!

ペコちゃんが乗り移り、「ありえな〜〜い!!」とひとりごちる。

っていうか、実際問題、冗談じゃなくって、ありえないだろ〜!!

フランス、イタリアはまぁいいよ。前もそうだけどさ。でもさ〜、そろそろ「スペイン」のプレートも作ろうよ〜。

まぁ、あまり有名なりすぎて、高くなっても困るんだけどさ。

それでも5種類くらいのスペインワインを発掘。何故か、Campo de BorjaのVinoが多かった。

特別なVinoだけの控え室のように冷蔵庫が置かれていて、そこにRibera del dueroと、なんとToroのVinoがあったのだが、お値段・・・9000円弱と、15000円弱。1996年とか1995年ものだったのだが・・・言葉を失った。

ついでにQuesoコーナーも見て回った。なにやらいろいろと勧めてきてくる店員さんだったので、ここぞとばかりにいろいろ聞いてみる。

お「あの〜〜スペインのチーズはありますか?」
店「あ・・・ス、スペインですか・・・いや〜〜〜ちょっとまってくださいね・・」

ガサゴソガサゴソ、チーズを探し出す。

店「スペインのチーズは珍しいですから、ないようですね〜」
お「あ〜そうですか〜」

しばらくチーズを物色。

お「あの〜羊のチーズはありますか?」
店「あ・・・ひ、羊ですか〜・・・ちょっとまってください」

ガサゴソガサゴソ、チーズを探し出す。

店「羊のチーズは珍しいですから、ここにはないようです。ヤギならあるんですけどね〜これとか・・・試食してみます?」
お「ええ・・・」
店「私には強すぎて苦手なんですけどね」
お「私は好きですよ。おいしいです」
店「私、お酒のめないんですよ〜」
お「あ〜なるほど。たしかに、Vino・・・いや、ワインとかと食べた方がいいかもしれませんね〜」
お「ありがとうございます〜じゃ〜」
店「え、あ・・・・はい・・・では、またよろしくお願いします」


いろいろ試食させてもらったもんだから、相手は買うと思っていたようだが、そこまでおいらは甘くないし、金もない。

後ろを振り向かないように、食料品コーナーへ突入。その前に魚屋さんで「イカスミってここで買えますか?」と質問。「ここでは買えない」といわれてがっくりしょぼん。

食料品コーナーで、スパイスみたりなどもする。あるメーカーのパスタがスペインより安く買えることを知ってびっくり。Azafranやpimentonはやはり全然たかく、Azafranに至っては2300円。皆がスペインで買う理由がようやくわかった。

夕飯は、なんとなく麻婆茄子。で、納豆温泉卵

ここでもまた至福の時。

このまま納豆だけで1ヶ月以上過ごせてしまうかもしれない。

夜、おいらは携帯選びに集中する。

関係ないが、帰ってきた日に母親とこんなやりとりがあった。

母「あんた、すぐ携帯かわないとね〜」
お「え?携帯???なんで?」
母「携帯ないと不便でしょ?」
お「え、あ・・・まぁ・・・あった方が便利だろうけど・・・」

何故か、おいらの方がタジタジ。

というのも、そんなにすぐに携帯買うつもりなかったし、働き始めるまでの、この自堕落生活では特にいらないような気もしていたし・・・。

が、母親にいわれて、いや、母親にでさえいわれて、なんとなく買った方がいいのかな〜って気になったのだ。

現在候補にしているのはauとPHSの二つ。

スペイン同様、Vodafoneにしようと思っていたのだが、イマイチ評判よろしくないし、使っている人が何故か周りにはあまりいないので却下。docomoは「2番目以降が好きで1番が嫌いな」おいらとしては、のっけから却下。

おいらは俗に言う「携帯」をもったことがない。昔からず〜っとPHSであり、PHS贔屓なので、気持ち的にはPHSに傾いているのだが、流石に時代の流れというものもあるので、そろそろ「携帯」を持つってもんだろうな〜とも考えていた。けども、どうも、知らない間にPHS復活の兆しがでてきている昨今らしく、今後PHSユーザーも増えそうな感じ。

悩んではいるが、おそらくPHSになると思われ・・・。


夜、マリちゃん・・・。

マ「DVD借りてこようと思ってるんだけど・・・」
お「映画見るの?」
マ「うん。どんなのがいい?」
お「うぐむ〜。おいら今日すでに眠いからな〜どうしよう・・・」
マ「好きに選んでいい?」
お「まぁ、一緒にみるなら、わかりやすくて、頭使わないような簡単な映画にして。あとは、貴方に任せるよ。適当に借りてきて」
マ「わかった〜」

自転車でDVDを借りに行くマリちゃん。おいらはその間に、マリちゃんに頼まれたWindows MEからXPへのアップグレード作業。重要なファイル(mp3やらデジカメ画像やら)をバックアップにとったりする。

しばらくしてマリちゃんが帰ってくる。

お「何借りてきたの」
マ「当ててみ」
お「当ててみ・・・ってあんた・・・無理だって・・・」
マ「いいから、当ててみ」
お「邦画?洋画?」
マ「洋画!」
お「う〜ん・・・他にヒントは?」
マ「読み物系かな〜」
お「よ、読み物系???ハリーポッター?」
マ「違う」
お「え〜っと・・・指輪物語?」
マ「違う!」
お「わからん、何借りてきたの?」
マ「一本目が〜海をとぶ夢!
お「え?え?海をとぶ夢って・・・Mar Adentroのこと?」
マ「そう!!!」
お「アホ!!!話聞いてなかっただろ!!簡単で、わかりやすくて、頭使わないやつっていったやん!!!!!!あれ、超重いじゃんかよ!!」
マ「あれ?みたんだっけ?」
お「みたよ。スペイン語だけど・・・ガリシア訛りとかバルデムの言ってることわからなかったから、日本語でももう一度みるつもりではいるけど・・・今の気分じゃないよ〜。」
マ「あぐ〜」
お「まぁいいや・・・2本目は?」
マ「・・・じゅっかい
お「じゅっかい????って・・・まさか・・・モーセの「十戒」のこと?」
マ「うん!!」

ちゃぶ台返し〜〜〜〜!!!

ホント人の話を聞かないオナゴだ・・・。Mar Adentroに十戒ですか・・・それが、わかりやすくて、頭使わなくて、簡単な映画ですか・・・さいですか、さいですか・・・。

お「あほ!!十戒、みたことあるのか?かなり古い映画だよ?」
マ「みたことあるの?」
お「基本だ、基本!」
マ「面白くないの?」
お「面白くないとか、面白いとかじゃなくって・・・モーセの話を映画化しただけだよ。悪くないわけではないけど・・・」
マ「うむ〜。じゃ、1人でみるからいいよ〜」
お「まぁ、みるよ。みるみる。」

ってことで、アップグレードの作業をしつつ、「十戒」を見始める。

映画が始まって15分もしないうちに・・・

マリちゃん爆睡


おいらは、二本組のうち1枚をほぼ見終わったところで中断。

その後も、アップグレード作業をしていたが、PCIネットカードのドライバCDがどこにあるのかわからず、かといって勝手に家捜しするのもよくないので、大人しく寝た。

朝の5時頃。

スペインだと夜の10時・・・・すでに眠気は覚めていた。




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