三十俵二人扶持
- 2010年 8月 5日
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昨夜は、夕食済ませて、部屋で本読んでたら、知らぬ間に眠りについてしまった。たぶん8時くらいだと思う。で、起きたら夜中の2時。全部つけっぱなし。コンタクトもつけっぱなし。歯も磨いてない。ということで、フラフラ洗面所にいって、歯磨き、コンタクト外し。一服して、再度爆睡。
おかげで今朝は元気はつらつ!もう、目もぱっちり。こうことがあると、「やっぱ睡眠って大事だよね~!」と思わされるのだが、それでも23時くらいになると、どこからともなくエネルギーが満ちあふれてきて、夜更かししてしまう。そのエネルギーは絞りだされたエネルギーなんだろうけど。
それにしてもなんだろうね。この暑さ。もう明らかに暑いから、いちいち言わんでもわかるんだけど、ついつい行っちゃう。「暑い~~~!!」って。もう時候の挨拶だよね。「今日も、暑いね!」、「おお、暑いとも!」みたいな。そこから言わないとなんか話し始めちゃいけないくらいの強制力がある暑さだ。
健康診断の結果が帰ってきた。最後に健康診断らしい診断を受けたのは、7年前くらいのこと。留学ビザを申請するために必要だったから。コレラだかチフスみたいなヤツもいけないといけなかったから、結構面倒くさかった。つまり、三十路の呪いにかかってからは初のことで、内心ビクビク。
腫瘍マーカーとやらをオプションでつけ、B型だかC型肝炎の検査も受ける。あとはメタボ検診みたいなもんだな。バリウム飲んで、JAXAの宇宙飛行士が練習に使うみたいなやつに乗ってグイングインやるやつにものった。
で、結果・・・・とくに異常なし!!
Viva 健康!といいたいところだけど、今年も「メタボ予備軍」にされた。「スペイン時代に戻ろうキャンペーン」のおかげで去年よりも体重は減ったし、ウェストも減った。だのに・・・だのに・・・なぜ~。Porque~!
いろいろ要素はあるんだろうけど、次回は予備軍から外されたい。
でもさ~、あれ、結構えぐくないか?三十路には。おいらの身長だと、ベストのBMI22の体重は67.4kgらしい。高校生のころ、バスケやってて63kg。で、スペインから帰国直前で68kgだったわけだが、もうそこまで落とす自信はぶっちゃけないぞ、おいら。だって、基礎燃費ってやつだっけ?あれ、格段に落ちてる気がするもん。食べたら食べた分だけ、Flotador(浮き輪)になっていくもん。
うちのパパンは完全なる肉体労働者で、もう健康そのものなのだが、そのパパンがWiifitではかって、ぴったりBMI22。飯もかなりがっつり喰う。でも、みた感じは、かなり痩せて見える。筋肉と骨と皮という感じ。見た目それで「一番病気にならない数値です」っていわれても、まぁ、確かにそうなんだろうけど・・・。おいらの職種じゃ無理な気がする。まぁ、がんばるけどさ。
ってことで、今日もケンミンSHOWみながら、一時間走ったった。走ると次の日体が軽くなるから好きなんだけど、それと「走る苦痛」を天秤に乗せると、絶妙なバランスで、「苦痛」側に「億劫」を乗せると、そっちに傾く感じで、ついさぼりたくなってしまう。でも、なんかテレビかなんかでやってたけど、30才~40才までに運動して体を作っておくと、年取った時に崩れにくいらしい。
あ~なんかこんなこと考えているおいらも、書いてるおいらも不憫に思えてくる・・・。やめやめ。
思い切ってスペインに行かせてくれ。そしたら、呑んだ暮れて、フラフラ歩いて痩せるから。
次。
先週末に、一人生徒がバレンシアに留学した。で、その口頭試験だかなんだかの時に、「どうしてこの学校を知ったの?」と聞かれ、その子は「masaquitoがうんたらかんたら」と答えたら、その面接官、突然日本語で「ひきこもりか?masaquitoか?あいつは生きてるのか?」といってきて、その子はたじたじになったらしい。
なんと、Manoloである。おいらのCompañero(同居人)の一人だ。デザインの学校に行ってるはずだが、夏の忙しい時期だけ、語学学校で働いてるっぽい。Manoloは日本の文化にも興味あるし、日本人の気質とか性質も熟知している(うちらのせいで慣れている)ので、「仲良くなって損はなし!」とアドバイスしておいた。たまにはメールしないとな~と思いつつ、メールや携帯ががなかった時代のように
、「おおお!!久しぶり!!!何年ぶりだよ!何してたよ!」ってのも好きなもんで、それをいいわけに、筆無精になってしまっている。スペイン語でメール書くの、未だに頭使うから嫌なんだよな~。会話はいいんだけど、メールとか手紙って残るからな~。「なんだこの酷いスペイン語は!」とかいわれそうだし。
はい、次。
Facebookを始めるかどうかで悩んでいる。なんだかんだで会社で使うことになりそうな予感がするから。Facebookがどうこうよりも、うちの職種とかシステム環境ではイマイチ割に合わないから、できれば辞めたい。他にもたくさんやることあるし。だもんで、一応社長プレゼンの時には、やらない方向にもっていきたいのだが、社長はFacebookユーザーが一億人もいるというアメリカにいるもんだから、期待してしまうのもしょうがない。日本はこれからかもしれないが、現時点で100万人だけである。これでも増えた方なんだろうけど、どちらかというと年配層が顧客対象になるから、まず9割Facebookなんてやってないだろう。イマイチ認知度や利用度が低いRSSも、案の定散々たる結果に終わったし。
自分が会社起こしてとか、副業やって・・・とかだったら、TwitterもFacebookもとりあえず使ってみると思うけど、うちでやっても費用対効果はかなり低いと言わざるを得ない。Web職人がおいら一人じゃなければいいんだけど・・・・。弟子にやらせるってもんかね~。そんなことしたら、また「鬼!鬼畜!鬼軍曹!」ってなじられるに決まってるしな~。
次々。
今読んでる藤沢周平の「漆の実のみのる国」は、上杉治憲(はるのり)、つまり上杉鷹山のお話。あまりの貧乏藩っぷりに、義父の重定が、藩地を幕府に返上しようと思ったくらい、どえらいことになっていた米沢藩を50年かけて復興させた人物だ。
かなり有名どころで、いろんな書物でみることが多いし、なんかしらんが、外国人の尊敬する人物でこの上杉鷹山をあげる人をよく見かける。
今の時代がまさにこれ。いや、あの頃の方がすごいか。「半知借り上げ」なんて、文字みただけで背筋が凍る。今の給料半分カットでしょ?今のおいらの給料は、三十俵二人扶持でしょ・・・つまり、十五俵一人扶持。無理無理。暮らせない。しかも、待てども暮らせども帰ってこないわけでしょ。会社の金がないからって、そんなことがまかり通るかと思うと、身も心も凍るわ。今なら会社辞めて別のところに転職できるが、当時だと「逃亡」扱いになってしまうから、さ~大変。
常々、タイムマシーンができたら江戸時代にいって、そこで生活してみたいと思っているのだが、この頃の米沢藩だけは勘弁してもらいたいわ。ホント。
なんか、微妙な終わり方だけど、終わる。
追記
なんか、自分で書いておきながらなんだが、おいらの日記ってタグつけるのむちゃくちゃ難しいし、なんかつけてる意味がな気がする。
追記2
三十俵二人扶持ってのは、安月給の武士の典型である。まぁ、独身なら余裕だが、普通この時代の人は家族を持ってるので、生活できなくもないが、楽でもない・・・という程度。1俵=4斗=40升=400合となる。三十俵だと12000合。米の目安となる消費量は、男で一日5合、女で3合。扶持米は雇わなければいけない配下の分が含まれる。もっと知りたい人はwikiでも調べればあるかと。
この辺かな・・・・蔵米
今みたら、一俵=3.5斗になってるな~。あれ~。