おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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母国語は話したくないの!!
2005年08月19日 (金)
ナイト友君と黒幕フサエ嬢がなにやら企んでいることが判明。

今晩の学校のPlayaでのFiestaで決行するというので、野次馬根性で見学しにいくことにする。ついでに、Vacacionesを終えたコスタの校長Andreas(アンドレアス)へのゴマすりと、現在コスタの受付嬢をやっているDenisse(デニス)への顔見せ、でもって、スペジン人じゃない人間(他の国から来た学校の生徒)とスペイン語を話して、最近低迷しているおいらのスペイン語の訓練、そして、自信回復も兼ねて参加することにした。

時間は10時半にPlayaのdelfin(イルカの像)に集合なのだが、例のごとく、時間通りにいってもほとんど人がいないので、少し時間をずらして11時過ぎくらいに到着するように友君と待ち合わせる。おいらがペコちゃんと銘々したAちゃんも一緒にいくというので3人で行くことに。フサエ嬢はGermanの車でいくことにしたとのことだった。

Aちゃんが少々遅れたため、11時くらいに友君のPISOをでて、まだ走っているかどうかわからないTranviaの駅に向けて歩き出す。

運良くやってきた最終と思われるTranviaに走り乗り、Playaに向かった。

走り出して5分ほどすると、二人の女性が乗ってきた。

女「トモ〜〜〜〜〜〜!!!!」

腕を広げて叫ぶその女の子。車内に響き渡る彼女の声。11時を過ぎていたということもあり、乗っている人は少なかったのはあるが、そんなことをお構いなしで、叫び続ける彼女。

スペイン語の発音から、彼女がイタリア人ということはすぐにわかった。

もちろん人によるのだが、ドイツ人、アメリカ人、イタリア人は容姿も含めてだが、ある程度こっちにいると、話し方だけですぐに判別できるようになる。ちなみに、見た目だけで判断するのは、それなりの修行が必要。最初は、ヨーロピアンから日本人、韓国人、中国人のようにすべて同じに見える。

友君が二人のイタリア人女性と和気藹々と話しているのを、楽しく聞くおいら。そして、Aちゃんに話しかける。

お「おいらさ〜帰る前に一つどうしても習得したいことがあるんだよね〜」
A「何ですか?」
お「イタリア訛りのスペイン語・・・あの発音でもスペイン語話せるようになりたいの!」
A「そんなんだったら、イタリア語やった方がいいじゃないですか!」
お「・・・・」

彼女に淡々と「無駄なことに大して一生懸命やる楽しさ」を講釈しようと思ったが、20才の彼女にそんなこというなんて、とてもオヤジっぽい気がしたので、ぐっと言葉を飲んで、

お「アメリカ訛りのスペイン語はマスターしたんだけどね」
A「え〜〜〜〜!!!」

におさえておいた。


すでに浜辺にいた学校のメンバーはすぐに見つかり合流。無料で振る舞われる大量のSangria(Sanguria)を作っているAndreasを発見し、すぐに話しかけに(ゴマすり)しにいく。

そこで、少し世間話。学校のこれからのイベント情報とその詳しい説明(サイト情報用)、おいらの帰国予定日、サッカーの話などなど。

今年は去年の夏よりも生徒の数も含めていろいろ順調にいっているらしく(おそらく去年はマドリッドのテロの件で留学人数が減ったと思われる)、恐ろしくExcrusion(遠足)が増えていた。おいらも興味があるやつがあったので、お財布に余裕があれば行ってみたい。

Andreasとの世間話が終わると、おいらもイタリア人との会話に戻る。彼女たちの名前はLaura(ラウラ)とAngelica(アンジェリカ)。あのイタリア人独特の発音と大声でスペイン語を話しまくっていた。

途中、ドイツ人の女の子が1人入ってきて、彼女と二人で話す形になる。

彼女は語学に興味があるらしく、ブラジルにも留学経験があり、ポルトガル語も操る。まぁ、こんな人間(言語を3つも4つも話す人間)は、こっちには腐るほどいるので、今更驚きはしない。

先ほど、ドイツ人は話し方だけでわかると書いたが、この手の語学に精通しているタイプは判別が難しい。見た目がドイツ人だったので、ドイツから来たということはとすぐにわかったが、スペイン語はおいらなんかよりもよっぽど流暢だった。なのに、3年いるってだけで「それじゃ、もう先生ね!」と言われ、慌てて否定した。

ついでなので、語学について書いておく。

3年いるともう完璧にスペイン語を操るように思われがちだが(仮にこれがヨーロッパ人だったらそう思われてもいいと思うが)、日本人の場合は・・・もちろん全部というわけではなく、そうじゃない人もいるが・・・・3年程度じゃ、とてもじゃないけど完璧といわれるレベルにいくのは厳しいと思われる。仕事で覚えなくちゃとか、語学の大幅な時間(文法勉強と会話の両立等)を割いている人間ならいざ知らず、おいらように、日本人と接する時間も長く、やれVinoだ、やれケバブだ、やれ歴史だ、やれスペイン料理だ、やれ旅だ・・・といっているタイプの人間は、同じ3年でもレベルは低い。

まぁ、おいらの場合は語学だけではなく、どちらかというと情報収集メインなので、タカシ君のような情報通な日本人との会話は絶対にかかせないので、それが悪いこととは全く思ってない。スペイン語が上達しないだけで・・・(笑)

というわけで、おいらのスペイン語レベルは生活には困らないが、映画見たり、ちょっと複雑な会話、スペイン人同士の本気トークなんて、今でもチンプンカンプンなことなんてしょっちゅうだ。二人だけだったとしても、ManoloやSantiのようにもう話なれた人間ならともかく、初めて会った人との会話はその癖をつかまないと、何を言ってるかわからないこともしばしばだし、活用を間違える、どもる、単語を間違えるなんてのは日常茶飯事。自慢できることではないけど(笑)。

おそらく、3年のメリットをあげるとするならば、仕草を含めた会話(スペイン人らしい会話)、また学校では習わないような会話、ある単語についての使用幅、スラング、実際に使われている表現あたりじゃないだろうか。このあたりの自然に身に付いてくるものは、日本で学んでやってきた人間とは大きな差があり、時が経たないと少々厳しいと思われる。あと、性格もかなり大きく左右すると思う。

単語の量については、日本の大学なりで勉強してきた人にはとてもじゃないけど叶わない。彼らは使用頻度は別にして、恐ろしい単語を知っている。以前、マリちゃんには「指関節」って単語を聞かされ驚かされたし、大興君には「輪廻転生」という単語を知っていてびっくりしたことがある。

「おまえら何者じゃ!」と何度思ったことか・・・。

そんなレベルでも、スペイン語を習っている外国人のスペイン語はわかりやすい。単語も自分のレベルが1〜3だとすると、背伸びすればギリギリ届く4〜6程度だったりするので、たまに単語がわからなくても、会話はできるという具合だ。これでおいらは生き延びている感じ。


話を日記に戻そう。


そのドイツ人と30分くらい話したあと、おいらは空になったVasoにSangriaを注ぎに行き、彼女は彼女のクラスメートのところに戻っていった。

すると、Lauraがニヤニヤしながら、おいらのところに戻ってきた。

L「見たわよ、見たわよ!み〜〜た〜〜わ〜〜よ!」
お「何を?」
L「ドイツ語で彼女を口説いてたでしょ?」
お「え????違う違う!知ってるドイツ語を話しただけだって!」
L「彼女、綺麗だもんね〜!」
お「・・・・(なんか大きく勘違いしてないか?(笑))」
L「駄目よ、駄目よ!!」
お「何が駄目なんだよ〜〜〜!!!」
L「あなた、もう日本戻るんでしょ?」
お「何がいいたい・・・」
L「今夜はちゃんとおうちに帰りなさいね!」
お「はいはい・・・でもさ〜イタリア人が人のこといえないだろ〜〜!」
L「ははは」
お「おいらの知っているイタリア人は、いつもFiestaの時女の子を探してるぞ!」
L「それは事実だけどね!はははは。でも、駄目なものは駄目よ!」
お「はいはい・・・」
L「それにしても、あたしはすごい憤慨してるの!」
お「え???おいらに???」
L「違うわよ」
お「なんで怒ってるのよ」
L「あたしはね。イタリア語を話したくないの!!」
お「うん。さっきそれはトモと話してたよ。彼女たちはイタリア人同士なのにスペイン語で話すからとてもありがたいって。普通、イタリア人って、イタリア語で会話するからね〜」
L「そうなのよ!彼女たちは留学というよりも、遊びできてるから、別にかまわないのよ」
お「だろうね〜。だって、Lauraたちからしたら、スペイン語なんて簡単だろうし・・・」
L「でも、あたしは違うの!!イタリア語なんて、イタリアでいくらでも話せるの。Valenciaは大好きだし、学校も楽しいけど、イタリア人が多すぎ!!イタリア語を話したくないのに、話さざるを得ないのよ!それがすごくいや」
お「今この中に(全部で70人くらいのFiestaだった)イタリア人はいっぱいいるの?」
L「い〜〜〜〜〜っぱいいるわ。あたしの後ろ・・・彼女もそう。」
お「彼女もそうなんだ(笑)」
L「学校でもそうだけど、バスとかおりても、ちょっと耳を澄ますとイタリア語が聞こえてきてゲンナリ。で、向こうはこっちがイタリア人と気づくと、イタリア語で話しかけてくるし・・・」
お「はははは。そりゃ難儀だね〜」
L「だから、あたしはトモとかあなたみたいのと話したいの。トモはホント面白くて最高よ!!!」
お「トモはいろいろスペイン語について知ってるからね〜。」
L「そうそう。ホント最高よ!」


実際、おいらが学校で見かけるイタリア人の大部分は・・・なにかの企画なのか集団できてることが多いが・・・は学校内でもイタリア語で話していることが多い。うちらも当然、日本人同士だったら日本語で話すが、それとはちょっと違って・・・こそこそ話す感じではなく、もう我が物顔で、先ほどの車内のように大声でイタリア語を話すので、ここがスペイン語学校とわからなくなることがある(笑)そういう案配で、学校の企画に参加しても、イタリア語が響き渡ることがある。あとドイツ語と英語も聞こえる(笑)。なので、この手の発想を持ったイタリア人にであったのは初めてだった。

こっちで母国語を話したがらない人間を見つけるのは意外とラクチンだったりする。学校のイベント等に参加すれば、ぽつんと1人ないしは2人程度でいる人間がそうだったりする。集団でいる場合はまず、同じ国同士で母国語を話している。スペイン人(先生等)が中に入っている場合もたまにはあるが・・・。

あと、彼らは外国人に話しかけてくる。つまり、うちらのような人間に気さくに話しかけてくる。日本人は照れ屋さんが多いので、少々勇気を出して・・・となるが、彼女たちはそんなことはない。特に、Lauraのようなイタリア人は、意図も簡単にすんなり懐に入ってくるので、とてもラクチンだ。

日本人の場合でも、母国語を話したがらない人間はもちろんいる。「留学に来てるのだから、なんでわざわざ日本語話さなきゃいけないんだ!」という了見なのだろうが、日本人の場合、たまにすごいムッとくる場合がある。

確かに群れてばかりなのはどうかと思う。特に、短期留学とか、来たばかりとかの時点だと問題もあったりする。たとえば、日本人ばかりの場所にいくことを避ける、誘ったりしないの類はもちろんなんら問題はないし、普通だろう。たまに情報交換するくらいとか。

だが、たとえば学校とか外で偶然顔をあわした時、何かのイベントで一緒になったとき・・・普通、日本人だって挨拶くらいするだろうとおいらは思う。特に異国でであった母国を同じにする人間同士が、無視して、微妙に相手を伺いながら、通り過ぎたり、その場を過ごすのだ。

これは日本で無視して通り過ぎるのとは大きく異なる。うちらにとっては異国人だらけの場所で、明らかに目立つうちらアジア人が、同じ国の人間が何ら挨拶をしないで通り過ぎるだけなのだ。恐ろしく奇妙な光景だし、滑稽な状況だ。

こんな状況をみたあるスペイン人がおいらに聞いてきたことがある。

「AとBは喧嘩でもしたのか?学校とかですれ違ったのに挨拶もしないし、授業中も自分を通して会話するし、学校の企画に参加しても、二人が話しているのを一度もみたことないんだけど・・・」

思わず笑ってしまった。

これは流石に極端な例ではあるが、日本語を話すのが嫌なら、せめてスペイン語で「Hola!」でもいいから、挨拶くらいしようよ。ホント。

なんか、日本人どうこうというよりは、人としてすごく失礼な気がする。


まぁ、いいや。

で、今日はせっかくスペイン語を話せる(スペイン語でしか会話できない)人間ばかりなので、母国語は避けて、いろいろと話しかけてみる。

エクアドル人のDenisseを筆頭に、新しく入ったなかなかGuapa(ちょっときつめではるが)な先生、同じく先生のCarles、German、Elena、Manolo・Santiコンビ(途中から来た)ドイツ人×2、フランス人、オーストリア人、ノルウェー人(このノルウェー人もLauraと一緒で、学校に大量にいるノルウェー人とはできるだけ話さないようにしている子だった。そして、同じく語学に興味があるらしく、良く聞くノルウェー人のスペイン語とは全然違っていた)、旧東ドイツ人(彼女には例のごとく住んでいる都市を聞いて、「マインツ!」と叫んだところ、「そうなのよね〜。みんなドイツから来たっていうと、ミュンヘンとか、ケルンとか、フランクフルトとか行ってくるけど・・・あたしはライプツィヒの南なのよ・・・(苦笑)」と言われてしまった(笑))と、とても有意義な時間を過ごせた。

いや〜久しぶりにスペイン語モード全開で話して、知恵熱でそうになったよ。

予定通り、訓練にもなったし、自信もちょっと回復できた。こんな次元の低い会話(自己紹介やちょっとした世間話程度)で満足してるのもどうかと思わなくもないが、やはり人と知り合うのは楽しい。

そういえば、Denisseに「日本食を食べさせろ!箸使いたい!まだ一度も使ったことないし、食べたことがない!」とせっつかれた。「じゃ、今度家に遊びいったら作ってあげるよ」というと、「あたしが貴方の家行くわ!」と・・・。

おいらが家で作るのかい・・・。

近々セッティングしなくてはいけなさそうだ。まぁ、海苔巻きでいいでしょ。例のごとく・・・。

夜中の5時・・・ちらほらと人がはけ始めた。みな、夏の時期だけ特設される野外Discoteca「Akuarela」(アクアレラ)に行き始めるのだ。夏の風物詩的Discotecaなのだが、いかんせん有料で、しかも高い!入るだけで13eurosかかるし、Cubata(酒)が一杯7eurosとかするのだ。

お財布にタバコ代の3eurosしか入っていないおいらにはとてもじゃないけど入ることができないし、すでにこれまで何度かいってるので興味がない。

Manoloも行かないというので、Santiも含めてタクシーで帰ろうと思っていたのだが・・・Santiが・・・おそらくまたしばらくスペインを離れるからだろうか、はたまた酔っていたのだろうか・・・行くと言うことで、先ほどまで「いかない」といっていたManoloもつきあうことになってしまった。

フサエ嬢と友君はとっくの昔にいってしまっており(少しだけ参加して皆で一緒に帰るといっていたのだが・・・)、ぽつね〜〜〜〜〜〜ん!と残されたおいら1人。

1人でタクシー乗れるほどの金もない。

しょうがないので、夜中の5時近い街を、トボトボと少々千鳥足の状態でPlayaを後にする。

歩き始めて5分もしないうちに・・・千鳥足のせいでか、壊れては治し、壊れては治し・・・とだましだまし使っていたサンダルが再びぶっ壊れる。

さっきまでの満足感はどこへいったやら。

もう、泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。

でも、ただでさえポジティブな人間のうえに、多少酔っぱらってるとこうこともあり、これまただましだまし・・・鼻緒が抜けては、裸足で歩きつつ、また無理矢理つっこみ治し、また抜けては、裸足になり、つっこみ・・・と帰ってきた。

それにしても、やはり海から家までは遠かった。おいらの歩行速度が普通じゃないにしても、40分〜50分はかかる。しかも、鼻緒が切れた状態なので、おそらく1時間くらいかかったんじゃないだろうか。

気を紛らわすためにタバコを吸いたがったが、どこも店は開いていなく、ようやく家の近くのGulliverで購入し、部屋でCerveza飲みながら一服。

そして、5時半頃倒れ込むように寝た。


追記
ナイト友君と黒幕フサエ嬢の企ては・・・特に何事もなく終わったようだ。少々拍子抜け。



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ヒミツの豚肉のお味は?
2005年08月18日 (木)
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【春の近況】
最近春の行動範囲が広がった。

朝、Cocinaにいくと・・・

春「にゃ〜!」
お「ぬおっ!!??どこだ?」
春「にゃ〜っ!」
お「え?春?どこ?」
お「洗濯乾し場?食料庫?え???どこどこ?」
春「にゃっ〜!!!」



こんなところにいやがった・・・冷蔵庫の上・・・。

その後、その上にある、通称「バオバブの木」の葉っぱを食べて、廊下にゲ〜〜〜とボミるのだ。

始末に悪い。


【ヒミツの豚】
先日、Mercadonaに買い物にいっっときのこと。

「さ〜て、パパ、お肉でも買っちゃおうかね〜」
「最近安い(1.6euros)の挽肉ばっかだから、たまにはデデデンとCorderoでも!」
「豚さんかってショウガ焼きとかでもいいかもな〜」
「お肉、お肉・・・」
「ちょっとまってよ、奥さん!お肉値上がってるじゃないの!」
「なんなのよ、これは!このCorderoなんて7eurosもするじゃない!」
「もっと少なくて安いのはないの??」
「豚さんも・・・値上がってるじゃないの!5eurosもするわ!」
「また、1.6eurosの挽肉コースなの?」
「いや、いかん、いかん!それはいかんちゃ」
「探せ、探すんだ・・・」

探しまくる。

「ん???こ、これは・・・・何?」



「Secreto(ヒミツ)・・・・de(の)・・・・cerdo(豚さん)・・・・Blanco(白)・・・・????」


「白豚のヒ・ミ・ツ!!!??」

「なんて、素敵なネーミングなんだ!!食べ物なのに、ヒミツだなんて!」

「お値段は・・・1.56euros!」

「ちょっと!この量で挽肉より安いじゃないの!奥さん!」

「でも、ヒミツって?」

「そういえば、前にSantiと買い物したときにSecreto de Iberico(イベリコ豚のヒミツ)を見つけことがあったが・・・あれと同じことか・・・」

「ヒミツか〜堅い肉なのかな〜おいしくないのかな〜出汁用なのかな〜。いやいや、PLANCHAって書いてるし・・・そもそもヒミツってどの部位よ・・・」

たまたま肉を整理していたMercadonaの店員に尋ねてみることに。

お「すいませ〜ん・・・・このSecretoってどの部位ですか?」
店「う〜ん・・・たぶん・・・このあたりかと・・・(首のあたりをもみながら)」
お「く、首の肉???」
店「ちょっとまって・・・あ〜PIERNAって書いてあるね〜だから、足のあたりかな〜(足を叩きながら)」
お「なるほど・・・で、堅いの?」
店「う〜ん・・・堅いけど、油が多いと思うよ」
お「まぁ、Secretoなわけだね。ヒミツな場所」
店「そうそう、ヒミツなんだよ。食べてみればわかるさ(笑)」
お「じゃ、試してみるよ。PLANCHAとも書いてるし」

この肉・・・突然知らないことを聞かれたためか、彼はPIEZAとPIERNAを見間違えてようだ。あとで調べたところによると、あばらあたりのヒレ肉のようだ。たぶんだが。「女と肉は謎めいていた方が素敵」な気がしたので、そのままでいいので深くは追求しないことにした。


さて、このヒミツの豚君を早速調理することに。

「PLANCHAと書いてあるから、とりあえずPLANCHAにしてみよう。でも、味付けはどうしよう・・・」

「このまえSevillaで食べたTipico料理、「Solomillo al Wisky」っぽくしてみようかね〜。ニンニク大量に使って・・・。」

↓こいつ

(解説:ソロミージョ アル ウィスキーと呼びます。Solomilloは辞書で引くとサーロインとなりますが、まぁ、ショウガ焼きみたいな形状の豚肉です。ショウガ焼きと異なるのは、た〜〜〜っぷりの・・・ほんと「嘘っ!!」ってくらいのニンニクがソースとしてかかってます。おいらが食べたやつは豚肉には味はほとんどなく(塩味さえも)、すべてこの濃いソースで食べました。写真でみてもらえばわかるとおり、ホントすごいニンニクの量なので、食後、口が臭くなるのは必須です(笑)al Whiskyとありますが、現在はウィスキーじゃなくって、Tinto(赤ワイン)を使っているそうです。名前だけが残った感じみたいです。もしかしたら、ウィスキーを使っているところもあるかもしれませんが、おいらが聞いた説明ではそういうことでした。探してみるのもいいかもしれません。味はこってりしてますが、余裕でいけます。ニンニク大好きですしね。ポテトは少々オリーブ油の海を泳いでいてえぐかったです。)


とりあえず、調理開始。

【Secreto a la Esther】
01.多めの油を入れたフライパンを熱する。
02.肉を一切れいれて、肉汁を封じ込めるように手早く両面をPLANCHA!
03.ニンニクを半分投下。ニンニクの風味を付ける
04.弱火で少々焼く
05.Vinoを大量に投入。もう適当にどば〜〜っとかけてやった。
06.今回はおいらの通い婚相手のEstherのBodegaのVino。
07.残りのニンニクも投入
08.いくつかは瓶どこで皮ごと砕いたニンニクを使用
09.煮詰まって?Vinoの匂いが消え、Vinoが大分無くなるまで焼く。
10.できあがり

上に載せたSolomilloの料理とはま〜〜〜〜ったく違う見栄えの、また恐ろしく味も違うだろうと思われる料理が完成した。

どこからどうみても、写真とは違う。

やはり、あのBarはSalsa(ソース)だけは別に作っているということらしい。あんなにしっかりふやけたニンニクソースを作るには相当時間煮込まないといけないだろうし。

なので、コピーしようと思ったが、完全オリジナル料理になったので名前を付けることに。

料理のネーミングとしてはタイトルのままだと「Esther風ヒミツ肉」って感じだが、それじゃつまらないので、「Estherのヒミツ」という名前にすることに決定。何となくいやらしく、いかがわしく、かつ浪漫が溢れるのでこれで良し。

残っていた冷や飯をチンして、お皿に盛る。その上に、Estherのヒミツを載せ、ついでにニンニクSalsaも少々かける。

で、お味の方はというと・・・

Cojonudo!

De Puta madre!

であった。

いや〜、何もしてないのにうまい。1.56eurosとは思えない味。肉は確かに固いのだが、それは日本のように筋があってかみ切れないとかいう堅さじゃなく、密度が超濃い鶏胸肉という感じ。ナイフがス〜っと入るわけではないが、筋はないので歯で簡単にかみ切れるし、脂が多いからかか、肉の味もしっかりとする。醤油とかで普通にステーキみちにしてもかなりいけるんじゃないだろうか。

肉自体結構大きいのが2枚はいっていて、ボリュームも満点。今回は半分の一枚しか使ってないのだが、ばっちり堪能できた。

以前は、1eurosのPancetaにはまったが、食事ということを考えたら、しばらくこのSecreto肉にはまりそうだ。

パスタや炒飯とかにも使っても良さそうだし、野菜炒めにしてもよさそう。

あ、Manolo曰わく、Andaluciaには、このSecreto肉をVinoで味付けした(今回おいらが作ったのとは大分ちがいそうだが)料理もあるらしい。ValenciaでもRuzafaあたりで食べれるらしいから、今度食べ行く予定。

【Irun~aの味】
料理のコピーで思い出したが、おいらはどうしても習得したいSalsaが一つある。それは、うちの家の前にあるBar Irun~aのPatatas BravasのSalsaの味。すごいシンプルな見た目に反して、かなり複雑で濃厚なのだ。このSalsaさえ覚えれば、Pistoみたいに大抵のTapasには使える!と思って、以前、味を思い出しながら作ったのだが、これまたま〜〜〜〜ったく違うSalsaになってしまったことがあった。

大興君から貰ったBodegaのVinoをくれるというフサエ嬢が先日遊びにきたので、Irun~aでCervezaとそのPatatas Bravasを頼む。

で、これ幸いにと、Irun~aのオヤジに、Salsaの作り方を聞いてみた。

お「ねぇ、ねぇ・・・このSalsa・・・何が入ってるの?」
オ「新鮮なトマトだろ」
お「うん」
オ「Un Pocoの黒胡椒だろ」
お「ほほう」
オ「あとは、オリーブ油だ」
お「うんうん!」
オ「Ya esta!」(それだけだよ)
お「ええええええええええええ!!!!!(嘘だ!!!)」
お「でも、すごい味があるじゃん!」
オ「全部、新鮮でいいものを使わなくちゃ駄目だ」
お「新鮮で・・・いいものね〜」
オ「あと、Aceite(オリーブ油)はCasera(自家製)のを使ってる。わかるだろ?」
お「うん・・・」
オ「いいオリーブ油は、それ自体味をたくさん持ってるから、それをたくさん使えば味がでるのさ」
お「うむ〜〜〜Caseraか・・・」

そんなにシンプルだったとは・・・おいらが作ったときは、ニンニクもたくさんいれちゃったし、pimenton(粉パプリカ)もいれちゃったし、あれやこれや、思いつく調味料いれちゃったよ。味を近づけるために・・・。だんだん遠のいていったけどさ・・・。

そんな話をしたあと、ぼ〜っとBarra(カウンター)の中にあるCocina(厨房)をみていたら、ふつ〜〜〜〜のオリーブ油を発見。

Caseraっていってたのに・・・あれ、Mercadonaでうってるのと同じやん!(笑)。でもきっと、Patatas Bravasとか、スペシャル料理の時だけはCaseraのオリーブ油を使っているのだろう。じゃないと、あの複雑な味は説明できん!

今度、試しに作ってみよ〜。


【La Casa de las Dagas Voladoras】1.3点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:5
(※多少ネタバレ含むので見る予定の人はとばしてください)

日本では「Lovers」というタイトル。全然違うヤン!って感じだが、まぁ、よし。原題は「十面埋伏」。これは計略の名前・・・なはず。三國志のゲームやってると、同名の計略名があるし。監督は最近だと、「英雄(HERO)」を作ったチャン・イーモウ。

さて、映画・・・。もうつっこみどころ満載過ぎて、どうにもこうにも書く気になれない。もう・・・「英雄」同様、がっかり映画。もう、勝手にしなさい・・・って映画。同じように「グリーン・ディストニー」もMierdaな映画。

はっきりいってしまえば、チャン・ツィイーがいなかったら、おいらにとってはまったく救われない映画。英雄もグリーン〜もみたのだが、この映画も同様。

シリアスな話なのだが、笑いがこみ上げてきてしょうがなかった。これはおいらだけでなく、スペイン人も一緒。ゾンビ(ネタバレになるのでかかないが)がでてきっときには、流石にみんな「わははははっ!」なっていた。すごいシリアスなシーンなのにもかかわらずだ。

ほんとつっこみたいところはたくさんある。話の展開も独りよがりなら、「おまえら、登場人物が、いないという前提の観客だましてどうするんだ!」といいたいくらい。彼らはぜ〜んぶ知ってるのに、知らないフリをしてうちらをだます。そのありえないだまし方にみな苦笑するのだ。

もしかしたら、映像とか衣装とかに凝ったのかもしれないが、そこだけが浮くので、逆に哀愁を誘う。吹雪になる理由もわからないし、背中に短剣ささったままだし、逆さまに竹おりるわ、竹槍作るわ、兵士の頭>竹槍>竹>刀剣だは、抜け人だわ、意味わからない濡れ場やら・・・。

さらに、おそらくスペイン人にはおそらく、2人の男と1人の女のあのいざこざは理解できないんではないだろうか?おいらにも理解できない。

まぁ、中盤くらいまではチャン・ツィイーが可愛かったから許しつつ鑑賞し、終盤になるにつれて、それがだんだん許せなくなり・・・だけど、なんとかチャン・ツィイーにしがみついて納得させた。

この映画、矛盾するかもしれないが、スクリーンでみてもらいたいものだ。笑える度合いが違うはず。1600円くらいはらって無駄な映画をみるのも乙ってもんだろう。って、もうロードショー終わってるか・・・。

チャン・イーモウに関しては、幸せ三部作と名付けられた、「あの子を探して」、「初恋のきた道」、「至福の時」とすべてみていて、結構気に入っていたのだが・・・「英雄」でがっかりして、今回のこれ。

キャストがすごいだけに、目も当てられない。いったい彼は何のためにこの映画を作ったんだろうか?娯楽映画としてみても・・・ひどすぎるだろ〜。

でも、チャン・ツィイーはやっぱりかわいいけどな。

「初恋のきた道」で・・・「ヤツにするなら、おいらにしてくれ!!」と何度思ったことか・・・。

面白くない映画をみて、面白い映画を知る。これ大事。比較しないとね〜。だから、この映画は必修映画として、誰かに勧めたいと思う。


帰りは、一緒に映画をみた、タカシ君、フサエ嬢とCervezaを呑んで3時頃帰ってきた。

いつものようにソファーで寝てしまったMi KyungとManoloを起こして部屋に戻り・・・ちょっとだけ遊んで寝た。



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A LA PLANCHA
2005年08月17日 (水)
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スペインには、a la plancha(ア・ラ・プランチャ)という言葉(?)がある。見たり聞いたりすると、おいらは心がときめいてしまう。シンプルで、純粋で、回りくどくなく・・・。なんて素敵なんだ、a la plancha!

あ、でも、その前に今日の記録から書こう。

昨日、スーパーの帰り車の中で言った冗談から始まった。

お「ねぇねぇ、明日仕事終わったら海行こうで〜El Salerとかさ〜日焼け!日焼け!車!車!」
S「海か・・・あ〜キケ(Enrique:Santiの弟)が来るから一緒にいくか!」
お「え??(マジョルカ?)」
S「Albufera(湖の名前)でBarquito(小舟)借りて遊ぶのもいいな・・・いやか?」
お「海じゃなくて、Barquitoも悪くないね〜!」
S「じゃ、明日の仕事次第で行こう!」

というわけで、4時過ぎ・・・Albufera湖に散歩に行ってきた。

Albufera湖はValenciakら10kmくらいのところにある湖で、自然保護地区にもなっている。El SalerやEl Palmarではこの湖でとれたウナギやら魚やらが食べられる。
(詳しくはコラムのEl Palmarのひきこもり方参照。)

普通にAlbuferaのバス邸でおりると、日に焼けた普通のオヤジが船頭をするモーターボートみたいのでAlbuferaを一週するツアー(当然有料)があるのだが、今回はそこを通りぬけ、AlbuferaからEl Palmarまで歩く途中にある貸しボート屋で借りる。

ここに来るのは少々面倒くさい。というのも、車でないとAlbuferaのバス停(またはそのちょっと先)でおりてから、30分以上歩かなくてはいけないからだ。El Palmarまで歩く覚悟のある人は、ついでに是非乗ってみてもいいかもしれない。

駐車場(タダの空き地?)に車を止め、貸しボート屋のオヤジと交渉。

S「ボート一台と、水3本、あとCervezaも3本!」

船に乗り込む。

ちなみにうちらのBarquitoはこれ。



ぼろいぼろい。アリさん一杯でした。

最初はキケが漕ぎ、次においら。途中で適当なところで停泊してCerveza呑みながら、Santiがこのためにわざわざ作ってストックしてあったらしいイケナイタバコを吸いながら・・・お昼寝。



お弁当ももってきたさ!うちらは、昨夜の残りのEmpanadilla。キケは何故か米料理。ご丁寧に箸まで持参。キケが作ってきた米料理は見た目はすごいシンプル。何の具材も入っていないが、味がしっかりとあった。少々、Aceite(オリーブ油)でギトギトしてるような気もしたが、外で食べるということを考えると結構うまかったりした。

お「キケ、キケ!この米料理、キケが作ったの?」
Q「おうよ!どうだ?おいしいか?」
お「おいしい、おいしい。何が入ってるの?」
Q「ニンニクだろ、あと黒胡椒、それと、Cardo de carne(肉の固形調味料)だ!」
お「あ〜この味はCardoの味か・・・(笑)」
S「あと、Un poco de Aceiteだろ?(苦笑)」
お「Un poco(ちょっと)ね・・・(^_^;)」
お「それに・・・キケ!箸使えるようになったの?」
Q「おうよ!!!」
お「前は使えなかったのにね〜」
Q「Santiがオレに教えてくれたんだ!」
お「Santiがねぇ〜〜〜(横目でニヤッ)」
S「何が言いたいんだ!何が言いたいんだ!!」
お「いやいや・・・別に・・・Nada」

そんな会話をしながら船を漕ぐ。ふと「船を漕ぐ」という動詞を知らないことに気づき質問すると「Remar」という返事が返ってきた。Remarね。Remar・・・。次はいつつかうんだろうかね〜こんな単語。

それとも、スペインでも、ウトウトすることを「船を漕ぐ」って言えるんだろうか?そしたら使わなくもないだろうけど・・・言えるわけないよな〜。

AlbuferaはCan~a(カニャ)と呼ばれる竹の様な草が生い茂っている(トップ写真参照)場所で、日暮れ時以外は正直あまりぱっとしない場所なのだが、自然保護地域だけあって、いろいろな動植物が生息している・・・らしい。というのも、魚が(多分Llisaという魚)がたまに飛び跳ねたり、鳥が飛んでいるのはみることができるのだが、水は濁っていて(汚れというよりは苔等で)な〜んにも見えない。Albuferaの生態系を載せたパンフレットだけでしかみたことがない。

で、うっかりこのCan~aの中に突入してしまうと(操縦ミスで)、蜘蛛の巣に張り付いた蝶のように身動きできなくなる。Can~aは中途半端に堅く、中途半端にしなるからだ。もがけばもがくほど、Can~aの中に絡まり・・・なんてシーンが何度もあった。おいらは昼寝してたけどね。さらに、このCan~a・・・葉っぱがまさに笹の葉なので、鋭くって危険。帰って来たら手から血が流れてたし・・・(^_^;)

ということで、1時間半くらい冒険&湖をたゆたってから帰宅した。

下は貸しボート屋の写真。写っているのは葡萄(暗くてわかりづらいが、上は葡萄棚)と米袋(Valenciaの米地帯だから)とBotijoと呼ばれる水壺(水瓶?)。シンプルな素焼きの伝統的な生活用具だ。素焼きなので、中に水をいれてもなかなか水がぬるくならない。呑むときはとってのところを持ち、そのままグビグビ飲むか、コップに注いで呑む。Manoloが以前買ってきたが、実はまだ一度も使っているのをみたことがない(笑)




で、なんだっけ・・・。あ、そうだ。a la planchaだ。

Planchaはアイロンがけのことも意味するが、料理法として使われると両面焼きみたいな意味になる。辞書には「鉄板焼き」と書いてあるが、日本語にするとなんかイメージがおかしくなる。実際にBBQとかでも鉄板を使用してplanchaするかもしれないが、日本には鉄板焼きというジャンルの料理法があるし、普通にフライパンでもa la planchaするから、できれば訳さないで「a la plancha」とスペイン語でいいたい。

スペインにきて、BarなりレストランなりでMenuを開くと、まず十中八九、この「a la plancha」という言葉を目にする。

Lomo a la plancha(豚肉)、Sepia a la plancha(イカ)、Ternera a la plancha(牛)、Verduras a la plancha(野菜)、Merluza a la plancha(メルルーサ)etc.....

と枚挙に暇がない。

いうたら、カタツムリ君でもない限り、なんでもplanchaできそうだし、なんでもplanchaにしてしまいそうな勢いだ。

この料理法は、スペイン料理と切っては切り離せない仲にありそうな気がする・・・といいたところだが、タダ単に「○○焼き」と訳してしまうと、当然な気がしないでもない。

炒飯がおいしくない中華料理屋はたいしたことがない・・・とは某漫画の受け売りだが、スペインにおいては「a la planchaがおいしくないBarはたいしたことがない」という新格言(?)をおいらが作ってしまおう。

まぁ、Barにはいったらa la plancha系を頼んでみましょう。Sepia(イカ)とかChampinion(マッシュルーム)あたりがお勧め。焼いただけの癖して、激旨だから。

で、おいしくなかったら、勘定すませて他のBarに移っちゃいましょう。スペインのBarはTapasで注文するので、こういうことができるのがいいところだ。

どうも、スペインのこのa la planchaがおいしいのは、野菜のうまさというのもあるが、どうも聞いたところによると「Aceite」(オリーブ油)にあるようだ。いいオリーブ油ほど複雑な味をもっているらしいが、そのオリーブ油でplanchaするから、ここまでおいしいのかもしれない。

しつこいようだが、a la planchaは本当に両面を焼いただけである。あとは塩胡椒、ニンニク、場合によってはperejil(パセリ)なんかも入ってくるが、作るのに10分もかからない調理法だ。

もし興味があるなら、どこかうまそうなBarで、Verduras a la planchaを頼んでみてもらいたい。何故か少々値がはるのだが、大量の野菜のplanchaがでてくる。calabacin(ズッキーニ)、Cebolla(タマネギ)、Champinion(マッシュルーム)、Pimiento(ピーマン)、Pimiento Rojo(赤ピーマン)・・・どれもこれもうまい。たぶん、びっくりするはず。

というわけで、今日は久しぶりにおいらは十八番のEnsalada de patataを作り、SantiがVerduras a la plancha、でもって、Carrefourで買ってきたCordero(羊肉)のa la planchaを作って夕食。

Cordero(羊肉)・・・Santi曰わく、Mercadonaのやつよりもいいヤツだ・・・ってことだったけど(確かに量の割には高い)、これまたびっくり。

お「Santi!これ味付け・・・なに?」
S「塩」
お「と?」
S「塩だけ・・・で、plancha」
お「ニンニクは?」
S「今回のやつは入れてない。純然たるplancha」
お「し・・・塩だけ?」
S「そう、塩だけ・・・」
お「ええええ"え"え"え"え"え"え"」

Plancha・・・恐るべし。

ホント、塩でしか味付けしてないことが全く信じられないくらいうまかった。

おいらが普段Mercadonaで食ってるやつはなんなんだ?部位が違うという話もしていたが・・・。

やっぱり、良い肉買わんと駄目なのかな?日本もスペインも。


時代はもうa la planchaだな・・・(意味不明)


追記
夜一時・・・フサエ嬢から電話。うちの通りにあるBarで、昔の会社の同期が遊びにきてるという。彼らは今もロンドンで働いてて、今回は視察でValenciaにきたということだった。夜中の一時ということで迷ったが、家のすぐ側なので顔見せに行ったのだが・・・。

いや〜久しぶりに丁寧語と敬語を話した。まだまだいけるやん!と自信を持ったが、変なところで自信がなかった。文章として書くとおかしいが、音になれていないので、変な感覚だった。

「あの〜お二人は・・・(以下思考回路内:ん?お二人?おふたり?オフタリ?そんな敬語というか日本語あるか?お両方?おふたかた?おふたり?お手前?・・・いや大丈夫なはず・・・)」

帰ったら敬語の猛特訓だな。

ありおりはべり〜いまそかり〜〜!



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男の買い物
2005年08月16日 (火)
突然だが、CRAZY KEN BANDの曲で、男の滑走路というのがある。

なんとも素敵な歌詞で、是非とも聞いてもらいたい曲だ。特に男。

「機内食は肉か魚か〜♪」
「迷うことなく肉を選んだ〜♪」

いつまでもこうありたいけど、かなり昔から、もうお魚が好きです。鯖のみそ煮食べてぇ〜〜〜!


さて、男の滑走路ならぬ、男の買い物。

今週だけだが、家族が4人揃ったので、Santiとおいらの二人でCarrefourでお買い物。Manoloを送りに行くついでに、MislataのそばのCarrefourにいったのだが・・・


修羅場というのはああいうことを言うのだろう。

土曜日から昨日の祝日(月曜)まで、至る所のスーパーが閉まっていたため、3連休が明けた今日はえらい数の人だった。噂によるとOpencor(年中無休のコンビニ)では、果物を巡って戦争が勃発したらしい。Manoloの言。日本のバーゲンさながらの様相を呈していたらしい。

Carrefourも同じような様相で、まず車を止めるスペースが見あたらない。ようやく見つけて車を止め、店内に入ると、今度は買い物用のカートが消滅。いつもなら、大量に置かれている所定の位置に一つもないのだ。大きいスペースだけに、そこだけポカ〜ンとデッドスペースになっていて、なんとも物悲しい景色であった。

しょうがないので、駐車場にとりにいったら、ものすごい長さでカートが置かれていた。

1eurosを差し込んで(使い終わったら戻ってくる)カートをゲット。ようやく、Carrefour内に入ることができた。

と思ったら、Santi・・・申し訳なさそうに・・・

S「ちょっとだけ・・・ちょっとだけ・・・買い物する前にPDAを見て良い?」
お「PDAだ〜〜〜???」(PDA=小さいパソコンとでも考えてください)
S「そうだ、PDA・・・」
お「Por que?para que?」(どうして?なんのために?)
S「ほら・・・今の仕事には必要だからさ〜」
お「ちょっと見ない間にずいぶんとPijo(金持ち)になったもんだね〜」
S「いや、いや・・・金持ちではないけど・・・」
お「Que va!」(なにいってるんだ、こんにゃろめ!)
S「GPSがついてるやつで・・・どこにいてもネットできるやつを探してる」
お「なるほどね。かっこいいね〜」
S「すげ〜重宝すると思うんだよね〜。だから一緒に見てくれよ〜」

去年までPCなんてもってなく、おいらがPCの前に一日いると「Otaku de Mierda!」とか「HIKIKOMORI!!」とかいってたくせに・・・人間変われば変わるもんだ。ホント。

スペインではまだPDAはそれほど普及してないため、品数というか種類が少ない。Carrefourにあったのは4種類だけで、モデルとしては一昔前の感じがする。日本製のものはここにはおいてなかったが、media marketにでもいけばたくさんあるのかもしれない。

勝手な言いぐさではあるが・・・

スペイン人がPDAを使ってるところなんて見たくない!。

Barとかの席に座って、ペンタブでかちかちやってるなんて・・・考えただけで嫌だ〜〜〜〜!!!!

まぁ、たまに見かけるけどさ。


15分くらいでPDAを見終わると、目的である買い物を開始。

小さい用紙にびっしり書き込まれた買い物リストを手にSantiと手分けしてお買い物。Carrefourはとても大きなスーパーなので、慣れていれば別だが、月に1度くらいではどこになにがあるかわからない。そして、多少の小走りが必要となってくる。

洗濯用洗剤・・・・食器洗剤・・・・トマト缶・・・・牛乳・・・・水・・・・コーヒー豆・・・・オリーブ油・・・・ひまわり油・・・・ひ・・・肥料!!!!??

「肥料なんてどこにあるかわかるか〜〜〜!!」

Santiの叫び声が聞こえてきた。見つけるのに相当ウロウロしたようだ(笑)

最後に野菜をまとめて買ったのだが、これがもうなんというか・・・何もない!。

飢えたハイエナが通ったあとみたいに、見事に荒らされていて何も残っていない。

かろうじて残ってるのは、3日間放置されていたような野菜ばかり。

S「どう思うよ、この茄子」
お「う〜ん・・・ちょっとね〜腐りかけてない?」
S「う〜ん」
お「これはまだ大丈夫じゃない?これとか・・・」
S「じゃ、これと・・・これと・・・」
お「無理してかわなくていいよ。Mercadonaで買えるしさ」
S「そうだな・・・」

野菜を適当に選らび終わったあと、魚売り場へ。

S「あ〜〜ちょっとちょっと・・・」
お「ん?」
S「Queso・・・Queso・・・Quesoもいるだろ!Muy Importante!(超重要!)」
お「いいけど・・・」
S「Quesoなら野菜と違って腐らないから大丈夫だろ?eh?」
お「はいはい・・・もう好きにしなさい。おいらはCuajadaの元でも探してくるよ」
S「Cuajada?」
お「Muy Importanteだろ?eh?」

魚売り場でも、Santiとおいらの好物であるArroz con bacalaoで必要不可欠なbacalao seco(塩漬け鱈)を選んでいると・・・

S「これはいいbacalao secoだ!値段も安い!」
お「そうなんだ・・・」
S「2つ買おう!」
お「ちょっとまち!ちょいまち!」
S「ん?」
お「Santi・・・またすぐ仕事でいなくなるんだろ?」
S「そうだけど?」
お「そんなにつかわないでしょ〜。」
S「Arroz con bacalao好きだろ?eh?」
お「いや、大好きだけど・・・この量は・・・」
S「大丈夫だ!bacalao secoはそんなにすぐ悪くならない!」
お「まぁ、いいけど・・・」

洗濯用洗剤売り場でも・・・

S「よし・・・これ買って〜」
お「あ〜〜ちょいまちちょいまち!!」
S「ん?」
お「ちょっとでかすぎるって・・・うちら4人だけじゃ。これ大家族用だって」
S「ん??ん???たしかにでかすぎだな・・・じゃこっちにしよう」
お「Santi!それもでかいって!これでいいじゃん」
S「Da igual!(なんでもいいよ!)じゃ、それにしよう。」

Santiに頼んだMerluzaもほぼ一匹に近いやつ買ってくるし、「これはオレが払うから!むちゃくちゃうまい!」とEmpanadilla de bacalaoとEmpanadilla de Mejillones買うし・・・。
(※Empanadillaに関しては、そんな種類があるとはこれまで知らずびっくり。味もかなりうまい。特にbacalaoの方。少々値ははるが、Vale la Penaだ)

なんか、もううちのお父さんの買い物に似ている。うちの父親と違って、滅多に買い物に行かないというわけではないはずなのだが・・・男の買い物である。

うちの家は普通の学生のPISOと違って、食費は完全に個人で食べるもの意外はおいらとManoloとSantiの3人割っている。飯も一緒に食べることが多いし(今はそうでもなくなってしまったが)、好きなときに好きな材料を使えるし(こっちの野菜は計り売りで買わないと量が多すぎて使い切れない)・・・といろいろメリットがあるのだが、あまり大量に買われると、当然、その月の出費が増えるわけだ。現在、Super貧乏なおいらとしては、最小限だけで済ませたかったので、少々冷や汗ものであった。

案の定、Manoloは二つのbacalao secoをみて・・・「ふ、二つ???なんでこんなに買ってきたんだ?使うのか?まぁ、いいけど・・・」とブツブツいっていた(笑)


夕食はピザ。買い物に時間がかかって、飯を作ってる時間が無かったため。うちのそばのお持ち帰りピザ屋で注文。このピザ屋・・・存在は知っていたが、タイミングを逃してこれまで食べたことがなかったのだが・・・。

安くて、でかくて、うまい!!一枚3.5euros〜4.5eurosなのだが、一枚で余裕で二人お腹一杯になる感じ。2枚買えば3人でたっぷり食べれるだろう。店はものすごく小さく、最小限の設備しかないのだが、きちんと作っていて、味もしっかりしていた。こんな近くに、こんな素敵なピザ屋があるなんて・・・。

かつて、今回と同じように、3人でMercadonaの高い冷凍ピザを食べていたが、それに比べたらなんとおいしいことかっ!次回はいつになるかわからないが、外でbotellonやるときとかに、大人数で買って食べながら・・・なんてのも面白いかもしれない。

このピザ屋の周りは少々胡散臭い地域ではあるが、面白そうな店が乱立していて心がときめく。オヤジBarとかも結構一杯あるZona。今度、暇なときにふらっと散策してみるってもんかな〜。

ピザ食い終わったあと、例のごとく3人で映画を見る。そして、今日も最後まで起きていたのはおいらだけだった。

【Laberinto de Pasiones】3.2点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:6

アルモドバルの1982年の作品。日本だとセクシリアというタイトルである様子だが、おいらはレンタルでは見たことがない。今はあるのか?

アルモドバルの処女作みたいな位置にある作品らしい。本当の処女作「Pepi, Luci, Bom y otras chicas del monton」(1980)はおそらく日本ではDVD化されていないと思われる。

あいかわらずというか・・・かなり強烈な映画。「Mala Educacion」(日本だとbad Educacion)に近い者を感じる。のっけから、男の股間を物色する男と女が登場。やってくれるじゃないの、アルモドバル。

女の方はErotomana(エロトマナ)・・・すなわち色情魔?淫乱女?セックス狂?とでも訳せばいいのだろうか・・・で、もう片方の男は、と内乱中(?)のある国の王子なのだが、ゲイ。このゲイは変装してあっちこっちで男を漁りまくる。

そして、次から次へとでてくる登場人物。王子を拉致しにやってきた反王制のスパイ、現国王の元王妃、ひょんな事から巻き込まれるロックバンド×2、人工授精(tぶん)の権威かなんかなのだが、セックスが怖い(嫌い?)な男、その男にまとわりつくこれまた淫乱そうなデブなおばさん、オヤジ父親にレイプされて家から逃げ出したい娘、ついでにアルモドバル本人・・・。

スペイン語はそれほど難しくなく(スラングは少々意味不明)意味は理解できるのだが、いかんせん人間関係やら、ストーリーが複雑で映画自体の理解度は低下。日本語でみればもう少しマシかもしれないが・・・なんとも言えない。

ストーリーとは別に、映像のインパクトはとても強い。いろんな意味で強い。時代的に80年代だからなのか、カルチャークラブ等、当時のロックバンドの格好をした人間が大量に映し出される。でもって、例のごとくゲイもいっぱ〜〜〜い!

王子がひょんなことから入った「Ellos」と呼ばれるロックバンドで、彼が歌を歌うがこれまたものすごい歌(えげつないというか・・・)。メロディーが単調なくせして、歌詞がものすごいもんだから、もう・・・大爆笑。80年代ロックのチープさが盛り込まれていて最高!!7がSeven up、8がAfter Eight。わかる人には笑えるはず。

そういえば、若かりし頃のアントニオ・バンデラスもでている。彼は今も存在感はあるのだが、演技からすれば昔のスペイン映画の彼の方がかっこいいし、味がある。特に「Bajarse al Moro」の時はかっこよかった。

普通にお勧めできるかわからないが、アルモドバルが好きな人、アタメとかキカとかバッド・エドゥケーションとかが好きな人はみたほうがいいかも(そんな人はとっくに見ているとは思うが)。彼の映画の原点みたいな映画な気がする。ストーリーはチープなので、別に気にしなくていいかと・・・。映像やそのやりとりを楽しめば。

感想はそんなところ。




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スペイン料理とアフリカの関係
2005年08月15日 (月)
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今日は日本だと終戦記念日。こっちのテレビでも小泉首相の演説が流れていたが、スペインは今日は祝日。

タカシ君が昨夜、「たぶん」と前置きしてそんなことをいっていたような気がするが、おいらはそんなこと全く知らず・・・。

今に行くとManoloがいた。午後の仕事はないようだ。ソファーに座ると、Santi登場。

お「あれ???Santi!なんでいまいるの?今起きたの?仕事は?」
M「正樹・・・今日は祝日だ・・・」
お「え〜〜!!??誰の日?」(スペインの祝日は聖人、聖女に関することが多い)
M「Virgenだ」(ヴィルヘン:バージン:聖女)
お「どのVirgenよ?」
S「・・・・都市に寄って違うVirgenだ(笑)」
お「???」
S「今日はスペイン全土が祝日だ。いうたら、Virgenの日だ。誰ということではない」
お「・・・・わかったような・・・わかんないような・・・まぁいいや」

そんなことより、約一ヶ月ぶりにSantiと顔を合わしたことの方が驚きであり、喜ばしいできごとであった。

かつては、つねに4人で一緒に・・・または仕事が夜遅くまであるMi Kyungをのぞいた3人でいたが、Santiが世界を股にかけるビジネスマンとなってからは、基本的にManoloとの生活になっていた。おいらはおいらで、通い婚BodegaやRicoricを利用するようになってからは、家で夕食を食べることも少なくなったりして、かつては家族と称されていたうちら4人は、以前ほど密接な関係になくなっていた。

あまりにも行動範囲と時間が違いすぎたのだ。

ポルトガルから帰ってきて、久しぶり(3週間ぶりに)にEEUU(アメリカ)から帰ったSantiにあえると思ったら、Valenciaには一週間もおらずにAlemania(ドイツ)に行ってしまったとManolo。

で、ようやく昨日の朝、帰ってきたというわけだ。

夕方・・・自分の休暇を利用したボランティアの仕事でMoixenに2週間いっていたMi Kyungも帰ってきた。(数少ない休暇を使ってまでボランティアをするMi Kyungって本当にすごいと思う。尊敬に値する。)

久しぶりに家族四人が集結したというわけだ。

ル〜ル〜〜ルルルルルル〜♪ 「太陽の国から 2005 再会」って感じだ。

おいらも、仕事が滞っているので、今日は一日中家にいるつもりで、PCの前でひたすら原稿を書いていた。

8時頃、Manoloがやってきて

M「正樹・・・今日は家で飯食うか?」
お「うん・・・今日は家で食べるよ」
M「OK!」

今日のManoloは午後の仕事が祝日のためお休みらだからか、4人が久しぶりに集まったからなのか、なにやら機嫌が良い様子。

せっかくだからおいらも手伝おうとキッチンへ足を運ぶ。

M「何か手伝いたいのか?」
お「うん」
M「じゃ、そのレモンを全部絞ってくれ」
お「これ全部?3つ???」
M「そう」
お「何作るの?」
M「今日はオレが肉料理を作るんだ!!」

Manoloは言わずと知れた、半分Vegitariano(ベジタリアン)。旅行中とかにTipicoの肉とかは食べるが、普段は肉を食べない。良い肉しか食べないという何ともPijoなVegitarianoなのだが・・・。

お「Manoloが肉料理??珍しい!」
M「今日作るのはアラブ料理だ。正樹は食べたことない味かもしれない。」
お「どうだろうね〜(東京は何でも食えるからね〜)」
M「この料理はValenciaではあまり見ないけど、場所によっては良く食べる料理だ。北アフリカの方から入ってきてる。」
お「なんて名前の料理?」
M「タヒンだ。スペイン語だとタヒンだが、他だとタジンだ。」
お「タジンか・・・・」

タヒンはTajinと書く。スペインではJは空気を抜けさせるハ行になる。たとえば、Japon(日本)はハポンとなるわけだが、うちらが読んだら、ジャポンになるので、タヒンはタジンとなる。


スペイン料理は、スパイス等を含めて、歴史的な関係も含めて、北アフリカやアラブの料理の影響を色濃く受けている。Andaluciaに住んだことはないが、あっちはもっと食卓の料理が影響を受けているのではないだろうかと思う。

続に頭が「Al」で始まる単語は、アラブからやってきた単語と言われている。建築物になってしまうが、AlhambraやAlcazarはもとより、Arroz(Alで始まらないが、ar-ruzがそうなった)とかもそうだし、地名でも頭にAlがついているものは、レコンキスタ前につけられた名前の名残が多い。この辺は語り始めたらキリがないのでやめておくが、調べれば調べるほど、スペインが約700年のイスラム支配の中でどれほど、アラブの影響を受けたかをうかがい知ることができるだろう。

うちらが話していると全員が、昔のようにCocinaに集まり、家族団らんとなる。最近の近況報告などで盛り上がる。

アラブの話のついでに出てきたのが下のつまみ(豆)。子供の頃は駄菓子のように食べたらしいし、今もCervezaのつまみとして食べることが多いらしい。おじいちゃん、おばあちゃんの時代なので、今の若者が食べるかどうかは知らないらしいが・・・。



名前はAltramuces(単数だとaltramuzになる模様)。アルトゥラムセスと読む。頭にAlがついているのを見ればわかるとおり、アラブからやってきた食べ物。辞書で調べたら、ルピナスとかハウチワマメ(羽団扇豆)とかでてたが、そんなんしらん(笑)

Pipas(ひまわりの種)みたいに皮を前歯で取り除いて中身を食べる。味は味の濃い豆って感じだ。隣に写っているのは普通のピーナッツ。落花生。スペイン語ではCacauete。

余談だが、この単語(Cacauete)・・・おいらがスペインにやってきておそらく5番目くらいに覚え単語。挨拶もろくすっぽできない時代のことだし、どうして覚えたのか、良く覚えてないが、スペイン人に「どんな単語知ってる?」と聞かれて答えたらものすごい笑われたのを覚えている。


で、Tajin。

今日Manoloが作ったTajinが本格的なものなのか、はたまた家庭で作る簡易バージョンなのかは知らないが、簡単にRecetaを書いておく。Manoloがまだ肉を食べているころによく食べていたというので、どちらかというと家庭で作っていた簡易料理であろう。

【Tajin】
01.みじん切りにしたタマネギをたっぷりのオリーブ油で炒める。
02.ニンニクは入れない。
03.適当な大きさに切った鶏肉を投入。
04.鶏肉は今回は残っていた胸肉だったが、違う肉でもいいかも。
05.シナモン(棒のヤツ)を3本くらい折って入れる。
06.紅茶(アールグレイだった(笑))を入れる。
07.量は・・・コップ2杯か3杯くらい?
08.しばらく煮込む
09.ある程度煮込んだら、干しぶどうと干し西洋スモモ(プルーン?)をいれる
10.煮込む。
11.ご飯をお茶碗によそってさらに小山のようによそう。
12.ミントを小山のご飯の上にデコラシオン。
13.Tajinをよそってできあがり。
(できあがりは写真参照)


日本でもピラフとかでレーズンを使ってるやつがあるが、干しぶどうと干しciruela(西洋スモモ?プルーン?)と一緒に煮込んだだけあって、ソースに甘みがでていて旨かった。だが、もうちょっと煮込むと肉に味がしみこんでいいのかもしれない。

あとからネットで調べたら、本格的なものはもっとスパイスをいれるらしい。クミンとかいろいろ。

この料理・・・ワキワキ(スペルわからず。wakiwaki?)というレモネードみたいな飲み物と一緒に食べるのが基本らしい。凝り屋さんのManoloはそれも作っていた。ポイントはRose Water(バラ水)らしい。そんなものが存在すること自体知らなかったおいらは、匂いをかいで、トイレの芳香剤を想像してしまった。

味は普通にレモネードみたいだが、本物は違うらしい。本物を知らないからこれもまた何とも言えない。

テラスでおいしくTajinとワキワキをいただきく。

食後は映画を見る。例のごとく最後まで起きてみていたのはおいらだけだったが。

【El Bueno El Malo El Feo】3.8点(5点満点) スペイン語わかりやすさ度:8

このタイトルだと「????」となるが、日本だと「続・夕陽のガンマン」というタイトルでかなり有名な作品。ジャンル的には言うまでもなく1960年代にかなりのブームになった「マカロニウェスタン」。

もう・・・男の映画です。こういっては何だが、「女子供はひっこんでろ!!」の世界だと思う。実際、映画に女子供はでてこないし(笑)。日本で言うと任侠映画のようなものになるだろう。

それぞれアクの強い俳優がでてきているが、やはりクリント・イーストウッドがかっこいい。役柄的に卑怯なのだが、それでもかっこいいものはかっこいい。サイドの三つ巴のシーンは、男なら誰でも手に汗握るに違いない。あれで手に汗握らなかったら男じゃない!とさえいってもいいくらい。いや〜昨日くらい映画みたばかりだから、すかっと爽快!って感じだ。

時間は2時間と長いが、スペイン語も全然わかりやすいし(西部劇なので、そもそも台詞が多くない。目だけで語る世界だから)、飽きがこないべたなストーリなので(途中中だるみしないでもないが)、最後までしっかり見ていられる。終わりも、予想通りなのだが、水戸黄門の最後の殺陣と印籠シーンを見て、「またかよ!」と言う人はいないだろう。それと同じだ。

音楽は大御所のエンニョ・モリコーネ。現在でもバリバリ一線で活躍する音楽家だ。もう彼の音楽も最高!アヤヤヤヤ〜!って曲は、映画を見たあともしばらく口ずさんでしまうくらい危険な曲。

ストーリーは至って簡単。多少ネタバレっぽいところもあるかもしれないので、とばす人はとばしてください。

El buenoとEl feoはコンビを組み、汚いやり方で(El feoがおたずねものになり、El buenoがそれを捕まえる。警察に引き渡して、賞金をゲットし、絞首刑になるところを銃で縄を撃ち切り、逃げだし・・・金だけもってとんずら。それを繰り返す)を使って金を荒稼ぎしていた。だが、そのやり方も危険(飽きて?)になってきたのか、El bueno(良い者の意。善玉?)がEl feo(醜い男)を見限る。砂漠の中に1人残されたEl feoはどうにかこうにか街に辿りつきことができ、El bueno(Rubioという名前)への復讐を誓い、それを果たすことに成功するが、ひょんなことから、ある男の隠した20万ドルの隠した在処の情報をEl buenoとEl feoが二人で分け合ってしまうことに。El buenoは隠した墓に書かれた名前。El feoは隠した墓のある場所といった具合に。一方、別ルートでその20万ドルを探していたEl Malo。最終的にはその三者がかかわりを持つようになり・・・。

まぁ、とにかく男なら見て欲しい映画ですね。鳥肌もん。

El Malo役の男は、なんとなくうちの親父に似ていて笑ってしまった。あと撮影場所となっているのはAlmeria(アルメリア)だ。Andaluciaの一都市なのだが、西部劇にぴったりの風土なので、マカロニウェスタンではしばしば使われているらしい。そういうわけじゃないけど、この映画もイタリアがメインらしいが、スペインも合作として名を連ねている。

まぁ、感想はそんなところかな。

追記
スペインではマカロニではなく、スパゲッティーウェスタン。確か、アメリカでも同じ名前だったかと・・・。



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