おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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至高のスペインBar
2006年05月09日 (火)
はわわわわぁ〜久しぶりの日記になってもうた。それもこれもすべてSemana de Oroのせいだ。

気持ちだけが先祖返りしてしまって、気分はもうエスパーニャ・・・ってこんな本が確かあったな〜。たった5日の休みだったけど、良い夢みさせてもらったわ。いや、見させられすぎて、月曜日がマジで切なかった。そのまま何もかも捨ててどこかへいってしまいたい気分におそわれた。こんな気分をみな何年も味わってきてるかと思うと、マジで尊敬するさ。慣れてまっただけって話もありそうだけど。

まぁ、さぼってるのわかってたから今更反省してもしょうがないのだが、このままでは徐々にサイトに遊びに来てくれる人がいなくなる。せっかくスペイン時代に一生懸命あつめ、そのあとこの日記でだましだましつないできたのだが、最後の頼みの綱であるこの日記までおろそかになってしまっては、もうこのサイトの存在意義がなくなってしまう。情報も半年もたってしまったから古くなってそうだし・・・。

ということで、Semana de Oro中にいろいろ考える。飲みながら。

そういえば、話は飛ぶがSemana de Oroは本当に遊び続け、呑み続け状態だった。久しぶりの休みで昂揚していたのか、父親主催のbarbacoa(BBQ)で「おれは(私は)酒が強い」というオヤジたちを前に飲みすぎてしまい・・・というか、これまで両親の前では見せたことがないくらい本気で飲んでしまい、ついでにいうと、父親の知り合いでMexicoに買い付けにいってるオヤジと意気投合してしまい、世代を超えた友情が芽生えてしまい、そんなこんなで、次から次へとテキーラをがぶ飲みし、それがなくなると日本酒をあけ、焼酎をあけ、PausaでCervecitaをあけ、人心地ついてまた日本酒、焼酎、テキーラと飲みあけまくり・・・。そのbarbacoaで、一つの伝説を作ってしまい、それと同時に、本気で親(両親・弟ともに酒には弱いのもあり)に心配されてしまう羽目に。

別にその日酔っぱらったわけではなく、普通に話して寝ただけなのだが・・・「今は良いけど、あんた大人になってから大変よ。体壊すわよ」といわれてもうた。

たしかにもうおいらも三十路。自分の体を気遣う年頃なのかもしれない・・・。

とか書きながら、心底は反省していないのもおいら。なるようにしかならない。だから、スペインいかせろ・・・と世界の中心で愛を叫ぶ。

飛びすぎた。で、なんだっけ・・・。

うむ、そうだ。心入れ替えたんだ。

で、いろいろ考えた結果、いや、実は考えないでもわかっていたことなのだが、このサイトの情報は刻一刻と腐って行ってしまっているわけだ。おいらにとってはとてもとても大事な思い出だし、なんだかんだで努力の結晶なわけなのだが、新しくきた人にはあまり効果がない。効果がある場合もあるが、メールで質問とか受けていると全く持って足りていないと実感せざるを得ない。

しかし、おいらはもうお米の国の人。あ・・・Valenciaもそうじゃん。まぁ、いい。

で、あ〜でもない、こ〜でもないと考えた結果、日付は全然前だけど、この一つ前の日記でも書いた通り、スペインにこびりつく・・・いや、固執することはしばらくやめ、どうせだったら日本でスペインを楽しもうと思いつくにいたり、日本におけるスペイン探しを本気でやってみることにする。

その第一弾がスペインBar(まぁ、レストランでも可)だ。

時間はないのがつらいが、ラッキーなことに多少自由に使える金がはいるようになったで、いまのうちにやっておこう・・・と考えついた。

かなり以前にVinoでやろうと考えていたのだが、Vinoだと、まだあまりにマイナーすぎるのと、一緒に楽しめる人がいるにはいるが、なかなか難しいのと、思ったよりも値段が高い(すぐに飲み終えるのに・・・)のと、飲んだらすぐに書かなくちゃ味を忘れちゃうなどなどの理由で、個人的には楽しむが、できたら同時進行くらいにとどめておくことにした。


Barの方は、四谷三丁目のスペインBarTaperiaにいって、Vinoをしこたま飲み感激した誕生日前日Fiestaのときふと思い、その日を境に、おぼろげ考えていた企画だ。


実際問題、スペイン料理は絶対に日本人の口に合う・・・と思う。だって、絶対うまいもん。ここぞとばかりに贔屓しなければいかんことやら、「人によるかな・・・」って部分が多々あるスペインにおいて、確実に絶賛できるのは食い物だ。

確かに、イタリアのポルチーニのパスタとか安くてむちゃくちゃうまいが、それに匹敵するくらいスペイン料理は安くてうまいのだ。もちろん場所によるが・・・。

あえて、スペイン料理が苦手ということであげるとしたら、脂っこいものが苦手な年配層とか、以前ガイドした子にいたのだが「ニンニクアレルギー」の人間くらいなもんだろう。

それ以外は、皆えぐるようにしてTapasをほおばれるはずだ。

いや、マジで。

しかし、この企画にも一つだけ問題がある。

日本にあるBarで実際にどれくらいBarに近いBarがあるかということだ。

ここは現時点では、ちょっと調査しただけだが難しそう。

おいらがスペインで培った「良いBar」を見つける嗅覚・・・そう、トリュフを探す豚のように・・・・によると、あまり大きくないところがよさそうだ。その見極めとして、duen~o(大家)はスペイン人であった方がよいと思われる。

日本全国をみれば、そうとうのスペインおたくがいて、中にはBarを経営している人もいるだろうが、これはおいらの完全なる直感だが、そういう人々は「店を大きくしようとしていない」と思う。語弊があるかもしれないが、おいらはそう信じてやまない。

チェーン展開なんてもってのほか、店が汚れれば汚れるほどBar自体の価値があがる・・・そんな店にしたくてやってるはずだ。

それくらいスペインのそこら中にあるBarは、商業精神からはかけ離れ・・・当然どんぶり勘定で、お会計はまずテーブルの上の紙ナプキンであり
、しょっちゅうおつりを間違えるのは彼らが大の苦手とする暗算その紙ナプキンの産物であり、どうやって生計をたてているのかはまったくの謎であり・・・

そんなとこなんよBarは。

だけど、最近の立ち飲みブーム(帰ってきたらそうなってた)により、コマッタことにマガイモンとまではいわないが、商業的でつりせんを間違えることもない、そして、Barのなんたるかを誤解させそうな「Bar」がはやり出してしまった。

まぁ、日本はそういう「輸入んでもって加工してどら〜!産業」が得意なのは今に始まったことじゃないのでなんら問題ないのだが、スペイン好きとしては、

「このまえ恵比寿のスペインBarにいったの〜〜!おいしかったよ〜〜〜!」

というのは、とてつもなく複雑な気分にさせられる台詞なのだ。

おいしかったのは良い。

楽しんだのも良い。

だけど、

「スペインBarはそんなんじゃないんだ〜〜〜!」

と叫びたくなるのだ。

そこで「BarだったらValenciaのね、Plz Canovasのそばにあるね・・・」とかいったら、そりゃ嫌みなやつにしかならない。だから、Barについて熱く語ったところで、おいらからの一方通行にしかならない。想像はできても、誰も理解できん可能性もある。

だが、もし、日本に、東京に・・・しぶ〜〜いBarがあったら。実際、知ったら教えたくなくなるような素敵なBarがあったら・・・・友達ならこっそり教えるだろう。

しかし、今のおいらはどこも知らないから、「うぐむ・・・」としかいいようがない。

いうたら、いや、いわなくてもえらいジレンマなわけ。


前置き長げぇ〜な〜。っていうか、まだ持ちネタ二つしかないから、前置きだけで今日は終わりだけどね。


そんなこんなで、日本帰国半年記念企画として、美味しんぼの「至高のメニュー」に対抗して、「至高のスペインBar」をやるのだ。やるったらやるのだ。

なんか、わざわざ頭に「スペイン」つけないかんところが、寂しいやね。でも、もしつけなかったら、「Bar」を「バル」じゃなくって「バー」って読む人でてきそうなんやもん。

あ、違うか。最初から「至高のバル」って銘打てばいいのか。

おいらって賢いかも。

コンセプトとしては・・・

呑むならバル!

食うのもバル!

夜を明かすのもバル!
(※実際は遅くとも2時にはスペインのBarは閉まる。一部少しだけ空いてる)

家族と一緒にバル!

友達が遊びに来たらバル!

あなたの大事な人と一緒にバル!

ひとりぼっちでもBar!

楽しいときはBar!

でも、悲しいときは別の場所!
(Barでは悲しんじゃいけんとです。)

と大量にある。

もうオールマイティーバル!


とここまで大げさにいいながら、まだ持ちネタはTaperiaと先日「セニョーラ博多」の店が閉まっていたため、徘徊して偶然みつけた神保町の「Mal■orca」(時間ができたらじっくり書くのでまだ伏せ字)しかないんだよね〜。Mal■orcaはかなり面白いBarだった。いや、正確にはBarじゃないんだけど、すでに知っていたTaperiaをのぞいた第一弾としては、とても比較しやすい、面白い店だった。本気で探してやる!と思わせてくれたのもこのBarだ。ここだけの話、その店の「クワジャタ」は一食に値する!!!まぁ、あまり書くとつまらないのでやめておこう。


今後の予定としては、スペインBarに詳しいねねちんから聞いたところを攻めていこうと思う。あとは姐御が教えてくれたところ。

具体的には、渋谷、吉祥寺、恵比寿、目白、市ヶ谷(石積み場の目の前)あたり。

月に2回くらいいけたらいいな〜ってくらい時間的には厳しそうだが、まぁ、こつこつとネタを貯めつつ、チョットずつこのサイト(または日記)で紹介していこうと思う。ある程度たまったら、一コンテンツとしてちゃんと作ってまとめてみれるようにしたいのだが・・・いつになるかはおいらにもようわからん。

だって、すでに貯まってるスペイン映画、スペインVino、スペインコラムも書くだけ書いて、全然整理してないし・・・。


なんか頭痛くなってきたけど、ちょっと楽しくなってきた。


とりあえず、今週は吉祥寺の店とやらにいってみようと思う。


頼むからBarを訪ねて三千里なんてことにならないでくれ・・・。

宣誓!
2006年04月26日 (水)
昨夜、Vino呑みながらぼ〜〜っと考えた。

このままじゃいかん。「未練」じゃないけど、「未練」みたいなものを捨てなければ。このままだと中途半端になってしまう。きちんと一度終わらせないと自分のためにならない。今の身の上を嘆いて、腐っていてもしょうがない。開き直ろう。いや、生まれかわろう。明日からMasaquito nuevoだ!Hago lo que tengo que hacerだ!(これってあってるのか?)しっかりとやることをやるんだ!Animome!Masaquito!(←これは間違った表現です)


というわけで、思い切り心に誓ったのだが、朝目覚めたらどうでもよくなってた。Vinoによる高揚感があるときだけしか無理らしい。持続させるためには呑み続けないとダメなのだが、それやると、人生が終わりそうだからやめておく。


まぁ、その一環というわけではないが、タイミングがいいことに、石積み場で呑み友達を作ることに成功。

うちの社員は恐ろしく忙しいので、「今日は早く終わって呑み来ましょうよ!」などといえる雰囲気ではない。目の前に積み重ねられた書類にため息を漏らしている社員がいっぱいなのだ。

以前、「今度サシで呑もう!」とおいらに行ってくれた統括のクーフーリンさんもそれどころじゃなさそうだし、今一番身近にいる(デザイン系の石をもらってる)ゴブリン君も虎視眈々と狙っているのだが、なかなか誘えるタイミングがなく、クリシュナ君は遊べそうな感じなのだが、酒が全く呑めないため、「酒呑めないけどいきますよ!」といってくてはいるが、やはり誘いづらい。カーリーさんは、サシで呑みたいタイプじゃない。

たぶんこの石積み場では「呑み仲間」はできないだろうな〜と絶望感に打ちひしがれていたのだが、意外なところから現れた。

その子とは普段は階が違うので滅多に会うことはないのだが(見かける程度はある)、今持っている石があまりに膨大で(もともと一人でやる量じゃない)、28日の本番アップまでとてもじゃないけど終わりそうもないので、テコ入れが入り、おいらが指示していいというヘルプが投入された。

一人ヘルプがつくだけで石積みが思い切り楽になるだけじゃなく、会話もできるようになってたまに息抜きができるようになる。マジで大助かりだ。そして、一番ラッキーなのが、彼女・・・そうだな〜あだ名は何にしよう・・・ラキュシュミさんはおいらと同じく派遣の立場であるため、社員のようにせっぱ詰まった感はなく、とても誘いやすい。酒が飲めるかどうかはまだこの時点ではわからなかったが、とりあえず、昼飯に誘ってみた。


スペインでは誰であろうと名前で呼ぶから仲良くなるのにそれほど面倒はないのだが、日本だとどうしても名字・・・しかも、下には「さん」づけするため、基本的に「タメ語」使いのおいらとしては、どう切り出していいのかがいまいちわからない。環境も石積み場という、不慣れな場所であるし・・・。

まぁ、サグリを入れる感じで例のごとく質問攻めにする。聞き出したい答えは「呑むのは好きか否か」ということだけだ。ほかのことはとりあえず後からでいい。

とりあえず、スペインの話を切り出し、現実世界から遠ざける。そして、徐々に徐々に焦らないようにして、「石積み後の酒呑み」の話にもっていく。最初は一般論から入ったが、最終的には「明日呑む」という話にまでこぎつけた。

なんか口説いているような感じのやり方だが、ほかにどうやって誘って良いかわからなかった。突然「呑もう!」っていったら、せっかくのチャンスが台無しになるような気がして・・・。

実際、「平日から呑む」ってことにたいして、抵抗ある人も結構いたりするからびっくりする。そういう人々は、「平日は早く帰って休む」という論を展開してくる。「酒呑んで休む」というのは理解できないらしい。

なんか、「へぇ〜」って感じだ。

「酒は呑む」、「平日もOK」ということが判明したので、メールアドレスを聞く。今回はうっかり電話番号を聞いてしまうということはなかった。

ただ、勢いで「明日」といってしまったが、少々急ぎすぎた気がしないでもない。今月末から来月頭はGWで、派遣のおいらは収入が激減する。しかも、まだ石は大量に残っている。来月中旬とかでもよかったのだろうが・・・何事も最初が肝心であるので、口約束で「前にそんな話しましたよね〜」と風化してしまうまえ呑もう・・と思ったら、明日になってしまった。

金曜日は次の日、朝早くから奈良に行くので、思う存分呑むこともできないし・・・。

まぁ、vamos a ver!

それにしても、石積み場ってこんなに友達作るの大変なもんなのか?うちが特殊なのか?そうなんだろうな〜。おぐりのところなんて、しょっちゅう話してるっていうし。石積み場で話すのと、プライベートで会うのとでは話は別だが、なんにしてもうらやましい限りだ。



今夜は本当なら頭の中にため込んでいる企画をこつこつと作り出そうと思っていたのだが、いまいち気分が乗らないので今日は遊ぶ。


追記
Antonioからは電話はかかってこなかった・・・。ぐすん。

赤子が欲しい
2006年04月25日 (火)
最初に・・・

日記に関する感想や、スペイン関連の質問でメールをくださる方々・・・最近おいらは日記の中で「ヨモツシコメ」と呼んでおりますが、メールなんかででは「Masaquito」でお願いします。いや、別にどっちでもいいんですが・・・書き殴りの日記と違って、一応会話の形態をなすメールで「ヨモツシコメ」といわれると、なんかドキドキするというか、「誰?」ってなるというか。

どうかよろしくお願いいたします。あ、別に強制ではないですけど。この文章みてないと意味ないし・・・。


さて、日記。

最近、なんだか自分がとても不憫に思えてきたので、コンビニでVino買ってきて、Quesoでいたわってあげている最中。

うん。しっかり労られた。癒された。

今日通勤途中、ふと思ってしまった。

「おいらの今のこの生活・・・いつまで続くんだろう。」

って。

Aunque 石積んでまだ5弱の身なのにだ。

ここまで自分が堪え性がないとは思わなんだ。

石積み自体、量は膨大でも結構楽しんでいるのだが、やっぱり出場から退場までほとんど会話がないというのが、おいらにはかなりつらい。

口に黴が生える。蜘蛛の巣が張る。上と下の唇がくっついて血が出る。

総合的にいってしまうと・・・つまんない。メリハリがない。

そんなことを考えながら、黄泉の道を歩いていると、目の前で、突然Uターンしたポネットみたいな感じのかわいい子(外人)が思い切りこけ、そして今にも泣き出しそうな顔になった

いやはや・・・かわいいやね〜子供は。何考えて生きてるか知らんけど、かわいいかわいい。あの読めなさが、猫みたいで好きだ。

先日、甘利の息子「コウノスケ」と遊んだが、彼もヤンチャクレでとてもかわいい。数切れで1300円くらいする刺身(ハマチだったか縁側だったか忘れたが)をほとんど平らげたがかわいいものはかわいい。

ふと思う。

なるほど・・・おいらくらいの年になると結婚するだけでなく、赤子をもつようになるが、そういうことだったのか!

大学卒業→働く→しばらく働く→飽きる→「なにやってるんだか・・・」になる→なんとなく寂しくなる→でも、周りは同じように忙しい(または自分が忙しい)→家に帰ってにぎやかだったら一挙両得→そうなると→やっぱ嫁だ、赤子だ!→じゃ〜結婚しよう→よし、赤子だ、赤子!(結婚と赤子は別に逆でもいい(笑))→寂しくない→でも、さらに働く羽目になる

こういうフローチャートができあがっているに違いない。おいらの知らないところで、みな着々と駒を進めているのだろう。

おいらの場合

大学→大学院→軽い石積み→ひきこもり→ひきこもり→ひきこもり→帰国→働く・・・

このあたり。

ぬおおおおおおっ!こう見ると思い切り離されてるの〜。ってことはなんだ・・・おいらが赤子に到着するまでには・・・う〜んようわからん。サイコロで6出しても追いつけないくらいの差であることは確かだ。

しかも、おいらがこのままで行くとは自分でも思えない。

赤子か〜赤子が生まれたら、まずスペインへ3年強制連行だな。でもって、スペイン語を学ばせる。どこへ出しても恥ずかしくないくらいの赤子に育てる。でも、中身は日本人。侘び寂びを教えないといかん。日本人とスペイン人を上手に切り替えられるといいけど、2つの性格をもつのはダメなので、中身は日本人だけど、スペイン語と英語くらい話せるといいかな〜。

ってことは、やはり人間形成に大事な赤子の時には日本で育てた方がいい気がしないでもない。完全にスペイン人になって日本に帰ってきたら、確実にハミ子になる、ハミ子に。顔は日本人なのに、スペイン人だなんて・・・。大人ならいいが、子供のときはきっとつらいことになりそうな気がする。

いや、いっそのこと、顔もスペイン人で生んでしまうのもありか。いや、なしにしよう。

やめよう。楽しいけど、リアリティーがない。いや、正確には、「年齢的にはリアリティーがあるのだが、経済的には全くリアリティーがない。」だな。状況的にも。

あ〜Quesoがうまい。


明日は、Antonioと神保町あたりで呑むつもりマンマンでいたのだが・・・なんと、教えてもらった携帯番号を登録しわすれていただけではなく、着信履歴を見ても流れてしまっていて、結局、電話番号を紛失してしまうという形になってしまった。

なっちゃんに連絡とりようにも、今、彼女はフィリピーナになってしまっているため連絡とれないだろうし・・・あのFiestaのとき、Antonioと番号を交換したのはおそらくおいらだけだろうし・・・。

向こうから電話をかけてきてくれることを祈るしかないのだが・・・日本好きといっても、やっぱりスペイン人だしな〜口約束での呑みの話なんて忘れてるかもしれないしな〜。


あ〜切ない。水曜日は中日で遊びたい年頃になるのに・・・。

Intercambioしてぇぇぇぇ!

ダメもとでなっちゃんにメールしておくってもんかな〜でも、変に期待してもイヤだしな〜。

あ〜不憫だ。不憫だ。なんておいらは不憫なんだ・・・。


追記
石積みでも不憫。人が増えてにぎやかになってきた我が石積み場だが、なぜかおいらだけいつも石積みは一人。ほかは2人とか3人とかでチームみたいのを組んで、少なからずともおいらよりは会話のある石積みをやっているというのに・・・。石積みの話でも、口動かせるだけまだマシ・・・というくらい、今のおいらは重傷だし。

あ〜、赤子じゃなくって、おいらがハミ子にされている気がしてならない。

GWまできっとおいらはひとりぼっちさ。でも、いいのさ。一人もだんだん慣れてきたしな。色即是空空即是色の境地でがんばるとしよう。



嗚呼、また日記がどうでもいい話ばかりになってきている・・・。スペインを思い出している暇もないからな〜。

因果応報
2006年04月24日 (月)
「久しぶりに風邪引いた・・・2年ぶりくらいじゃないだろうか?」

などと思って、日記検索してみたら、9月16日・・・まだスペインにいるとき、帰国直前に体調を崩していることが判明。

うぬ・・・半年ちょっとしかたってないじゃないか・・・。

とはいえ、熱を出したのは一番最初の一時危機国・・・約2年半前?がおそらく最後。これは風邪じゃなくって、日本に帰ってきて調べた結果「食あたり」ということが判明。たぶん。

帰国前日のMadridの難波夫妻邸で40度の高熱。「Boquerones買わなくちゃ・・・」という寝言をは名言になってるとかなってないとか。

というわけで、先週は後半から死んでいたため、せっかく調子よくなってきた日記ののペースも振り出しに戻ってしまった感じだ。

すでに日記を書く気にもなれないので、軽くふれて、そのまま日記にしてしまう。

4月19日(水)
石積みのキリがちょうど定時近くだったで、しれっと帰る。誰かから誘いがあったらいこうと思っていたのだが、例のごとく誰からも来ず(そもそも水曜日にくるとは思えないが・・・)、マリちゃんを呼んで開拓がてら飯を食べることにする。

場所はさまざまな事情で笹塚となった。初めて降りる駅で、駅を下りるやいなやドキドキドキドキ。駅近辺は予想以上に都会だったのだが、ちょっと角を曲がると突然暗闇が広がってるもんだから、びっくりさせられた。なんか、張りぼてのお城みたいな感じ。けなしているように聞こえるが、別にそういう意図はない。

ここは駅回りに店が密集していて、とりあえず何でもそろう感じ。明大前も電車から見ると都会に見えるが、ちょっと行くと閑静な住宅地みたいになってしまってみごとになにもない。京王線沿線は基本的にそんな感じなのだろうか・・・調布の方がひかっている範囲は全然広い気がする。

あっさりしたものを食べるということで店を探したが、なかなか良い具合の店が見つからず、結局、おいらの触手が触れた焼鳥屋となる。なんか毎度毎度このパターンな気がする。

もともとあっさり気分だったので、あまりガッツリ食べることもなく、また微妙に疲れていたのもあって酒もほとんど呑まず。

携帯に、ねねちんと長尾からメールが入る。呑みのお誘いだった・・・。

「普段連絡ないのに、なんで予定入れた日に限って誘うんだ!!!!!何もなければ二つ返事で行くのに・・・もったいない・・もったいない・・・もったいない・・・」

ちょっとがっかりしながら帰って寝た。


4月20日(木)
朝起きたらのどが痛い。昨日からティッシュで通行止めしまくっている鼻水君たちもさらに活発にデモ行進。

すこぶる体調が悪い。こういう日は早く寝るに限る・・・と8時前には退石積み場。

石積み始める前なら絶対呑まない薬を呑む。以前働いてた石積み場の人に「薬は飲まない!?そんなこといってたら社会人失格よ!ちゃんと責任もって自己管理して、風邪引いたら薬飲んで直さないとダメ!」といわれたことがあるから。そのときは「呑んだ!」じゃなかった「飲んだ!」といって飲まなかったが、今の石積みは前のよりも全然ハードなので洒落になってない部分もあるので、おとなしく「葛根湯」を飲む。おいらは薬といったら「葛根湯」なのだ。なぜかおいらとは相性が良く、飲んで寝て直らなかったことはない。

熱があるわけではなく、倦怠感と鼻水のデモ行進だけなので、布団でじっとしていられる自信がなく、とりあえずBook Offへいって読みかけの漫画の続きを買いにいくことにする。漫画は「モンキーターン」。ちょっと前になるが、川村と数年ぶりにあったとき、その漫画の話をしていたのを思い出し、最近本棚からひっぱりだしてきて読み始めた。途中まで単行本はもっていたのだが、スペインにいってしまったため途中で切れてしまった状態だったのだ。すでに既刊本なので、最後まで一気に買ってやると思っていったのだが、中途半端な巻が抜けていたため、結局2冊だけ買って帰ってきた。

寝る前にママンに

「あんた、その顔なに!!???」

と絶叫される。

お「え?なに?血でもでてるの?」
マ「何いってるの・・・あんた、目の下・・・すごいクマよ!」
お「うそ〜ん!!ちゃんと寝てるってば」

と急いで鏡を見に行くと、本当に恐ろしいくらい・・・自分でみてもはっきりとくっきりとクマができていた。いうたら、野球選手?が目の下に光よけ?のために塗る?なんていうの?あれ・・・それみたいな感じ。

どっかの誰かが、「人間の睡眠時間は3、4時間くらいがベストだ!」とかなんとかいってた気がするが・・・

なんにしても、一日5時間は寝てる。ナポレオンよりは長く、アインシュタインよりは短いくらい。

あ、でも・・・最近石積みになれて来てしまい、徐々に睡眠時間が短くなってきているのは事実だ。前は2時半には確実に布団にはいるようにしていたのに、最近では、なにやらチマチマと遊んでしまい、4時をすぎてしまうこともある。

それのせいか・・・。

結局この日も・・・漫画を大量に読んでしまい・・・4時すぎてしまった・・・。

全然自己管理できてない。


4月21日(金)
葛根湯のおかげか少しは回復したが、全回復という感じではなかった。その証拠にまだ鼻水君たちはデモ行進しており、ティッシュを手放せない状況。さらに、石積み始めると、咳まででてくるではないかっ!!!

悪化しているような気がしてちょっと慌てるも、今日は金曜日だし、酒は百薬の長とこじつけて呑む気はいっぱいだった。実際、スペインではVinoを呑んで体調をなおしたことさえある。たぶん。でもって、Vinoが中国の格言である「百薬の長」にあたるかどうかはさておき。

先週、誘いを断ってしまったねねちんと呑むことにする。もちろん鼻水のデモ行進のことははなさないで行く。話したら「やめておこう」となるに違いなかったから。

前においらが興奮しながら神保町のセニョーラ博多のことを話したところ、かなり興味をもったようだったので、今日の呑み処は「セニョーラ博多の店」にする。

すでにひばりちゃんの個人電話番号は知っているので、店ではなく彼女本人に電話をかけこれから行くことを告げる。

お「これからいきたいんですけど・・・席空いてたらとっておいてもらえます?」
セ「今日はガラガラヘビちゃよ」

・・・・博多では普通につかうんだろうか・・・ガラガラヘビ

今日は三回目にして初の「博多もつ鍋」を食す。

うんめぇぇぇぇぇ〜〜〜!!

半端ない。

具はキャベツとニラとモツだけなのだが、秘伝のタレ(?)を使っているのか、よいお味。

むさぼり喰う。

スペインBarの話、でもって日本にあるBarの話を、おいらはおしぼりを鼻に当てながら聞いて話す。

ホント、どこからこんなに水分でてくるんだろ・・・ふいてもふいても、とめどもない。


焼酎をボトルで飲んだのだが、鼻水は止まらないどころか、微妙にひどくなってきているような気がしはじめた閉店の11時。

解散。


4月22日(土)
自業自得なのだが・・・・やっぱりつぶれた。

昼くらいに薬飲むために一度起きたが・・・結局起きあがれず、再び起きたのは9時半を回ったところだった。一度も目を覚まさなかったことにびっくり。

寝たきり老人はよくないので、コンビニにフラフラと散歩。明日の朝食を買い込み帰ってくる。

寝られるはずもなく、ごろごろしながら再び漫画を読んでいると、つけっぱなしのテレビから、チャンピョンズリーグのニュースが流れてきた。

「あっ!そうだ!!!Villareal!!!Villareal!!!!Manoloとの街、Villarealが残っているんだ!!!」

漫画を中断し、テレビに釘付けとなる。

最初はバルサとミラン・・・だった気がする・・・の試合の模様。

いや〜4強のうち2つがスペイン勢!!!すばらしいったらありゃしない。

サッカーはよく知らないし、ファンといったらいうまでもなくValenciaなのだが、おいらは普通のスペイン人とは違って、別に地元だけではなくスペインに関係するならどこでもいい。

特にVillarealには学校の企画でサッカーの試合見に行ってるし、Manolitoの実家に遊びにいって少しは街を知っているので応援しがいがあってもんだ。

バルサVSミランのダイジェストを見ているうちに再び睡魔におそわれたが、気合いをいれて起き続ける。

そしてようやくダイジェストが流れたと思ったのもつかのま、あっというまに終わりやがった。

確かにバルサとミランのほうが素人目でもすごい決戦なのはわかるが・・・ちょっと差をつけすぎな気がする。

しかも・・・Villarealはアーセナルに1-0で負けたし。

おいらはがっくりきていたのだが、スペイン語を楽しみたいのもあり、試合後のインタビューもついでに見ていると、勝ったはずのアーセナルは「まだ点はとれたはず!慎重になりすぎた!」とがっかり気味で、逆にVillarealの方は「アウェイで1-0ならまだいける」と満足気。

アウェイとホームとで、試合に差がでるということは知っているが、素人のおいらからいわせたら、試合は試合で、負けは負け・・・って気がしないでもないのだが・・・。なんとな〜く「負けることはわかっていた」みたいなコメントで、消極的な気がするのだが・・・サッカー通になると「よくやった!」って感じなんだろうか?

アウェイで勝つのは難しいとかいうけど、おいらが思っている以上に「勝ったらラッキー」的なところがあるんだろうか?

う〜ん、よくわからん。


4月23日(日)
相変わらず体調はいまいちだが、昨日の「寝週末」があまりにショックだったため、町田へお散歩へ行く。マリちゃんがエスプレッソメーカーを母親に買うとか買わないとか、Power Pointの本を買うとか買わないとかいっていたので一緒に行く。

おいらは、ここらで本腰いれてデザインやら、なにやらを勉強しようと、その手の本を買う。買っただけで満足して読まなさそうだが・・・。まぁ、昼休みの時とかにでもパラパラみるってもんだろうな。

最近、町田でうまいインド料理屋を発見したので、今日もそこで晩飯を食べる。このレストラン・・・カレーもうまいのだが、傍らにあるSonyのテレビで延々と流されているインド音楽のPVがたまらなく面白い。

クチパク大国(悪い意味でのクチパクではない)であるインドのPVは、どの曲も出てくる男性・女性は同じ。そして、どのPVももうそれはそれは大人数で、あの何とも妖艶な・・・なんて形容していいかわからないが、とにかく心ときめく不思議な踊りでおいらを魅了する。そして、MPを奪っていく。

最近、アメリカの影響を受けてか、日本もダンス系のPVが恐ろしく多いが、インドのそれはアメリカも日本もとてもじゃないけど太刀打ちできないほどかっこいい。

サリーきたまま踊るから色はとてもカラフルだし、なんといっても、踊っている女性が全員Guapa!!なのだ。

全員というのは誇張ではない。おいらには全員ペネロペに見えるくらいだ。

普段、あまりチャンスがないからいわないが、おいらは中東系の女性が一番美しいと思っている。そして、ビンディ顔にとても惹かれる。それつけられて、首カクカクされた日にゃ〜もう!!!!


あ、そうだ。おすすめのインド映画がある。突然思い出した。

おいらはロードショーで何度もみて、さらにはスペインでDVDまで買ってしまった映画だ。

タイトルは「モンスーンウェディング」

音楽はチラグ(インド人の友達)太鼓判の良さだし、映画自体もとても面白い。アレ見終わったら、みんな踊りたくなることうけあいだ。主人公はあまりかわいくないのだが・・・脇侍がかわいい。

かわいいかわいいいってると誤解を受けそうだが、映画もマジで面白いから興味ある人はレンタルしてきて見て欲しいものだ。

インドに感化されたおいらは、その後すぐ下の階にあるHMVでインドMusicaのPVを探して徘徊したが、小さすぎておいていなかった。


あ、そうだ。インドでもう一つ思い出した。自慢できることだ。

チラグ曰く、おいらはインドではかっこいいらしい。いったらたぶんもてるらしい。

かっこいいチラグにかっこいいといわれたわけだから、そのときおいらがどれだけ喜んだことか・・・。

そっか〜おいらはインド顔なのか〜インドいったらもてちゃうのか〜〜〜

としばらくOtro Mundoへ誘われる。

ここ数年、あまりにその手の話とは縁がないが、あのPVにでてくるようなGuapaたちにもてたら桃源郷にいるような気分になるに違いない。

インドか〜〜〜そうだな〜そろそろアジアに進出するかな〜〜ちょっと早すぎる気もしなくもないし、旅は遠くから攻めていこうと思ってたけど、スペインよりは近いし、インドってのもいいな〜。今度はインドにひきこもるかな〜。もともとヒンドゥーの神話とか大好きだし・・・。でも、はまったら怖いな〜はまる人はもうどうしようもないくらいはまるっていうしな〜迷うところだな〜でもモテモテか〜桃源郷か〜現実逃避するにはいいかもな〜


鼻水出しながらの妄想はひたすら続いた。


追記
今日は今日で書くことあったが疲れたのでまたにする。人間交差点 Bar Gulliverならぬ、人間交差点 Cafe de Crieだ。結構、真っ昼間から、しれっと生々しいというか、夜話すような話してるもんだね〜喫茶店も。声筒抜けなのにさ・・・。

ブルータス!おまえもかっ!〜スペインの自販〜
2006年04月18日 (火)
今日もスーツ姿の女の子をよく見かける。それはたぶん我が石積み場「賽の河原」がある三途の川近辺がオフィス街で、いっぱいいっぱい石があるからだろう。

いいわけしているわけではないが、別に女の子ばかりをみているから「よく見かける」わけではない。おいらにとっては、男のスーツ姿は珍しくないのだが、女の子のスーツ姿は珍しいのだ。身近な友達でもスーツを着ている女の子というのはほとんど記憶にない。だから、歩いていると目立つんだと思う・・・たぶんなのだが・・・まだよくわからないのだ、日本の社会が。

で、今日のおいらは彼女たちが何者を知っている。マリちゃんに半分バカにされながら教えてもらったからだ。

先日街を歩いている時・・・

お「さすがに春だからスーツの女の子が多いね〜」
マ「ね〜でも、もう4月だからすごい焦ってると思うよ〜」
お「え?なんで?新入社員じゃないの?」
マ「違うよ〜!なにいってるの〜!!就活だよ〜〜〜!!!」
お「なんでわかるんだよ!」
マ「リクルートスーツだもん!」

リクルートスーツと普通のスーツの差はマナカナを見分けるよりもおいらには難しいのだ。Vinoの味の差だったら多少わかるのに・・・

お「ぬぬぬ〜〜〜あれはリクルートスーツなのか・・・」
マ「そうだよ!もう4月なのに回ってるってことはまだ見つかってないんだ」
お「え〜〜〜!4月なのに・・・ってまだ4月やん!」
マ「なにいってるの〜4月だともうほとんど決まってる時期だよ!」

就職活動する前にスペインでひきこもり活動をしてしまったおいらは、そんなこともよくわからない

一応大学終わったあと、いってみたいところ2社だけ受けたが、なぜか大学院に入る方向で決まってしまったからだ。

お「え〜〜〜!でも、4月に終わってても仕事するの来年じゃん!」
マ「そうだよ。」
お「そうだよって・・・おいらのときは2月とかから就活だった気がするけど・・・」
マ「今は普通11月とかから始めるんだよ」
お「じゃ、会社はいるの「再来年」やん!そなアホな〜〜〜〜!」
マ「今はそうなの。おかしいけど、そうなの」

おいおい・・・今の大学生ってそんなに大変なのか?

ヨーロッパだと新卒なんて制度はないみたいだから(あるところもあるかもしれんが)、みな、インターン(スペインではプラクティカスと言う)みたいなので、あっちこっちでバイトしたり、語学留学したりして一年とか二年過ごすっていってた。その間に自分のやりたいこと見つけて、仕事を決めるらしい。

だから、当時27才のおいらがスペインで飲んだくれていても、それなりの「理由」というか、「大義名分」を言えば

「もう年じゃん!仕事あるの?」

とか

「27にもなってなにやってるの〜」

とか

いわれることはない。逆にまだまだこれから・・・という感じにさえ聞こえる。本当に。


日本でも今は、スペインで言うところのプラクティカスみたいなものがあるらしい。まぁ、おいらも一種のプラクティカスみたいなもんなんだろうな〜。石積みプラクティカス。


というわけで、最近、石積み場をうろちょろしている女の子たちは、新入社員じゃなくって、就活学生なのだ!

また一つお利口になった。


・・・・今日はまったくもって要領を得ない財団オヤジたちの石積みから「ほぼ」解放され、新たな石が運ばれて来た。その石は締め切りが明日とか明後日とかじゃないだけでなく、まだ決まってないという石だったため、鼻歌交じりで(本当に鼻歌うたってたら、前によく担当だった・・・あだ名は・・・カーリーさんに「鼻歌聞こえる・・・」とつっこまれた)石積み。

時間があるので、勉強がてらあ〜でもない、こ〜でもない・・・とまったりデザインする。楽しかった〜。以前はPhotoshopでのデザインなんてほとんどやったことがなかったが(Fireworksで切り出してた)、今ではもうお手のもんさ。ショートカットが光るぜこのやろ〜!統括のクーフーリンさんのPsdデータを見ては盗みまくったからな・・・。

8時には石積みあがれたし、ご機嫌なのでもう一つ書こう。スペインネタ。どちらかというと人にはどうでもいいようなネタだが・・・。


三途の川近辺はオフィス街だからなのか、とにかく自動販売機が多い。もう10m歩けば自動販売機にぶつかるといった感じなのだ。

が、なぜか同じくらい100円玉がちゃんと入らないで戻ってくる自動販売機が多い。

最初はおいらがいない間に、「新100円玉」でもでていて、それが「ギザ十」(縁がギザギザの昔の十円)みたいな差で見た目は変わらないが、その差によって出てきてしまうのかと思っていたが、そんな情報は誰に聞いてもでてこない(本気で聞いてみたりした)。

多いというからには複数あるわけだから、とある一台がおかしいとか、おいらの持っているその100円玉がおかしいというわけではない。なぜか、たまに・・・といっても、5回に1回という頻度で、おつり口に100円玉がでてきてしまうのだ。100円玉を替えたにもかかわらずでてきてしまうことがある。

そんなときおいらはなぜか

ブルータス!おまえもかっ!

と心の中で必ず叫んでしまう。

日本ではどちらかというと、「汚いお札」や「汚い小銭」が「ただいま〜!」って戻ってきてしまう可能性が高い気がするが、スペインの自動販売機はどちらかというと「新しい小銭」が「Hola!!」と戻ってきてしまうことが多い。

余談だが、お札の入る自動販売機はほとんど見かけない。ゼロとは言わないが、そうとうな場所でないとおいていない。

たとえば、とか。

余談の余談だが・・・

以前、SantiとMADRIDへ旅にいったときの話。

地下鉄の駅でお札が使える切符販売機をみつけたのでお札をいれてみたのだが、いくら入れても戻ってきてしまう。

「意味ねぇ〜じゃん!」とおいらが騒いでいると、Santiが一言

「マサキ、まだまだ甘いな・・・まだおまえはスペインをわかっちゃいない!」

と不敵な笑みを漏らす。

お「何がだよ〜!お札の自販がほとんどないのは、盗むヤツがいるからおけない・・・とかそういう話?」

S「違う!」

お「じゃ、なんだよ〜!」

S「下手に50euros札で切符とか買ってみろ・・・しかも、1.2eurosとかそんな安い切符をだ・・・」

お「え?」

S「釣りは全部1eurosとか良くても2eurosででてくるぞ!カジノみたいにジャラジャラだ!ジャラジャラ!!!

お「はぐむ!!!!そ、そうだった!そうだった!!以前barcelonaで地下鉄回数券を自販で買ったら全部小銭ででてきてうめいたことがあったよ!!!」

S「それだ!それ!」

お「・・・たしかに・・・まだおいらはスペインをわかっていなかった・・・天狗になってたよ、Santi!」

S「だから、切符を買うときは小銭がなかったら、絶対窓口で買うんだ!」

お「わかったよ!おいらは生まれ変わるよ!」(←嘘。こんなことはいっていない)

ということで、スペインの自販で仮にお札が使えても、なるべく使わないこと。

「小銭くらいいいじゃん!」とかいってる愚か者はスペインにいくでない!

おいらは確かに煙草を買うために常に大量の小銭を携帯していたが、日本の小銭とがって、向こうのは重いのだ・・・小銭ではなく、大銭なのだ!

2euros5枚くらいなら合理的な気がするが、1eurosが10枚以上になると、重いとかそういう以前に財布から溢れそうになるし、日本から持って行くような小銭いれが小さい財布だと、とてもじゃないけど入りきらず、ポケット行きだ。まぁ、ポケットから小銭をごそごそ出す女の子は個人的に侘び寂びがあって嫌いではないが、実際いろいろと面倒だ。

かといって小銭がないとスペインでは困るので、財布のほかに必ず小銭入れを持つようにするのが大事。というか、財布なんていらん

スリ対策だ。

日本のおじいちゃんが持っている小さい長方形の小銭入れ(カードくらいのサイズの)に小銭とほんの少しのお札を折りたたんでいれておくのがベストだ。お札は多くて20eurosだろうな。スペインでは50eurosもっていたら余裕で一日生活できる。一日どころか2日は保つ。もちろん、観光で土産をかうとかなら別だが・・・。

って、話が脱線しすぎた。

あまりにスリについて聞いてくる人が多く、いつもいつも口を酸っぱくし返事をしているため、くせになってしまったようだ・・・うぐむ。


で、なんだっけ・・・あ、そうだ。自販・・・自販。


これからBarのオヤジの隠れた仕事というか、特技を説明する。

見たい人は是非とも試してみて欲しい。ただし、スモーカーじゃないとダメだけどな。


先ほども書いた通り、スペインの自販は「綺麗な小銭」が入りづらいことが多い。

しかし、普通の小銭はもっていない・・・でも、煙草は欲しい!!

そういうときは、何度も何度も自販に小銭をいれるわけだが、入れても入れても

「Hola!Que tal?」
「Que pasa!!??」
「para ya!」

と戻ってきてしまう。

そんなことを5回ほど繰り返していると・・・お客があまりいないBarならば、まず間違いなくBarのduen~o(マスター)がやってくる。

マ「おいおい、どうしたどうした〜」
お「これ・・・・(わかってるくせに〜。いけず〜!)」
マ「煙草を買いたいのか?」
お「うん(ほかにどう見えるんだ?)」
マ「ほら、小銭貸してみろ!」

まずだいたいにおいて、duen~o自ら一度、その戻ってきてしまう小銭を入れる。

5回もいれてでてくるわけだから、duen~oがやっても出てくるのが普通だ。

ちなみに、もしここで万が一入ってしまったらGame Over・・・オヤジの技を見るために、また、自動販売機からでてきてしまう小銭を探さなくてはいけない。がんばろう。


たまに、オヤジは二度目も入れてみる・・・またでてくる。

ここでいけずなBarオヤジの場合は、つかつかカウンターに戻って1eurosを数枚もってきて入れてしまう。

これもダメ。Game Over!探しましょう。

しかし、それも実はあまりない。

たいていのオヤジは・・・その1eurosなり2eurosなりを・・・・まるで手品師のように人差し指と中指の二本の指を使って、自動販売機の側面か上面を使ってこすり始める(向こうの煙草の自販は背が低いのだ)。

これがオヤジの技だ。いぶし銀のオヤジが考えて考え抜いて身につけたおばあちゃんの知恵袋だ・・・いや、おじいちゃんの知恵袋なのだ。

たぶん、

「綺麗な小銭」=「入らない」

ならば

「汚い小銭」=「入る」

という方程式といっていいのかわからないほど安易な発想なのだが・・・

それがまた入るのだ。入ってしまうのだ!!!

最初は「うそ〜〜〜〜ん!!!」って思ったのだが、その確率は恐ろしく高いのだ。日本だったら、しわくちゃの千円札・・・角が曲がった一万円札をのばして綺麗にしていれるのだが、スペインでは、傷物に・・・たぶん・・・なんらかの傷をつけて入れるのだ!!!

小銭が無事自販に認識されると、必ずオヤジは、先ほどの切符の話のときのSantiのように不敵な笑み浮かべて

「ほらな!」

というのだ。

なにが「ほらな!」なのか、こっちはよくわからないのだが、彼らは心を読むので、「そんなんで入るわけないやん!」と思っているうちらの心を見透かして、そういうのだ。

そのときの彼はかなり得意満面である。

その笑顔は、一仕事終えた日本のサラリーマンよりもなぜか輝いているのだ。

たかが小銭、されど小銭・・・とばかりに。

一日一善でもした気になっているのだろうか・・・。

このスペインの太陽にも勝つ・・・そして、Barの仕事よりも真剣に働くduen~oの仕事・・・妙技を見たい人は、煙草を吸わなくても、小銭をジャラジャラもってBarへ出かけよう。

そのあと、その煙草の煙をくゆらしながら・・・吸えない人はあきらめて・・・Barのオヤジと会話しよう。

「なんで先小銭入ったの?」

「さぁな。おれにもわからん」

そんな素敵な会話が・・・続かない会話が繰り広げられるはずだ。いや、続かないから、繰り広げられることはないか・・・。


ちなみに、おいらくらいの達人になれば、もうオヤジの手を煩わせることなく、2回ほど入らなければ、自分でBarオヤジになってこすり事なきをえるが、たまに慣れていない人は一生懸命いれようとしているわけだ。もちろん、スペイン人ではない観光客だ(ほかのヨーロッパ人でもこの風習はあるかもしれないが)。

そんなときは、これ見よがし、肩で風をきりながら

「ほれ、小銭貸してみな・・・」

ゴシゴシ・・・ゴシゴシ・・・

ガチャン!

「あばよ」

ニヤッ!←不敵


と、憧れの目で見る女の視線を背に、颯爽と店を出るのだ。





追記
まだ書きたいことあるが、このままかっこよく去ることにする。

さるぼぼ・・・スペインに移民する
2006年04月17日 (月)
いろいろ国内を旅して回ってきて、好きな街は腐るほどあるのだが、もし「好きな県を3つあげるとしたら?」と聞かれたら

奈良
大分

そして、

岐阜

の3つを迷うことなくあげる。

なんで?といわれるといろいろと理由がありすぎて、困るのだが、一言でいえば歩いているだけで、なんとな〜く浪漫で満ち溢れ、だのに、心が落ち着く場所なのだ。おいらにとって。

この3県だったら、いついってもいいし、何度いってもいいくらいとにかく好きなのだ。

で、今回は岐阜について書く。ママンが4月14日、15日の高山祭りにいってきたのでいろいろと思い出したからだ。

岐阜というと、まず女の子のいう『ありがと〜』が日本一であるとおいらは思っている。半端なくかわいい。

岐阜の女の子などとはそう会うことはないが、ちょっとで知り合うと必ず「ありがと〜」ってといってもらって、変態さながら鳥肌を立てている。これは京都訛り(または関西人)のいう「1282円です」以上においらをめろめろにさせ、必ずといっていいほど抱きしめたくなってしまう。

方言好きのおいらにとっては、「極み」と呼べる一言だ。

誰も賛同してくれないだろうが・・・。

ちなみに、しれっと「ケッタマシーン」と自転車のことをいうのも好きだ。自転車とかチャリではない。ケッタマシーン。わからないようでわかってしまうから怖い。そして、「マシーン」なところがよい。関西のほうでは普通なんだろうか・・・。

まぁ、危ない趣味の部分はこのへんでやめておく。

で、実は岐阜にたいしてはは街よりも先にさるぼぼにはまった。あの絶妙な色、形状に悩殺されたのだ。

はじめてさるぼぼと出会ったのは、忘れもしない大学一年生のとき。やんごとなき理由で、さるぼぼがおいらの財布に住み込むようになったのだ。

その後、もうとにかくはまりまくって、数年前岐阜にいったとき・・・スペインにいく少し前だった気がするが・・・スペインのために金を貯めなくてはいけないのだが、あまりにも多種多様なさるぼぼがいて、ついつい寝ているのか死んでいるのかわからないようなおばあちゃんのお店で、ここぞとばかりに大人買いをしてしまったことがある。

おそらくそのときの旅費の3分の1はさるぼぼでかかった気がする。一万円以上とんだ気がする。

当時すでにWEBの知識はあったものだから、さるぼぼファンサイトを作ろうとさえおもったほどだ。が、特に一人で遊ぶ以外は、わざわざ知らせるほどの情報があまりないことや、妄想だけでトんでしまい力尽きた。

ということで、さるぼぼの宣伝は既存のサイトに任せて、おいらはさるぼぼたちをスペインにつれていき、スペインはバレンシアで有名にしてやろうと思ったのだ。

そのため、岐阜の旅行で買った様々なさるぼぼ・・・

さるぼぼ手ぬぐい、おんぶさるぼぼ、子供抱きさるぼぼ、ぴゃ〜ぼぼ(勝手に命名。飛んでいるようなさるぼぼ。フライングボボともよんでいる)、双子ぼぼ、かぶらぼぼ(カブもってる)、コアラぼぼ(だっこちゃんぼぼ)、そして配るようのシンプルぼぼなどなど

大量もっていった。

3500円くらいで買った抱きぼぼだけはおうちでお留守ばん。やつはとてもういやつなのだが、あまりに堅いため、双手をあげているのはいいが、先がとがっていて、たまに目に刺さるので少々危険なぼぼなのだ。

昔はよく一緒に寝ていたのだが、今は頭のところにおいてある。ほかのぼぼは棚につるしてある感じだ。

で、さるぼぼバレンシアイミグランテ計画のほうは思ったよりも難航を極めた。

というのも・・・スペイン人などヨーロッパ人には顔のないぼぼたちがどうも不気味に移るのだ。

まぁ、さもありなん。

あの侘び寂びはそう簡単にわかるもんではないだろう。

仲良くなった友達や、誕生日を迎える友達に、抱き合わせのような形でさるぼぼをプレゼントしていったのだが・・・とても仲のよい友達には、おいらの大切なかぶらぼぼまでプレゼントしたのだが、帰ってくる答えはみな同じ。

「Bonito(かわいい)だけど・・なんで顔ないの?顔が・・・」

だった。

ほかにも

「これはね〜さるの赤子なんだよ〜!」

とか

「日本が貧乏な時代にね〜おばあちゃんがね〜子供のためにね〜」

とか涙なくしては語れないような由来なども話したのだが・・・

やはり彼らの謎は「どうしてさるぼぼには顔がないのか?」という一点に絞られてしまう。

「顔がないからいいんだよ!」といっても全くわかってもらえないだけではなく、果てには日本の人形自体に顔がないと思うヨーロッパ人もでてきてしまい、あわてて否定した。

「人形は顔が命です」なんていうCMもやってるくらいだよ!と説明したかったが、おいらのスペイン語能力では、あのキャッチコピーの有名さを伝えることができなかった。「人形は顔が猪木です・・・」ってパクラれたりさ〜などともいいたかったのだが・・・。


一度、何人だったか忘れたが「あ、これ自分で顔書くのね!」といった人間がいた。

そのときは「ぼけ〜〜〜!書いてもいいけど、書いたらさるぼぼじゃなくなっちゃうんじゃ〜!」と思ったのだが、あまりにも受け入れられないさるぼぼたちが不憫でしょうがなく、ついつい「うん、それでもいいよ」といってしまった。

ということで、結局もっていっただけのさるぼぼたちだけでは、おいらが夢見ていたさるぼぼ全ヨーロッパ席巻計画は無理で、さらに愛想をつかられたのか、スペインの携帯電話につけていた双子ぼぼが両方とも途中で出奔してしまったため、手持ちのさるぼぼは完全につきてしまった。

手ぬぐいだけは痛く気に入っていたため、今もこの部屋で使っている。色の使い方が抜群にすばらしい手ぬぐい(ハンカチ?)なのだ。


おいらがさるぼぼをプレゼントした人々はみな優しい人々であるので、まさか捨てられぼぼになっていることはないと思うのだが、たぶん・・・いや確実に・・・机の引き出しでひきこもりぼぼになってしまっているに違いない。

ごめんよ〜ぼぼ〜!

いつかModa de さるぼぼの時代がきて、猫も杓子もスペイン人も「SARUBOBO SARUBOBO」いうようになるよ。

そう、「TSUNAMI」や「KAMIKAZE」みたいに。

それまで、おとなしく引き出し中でひきこもっていておくれ。

嗚呼、哀愁挽歌。


なんかこのままフェードアウトしそうになってしまった・・・。違うのだ。

イミグランテさるぼぼのことは申し訳ないが忘れよう。たくましく生きているはずだ。

今回、是非日記で書き記しておきたいのが・・・こいつ!




さて、こいつはなにぼぼでしょうか!

おいらは当てた。当てたらママンに「なんでわかったの!?」と驚かれた。

ふふふ・・・おいらのぼぼ好きを侮るべからず。

わかる人にはおそらくすぐにわかるだろうけど、わからない人は死ぬまでわかるまい・・・。


答えは・・・




だ。

ライトセーバーぼぼだ!!!!

ブゥゥゥ〜〜〜ン!ブゥォ〜〜〜〜ン!

嘘。

お香持ちゃうぞぼぼだ。

なんとも愛くるしい。

一瞬、カエラちゃんよりも癒されてしまったよ。


・・・・っていま、ものすごいショック事件に遭遇。タイムリーすぎる・・・。


このお香持っちゃぞぼぼ・・・説明書に注意書きがある。

お香は縦にまっすぐたてないで、少し斜めになるようにたててくださいということを示した図だ。

今、それを守って、お香を焚いていたのに・・・

顔が少し溶けた。

傷物になってしまった。

ううううう・・・・笑えない。泣けない。

ショック。

ということで、5月くらいに岐阜にいくことに決定。

スペインでもお香はたてるから、今度はこのお香持っちゃうぞぼぼで、移民の夢を果たすとしよう。

それにしても愛らしい。

「飛騨」って漢字も男らしくて好きなのだが、やはり、この左手の場所だろう。

「は〜い!一人5000円ね〜!」

って感じがよい。

明日からは顔を溶かさないように気をつけようと思う。


追記
今日の石積みネタは書かない。腹立たしいクライアントとの石積みは終わったが、最後までダメダメオヤジたちだった・・・。もうちょっと、そっちで話し合ってから決めようよ。二度手間どころか四度手間だったじゃねぇ〜か〜!変にプライドだけ高いんだからさ〜。あ〜いやだいやだ。さるぼぼを見習え!

ひばりちゃん、まさきちゃんの仲
2006年04月15日 (土)
最近金曜日が怖い

最近の一週間を生活を鑑みると、いや、鑑みなくても金曜日が一番開放感がある曜日だからだ。

夏休み中より、夏休み終了間際より、夏休み直前が楽しいってやつだ。

また、それか、旅中よりも、旅の終わりよりも、旅直前が楽しいってやつだ。

あ、おいらは旅中も、旅の終わりも楽しいや。

で、そんな日だからこそ、

なんかしなくては!!

とか

酒呑まなくては!!

とか

徹夜しなくては!!

と思ってしまい、金曜日に限っては予定がないと「いかん!」という強迫観念にとらわれてしまうのだ。

これが長年石積みやってれば「たまにはこんな金曜日もいいか〜」とか「今週は休もう〜」とかなるんだろうけど、もともとフットワークだけは恐ろしく軽いおいら。いや、根無し草といってもいい。

だから、金曜日になるとそわそわしてしまうのだ。

だもんで、今日も朝からそわそわそわそわ。

今日は金曜日。明日はFiesta de Cumplean~os(誕生日パーティー)。

顔は合わせたことはないのだが、サイトの関係やコスタの代行業とかでなぜか仲良い気分になっているAちゃんに明日のFiestaの予約を頼んでおいたのだが(彼女のバイト先だから。冷静に考えればあったこともないのに図々しい気もしたが、そのあたりはスペイン風に・・・)、うっかり開始時刻を伝え忘れたために、自分で再度電話することになる。

そのレストラン・・・というか、Barのduen~o(マスター)はスペイン人。

お「やっぱりさ〜スペイン語で予約とった方がいいよね!!??」
A「絶対好感触だよ!!!」
お「だよね!だよね!」

前回初めていったときも、スペイン語で話したらBotaやPorronのサービスをしてくれたのだが、今回もそれが欲しかった。金かかるわけでもないし、ダメもとでやろう!

と電話をかける。

プルルルルプルルル!!!

店「ガッチャ!」
お「オッッラ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
店「・・・・」
お「(ん?なぜ無言?電波悪い?びびるな!)」
お「ブエナ〜〜〜〜〜ス!!!!!」
店「・・・・」
お「ペルドナ・・・アジ・・・・タペリア ノ?メ グスタリーア レセルバール・・・」

電話はいきつけCafe de Crieでかけていたのだが、正直、多少、見栄というか、こんな見た目へぼいしがない石積み職人のおいらだけど、「実はスペイン語少し話せるんだぜ!」というところを、さりげなく知らしめてやろうと思って、少し大きな声で話していた。卑屈になっていたともいえるが・・・(笑)

すると・・・

「はぁ?うち伊藤(たぶん)だけど・・・あんたどこかけてるの!」

という冷たい返事が返ってきた!

もう頭の中真っ白。

相手の剣幕というか・・・たぶん、わけのわからん言語だし、いたずら電話とおもって向こうもむかついているのかもしれないが・・・ものすご〜〜く冷たい返事だった。

もうどうしよもないので。

「ご、ごめんなさい・・・」

とだけいって電話を切った。

最近、おいらお茶目すぎないか?前はネタ探していろいろ歩き回ってたけど、いまのおいら探す必要ないやん!日本ぼけしてるの?おいら・・・。

そして、先ほどの見栄の結果が、真後ろにいた、OLらしき女性・・・・。

さりげなさを装いながら、こちわろ振り向いていた。

おいらはおいらで、「こんな葉恥ずかしい瞬間を・・・見られてしまったら・・・いや、今回は見られてるだろうな〜」と後ろを振り向いていた。

目と目で通じ合うそのOLとおいら。

動揺するOL。素早く目をそらすおいら。

背中越しに彼女が肩で笑っている気がしてならなかった。

気を取り直して・・・Aちゃんに連絡。電話番号をもう一度聞くことにする。

もしかして、すぐに返事がこないかもしれないと、おうちにいる可能性の高いむんにも電話。

むんに電話番号をきくと同時に、Aちゃんからもメールが入る。

「く〜〜〜〜っ!!!8003だった!!!8033にかけちまったよ!!!」


今度こそは・・・と電話をかける。心なしか心臓がドキドキしている・・・

プルルルルル・・・プルルルル・・・プルルルル・・・・

お「ん?でない・・・また間違えたか?まさか・・・」
店「ガチャッ」
お「オッッラ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」(負けない)
店「・・・・」
お「も・・もしもし・・・タペリアですか?」(負けた)
店「はい、そうです」
お「あ、あの・・・予約したいんですけど・・・」(負け続け)
店「何人?」
お「え〜っと、Aちゃんの友達で、昨日予約したんですけど〜」
店「あ〜〜〜!アブラス エスパニョール ノ?」
お「シ!シ!!クラロ!」(後ろのOLに聞こえるように大げさに)
店「ブエノ・・・エス メホール パラ パラミ・・・アブラ エスパニョール!」
お「ブエノ・・・アベール・・・」

ということで、無事・・・といっていいのか、スペイン語で予約はしたのだが(予算のあたりは注文が細かかったので無理であった。日本語で頼む^ ^;)・・・、すでにサービスとかそういうことではなく、ただただ肩で笑っていたであろうOLへの汚名挽回のためという感じが強かった。まぁ、自業自得なのだが・・・。


Taperiaの予約も取り終えると、何やら安堵感が広がり、昼休みだったが無性に呑みたくなる。ってことで、まだ家にいてすぐに返事がもらえるむんを誘うことにする。

お「たびたびすまん。おいら。今日、神保町でどう?」
む「う〜ん・・・明日も呑むんでしょ?」
お「そうだけど・・・神保町のセニョーラ博多の店にいきたくてさ〜」
む「う〜ん・・・今日はやめておくよ〜」
お「うぐむ!給料入ったばかりだから呑みたいんだよね〜」
む「あまり遅くまで呑めないよ?」
お「おごるから呑もうよ〜」
む「ほんと?わ〜い!」(←むんは実際「わ〜い」と声に出していう)
お「OK!じゃ、神保町で。早めに石積みからら逃げてくるから・・・7時45分頃で・・・とりあえず、予約しておくよ。例の店に」


ということで、今度はセニョーラ博多へ電話予約。

プルルル・・・プルルルル・・・

店「ガチャ」
お「すいません〜今日7時45分から予約したいんですけど〜」
博「その時間はいっぱいでもう予約できないのよ〜」
お「え・・・もうですか?何時くらいだったらあきます?」
博「来る前に電話して。もし空いてたらとっておくから」
お「わ、わかりました・・・」


げげげ〜〜〜〜!!!セニョーラ博多の店、予約できないのかよ〜〜〜!そんなばかな〜〜〜〜!!!!と思いつつも、時間が悪いことはなんとなくわかっていた。

渋谷のいきつけの焼鳥屋も、予約という形はできない。大人数ならともかく、2,3名の場合、一番混む時間に予約してしまうと、その時間まで無駄なスペースができてしまう。だから、直前に電話して空いていたらとってもらうという形になることが多い。一時間前でも早すぎる。たいていは15分から長くても30分前という感じだと思う。

とりあえず、セニョーラ博多に癒されたいので、神保町へ向かう。席がうまいこととれることを祈って、むんには少し早めにいっておいてもらって席を取っておいてもらう手を使ったのだが・・・7時半ではもうすでに一杯だった。

それでもあきらめきれずに、おいらの到着後もう一度店を確認したが、席は空いておらず、うちらは席が空くまで一軒目で軽く呑むことにする。30分後に電話をする約束をして。

無駄に広いコンビニで・・・とにかく、異様にゆとりのあるコンビニ・・・で金をたっぷりおろし、その後適当にさまよい、一軒の良さ気な店にはいる。酒がたくさんおいてある店で、少々高いがつまみは安いという感じの店だ。

そこで、軽く呑み喰いする。セニョーラ博多のところでちゃんと食べたいから、少し控えめにしておいたのだが・・・なぜか会計が7000円近くもいった!!!

ありえない!!!!と二人で叫ぶ。

確かに日本酒は少し飲んだが、そんなに食べてない。というか、一品380円とかだった気がするのだが・・・。

レシートをもらわなかったのもあり確認もできず・・・かといって、店に戻ってあ〜だこ〜だいってる暇があったら、早くセニョーラの店にいきたかった。

なんとも釈然としないままセニョーラ博多の店の門をくぐる。

が、すぐにセニョーラに癒される。

あの博多弁の「ちゃ」というのがおいらを癒すのだ。おいらもまねして会話の最後に「ちゃ」をいれるのだが、セニョーラとむんに苦笑いされるだけで終わった。

なんとかマスターしたいものだ。

おいらもむんもPHSなのだが、なぜかセニョーラの店の電話の子機からだと、うちらのPHSに電話がかからないということが判明。おいらもむんも信じなかったが、「このサービスは・・・」というアナウンスが流れて、何度かけてもつながらない。

だから、セニョーラは自分の携帯からおいらのPHSに電話をしてくれたらしい。

(※酒も入ってるので方言はうろ覚え)
博「これで電話番号わかったっちゃ」
お「ふふふ」
博「名前はなんというとね」
お「マサキね」
博「まさきちゃんね」
お「おいらのこと覚えてるの?髪ばっさりきっちゃったけど」
博「覚えてるっちゃよ。この前はここに座とったね。そんときは女の子だったとよ」
お「そうそう!」
お「で、セニョーラのお名前は?」
博「ひばりね」
お「ひ、ひばり???ひばりちゃん?それって・・・もしや・・・」
博「美空ひばりっちゃよ」
お「やっぱりそうっちゃか・・・」

ということで、二回目にして、早くも「まさきちゃん」、「ひばりちゃん」の仲になったとよ。セニョーラひばり・・・うん、悪くない。

注文は日本酒をひたすら呑みまくりながら、ひばりちゃんのおすすめコースを頼む。今回も博多ナベは注文しなかったが、あいかわらずおいしかった。なので、「あいかわらず、ここのはおいしいね!」とひばりちゃんにいったら、セニョーラは屈託のない、そして、おいらの大好きなはにかみながの笑顔をした。また癒された。

明日の日記で(さっき書いたのだが)、好きな県は・・・といったら、奈良、大分、岐阜と書いたのだが、もし横浜以外に住まなくてはいけないといわれたら、おいらは福岡といつもいっている。田舎も確かに好きなのだが、やはり横浜生まれなのもあって、多少都会でないと困る。福岡なら、ちょっとマニアックな映画も美術館もちゃんと回ってくるし、海もあるし、人口も適度だし、観世音寺あるし(ここの馬頭観音は最高!)ということない。そして、たぶんこのセニョーラ博多のような店がたくさんあるに違いない。

関係ないが、島レベルなら九州が圧倒的に好きだったりもする。四国も捨てがたいし、東北も畿内も面白いのだが・・・やっぱり九州は神話が多く残っているし、Valenciaとその仲間たちみたいな感じで、田舎な部分がまだだいぶ残っているのだ良い。何日いても飽きないし、県によって毛色がだいぶ違うので、いつも違った興奮がある。鹿児島のシロクマだけは正直納得していたいのだが、あの県も最高だ。もう何年も前の日記ではあるが、鹿児島の周りの風景とは全く持ってにつかない、ハイテクノロジーの幕末博物館がある。西郷どんが動くのだ。坂本龍馬も動くのだ!誰が、あんなところにあんなに近代的な博物館を作ったんだろうか・・・。

話がそれた・・・。スペインというか、今はやりの愛国心いっぱいの日記になってしまった。

で、なんだっけ・・・

そうだ。セニョーラ博多だ。

むんは終電の11時くらいに帰っていったが、おいらはまだひばりちゃんと話してみたかったので、少し残って話をすたり、ありがちなトイレの「博多方言番付」で、博多弁を学んでみたりもしたが、酒によって、もともと知っている「せからしかっ!」しかでてこない。

なんか「泥がぬかるんでいる」なる方言が番付にはいっていたが・・・そんな方言、前頭でもなんでもいいが・・・載せるほど特徴めいているのか?

今度はデジカメ持参して、その番付を写真にとって、しっかり覚えてやろうと思う。そんでもって、いつの日かまた九州いったときに使ってやるたい。

それとっとっと〜?
それとっとっとよ〜!

少々呑みすぎたようで家に帰るなり死んだ。

あのお店の一合とか二号の表記と量が正確ならば、呑むたびに一升呑んでいる気がするのだが・・・実際の一升瓶は相当な量あると思うのだ・・・。うむ〜。



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