若さが眩しいお年頃
- 2010年 7月 23日
- カテゴリー : La Fiesta(呑んだくれ) . La Vida(日常)
- コメントを書く
あまり人に自慢できる特技がないおいらだが、「九州顔」を判別する能力は、他の人よりも長けていると思う。判別というか、自分が「おおっ!」って思う子が九州出身が多いってだけなんだけど、結構、utilな能力。といっても、「霊感がある!」といっている人程度と思ってほしいのだが・・・。(※霊感を否定しているわけではない。眉唾になりうることは理解しているといいただけ)
今回いったい呑み屋でも、店員に「この子絶対九州だ!!」と入った瞬間に思った子がいた。呑んでたメンバーに言ったものの、やはり「え~」と眉唾顔。
「九州でも、あの子は熊本だね。熊本顔だね」(※このあたりになると結構適当)
「まぁ、みていなさいって・・・・」
オーダーとりきたときに聞いてみた。
「どこ出身ですか?」(※おいらは結構な頻度でコレを聞く。出身はむちゃくちゃ大事なパラメータ)
すると、名札を指さしながら(※名前の下に出身地が書いてあった)
「ほら!ほら!ほら!やっぱ、この能力すごくねl?」
「いや、名札みてないみてない。ほんと、この子九州顔なんだってばさ!わかるんだってばさ」
もう、ほとんどセクハラオヤジである。
「鹿児島のどの辺なんですか?」
「・・・たぶん、いってもわからないと思いますよ」
「指宿!」
「違います。薩摩町ってところです。」
「うん。知らない。こう九州があったらどのへん?」
「この辺です」
「う~ん・・・そっか・・・」
「九州の方なんですか?」
「いやいや。全然東京です。神奈川です。でも、九州に住みたいと思っている男です。九州、いいところですもんね~!」
九州の人間がいるってだけで、もういきつけにしてしまいたいくらい。
ちなみに、男の九州顔も当てにかかるのだが、結構外れることが多い。この前、フットサルの合宿で新潟の十日町にいったのだが、そのとき、のび~の同僚の男の子がきていたのだが、その子の顔が九州顔に見えたので、「もしかして九州?」っていったら、「いえ・・・千葉です」っていわれた。なので、当たるも八卦、外れるも八卦な特殊能力だったりする。
その後も、オーダーにくるたびにチョットずつ話しかけてみる。
「やっぱ鹿児島だと焼酎をよく呑むの?」
「あ、いえ・・・呑まないです。」
「そうなんだ~。じゃぁ~何呑むの?」
「まだ、19才なんで・・・・お酒呑めないんですよ」
「ええええっ!!!」(あまりのまぶしさに手をかざす)
よくマンガとかの表現で、年齢聞いたさい、あまりの若さに「眩しい!」といった感じの表現をするコマがあるが、まさにそれ。おじさん、手をかざして、やっちまった感でいっぱいになる。なんか純なるものを汚してしまった気がしてしまったのだ。こんなのはこれまでで初めてのことなので、ちょっとびっくり。ただ、いいわけさせてもらうと、20才以下には見えない落ち着きと、丁寧さがあったのだ。なんか接客もなれてたし。
ただ、まだ一点気になるところがあった。彼女の話す微妙ななまりだ。方言だ。
「ちなみに・・・こっちきてどれくらい?」
「ちょうど半年くらいです」
(やはり!!!と心の中で手をかざす)
「な、なるほど・・・半年か~。なまりがいい感じだね~。」
「みんなには笑われるんですよ~」
「いやいや。そんなことない。お願いだから、東京弁とか話すようにならないようにね。」
「わかりました~」
最後までいやな顔一つせずつきあってくれた若人に感謝。
おいらは、かなりの方言フェチである。そのフェチはある種病的で、地方出身者でないと付き合えないほどで、最後に関東出身の子と付き合ったのは、遠い昔のことになってしまう。
屈託のない笑顔で「じゃ、失礼しますね~」といって去っていく「薩摩おごじょ」をみながら、後悔の念が押し寄せる。
「あ~19才か~。あ~半年か~。東京嫌いになっちゃわないかな~。薩摩おごじょなら大丈夫か。しかし、まぁ、誰彼かまわず話しかけるもんじゃないね~。会話に飢えてるからって・・・。まだ酔っぱらってないけど、単なる酔っぱらいのオヤジじゃん、これじゃ~。っていうか、自分が19才の頃ってなにやってた?え~っと・・・浪人してたや。必死に英語の勉強したてころか。それしても、方言いいな~。仏像みたときみたいに心が安らぐな~。スペイン語の響きみたいに、ゾクゾクするわ~。もう、ここまできたらアフィシオナンテだね。方言狂いだね。」
しばし、妄想タイム。
冗談抜きで、バレンシアに長期滞在できなくなってしまった今となっては(別に移住してもいいんだが・・・)、近場では住みたいと思っているのは圧倒的に九州。この前、九州言ったときも、道々不動産屋の物件を見て回ったくらいだし。どこに行くのにも便利な岐阜とか滋賀も捨てがたいのだが・・・。
一番好きなのは大分県。臼杵が気にいっているのと、国東半島が大好きだからだ。初めて富貴時大堂までドライブしたときの感動が忘れられん。なんもないとこだけど・・・。ただ、長いこと横浜暮らしをしているため、ある程度都会でないと厳しいと思うので(映画とか美術館の特別展とかがこないのはつらい)、福岡あたりが現実的だとは思っている。あとは熊本か?バレンシアに似て、街がこじんまりしているところがいい。さらに、九州はバスがかなり便利なので、週末には長崎でも佐賀でも熊本でもすぐにいける。車があれば、自由自在だ。九州のいいところは、神話の時代から幕末まで楽しめるところ。それぞれ風土と文化が違って、いろんな顔をみることができる。こんな地域、そうそうはない。
まだ未定だが、9月末の飛び石連休みたいなところで、九州に行こうかと計画中。前回いけなかった大分と鹿児島をメインに。レンタカーを借りて10年ぶりくらいに国東半島にも行きたい。最近、中高時代の友達で、海自で働いてる友達が佐世保に引っ越したので、そこを訪ねてもいいかもしれない。長崎の歴史博物館もゆっくりみれてないし・・・(あそこは2日間かけてもいいくらい楽しい)。あと、稲佐山!あそこの夜景は、日本国内だと、これまでで一番綺麗だと思う。
どっか旅したいな~。1ヶ月くらい。
それにしても、とりとめもない日記だな。
おまけ(吉野ヶ里遺跡にて)
Tags: 九州, 九州顔
コメントはまだありません。