おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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春も日本食?Valenciaの日本食事情
2005年03月03日 (木)
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とるんじゃないわよ! と春


Cumplean~os Feliz〜♪

Cumplean~os Feliz〜♪

te deseamos todos〜♪

Cumplean~os Feliz〜♪

(ハッピバスデーのメロディーと同じで)

正確には誕生日ではないが、今日は春が我らがPISOにやって来た日。もらい猫で誕生日がわからないので、春は女の子だし、3月3日はひな祭りだし・・・・やってきた日だし・・・ということで、春の誕生日となった。

だから、今日はみんなからちやほやちやほや。

Mi Carin~o!
(カリーニョ:ハニーみたいな意味?)

とか

Guapa!
(グアッパ:う〜ん、かわいいという意味だが・・・訳せない)

と呼ばれるはいいが、当の本人は意味もわからず、逃げ回っていた(笑)

なんとか、今日が特別な日ということを春に知らしめようと、母親が以前もってきてくれた、日本の猫缶モンプチ 〜ビーフのテリーヌ仕立て〜(笑)をあげることに。

「春〜!豪勢なディナーだよ〜!ディナー!日本食だぞ〜日本食〜!」

とManolo。

でも、おいらは心の中で

「日本食・・・かもしれないけど、名前はモンプチ。しかもテリーヌ・・・フランス料理っぽいな〜」

とつぶやく。


普段はmercadonaの安物の(?)乾燥したキャットフードしか食べたことがなく、猫缶の存在なんて知らない春。

無理矢理、モンプチの前まで運ばされると

「なにこれ?」

とくんくんくんくん。

しばらくして、それが食べ物とわかったのか

「なめてみよう」

とぺろぺろぺろぺろ。

さらにしばらくして、味がわかったのか

「お、こ、これは!!!」

とがつがつがつがつ。

あまりのがっつき具合に

「Santi〜〜!!!春が・・・春が野生化したよ〜〜!!すごい勢いでたべてるよ〜!」

とおいらはびっくり。

食べ終わった春は満足して顔を洗っていた。

「満腹のしっ」

よかったね〜春。日本食?たべれて・・・。

もう次は永遠にないからね(笑)


日本食と言えば・・・・

仕事から帰ってきたSantiが興奮して入ってきた。

S「正樹!見ろ!新しい日本食屋だ!学校の近くにできたぞ!」

スペイン全土にはいくつもの日本食屋があるのだが、Valenciaには恐ろしく数が少ない。

最近、Carmenあたりにできたばかりで、おいらはまだみたことさえないのだが、「Harajuku」と、うちからそこそこ近いところにある、確か「タステム」、後は同じくCarmenにある寿司バー。

おいらの知る限りではこの3軒しかない。

Harajukuは料理人は日本人らしいので最も日本食屋といえるだろうが、みたこともないのでなんともいえない。

タステムはオーナーがかつて日本にいたスペイン人とのこと。料理人は日本人との話は聞いたが、ここもしらない。

寿司バーはドイツ人が経営しているらしい。味の方は高いけど、結構よかったというのが友達の評価。ただ、やはり何かが違うらしい。

ぶっちゃけいってしまえば、こちらで食べる日本食は「日本食であるようでいて、日本食ではない」。Madridの日本食屋で以前寿司とカツ丼を食べたが・・・・カツ丼はカツ丼に似て非なるものであた。

別に文句はまったくない。日本で食べれるPaellaだって、Paellaに似ているが、本場のPaellaとはだいぶ異なるに決まっているし、料理が国境を越えて渡ってくることには大賛成。で、オリジナル料理を作るのもOK。

場所によって集められる食材も違うし、同じ食材でも味が異なるわけだし、調味料だって、素材だってすべてを日本から輸入するわけにはいかないし・・・。

だが、友達に誘われでもしない限り、ネタというか、好奇心で行く以外は、「日本食を食べよう」という意味合いでいくことはまずない。自分で作った方がよっぽど自分が食べたい日本食を食べられるから。

とまぁ、それはいい。

で、上に上げた3軒以外にも「日本食屋」はたくさんある。一応。

だが、全員料理人やら店員さんが中国人なのだ。

Valenciaにも中国人は多い。だから、自ずと中華料理屋も増える。うちのそばだけでも、知ってるだけで10軒くらいの中華料理屋があるくらいなので、Valencia全体でいったいいくつの中華料理屋があるか計り知れない。

で、この中華料理屋・・・差異化を量るために名前を変えるわけだ。

「青山」
「さくら」
「大阪」
「東京」

他にもアジア料理屋とか韓国料理屋と名前を変える店もあったりする。
なぜなら、日本食と銘打てば倍以上の値段をとっても大丈夫・・・というわけだ。

何故か・・・。

それは日本食などを食べ慣れていないスペイン人にとって、中華料理も日本食も韓国料理もその違いがわからないからだ。

もちろん、それぞれはまったく別の料理。だけど、アジア料理とまずひとくくりされ、形や盛りつけを変え、多少味を日本食風に変えた物を出されれば彼らはそれを日本食と思う。

おいらがこれまでみてきた感じだと、味や盛りつけよりも重要なのが、店舗の雰囲気と食器・・・あとは寿司と刺身があればOK。

なんどか日本食屋と称する店(中華料理屋)にいったが、おいらは日本では当然たべたことのないものもあったし、薄目でみれば日本食だが、普通にみたら日本食じゃ全然なかった。

どちらがおいしい、まずいということをいいたいわけじゃない。

ママンの味も含めて、日本食を食べたいといって行くとえらい目にあう

ということがいいたい。

味はおいしいし、とても綺麗な料理もたくさんある。ただ、おいらにとって、それは日本風であって、日本食じゃないことは確か。


だから、Santiがもってきた情報ものっけから信用してなかった。

「たぶん・・・また中国人の料理人だよ・・・」

と。

チラシを手にとってみる。

「Restaurante japones YAGURA」

名前は・・・日本語やね・・・ふむふむ

なになに・・・45種類の料理があって・・・うんうん・・・ビュッフェ形式・・・・

ビ、ビュッフェ!!!

「Santi〜これ違うよ〜!たぶん違うよ〜!」

続ける。

なになに・・・Marisco(魚)・・・carne(肉)・・・Sushi Makki・・・す、すしまっき?・・・手巻きか?・・・まぁそうだろ・・・OK・・・Pinchito・・・ピ、ピンチート?・・・日本食でピンチョってなんだろ?・・・まぁ、いいや・・・次・・・SIU MAI・・・・う〜ん、この書き方中国人やな・・・XIA JIAU・・・????なんだこれ?しゃ・じゃう?・・・・おいておこう・・・で・・・ROLLITO VIETNAMITA・・・・ベトナム風春巻き・・

「Santi〜!これ絶対違う〜ベトナム風春巻き、ニホンリョウリジャア〜リマセ〜ン」

続ける・・・

ABIERTO TODOS LOS DIAS
(年中無休)

Santi〜〜〜!!!!もう確実!100%。これみて〜!!!毎日やってるよ〜この店

Santi、大爆笑しながら、「たしかに・・・これは中国人の店だ・・・」

彼らは休まない。年中無休で常に働く。クリスマスも正月も・・・。彼らの暦でのお休みはあるが・・・。

ということで、なんか言いたい放題書いたが、別に怒ってるわけではない。

ただ、何がいやかって・・・スペイン人だけでなく、いろんな国の人々に中華料理屋の日本食を食べて
「日本食まず〜い」
「うわ〜〜!」
「生魚〜!気持ち悪い」
「中華料理と一緒だったよ〜」
とかいわれるのが嫌なの。

特に最近、流行ってるだけに・・・被害者続出。

間違ったイメージをもつのはしょうがない。離れてるし。

日本人も、たいていはスペイン=Paella、闘牛、フラメンコ、ひまわり、太陽、風車、ドンキホーテ・・・くらいだろうし、おいらももともとはそう。

でも、そんなイメージを聞かされ続けると・・・

腹も立つってもんでしょ?


追記
こっちの中華料理屋、かつては、おいらはかなり重宝してました。アジアの味を食べたくなったとき、安く食べたいとき(かなり安い)によくいってました。最近は自炊になったから、たまにしかいかないけど。あるととても助かります。



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地図制作
2005年03月02日 (水)
今日は一日が「地図製作」で終わった。

最初は適当に・・・と考えていたが、作り出したらややこしいことになってきた。ガイドに出ている地図は流石にひどいし・・・一部だけならともかく、全然違うのまであるし・・・・。ついでだから、今後に発展するような地図にすることにした。

が、面倒くさい。

おんもに出たい・・・。

途中でストレス発散の1つである料理をしようとしたが、Manoloのおかげでできず。まぁいいんだけど。Manoloの飯おいしいし。

今日作ったのは、Manoloの妹が教えてくれたという「Pastel de Zanahoria」。訳すと、「にんじんパイ」となる。

せっかくだからおいらもお手伝いする。

お「何がいるの?」
M「まず、ブロッコリー」
お「はいはい、ほかは?」
M「calabacin(ズッキーニ)」
お「はいはい・・・一本?」
M「そう・・・」
お「で、にんじんは何本?」
M「え〜っと・・・・8本・・・・」
お「は、は、8本???」
M「そうだ(笑)」
お「りょ、了解・・・」

ということで、料理机の上は野菜で一杯。っていうか、みただけで、すでにお腹一杯になった感じ。

作り方は簡単。

にんじんとブロッコリーとズッキーニを全部ゆでて・・・にんじんは皮むいただけで丸ごと・・・・そのあと、にんじん3本残した5本を卵5つと一緒にミキサーにかけてソースを作る。

作ったソースをバターを塗った耐熱皿に薄く敷いて、その上に縦に細長いにんじんを綺麗に敷き詰め、さらにソースを薄く敷いて、で、次はcalabacinを同じように綺麗に敷き詰め、もっかいソースで、最後にブロッコリーで、最後にまたソース。ソースが足りなくなたら溶き卵だけでもいいそうだ。

その後オーブンで焼くだけ。最後に上を焦がすとうまそうになる。

で、味の方もcojonudo!半端うまさだった。


食後も地図を延々と作り続ける。

気づいたら朝の8時になっていた。

今日はホント何もしてない・・・・。

追記
春が観賞植物を食べるもんだから、「te matare!」と怒られては逃げていた。おいらは植物は春じゃなくって・・・・がふん。買ってこないとな。



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サイトについて考える
2005年03月01日 (火)
なおしたばかりのkristin号に乗ってコスタへ。ず〜っと雨だったので、ようやくの試乗運転いう感じだ。

まずBBVAにすっかり忘れていたキャッシュカードをもらいにいったのだが、自転車の鎖を忘れてきたことに気づく。

鎖なしで自転車を放置するなんて、スペインでは愚の骨頂。「盗んでくれ」といっているようなもんだ。「たかだか4、5分くらいだし・・・・」とも思ったが、盗まれる可能性がある以上、アホらしいのでやめた。

コスタに向かう。

サイトで知り合い、メールをくれたH君と会う。

久しぶりの男!

昼飯は、かなり久しぶりのLos Malaguen~os。お勧めということでつれていこうとしたのだが、道々話していると「もうすでにいきました・・」と・・・話を聞くと、Mちゃんの大学の後輩にあたるらしい。でもって、すでにValenciaの情報はいくつかもっているようで、Los Malaguen~osもその1つ。日本人のたまり場になっていたBarやし、納得。

学校にいたSantiに鎖を借り、BBVAでもカードをゲットし、飯もたらふく食べ、たっぷり話もし、店をでたのは4時頃。

kristin号・・・・再びパンク

やっぱ、もうゴム交換しないとダメっぽい・・・ショックや。

Valenciaを案内しながら、おいらの家に向かう。自転車をおいて、レンタルしてたDVDを持ってきて、Japon.es(日本食材屋)につれてく。場所を教えるためと、なにやらMちゃんからの頼み事の相手Hさんに会うために。

例のごとくHさんはいた。日本刀振り回していた。スペイン人が持ってきたらしい。本物の日本刀。Cerveza飲みながら、刀なんて振り回していいもんなのかね(^_^;)

用事をおえたあと、レンタルビデオ屋に行き、DVDを返し、mercadonaへ。

mercadonaのお勧めVino2本を購入し、ようやくおいらの部屋へ。

Vino飲みながら、ひたすら語る。

おいらは、まだスペインにたいして新鮮な目をもっているH君に、サイト関連でいろいろ質問する。おいらはもう慣れすぎちゃってダメ。

なんの写真をとればいいのか・・・

なにについての情報が欲しいか・・・

サイトのどこが見づらいか・・・

有益な情報がたくさん得られ満足。なんとか書き上げたいものだ・・・。


以前いろいろ調べたが、やはり旅情報と物価等は結構好評のようだ。あとValenciaに特化してる分、それをみてValenciaに来るという人も少なからずいるみたいで、復興委員会としては嬉しい限りだ。なんか町おこししてる気分になってきたが・・・

ただ難しいのが留学生にたいする情報と旅人に対する情報の差別化。旅人には教えるが、留学生には教えたくないこともたくさんある。教えたくない・・・というか、教えない方が相手にとってよいということが。

地図を載せて、おいらのいきつけの店なんかを全部印つけてアップすることも可能だが、それをやってしまうと、おいらと同じ地図を持った人が増えてしまう。やっぱ開拓するのが留学の醍醐味の1つでってもんだろう。なので、実際に会って飯でも食べよう・・・とならない限り、それらの店の詳しい場所は書くことはない。

ただ、旅人・・・2,3日しかいないとか・・・だったら、Valenciaを楽しむために教えてあげたいわけで・・・。この店のPaellaはうまい!とか、このBarは安い!とか、このタパスは食え!とか・・・。まぁ、ダメもとで頼んでみて、「まずかった!」とか「すんげ〜高かった!」とかというのも、帰国後のネタというか土産話にはなるけど・・・Paellaをまずいと思われるとなんかショックやし・・・Valenciaはつまらんと思われるともっとショックやし・・・ひいてはスペイン駄目出しされたら、さらにショックやし・・・スペイン好きとしては。

その辺がもう葛藤。

夕食を一緒に食べ、Vino3本開けたあたりでH君は帰宅。

おいらは4本目のVinoを開けつつ、何故か超早起きのマリちゃんと少し話、酔っぱらって爆睡。

平日に飲み過ぎると・・・最近ちょっと反省してしまう。

掃除しなくては。

洗濯しなくては。

ネタかかなくては。



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カブトムシの味
2005年02月28日 (月)
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火祭りが終わったら春がやってくるなんてとても信じられないくらい寒い。今日の寒さは流石にEstancoの「Que vaおばさん」もQue va!とはいえないはず。

とにかく寒い。もう動きたくない。soy vago。帰ってきたら超巨大になっていた亀太郎とスギョン(仮)と一緒に冬眠したいくらいだ。腹も減らんし・・・絶対冬眠できる自信がある。

最近部屋でかけてる音楽は圧倒的に買ってきたばかりの「PIEDRAS」(靴に恋して)のサントラが多いのだが、流石に今日の天候だと、どんよりおんどろおんどろしてくるので、スカを聞いて部屋で踊る。春も無理矢理一緒に踊らした。

そういえば、変な夢を見た。

おいらとタカシ君が鎌倉の森の中を車で走っているのだ。どうもおいらは陶芸の手伝い(搬入?搬出?)をしているらしく、ある目的の施設に向かっている。で、車に乗っていたはずが、突然二人乗りの自転車になっていて・・・当然こいでるのはおいらで・・・鎌倉の山道獣道をひ〜ひ〜いいながらこいでこいでこぎまくるが、いっこうに進まない・・・タカシ君はこなきじじいのようにしっかりおいらの腰に抱きついている。進んでないのに・・・。

そんな夢。

最近夢をよく覚えてる。


気づくと夕方6時。そういえば、朝からCafe以外何も口にしていないということを思いだして、なにかを作ることに。

あ、そうだ・・・掲示板に書いてあったtortilla de calabacinを作ろう。

前に一度作ったきり。そのときは1cm角ではなくて、輪切りで作った。Xativaの方ではよく作るらしく、何件かのBarにあった。こっちでは、やはりセオリーのtortilla de patata(じゃがいも)を一番よく見かける。

作り方は超簡単。

■男の適当料理
【tortilla de calabacin】
calabacinってのはこれ。



つまり、ズッキーニ。巨大なキュウリみたいだが、カボチャの一種。だから、名前もかぼちゃ(calabaza)に似てる。まぁ、どうでもいいや。

【用意する物】(4人前たぶんない。男なら2人前)
calabacin(ズッキーニ)一本 卵×5個か6個 くっつかないフライパン(超重要) 塩、こしょう 

1.まずcalabacinを1cm角に斬る。じゃなかった切る。
2.オリーブオイルでやわらかくなるまで炒める
3.塩ふってもいいと思う。おいらはふった。
4.味見して「ふにゃ」って食感だったらOK。
5.堅いのが好きな人は堅くてもいいかと
6.弱火で蓋するとたぶんいい。蒸す感じで・・・。
7.その間に卵をボールにわって、といでおくべし。
8.「しょっぱくなりすぎない程度」に塩とこしょうを溶き卵にふっておく
9.calabacinがOKになったら、溶き卵の中につっこむ
10.で、かき混ぜるべし。
11.再度フライパンに少しオリーブオイルをいれて、面全体に広げる
12.溶き卵con calabacinを投下。
13.火は弱め。これ重要。
14.かる〜くかき混ぜる。スクランブルエッグにしちゃだめ。ほんとかる〜く
15.全体に火が通る感じでかる〜く。
16.まだ液状の部分がたくさん残ってても火が通った感じ・・・
17.なんていうか・・・半熟スクランブルエッグ?みたいになったら
18.弱火で蓋しめてしばし待つ
19.蓋を開けてみて、「まだ卵微妙に液状になってるから危険かも〜でも、大丈夫かも〜」というギリギリの状態を見極めて
20.フライパンの直径よりも大きな皿で覆う
21.un dos tres catrce!という合図とともに、フライパンをひっくり返す
22.あまり大きいフライパンだと女性だど厳しい場合もあり。
23.で、皿の上に乗ったtortillaをずずずずとフライパンに滑り込ませる
24.再度不足してしばし待つ
25.なんとなくOKかな〜と思ったら、もう一度皿で多い、ひっくり返す。
26.以上

これ、くっつくようなフライパンでやると大惨事になるので、必ず綺麗で傷のないフライパンを使用したほうが良い。できれば、新しく小さ目のフライパンを買ってきてtortilla専用にするとなおよし(笑)

おいらは今回調子に乗って、あまりに良い匂いのするcalabacinに、Cervezaのつまみだ〜!と遊んでいたら、塩をかけすぎてしまい、すこししょっぱいtortillaになった。Santiに・・・すまん・・・・しょっぱくなった・・・っていったら

「うちのママンのtortillaはいつもこれくらいの味の濃さだぞ!」

って慰められた・・・のか?


夕食はおいらがつまんだあとのtortillaの残りと、tomokitoが先日作った料理を真似してSopa de Pescado(魚スープ?)を作る。

とはいうものの・・・想い出しながら作っていたのもあって、途中で「あ、イカがない」、「あらら、あさりもいるんだった」、「そういや、味付けシードルでしてたぞ・・・」てな感じになったもんだから、できあがったあとは、全く持ってtomokitoと違う味になっていた。

さらに・・・

お「Santi!白ワインがないぞ〜!この前まであったのに・・・」
S「この前Manoloがつかってたな〜そういや」
お「ぐふ〜どうしよう・・・白ワインがないと・・味付けが・・・」
S「Cervezaだ、Cerveza!(ビール)」
お「え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???ビールっすか?白ワインの代わりに?」
S「そうだ、うちのママンは白ワインが無いときはビールを使うぞ」
お「し、しらなかった・・・ビールを料理に使ったことはあるけど・・・白ワインの代わりになるなんて・・・」

ということで、あとは野となれ山となれ〜と一本ぶち込んで煮込む。

できあがりはドキドキだったが、何故か大絶賛であった。おいらにしてはtomokitoのスープを再現したかったので、正直微妙っちゃ〜微妙。おいしかったが、目的は果たせてない。魚のチカラに助けられたって感じ。


マリちゃんを羨ましがらせようと・・・

お「calabacinのtortilla作ったよ〜!」
マ「え〜〜〜〜!!!あたしカラバシン嫌い・・・」
お「あぐ・・・そういえば、そんなこといってたっけ・・・」
「カブトムシの味がするの」

するの〜するの〜〜するの〜〜〜〜。

カブトムシ喰ったことあるんかい!とはつっこまなかった。

ばからしいから。



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スペインのレンタルビデオ事情
2005年02月27日 (日)
なんか、前にも書いた気がするけど、覚えてないからまた書いておく。

その前に、日記・・・・ふぅ。

■日曜日は米!
らしい・・・Manolo曰く。う〜ん、知らなかった・・・だから毎週のようにPaellaやらArroz Negroを食べていたのか・・・うちら。やっぱ米所のValenciaならではなんだろうか?それとも、Manoloの家がそうなんだろうか?

まぁ、なんにせよ、今日はPaella falsa(偽パエージャ)を食べる。「偽」がつくのは、Paella(パエリャ鍋)ではなく、圧力釜をつかったから。買ったばかりで一度試してみたいということで、作ることになった。材料はPaellaのそれとまったく一緒。CardoはSecretoの方をつかったから、味は微妙に落ちるが十分うまかった。


■Bilbao小旅行
友達に誘われてBilbaoに小旅行へ行こうと思い、いろいろ調べてみた。

Valencia→Bilbao 片道25.92euros bilman bus
11:15−20:30(所要:9時間15分)
23:05−08:15(所要:9時間10分)

その後、その友達につきあってSantiago方面まで行くとすると・・・・

Bilbao→Santiago de Compostela 往復60euros 片道45.04euros Web Alsa
01:45−13:15(所要:11時間30分)
07:45−18:30(所要:10時間45分)
10:00−21:15(所要:11時間15分)

となる。

距離を考えたら安いといえば安いのだが、倹約生活なので結構悩む。Santiagoは前に一度いったことがあるから諦めるとして、Bilbaoのみだったら往復で50euros強。3泊くらい泊まるとして、安宿探して20euros×3泊で60euros。飯は3人で食べれば少し割安になるので、飯がうまいというバスクのBarで食べて、多めに見積もり10euros×3回で30euros。あとは・・・まぁ朝食やらCafeやら昼のBocadilloを考えて3日分で60eurosくらい。ってことは、お小遣いは様子見で設定するとして、総額200euros+αといったところか。日本円で3万。家賃にして2ヶ月分。うぐむ〜うぐむ〜。悩む。でも、チャンスといえばチャンスなんだけどな〜。

■ETAの活動
なんてBilbaoのことを考えていた矢先、Valenciaの南にあるAlicante近郊の街(すこしValenciaより)で、ETAによる爆弾事件が起こった。おいらが帰ってくるちょっとまえに、同じくAlicante側の街でも爆弾が爆発。両方とも死者こそでてないけど、ニュース速報でスペインをざわめかせている。

おいらの帰国に前後して、スペインはなにやら物騒な事件が増えた。Barcelonaでは地下鉄工事によって、地盤沈下・・・いやもっとすごいか・・・もう、地面がそのまま抜けて大穴ができた。そのおかげで、あたりの住民1800人以上が避難せざるを得ない状態。ある日突然、家も何もかもなくなって、家泣き子になるので・・・かなりえぐい話だ。国から補助金がでるとの話だが・・・・暖かい家から、一転して雪なんかも降ってしまうくらい糞寒い外に追い出された人たちを見ると、「ひきこもれるだけありがたい・・・」って気持ちになる。

Madridでは32階(たぶん)のビルが火災で半焼。テレビでよく映像が流れるが、これまたすごい光景。

で、今日の爆弾事件。

Manoloに言われた。

「Masaquito・・・Bilbao行くっていったよな?う〜ん、まぁ、大丈夫だとは思うけど、あまり利口じゃないかもよ。今はちょっとバスクの方が興奮している可能性があるし・・・爆弾事件はないけど、観光客はあまり立ち入らない方がいいかもしれない」

いってみないことにはなんともいえないが、Manoloは歴としたスペイン人。少しスペインの・・・しかもオレンジを囓ったくらいのおいらにはわからないことを知っているのは火を見るより明らかで・・・ここで素人考えで本来の「毒を喰らわば皿まで・・・」でいってみてしまうのがいいことなのかよくわからなくなってきた。

行くにしても火祭りやSemana Santaが終わったあとでもいいのかもしれない。

悩むところだ・・・。とはいえ、出発するならあと一週間くらいしかない。

うぐむ〜。雪降ってる可能性も高いしな〜。あまり服もってないしな〜(^_^;)

■火祭りが始まった
今日、どでかい花火を合図に「火祭り」が始まった。

「え?もう始まったの?」とManoloに聞いたところ、今年はSemana Santa(聖週間)が火祭り直後に来てしまったため、全体的に繰り上げての開始になったとのこと。

あまり詳しいことはわからないのだが、聖週間はユダヤ歴に準じて3月の最終(?)木曜日に始まるのらしいのだが、数え方の違いなのか、今年は24日の木曜日から開始となる。火祭りが終わるのは毎年3月19日なので、火祭りが終わったと思ったとたん5日後にはSemana Santaが始まる。

以前、Semana Santaについてコスタの講習で学んだところ、Sevillaとは違う形で海岸沿いの街のSemana Santaは重要らしい。キリストが復活したことを祝うだけでなく、その前の「受難」の部分も再現するため、祭りの前半はかなり悲しい感じで進められる。あのKKKみたいな格好をし、十字架をいくつも担いで裸足で歩く行列はその受難の部分で、当然Sevillaにもその行列はあるのだが、完全にイベント化しているSevillaのそれと、東沿岸部の街のそれとは大きく異なるとのこと。MurciaのもSemana Santaも有名で、一昨年いってきたが、どちらかというと物静かな祭りであった。さらに田舎町にいくと、大泣きしている敬虔な信者もいるそうだ。おいらはみたことはないが。

とにかく、火祭りは始まった。

うちの近所の交差点には早くも火祭り名物「チュロス屋」が店を出していた。まだ薄暗く、静かな街中にあって、まぶしいくらいのライトを当てているそのチュロス屋は、逆にもの悲しささえ感じさせる(笑)。ちょっとフライングすぎる気がしないでもないが、稼ぎ時なのでしょうがないという。

おいらは酔っぱらわない限り食べないけどね。

■スペインのレンタルビデオ事情
日曜日は映画の日!何故かうちはそうなっている。棚にまだ見ていない映画なんてたくさんあるのに、「レンタルビデオ行くぞ!」とManoloに誘われて一緒に行く。歩いて10〜15分くらいのところにある、日本でもみたことある店名のレンタルビデオ屋。うちらはよくそこを使う。

おそらく日本がすごすぎるのだろうが、スペインのレンタルビデオは少々へぼい。品揃えがあまりないのだ。これはValenciaだからで、MadridやBarcelonaはまた別なのかもしれないが、渋谷のTSUTAYAを見てしまうと、その規模の小ささにうなだれる。いってしまえば、おいらの日本の地元のレンタルビデオなみにへぼい。

それでも、近くにはそこしかないわけだからしょうがないわけで・・・。

スペインでも、やはり「ハリウッド映画」の需要はあるようで、「最新作!」と銘打ってでてくる映画はハリウッド映画が多く、残りはスペインやほかのヨーロッパの有名な映画という感じだ。

有名なやつは数が多く・・・といっても1つに付き10本くらいなのだが・・・まぁ、レンタルできる可能性はあるのだが、マニアックなものになると、各映画一本ずつしかないので、誰かに借りられているともうどうしようもない。

これが品揃えが多く、代わりの映画が見つかるような大きさだったらいいのだが、少ないもんだから、4つくらい見たいのが借りられていると、もう見たい映画がなくなってしまうという状況に陥る。

今日は、そんな日で、見たい映画は10本以上借りられていて、おいらが見たくてももうManoloは見てしまっていたり(ホラー映画のほとんどはManoloはすでにみてしまっている(笑))となかなか見つからない。

ぶつぶつ文句を言っているが、おいらにとって喜ばしいことは、一本しかなくても、ヨーロッパの映画で、日本ではレンタルされていないような・・・もっと言ってしまえば、「名前さえも知らない」映画がみれるということだろう。渋谷のTSUTAYAでさえもレンタルできるスペイン映画は、ほとんどがアルモドバルで、ほかのスペイン映画は買えるこもしれないが、レンタルしていないことが多い。ほかにもセルビア・モンテネグロとか、イタリアやフランス、ドイツのマニアックな映画なんかもたまにあったりする。

だが、あまりにも情報がなさすぎて借りるとなると、ビビってしまうというデメリットもある(^_^;)

今はアジアブームなので、韓国やタイ、そして日本の映画も結構入ってきてるのだが・・・どうもスペイン人はいろんな意味でどぎつい映画を好むのか、北野武の映画を筆頭に、ホラー映画では「リング」、「呪怨」がきて、やくざ物では三池崇史の「dead or alive」、ハードポルノ?系では「失楽園」、「赤い橋の下のぬるい水」・・・そして、新しく入っていた「殺し屋 1」などなど・・・マニアックなものが多い。あとは宮崎駿系か、日本のアニメ系「遊戯王」やら「ポケモン」あたりとなっている。韓国映画も同様で、あるのはホラー映画ばかり。

なんかこうやって日本は誤解されていくんだろうな〜ってしみじみ思う。

悪循環というか・・・・。

この前の映画祭り入っていた日本映画も三池崇史の「ビジターQ」だったし・・・。もう内田春菊でてきてるあたりで・・・がふん・・・って感じ(^_^;)。面白かったけど。

ということで、今日は結局予定していたビデオは借りられなかったので、誰かが進めていたというデンマーク、イギリス、フランス合作の「Wilbur quiere suicidar」を借りてきた。

■「Wilbur quiere suicidar」

ってことで、早速映画の感想。

【Wilbur quiere suicidar】3.0点(5点満点) スペイン語わかりやすさど:7(MAX10)

※微妙にネタバレ注意

直訳すれば「wilburは自殺をしたい」というタイトルから連想すると、とてつもなくくらい映画だと思っていたし、監督は「幸せになるためのイタリア語講座」と同じロネ・シェルフィグ(Lone Scherfig)ということもあって(なんかヒットしたらしいけど、おいらは全然ダメだった。スペインで見たからなんだろうか?なんかくどいというか、うるさいというか・・・勝手にやってくれ!って感じ)、かなり心配ではあったのだが、思っていたよりも面白かった。ちなみに、日本だと「Wilbur Wants to Kill Himself」と、同じタイトル。

人生に目的が見いだせず自殺をしまくるwilbur。でも、毎回生き残って、病院の常連に。そのお兄さんは弟が心配で、彼の世話を見る。本当にいいお兄さん。彼はすでに亡くなったお父さんの後を継いで(たぶん(笑))古本屋をやっているのだが、忙しすぎて本の整理もまともに進まない。彼の元に本を売りに毎日のようにやってくる、娘が1人いるAliceという女性。生活が苦しいので本を売りに来ていたのだが、ある日遅刻をしたことによって病院の仕事をクビになり、さらに生活苦へ。

たまたま本を売りに来たところ、wilburが自殺するためにクビをつっているところに遭遇。彼を助けたことがきっかけで(たぶん)、お兄さんとの関係が進展し結婚することに。

wilburは相変わらず世を達観していて、自殺ばかりしようとする。お兄さんの結婚パーティーの時も自殺を試みて、また助けられる。そんなwilburを見張る生活をつづいていたが・・・何故かお兄さんに死神が・・・・。がふん。

ってな感じで話は進む。

暗〜い感じの映画っぽいが、家族愛というか、なんというか・・・少しほのぼのする。全部を説明するわけではなく、しかも、時間はとびとびで進むわりには、気持ちの変化がよくわかるのが不思議。たまに「え?そうくるの?まじで?」ってこともあるけど・・・まぁ、それもありっちゃ〜あり。

あと、本編とは微妙に関係なく進む、別の小さなストーリも悪くない。

でも、Wilbur・・・もてるんだよね〜。ああいうタイプに限ってSEXYといわれるのだろうか・・・やっぱ、乾いた男の方がもてるのかね〜。おいらにゃ無理だけど。

Alice役ででていたSHIRLEY HENDERSON(シャーリー・ヘンダースン)。役的に敵を作りそうな感じなのだが、がおいらの好みにばっちりあっていたということもあってか、見入ってしまった(サイトにある写真はイマイチなのだが・・・)。

やってることは悪女っぽい。理解はできるし、しょうがないともおもわなくもないが、やっぱり客観的にみたら悪女だと思う。けど、かわいいから許す。たぶん、可愛いというのはおいらだけっぽいけど・・・・。エラの張り具合と眉毛がいい。あと眼光。

名前で検索したら、ブリジットジョーンズの日記とハリポタに出ていることが判明。ブリジットは見てないけど、ハリポタの秘密の部屋は見た。

「え〜〜〜!うそん!この顔見逃さないだろ〜!」

と思ってたら

「トイレの幽霊」

の役だった。

おいらの勝手なイメージだが・・・・おかっぱ頭の子供かと思ってたよ・・・。



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15:1の戦い
2005年02月26日 (土)
今日はManoloの古くからの友達であるMariajo(マリアッホ:Maria Joseを短くした名前)の誕生日ということで、Fiestaに呼ばれいってきた。

まぁ、当然といえば当然なのだが・・・おいら以外は全員スペイン人。2年たった今でもスペイン人だけのFiestaはかなり緊張して、ガクガクブルブルになる。

日本人がいないからではない。仮にこれが全部、外国人留学生だったとしても特に問題はない。っていうか、そういうFiestaはよくある。じゃ、何がいかんかというと、スペイン語を母国語にしているから、怖いのだ。

武者修行としてはとてもいい環境であることには違いないのだが、地盤を作るまでが一苦労だったりする。

おいらがOKなのはぎりぎり3名まで。それ以上になるともう手も足もでない。彼らは親切なので、おいらのスペイン語がまだ完全じゃないということは百も承知してくれており、おいら個人に話すだけなら、しっかりとしたわかりやすい単語を選んで、または、わからないだろうな〜と思う単語を説明付きで話してくれたりするのだが、これが5人以上のスペイン人の輪の中に入ると、もう何がなんだか・・・・おいら1人、en otro mundo〜♪となる。

さらに、MariajoはValenciana(バレンシア人)なので、Valenciano(バレンシア語)を話す友達が多く、対Manoloファミリー同様、しっかり聞いているといつのまにかValencianoになっていて、これまたチンプンカンプンってことになる。

今回のFiestaでは、おいらの次に厳しそうなSanti(Madrid出身で、知ってる人がほとんどいない状態)を捕まえて、とりあえず様子を見る。Cocinaに堂々とおかれていたVino de Toroを二人で虎視眈々と狙ったり・・・などなど。

Fiestaはおいらを含めて全部で16名と中規模なもので、22時くらいから開始された。中にはおいらが知っている人間もいたのでちょっとほっとする。

昨夜のVinoがまだ微妙に残っていた状態だったが、とりあえずVinoを煽ってさっさと酔っぱらうことに。

飯を食べ終わったあたりでソファに陣取り、作戦を練る。

さ〜て、誰を捕まえよう・・・

と思うや否や、たまたま近くにいたMarisol(マリソル)がおいらの隣に陣取る。

よし、Marisolでいこう

いろいろ話す。

M「いつこっちに帰ってきたのよ?」
お「う〜ん、2週間くらい前かな」
M「何しに帰ったの?」
お「友達が結婚するから帰ったの」
M「で、戻ってきたと・・・」
お「そうそう」
M「どれくらいいたの?」
お「4ヶ月くらい・・」
M「え?4ヶ月も?」
お「うん・・・帰ったらお金無くなって・・・・働いてきた」
M「まだスペイン語わかる?」
お「少しね・・・だいぶ忘れたけど・・・」
M「日本での仕事は?」
お「う〜ん・・・今回は本作る仕事。前はWEB職人」
M「へぇ〜!どれくらい働くの」
お「9時間から10時間くらい?だいたい・・・」
M「10時間!!!!!!!!!?????」
お「え?え?え?うん・・・普通だよ・・・」
M「うそ〜〜!!」
お「でも、ちょっとまってよ・・・・Santiだって、9時間くらい働いてるでしょ?」
S「おれはそうだ・・・でも、普通じゃない・・・ほとんど奴隷だ、奴隷」
お「Manoloだってすごい働いてるじゃん・・・」
S「うちらはな・・・仕事が仕事だから・・・」
お「普通は何時間なの?スペインの労働時間って」
M「8時間くらい」
お「2時間しか違わないじゃんか〜」
M「でも、ほかの日本人はもっと働いてるんでしょ?」
お「おいらの友達はそうだね〜」
M「どれくらい?」
お「人によるけど・・・友達で、朝9時から会社いって帰ってくるのが12時過ぎってのも結構いるよ。でも、ホント人によるし、日によるけど・・・」
M「Joder!Madre Mia!」(Fuck oh my Godみたいな意味)
お「まぁ、おいらはそういうことないんだけど・・・・」
M「じゃ、平日は自分たちのプライベートの時間ないの?」
お「う〜ん、ないんじゃないかな〜。だって帰ってきて寝るだけっていったし」
M「Hostia〜!」

・・・・気づくとおいらの周りに輪ができていた・・・。Marisolが叫び過ぎたせいで、「なんだなんだ?」と寄ってきたようだ。

S「"終電"ってのがあるんだろ?」
お「うん・・・おいらは毎日終電だったよ」

全員大爆笑

こっちにも当然電車は走っているわけで、当然「終電」はあるわけだが、そういう単語というか概念がないようで、以前、おいらが「Ultimo tren」(最後の電車)という単語をいったらSantiとManoloにつかったら、このときも大爆笑された。

M「あと、日本電車はすごいんでしょ?」
S「電車の中に人を押す人とかいるんだろ?」
お「うん・・いるよ・・・電車はすし詰めだしね・・・」
S「横浜にもいるのか?その押す人・・・」
お「いるよ・・・うちの駅でも前はよく見たしね」

Santi大爆笑

その後、日本の仕事のシステムの話になったりなどして盛り上がる。

なるほど・・・スペイン人だけのFiestaでは話を聞こうとするからダメなんであって、自分が話せばいいわけか・・・ということにようやく気づく。場を支配しろと・・・・。

気をよくしたおいらは、Valencianoを習う代わりに、日本語をレクチャー。とりあえず、簡単な日本語を教えておいた。

しばらくして、Pacoがなにやらゲームをやるということになり、皆召集される。

皆で輪になり、歌を歌いながら踊る(?)というやつだ。男女交互になってやるスキンシップをとるためのゲームらしい。ゲームということで強制的密着させられるから、「まぁこれで仲良くなろうや〜」みたいな意味合いらしい。

で、おいらが気に入ったのはその歌。

「カタクラウ カタクラウ クラウ クラウ クラウ アラケテ チュンビー チュンビー チュンビー アラケテ フラウディー フラウディー フラウディー 」

という至って単調なメロディーの歌なのだが、頭からはられなくなる。クラウの部分で足を間にだして歩き、チュンビーで腰を横に振る。で、フラウディーの部分で腰を前後に動かす。で、その多少卑猥な感じがする動きを体を密接させてやるというわけだ。

酔っぱらってきたおいらは、しばらく1人で「チュンビー」の部分だけを踊った。


しばらくして、もう一つゲーム。

全員に番号が書かれたシールを胸にはり、その番号宛にメッセージを書くというもの。メッセージには名前を書かないので、誰がそのメッセージを書いたかは、もらった本人はわからないという仕組みになっている。1人一枚ではなく、何枚書いてもいいらしい。

今回は誕生部の主役と言うこともあって、ほとんどMariajo宛のメッセージだった。

このゲーム・・・結構ドキドキする。

当然一枚もメッセージが来ない人もいるからだ。そして、まぁ、おいら宛には来ないだろう・・・とは思っていたのだが・・・

「13番・・・13番・・・」
「オレだ!オレだ!わ〜い」
「なんだ・・・なんて書いてあるんだろう・・・」

手紙を開く。

「ワクワクワクワク・・・」

赤字で・・・・

GOLFO!(辞書ではごろつきの意)


期待したおいらがバカでした・・・・。


ちなみに、おいらはMarisolに日本語で書いた。喜んで丁寧に折りたたみ財布に入れていた(笑)

日本語はこういうとき便利。綺麗だもんな〜。文字。


追記
Mariajo邸を出た後は、loco mateoをいうディスコに行き、5時くらいに家に帰ってきてそっこうベッドに入った。

追記2
Fnacで衝動買いをしてしまった。日本ではどこにいってもなかった「PIEDRAS」(靴に恋して)のサウンドトラック(イタリアとスペインにしかないと言われた)と、FLAMENCOJAZZの二枚目のアルバム。総額20euros。うぐむ〜。



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難しいもんだ・・・・
2005年02月25日 (金)
なんか、ショッキングピンクなできごとがあって日記どころではない。

あ〜なんかショックや・・・・びっくりや・・・・がっかりや・・・・。

もうダメなんかな〜。

追記
tomokito、タカシ君、バネッサの4人でtomokito邸で小さいFiesta。いつものごとくうまい手料理を食べつつ、Vinoを浴びるように飲んだ。家に戻ってきてからタカシ君とさらに飲む。あ〜でもない、こ〜でもないと話しながら。気づいたらベッドの上で寝ていた。布団に横になったのは覚えてるけど・・・タカシ君が帰ったのが何時なのかもわからないし、おいらが布団に入ったのが何時かもわからない。



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