スペイン時代に戻ろうキャンペーン
- 2010年 7月 22日
- カテゴリー : La Vida(日常) . la vida(生活)
- コメントを書く
走ったった。1時間走ったった。汗かいたった。汗かくと、肌がすべすべというか、モチモチになるのはなぜ?
今年の1月23日から「スペイン時代に戻ろうキャンペーン」を実施している、こんなことを、この場で、しかも声を大にしていうのは憚られるのだが、帰国してから約10kg増えた。4年かけてちょびちょびちょびちょび増えていって、気づいたらエラいことに。
スペイン時代は、今と比べてむちゃくちゃ不健康な生活だったし、もうほぼ毎日というくらい呑んでるし、オリーブ油たっぷりの料理やら、Queso(チーズ)やらJamon(スペインハム)やら食べていたが、やはりなんといっても、毎日結構歩く。車なんぞもってないから歩く。自転車があるときにはひたすらこぐ生活を送っていた。
東京の生活と違って、あっちでは、友達がとにかく近い。電話して「今どこ?これから呑まん?」と誘っても「あ~今Plz de Toros(闘牛場)のそば~」とか、「大学のそば~」とか、「旧市街散策中~」とか、「Rio歩いてるところ~」と、もうマックス歩いても30分くらいで友達と落ち合える。友達と落ち合ったあとも、多少バスなどは使うが、その後呑み屋をはしごするのに歩く。で、スペイン語には「終電」なんて言葉はないわけだから、当然帰りも歩く。夜中の3時だろうが、朝の7時だろうが、歩く。だから、呑んだくれても太らない。
日々の食事もそうだ。収入はないわ、スペインは日本と違って外食はむちゃくちゃ高いわで、基本的に自炊。スペインの自炊はかなり安く済む。歩いて3分のところにスーパー(valenciaの雄、Mercadona!)があるので買い出しに行き、すぐ目の前にあるパキスタン人がやっている八百屋で野菜(おいらの好物の茄子がでかい。2日は軽くもつ)を買い、家で料理。スペイン人二人と韓国人一人と猫一匹で住んでいたので、たまに全員の料理を作ることもあるが、生活のリズムが違うので、多めに作っておいて、残れば次の日食べるし、Compañero(ルームメイト)がほしいといえばあげるし・・・めんどくさければ、フランスパンにQuesoとJamonを挟んで食べるとかとそんな生活。
よく「普通逆じゃない?スペインにいくと太るんじゃないの?」と言われるが、それも当たっている。留学したばかりの頃は、特に女の子はみるみる太っていくのをこれまで何人も見てきている。当時の写真をもって、「今の彼氏にみせたろ~か!」、「ばらまいたろ~か!」とかなんとかいって、強請れるんじゃないか?と思うくらい別人になっている子もいる。男も太るんだろうけど、実は留学してくるのは女の子がやたらと多く、男が少ないのであまりサンプルがいない。
おいらは、太る前に、まずオリーブ油の影響で、しばらくお腹がユルイ日々が続いた。その後、スペイン料理のうまさに舌鼓を打って暮らし、多少は太っていくのだが、やはりそのあたりは日本人なのか、呑みのときならともかく、毎日食べるのはやっぱり日本食でしょ・・・と自炊するようになる。そして、しばらくすると普通の鍋で米を炊くのがかなりうまくなってくる。
Paellaの本場だけあって、valenciaは米の産地。1kg100円くらいで米が手にはいるので、米の入手には全く困らない。「タイ米みたいなの?」と聞かれるが、いやいや、ジャポニカ種。日本みたいに品種改良していないから、「ふっくらもちもち」にはならず、水気はないが、しっかりとした短粒種。Paellaを作るには、この日本の戦前の米みたいな、このvalencia米の方が当然いい。日本の米でPaellaを作ると、上手なシンのある感じにならず、どちらかというとべっちゃりとなってしまう。もし日本米でやるんだったら、古米が良いと思う。
なんか、また話がずれてきてるな・・・。
キャンペーンに話を戻す。とにもかくも、帰国時にはベスト体重だったのが、今は三十路の呪いの関係もあって、タダのデブなおっさんになりはてている。これじゃ~いかん!このままだと、後ろ指さされるようになってしまう!と一念発起したのが今年の1月。
で、キャンペーンの方法なのだが・・・これがみな「え~~~~~!!!」と嘲り笑ったり、「私もやったけどつづかなかったよ~!」という、Wii Fit。
はいはい、今も「ええ~~~なんだよ~~~!」って声が聞こえます。いいんです。天の邪鬼ですから。
いろいろ考えたが、食べない療法(断食みたいなやつ)は絶対イヤ。っていうか、無理。だって、呑み好きだもん。そんときに「おれ、キャンペーン中だから・・・」とかいったら、もう、スペイン全土で「Que Va!!」といわれてしまいそうなほど、興ざめなことになる。それは避けたい。
だからこその「運動」になるのだが、最初から無理なスケジュールをたてると、三十路の呪いにかかっているおっさんは、「もういいよ・・・ナチュラルにいきるよ」と飽きてしまう。無理なく、1年かけて、スペイン時代に戻るためには、減り幅は少なくとも、続くことが大事なわけだ。ということで、いつでもできるWiiを選択したわけだ。周りの友人は「続かなかったよ」といっていたのだが・・・。
最初は、ストレッチとか筋トレとかヨガとかいろいろやっていたのだが、これがなかなか減らない。ウィーボ君(だったか?)とかいう子に、「時間がかかるのでゆっくりやりましょうね~」と励まされながら1ヶ月くらいやっていたのだが、微妙に減ってきているような気はしたが、目に見えて!という感じがしない。徐々に落ちるおいらのモチバシオン。
方向転換ということで、ジョギングをすることにする。おいらぶっちゃけジョギングはあまり好きではないので、ついつい避けていただのが、ウォーキングはいいというので、しぶしぶやってみたところ・・・・これが、あらまぁ~びっくり。毎日1時間くらい部屋でジョギングするだけで、目に見えて体重が落ちてくるではないでぃすかっ!
英雄のポーズとか、月のポーズとかはなんだったんだ!(これはこれで気持ちがいいから今もやってるが)
目に見えて減り始めると、Wiiが勝手につけてくれるグラフを見るのが楽しくなってくるわけだな、これが。なんもしてないのに+0.1kgとかなるとむき~となるし、週末ガッツリ呑んだのに、増えてないと、「おおお!!!」とかなる。増えすぎると、ウィーボ君に「増えた原因はなんですかっ!」と怒られる。ウィーボ君といえば、一番効果があるのは、スタート時に言われる「masaquitoさん、こんにちは・・・・あらら、4日ぶりですね!」とか、「毎日つづけてますね!」とかいわれるやつ。単純なメッセージだけど、こちらも「ご、ごめん・・・ちょっと忙しくて・・・」とかいいわけしてしまう。それがイヤで、結構続けてしまう。
で、ほぼ半年が経ったわけだが、タイミングがいいことについ先週?くらいに健康診断があった。で、無事約半年で4.7kgの減量に成功。予定ではもう少し減らしておきたかったのだが、まぁ、しょうがない。ウェストは4.5cm減ったが、ウェストは以外と簡単に減ることが判明。ヨガでも、エアフラフープ(結構間抜けな姿)でも、腰をグイングインやったり、のばすと減る。Wii開始当初は体重が全然減らないのに、ウェストだけ減っていって首をかしげていたものだ。なんか、1ヶ月くらいで6cmとか減ったし。
現在に戻ろう。
先月はワールドカップ企画を開催してしまったのもあり、20時開始の試合があるときは、選手と一緒に必死に走っていたのだが、20時の回がなくなったあとは、Wiiをずっとさぼってしまっていた。だって、早く寝ないとなんだもの。だから、実は今日もウィーボ君に怒られた。
「あらら・・・・24日ぶりですね、masaquitoさん!」
「ご、ごめんよ・・・。でも、あと6kg減らすまでつきあってくれよ・・・」
追記
ちなみに「ダイエット」とは言わない。あくまで「キャンペーン」。または「減量」。猫も杓子もの一過性じゃないことをアピールしたいから。うちのママンなんて、ここ数十年、「ダイエットしなきゃ」っていってるからな。そんなに軽い気持ちではないのだ!・・・とおいらは言いたい。
追記2
なんかこの日記のデザイン飽きてきた。っていうか、気に入らないところがでてきた。結局、自分でカスタマイズしないとダメなのかね~。それはそれで面倒くさい。あまりセンスないし。
コメントはまだありません。