2004年08月22日 (日)  | ただいま1時55分。
さっきまで小津安二郎の「秋刀魚の味」を見ていた。
この映画スペイン語タイトルだと「El Sabor del Sake」となっている。意味は「酒の味」となる。
ManoloとSantiにきいたところ「秋刀魚」じゃうちらには分からない・・・とのこと。映画を見る前だったから納得したが・・・映画後・・・映画全般の雰囲気を表現しているタイトルだっただけに、「やっぱり映画のタイトルは替えない方がベストだな」と思った。
なんともほのぼのしていい映画だった。そして、しんみりする。小津安二郎って日本では名前だけで、実際に彼の映画はみたことがなかったが、いや~いい映画を作る。まさかスペインでそれを知ることになるとは。
この映画は笠智衆がかなり良い味をだしている。寅さんでの笠智衆しかおいらは知らなかったが・・・あの笑顔がたまらん。
そして、一番びっくりしたのが、岩下志摩。
Super Guapa!
正確には忘れたが、ごんぶと?かなんかのCMででていたくらいしかしらない。あとは極妻にでているらしいが、見たことはない。
この映画の時は何歳かわからないけど・・・かなり好みに近い。目と輪郭。
まさか、スペインで岩下志摩にはまるとは・・・・。
びっくりだ。
そのほかには、岡田茉莉子の演技がなんか笑えたのと、岩下志摩(ミチコ)に縁談を進めるシーンがあるが、そのシーンをみて「やっぱり男ってバカだな~」と思った。女心が分かってない。おれも当然わからんけど。
映画の点数は3.6点(5点満点)。またゆっくり見ても良い映画だ。
今日はかねてからの約束であった「姐御お料理教室」に行ってきた。1時くらいから作るというので、早起きしていった。寝る時間が遅いおいらにとっては11時前に起きるということは「早起き」になる。
家につき、Besosと挨拶をすますとCocinaへ。早速、姐御は姐御っぷりを披露して、「これが今日の材料!これで約6人前ね!」とチャキチャキチャキ!って感じだった。
もう、Receta(レシピ)を学びに来たおいらにとっては、完璧な下準備だった。さすがは姐御・・・と1人感心。
その後も、姐御ぷりは続く。
なんかそういう仕事でもやってたんじゃないか・・・というくらい、教える技を心得ている。説明が細かいのだ。おいらみたいに「う~ん・・適当」とか「こんな感じ~」というのではない。もちろん、慣れてきたらそうなってくるのだろうけど、最初に学ぶという状態ではこれ以上ない説明だった。言ってしまえば隙がない。
「温度は200度だけど、最初に暖めておいて・・・」 「30分は空けちゃだめ!ご飯が壊れるから」 「Masaki!こっちきて・・・写真、写真!写真とりなさい!」 とすでにメモ用紙代わりに写真を何枚か撮っていたおいらを呼んだり。
なんか、気持ちが良い。
姐御っていうか、ママン!って感じに思えてきた。そう年齢も変わらんから、失礼だけど(笑)
旦那のJuan Calrosの方も彼のほうで、おいらのコップのCervezaが無くなりそうになるまえに、必ずCervezaを注ぎにやってくる。そのタイミングが絶妙だったりする。スペイン人なのに・・・流石に日本滞在が長いだけある。彼のこの淀みのない攻撃(?)は帰るまで続いた。
とにかく、至れり尽くせり。完璧であった。
今回学びにきた「Arroz Horno」のRecetaは完璧にメモってきた(正確にはマリちゃんにメモってもらった。おいらは写真係)が、料理は実際に作ってみないと、コツまでは分からないので、今週中か来週中にでも作るつもり。問題は肉類をたっぷり使うので、Manoloが食べれない可能性があること。食べるときによけてもらえば食べられるのだろうか?それとも肉成分が入ってると駄目なんだろうか?
Vamos a ver・・・
できあがったArroz Hornoは激ウマだった。もう何度「うめ~!」といったことか。いや、ホント美味かった。姐御曰く、「だし汁を多くしすぎた」とのことだけど、なんら問題はなかった。確かにBarのヤツとかはもうちょっとパサパサしている気はするが・・・ウマけりゃ何でも良し。
他にもEspinaca(ほうれん草)のtortillaや和風サラダなどもあり、さらにArroz Hornoもお代わりをしてしまったので、苦しいくらいになる。
なんか、珍しぶりにしこたま食べた気がする。
また体重戻るかな・・・。
旦那の淀みない攻撃のおかげで、おいらはCerveza・・・Vino(Bottela4本?)・・・ブランデー・・・と続き、6時半頃帰ったときには、いい気持ちだった。そして、猛烈に眠くなっていた。
約束があるというマリちゃんと一緒にバスで戻り、おいらは家へ。誰もいなかったので、そのまま布団で爆睡し、10時過ぎに再び起きる。
晩飯は・・・とてもじゃないけど食べれなかったので、Manoloが「これ喰うか?」と差し出してくれた、「エビ4匹」。
なんか猫みたいな気分で1人苦笑。
映画後、流石にちょっと小腹が減ったと思っていた時に、帰って来たMi Kyungがラーメンを作ってくれるというので、ちょっと分けてもらうことに。
韓国のラーメン。
当然、激辛(笑)
辛い物が好きなおいらは、汗だらだらでむさぼり喰った。
今日一日はなんかおいらのために地球が回っているんじゃないか・・・と思えるくらい、絶妙なタイミングでことが進んだ気がする。気持ち悪いくらい・・・。
皆に感謝・・・主の平和・・・アメン。
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