カテゴリー : La Fiesta(呑んだくれ)

そして、終電へ・・・

勢いに乗ったので書こう。
水曜はEL DIA DE NO ZANGYOU。日本語でいうたら、ノー残業デーってやつ。そもそも、スペイン語に残業って概念がないか・・・。それはさすがにいいすぎか。Horas extrasという単語もあるしね。

おいらは基本毎日がノー残業なので、実はあまり関係ない。18時には帰るようにしてるし。残業申請するのがうちはすごい大変なのだ。それでも、みな残業してるけど・・・。最初は申し訳ないと思っていたが、もう慣れた。結構帰りやすい職場だし。

リニューアル1周年ということで、弟子と呑む。弟子はリニューアルには絡んでないが、オヤビンは忙しすぎて無理そうなので諦めた。軽く1,2杯ということで行ったのだが、話が結構もりあがり、結局終電近くまで呑んでしまった。最近考えている「デートとはなんぞや?」という問答をふっかけてみたが、結局わかったことは、人によって定義が違うということで落ち着いた。まぁ、「最初からわかっていたことじゃん!」的な話だ。

世代が同じなのもあって、古い映画や音楽の話で盛り上がる。TwitterでつぶやいたMonday満ちるに反応したので、iPodにいれている曲をいろいろ見せたところ、かなりマニアックなところで反応を示す。映画「M*A*S*H」の「Suicide is Painless」とか。知ってる人は全然知ってる曲だが、おいらの周りでは同世代でもなかなかいない。前のバイト先のHさん(12,3才くらい上)くらいだ。「自殺は痛くない~♪」と酒場で歌う。「M*A*S*H」とか「青パパ」(青いパパイヤの香り)とか「博士の異常な愛情」とかにも反応するので、お互い「ハリウッド映画なんて!!」といきがっている時代を送ったに違いない。この手の映画は、自称映画好き(映画評論家)とかが、雑誌ポパイとかで、好きな映画ベスト10とかやるとだいたい入ってくる映画で、他にも「2001年宇宙の旅」とか、キューブリックの作品とかが多くはいる。実際、面白いのだが、当時は、本当にそのおもしろさがわかっていたのか微妙なところ。ちょっと大人ぶりたいお年頃ってわけだな。おいらも背伸びしてたってことか。今だと、わからなければ、「うん!全然わからん!」と正直にいってしまう。背伸びどころか、身長まで縮んできたしね・・・これホントの話。もう175cmないし。

旨い酒を呑んだあと、終電近くの電車で帰宅。ガラガラだったのですぐに座れたのだが、これが失敗。水曜日ということもあり、大して呑んだわけではないのだが、もう爆睡。気づいたら終点に到着~。

「上りの電車は終了してます~」

のアナウンス。

はいはいそうですか~。

久しぶりにやっちまった~と、忸怩たる思いをしつつも、正直こんなもんは序の口でもあった。呑んだときの冒険活劇は、それはもう腐るほどある。最近では・・・やめた。恥ずかしいから。皆に大爆笑されたし。

とりあえず、一服しながら考える。歩くかタクシーか。歩くと2時間~3時間くらいかかる。迷わなければ。金曜日だったらまず確実に歩いて帰るのだが、さすがに水曜日。そして、時間はもう1時。明日もtengo que Trabajar。ただ、1つだけ問題があった。さっきの呑み屋で全財産1万3千円を払ってしまって、手元にあるのは、弟子からもらった2000円(細かいのがないため、後日ということで)と、ほんの少しのMonedaだけ。

もしかしたら、パパンがFOXで24あたりを見ていて起きているかもしれない!!と、期待を込めて携帯に電話してみるも、留守電に。さすがに自宅にかけてたたき起こすのも大人気ないので、諦めてタクシーを使うことにする。

ただ、はたしておうちまで2000円ちょいで帰れるのか?普段、タクシーに乗ることはまずない。タクシー乗るくらいだったら3時間くらい歩く・・・というタイプなもんで。ちなみに、スペインは初乗りが安いのと、だいたいどこにいっても10euros超えないのと、仲間がいることが多いので頻繁に使った。

タクシーでカードが使えるかどうかも不安だったので、とりあえずタクシー待ちの行列に並びしばし待つ。で、タクシーに乗るやいなや、「カードって使えるんですかね?」。「え?」とちょっとびっくりする運転手。タクシーでカードが使えることは一般常識なようだ。へぇ~。

おうちまでの料金は2780円。300円くらい足らず!仕方ないので、これまた嫌いなクレジットカードで支払い。

せっかく旨くて楽しい呑みだったので、すべてが台無しになってしまった。自業自得だけどさ。無念。

Tags: 終電

若さが眩しいお年頃

あまり人に自慢できる特技がないおいらだが、「九州顔」を判別する能力は、他の人よりも長けていると思う。判別というか、自分が「おおっ!」って思う子が九州出身が多いってだけなんだけど、結構、utilな能力。といっても、「霊感がある!」といっている人程度と思ってほしいのだが・・・。(※霊感を否定しているわけではない。眉唾になりうることは理解しているといいただけ)

今回いったい呑み屋でも、店員に「この子絶対九州だ!!」と入った瞬間に思った子がいた。呑んでたメンバーに言ったものの、やはり「え~」と眉唾顔。
「九州でも、あの子は熊本だね。熊本顔だね」(※このあたりになると結構適当)
「まぁ、みていなさいって・・・・」

オーダーとりきたときに聞いてみた。

「どこ出身ですか?」(※おいらは結構な頻度でコレを聞く。出身はむちゃくちゃ大事なパラメータ)

すると、名札を指さしながら(※名前の下に出身地が書いてあった)

鹿児島です。

「ほら!ほら!ほら!やっぱ、この能力すごくねl?」
「いや、名札みてないみてない。ほんと、この子九州顔なんだってばさ!わかるんだってばさ」

もう、ほとんどセクハラオヤジである。

「鹿児島のどの辺なんですか?」
「・・・たぶん、いってもわからないと思いますよ」
「指宿!」
「違います。薩摩町ってところです。」
「うん。知らない。こう九州があったらどのへん?」
「この辺です」
「う~ん・・・そっか・・・」
「九州の方なんですか?」
「いやいや。全然東京です。神奈川です。でも、九州に住みたいと思っている男です。九州、いいところですもんね~!」

九州の人間がいるってだけで、もういきつけにしてしまいたいくらい。

ちなみに、男の九州顔も当てにかかるのだが、結構外れることが多い。この前、フットサルの合宿で新潟の十日町にいったのだが、そのとき、のび~の同僚の男の子がきていたのだが、その子の顔が九州顔に見えたので、「もしかして九州?」っていったら、「いえ・・・千葉です」っていわれた。なので、当たるも八卦、外れるも八卦な特殊能力だったりする。

その後も、オーダーにくるたびにチョットずつ話しかけてみる。

「やっぱ鹿児島だと焼酎をよく呑むの?」
「あ、いえ・・・呑まないです。」
「そうなんだ~。じゃぁ~何呑むの?」
「まだ、19才なんで・・・・お酒呑めないんですよ」
「ええええっ!!!」(あまりのまぶしさに手をかざす)

よくマンガとかの表現で、年齢聞いたさい、あまりの若さに「眩しい!」といった感じの表現をするコマがあるが、まさにそれ。おじさん、手をかざして、やっちまった感でいっぱいになる。なんか純なるものを汚してしまった気がしてしまったのだ。こんなのはこれまでで初めてのことなので、ちょっとびっくり。ただ、いいわけさせてもらうと、20才以下には見えない落ち着きと、丁寧さがあったのだ。なんか接客もなれてたし。

ただ、まだ一点気になるところがあった。彼女の話す微妙ななまりだ。方言だ。

「ちなみに・・・こっちきてどれくらい?」
「ちょうど半年くらいです」
(やはり!!!と心の中で手をかざす)
「な、なるほど・・・半年か~。なまりがいい感じだね~。」
「みんなには笑われるんですよ~」
「いやいや。そんなことない。お願いだから、東京弁とか話すようにならないようにね。」
「わかりました~」

最後までいやな顔一つせずつきあってくれた若人に感謝。

おいらは、かなりの方言フェチである。そのフェチはある種病的で、地方出身者でないと付き合えないほどで、最後に関東出身の子と付き合ったのは、遠い昔のことになってしまう。

屈託のない笑顔で「じゃ、失礼しますね~」といって去っていく「薩摩おごじょ」をみながら、後悔の念が押し寄せる。

「あ~19才か~。あ~半年か~。東京嫌いになっちゃわないかな~。薩摩おごじょなら大丈夫か。しかし、まぁ、誰彼かまわず話しかけるもんじゃないね~。会話に飢えてるからって・・・。まだ酔っぱらってないけど、単なる酔っぱらいのオヤジじゃん、これじゃ~。っていうか、自分が19才の頃ってなにやってた?え~っと・・・浪人してたや。必死に英語の勉強したてころか。それしても、方言いいな~。仏像みたときみたいに心が安らぐな~。スペイン語の響きみたいに、ゾクゾクするわ~。もう、ここまできたらアフィシオナンテだね。方言狂いだね。」

しばし、妄想タイム。

冗談抜きで、バレンシアに長期滞在できなくなってしまった今となっては(別に移住してもいいんだが・・・)、近場では住みたいと思っているのは圧倒的に九州。この前、九州言ったときも、道々不動産屋の物件を見て回ったくらいだし。どこに行くのにも便利な岐阜とか滋賀も捨てがたいのだが・・・。

一番好きなのは大分県。臼杵が気にいっているのと、国東半島が大好きだからだ。初めて富貴時大堂までドライブしたときの感動が忘れられん。なんもないとこだけど・・・。ただ、長いこと横浜暮らしをしているため、ある程度都会でないと厳しいと思うので(映画とか美術館の特別展とかがこないのはつらい)、福岡あたりが現実的だとは思っている。あとは熊本か?バレンシアに似て、街がこじんまりしているところがいい。さらに、九州はバスがかなり便利なので、週末には長崎でも佐賀でも熊本でもすぐにいける。車があれば、自由自在だ。九州のいいところは、神話の時代から幕末まで楽しめるところ。それぞれ風土と文化が違って、いろんな顔をみることができる。こんな地域、そうそうはない。

まだ未定だが、9月末の飛び石連休みたいなところで、九州に行こうかと計画中。前回いけなかった大分と鹿児島をメインに。レンタカーを借りて10年ぶりくらいに国東半島にも行きたい。最近、中高時代の友達で、海自で働いてる友達が佐世保に引っ越したので、そこを訪ねてもいいかもしれない。長崎の歴史博物館もゆっくりみれてないし・・・(あそこは2日間かけてもいいくらい楽しい)。あと、稲佐山!あそこの夜景は、日本国内だと、これまでで一番綺麗だと思う。

どっか旅したいな~。1ヶ月くらい。

それにしても、とりとめもない日記だな。

おまけ(吉野ヶ里遺跡にて)

Mi casa en 吉野ヶ里遺跡

たまに敵に攻められますが、いつでもアソビに来てくださいね。

Tags: 九州, 九州顔

「馬場会」結成

先日退職した子の送別会。馬場で呑む。大学の頃いきつけだった呑み屋にいったのだが、1年前くらいにつぶれてしまっていた。無念。代わりに入った店も日本酒がそこそこある店というので、その店にしたのだが、学生向けの普通の店だった。

今回のメンバーはおいらを含めて3人。もう1人は、今一緒にプロジェクト(横文字にすると大げさに見えるが・・・)をやっている子。Web畑は初めてなので、必死に修行中。「またスパルタ教育だ~!」といつもぼやいているが、かなり仕事が早いので、とても助かっている。やさしく教えてるつもりなんだけどね~。しかも、話が広まって、たまにエレベータであった人に「スパルタなんだってね~」っていわれる。まぁ、いいんだけどさ~。彼女は、「弟子」と自分を表現するので、今後「弟子」と呼ぶことにする。

退社した子は釣りが趣味とのことで、千葉でたまに釣りをしているという。途中、いそめの話で盛り上がる。

お「いそめってわかる?ムカデとミミズのあいの子みたいなやつ。うねうねしてるの。」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!いやだ~~~!」(身をくねらせる弟子)
お「こう、はさみで切って、断面から釣り針を、こ~さして」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!」(さらに身をくねらせる弟子)
い「え?はさみ?私は爪でちぎってるよ・・・」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!」(さらに身をくねらせる弟子)
お「ぐぇぇぇぇぇぇぇ!!」(一緒に身をくねらせるおいら)

ということで、今後彼女は「いそめちゃん」と呼ぶことにする。

自由に呑める仲間が日に日に減ってきているおいらだが、今年になって仲の良いメンバーが一斉に結婚することになり、減少がさらに加速。よく遊んでいるグループでは、これでおいらと、長尾をのぞいて、独身は誰もいなくなってしまう。

「友達は作るモンじゃなくって、できるモンだよ・・・」とかあるけど、就職してからは、もうそんなお上品なことは言ってられない状況。ひたすらコミュニケーションを取りに行く日々なのだが、そんなおいらにみなは・・・

「会社で友達はできないよ。できるのは同僚だよ」(のび~談)
「貴重な週末を一緒に遊んでこその友達で、仕事が終わったあとに呑み行く程度は友達とはいわないよ」(長尾談)
「会社で友達作れる方法がわかったら、それで本が出せるよ」(前のバイト先の上司Hさん)

とつれないことを言う。だた、言ってることももっともなので、おいらの中での「友達」は「週末一緒に遊んでくれる人」と定義して探している。

ということで、今回のメンバーは、今後も呑みやすいメンバーに思えるので、がんばって定期的に呑み行くことにする。そのためには、結束を強める必要があるので、会の名前を決定。

その名も「馬場会」

馬場で呑んでいたからというわけではなく、実は3人とも高田馬場に縁が深い。3人が3人とも「馬場は庭」と自認しているのだ。といっても、おいらの場合は、かな~り昔のことで、その日も「手塚治虫」壁画がなくなったことにびっくりしたくらい。(ちなみに、壁画は道路を挟んで反対側に移動していた。)

「馬場会」というネーミングセンスに、多少苦笑していた二人だが、そんなことはお構いなしに、企画会議に進む。

そろそろ夏休みも近いことと、釣りの話で盛り上がったことで、夏休み前半のどこか一日を使って千葉に釣りにいくことにした。いそめちゃんの「いそめちゃん斬り」もみれるしね。おいらも弟子も釣りはド素人(おいらは少しはやったことがある)なので、すべていそめちゃんにおんぶにだっこの予定。釣り竿さえもってないし。

それまでに、自宅入院中の愛車のゴルフ君が直ればよいのだが・・・。

友達100人できるかな。

Tags: 馬場会
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