そして、終電へ・・・
- 2010年 7月 28日
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勢いに乗ったので書こう。
水曜はEL DIA DE NO ZANGYOU。日本語でいうたら、ノー残業デーってやつ。そもそも、スペイン語に残業って概念がないか・・・。それはさすがにいいすぎか。Horas extrasという単語もあるしね。
おいらは基本毎日がノー残業なので、実はあまり関係ない。18時には帰るようにしてるし。残業申請するのがうちはすごい大変なのだ。それでも、みな残業してるけど・・・。最初は申し訳ないと思っていたが、もう慣れた。結構帰りやすい職場だし。
リニューアル1周年ということで、弟子と呑む。弟子はリニューアルには絡んでないが、オヤビンは忙しすぎて無理そうなので諦めた。軽く1,2杯ということで行ったのだが、話が結構もりあがり、結局終電近くまで呑んでしまった。最近考えている「デートとはなんぞや?」という問答をふっかけてみたが、結局わかったことは、人によって定義が違うということで落ち着いた。まぁ、「最初からわかっていたことじゃん!」的な話だ。
世代が同じなのもあって、古い映画や音楽の話で盛り上がる。TwitterでつぶやいたMonday満ちるに反応したので、iPodにいれている曲をいろいろ見せたところ、かなりマニアックなところで反応を示す。映画「M*A*S*H」の「Suicide is Painless」とか。知ってる人は全然知ってる曲だが、おいらの周りでは同世代でもなかなかいない。前のバイト先のHさん(12,3才くらい上)くらいだ。「自殺は痛くない~♪」と酒場で歌う。「M*A*S*H」とか「青パパ」(青いパパイヤの香り)とか「博士の異常な愛情」とかにも反応するので、お互い「ハリウッド映画なんて!!」といきがっている時代を送ったに違いない。この手の映画は、自称映画好き(映画評論家)とかが、雑誌ポパイとかで、好きな映画ベスト10とかやるとだいたい入ってくる映画で、他にも「2001年宇宙の旅」とか、キューブリックの作品とかが多くはいる。実際、面白いのだが、当時は、本当にそのおもしろさがわかっていたのか微妙なところ。ちょっと大人ぶりたいお年頃ってわけだな。おいらも背伸びしてたってことか。今だと、わからなければ、「うん!全然わからん!」と正直にいってしまう。背伸びどころか、身長まで縮んできたしね・・・これホントの話。もう175cmないし。
旨い酒を呑んだあと、終電近くの電車で帰宅。ガラガラだったのですぐに座れたのだが、これが失敗。水曜日ということもあり、大して呑んだわけではないのだが、もう爆睡。気づいたら終点に到着~。
のアナウンス。
はいはいそうですか~。
久しぶりにやっちまった~と、忸怩たる思いをしつつも、正直こんなもんは序の口でもあった。呑んだときの冒険活劇は、それはもう腐るほどある。最近では・・・やめた。恥ずかしいから。皆に大爆笑されたし。
とりあえず、一服しながら考える。歩くかタクシーか。歩くと2時間~3時間くらいかかる。迷わなければ。金曜日だったらまず確実に歩いて帰るのだが、さすがに水曜日。そして、時間はもう1時。明日もtengo que Trabajar。ただ、1つだけ問題があった。さっきの呑み屋で全財産1万3千円を払ってしまって、手元にあるのは、弟子からもらった2000円(細かいのがないため、後日ということで)と、ほんの少しのMonedaだけ。
もしかしたら、パパンがFOXで24あたりを見ていて起きているかもしれない!!と、期待を込めて携帯に電話してみるも、留守電に。さすがに自宅にかけてたたき起こすのも大人気ないので、諦めてタクシーを使うことにする。
ただ、はたしておうちまで2000円ちょいで帰れるのか?普段、タクシーに乗ることはまずない。タクシー乗るくらいだったら3時間くらい歩く・・・というタイプなもんで。ちなみに、スペインは初乗りが安いのと、だいたいどこにいっても10euros超えないのと、仲間がいることが多いので頻繁に使った。
タクシーでカードが使えるかどうかも不安だったので、とりあえずタクシー待ちの行列に並びしばし待つ。で、タクシーに乗るやいなや、「カードって使えるんですかね?」。「え?」とちょっとびっくりする運転手。タクシーでカードが使えることは一般常識なようだ。へぇ~。
おうちまでの料金は2780円。300円くらい足らず!仕方ないので、これまた嫌いなクレジットカードで支払い。
せっかく旨くて楽しい呑みだったので、すべてが台無しになってしまった。自業自得だけどさ。無念。
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