蟷螂拳
- 2010年 7月 25日
- カテゴリー : La Vida(日常)
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天気も良いし、全然相手してあげられてないSuper Esther号(スーペル エステル号。スペイン名なので、スーパーではない。)でTSUTAYAまで散歩に行くことにした。
階段下においてある彼女(la bisicletaなので女性なのだ)の元にいって、雨よけ用のカバーを外すと、何かしらちっこい動くものが目に入る。焦点を合わせると、そこには、ものすごいちんまりとした蟷螂(漢字で書くとかっこいい)がいた。オオカマキリの赤子だ。すんげ~かわいい。小さいくせに鎌はなんかしっかりあって、そのディテールのすごさに、思わず「dios mio!」と叫びたくなる。生命の神秘だね~。
あまりのかわいさに、しばらく戯れて遊ぶ。残念なことに一眼レフをもっていなかったため、いつもカバンに忍ばせているトイカメラのSQ28mで撮ったが、案の定失敗。マクロすぎたか・・・。奇跡の一枚的なのを狙って、あれやこれや撮る分にはいいが、ちゃんと撮りたい時はやはりSQ28mは向いてない。無念。
たぶん、近くでタマゴが帰ったのだろう。うちの「おまけ」(愛猫)にやられてなければ、まだいっぱいいるはずなので、一眼レフもって、また探してみよう。
カマキリといえば、小学生にあがる前で、家の駐車場(車屋なので駐車場がでかい)がまだ原っぱみたいになっていて、秋になるとススキとか生えまくりだった頃、カマキリの卵を探しては、家のベランダ(自宅のベランダは無駄にでかかった。生活空間と同じくらい。決して家が広かったわけではない。ベランダが広すぎたのだ)に持って帰ってはコレクションをしていた。ほぼ毎日のように探してはとってきたので、ベランダの植木鉢の中には20個以上のカマキリの卵があったことだろう。あの噛んだら、サクサク音がしそうな卵をだ。
まぁ、ここまで書いたらおおかたの人は予想つくだろうが、ある日、その卵が一斉に孵ったのだ。もちろん、すべてではないが、ある程度時期を同じにして次々と孵っていったわけだが、もう、ベランダ中、子カマキリであふれかえる。
今回の、赤子カマキリもそうだったが、手を近づけると、鎌をもたげて一丁前に威嚇するのだ。「わしゃ~!わしゃ~!」と。逃げては「わしゃ~!」、手の上を這っては「わしゃ~!」と。かわいすぎるぞ、赤子カマキリ。
で、子供の頃の話に戻ると・・・、まぁ、当然怒られました。もう大目玉です。ママンに。あんた!なにやってるの!!カマキリくらいで動じる母親じゃないけど、うちには当時猫が4匹くらいいたもんだから、さぁ~大変。もう、ゴジラと逃げまとう人間みたいな惨劇に。子供ながらにカマキリを助けようと、手ですくうのだが、数が多すぎるわ、小さすぎるわ、逃げるわでもう大変。最終的に、母親がちりとりとほうきを使って、さっとすくって、二階(下が工場なので自宅は二階にある)から放り投げて事なきを得たような・・・そんな記憶がある。
赤子カマキリに「おまけにおそわれるなよ~!」と別れを告げ、TSUTAYAに向けて出発。
BGMはもちろんこれ。
アイウォントゥ~~~~ライマイバイシ~~コ~~~!
うちからTSUTAYAまでの距離はGoogleMapによると1.4kmほど。ぶっちゃけたいした距離はない。歩いても20分くらいの距離なのだが、ちょっと・・・いや、かなり面倒くさい場所にあるのだ。
まず、家からものすごい長い坂を下りる。「ひゃ~~~!!」と下れるくらいの坂だ。で、大通りを渡ったあと、今度は結構な勾配のある坂を「ぬぉぉ~~!!!」と登る。これがまた長い。頂上まで登るとまた下り。こちらは勾配的には、最初の坂よりも「ひゃ~~~~~~~!」なスピードになる坂。で、そのまま、また登りに突入するのだが、途中に車道を挟む物だから、そのままの勢いで登ることができず、どうしてもブレーキを踏む羽目になってしまう。で、二番目の登り坂の途中に、そのTSUTAYAはある。
ということで、距離にすると下り坂(300m)→上り坂(400m)→下り坂(300m)→上り坂(200m)というルートになる。
以前、タイムをはかったのだが、うちから歩いて20分弱のTSUTAYAが、自転車でも15分程度かかるのだ。そして、その疲れ方といったら・・・・もう歩きの7.3倍!!!!(当社比)
運動不足も祟ってか、しばらく足がくがくするし、腿筋パンパンだし、汗ダクダクっぷりが尋常じゃないしし、炎天下の中必死にこいだせいか、熱中症みたいにフラフラになった。何も食べずに動いたのも悪かったのかもしれない。
今回でチャリンコTSUTAYAは2回目になるが・・・・
5分くらいTSUTAYAには入れず、階段にへたり込みアクエリアスで休憩。息整えるのに必死。Wii fitで1時間ジョギングしても、ここまでは疲れないし、汗もかかんから、もしかして、これ毎日やったら、かなりのペースで減量ができそうな気もするが、その前に心が折れそうな気がする。
本屋のコーナーで、畠中恵の新刊を発見。「つくもがみ貸します」というタイトル。しゃばけの続編かと思ったら、今調べたところどうも違うらしい。残念。しゃばけシリーズは、ほのぼのとしたコメディータッチで、朝の通勤や昼飯時に読むにはちょうど良い小説で、結構気に入っている。他の時代もの小説と違って、かなり読みやすいので、あっという間に読み終わってしまうところがなんだが。江戸時代にトリップできるのは、やはり藤沢周平か。古代中国なら、宮城谷さんだな。安能務もいいな~。隆慶一郎とか。昔はどうも苦手だった司馬遼太郎も、オトナになったのか、以前よりも全然楽しめるようになったしな。
昨日の呑み屋は、懐メロが流れる店だったのだが、そのときかかった渡辺美里に大興奮。うちらの世代だったら、絶対「うぉぉぉぉ!」となる。男子校でも絶対になる。当時なら「渡辺美里なんか聞いてるのかよ~!男は黙ってメタリカっしょ!」みたいなこというかもしれないが、今ならぜったい「やっぱ名曲だよね~」と小室も含めて賞賛するかと。おいらも、小学生のころにかった「misato ribbon」はまだ持っているのだが、段ボールにしまわれ、押入の奥底で眠っている。それを引っ張り出してくるのも億劫。
やっぱ夏といえば、美里でしょ!ということで、借りることにする。
J-POPの「わ」のコーナーですぐに見つかった。しかも、いまのおいらにおあつらえ向きなベストアルバムを発見。「M・Renaissance」とかいうやつ。『オフィシャルサイトに寄せられたファンからのリクエスト上位曲を、本人が想いを込めて選曲した、究極の3枚組ベスト盤。 』ということ。ぱっとみたところ、かなりの懐メロがはいっていて、満足な3枚組なのだが、おいらが結構好きな「虹をみたかい」が入っていないのだが不思議。なぜ?まぁ、いいけどさ。
キミワセンチメンタルカンガル~~~~~~♪
サマタイムブル~~~~~~~~~~~~~~ス♪
ってきたもんだ~。
やべ、なんか、目から・・・なんか液体が・・・・。おじさん遠い目しちゃうよ。ホント。
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