おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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スケジュール表
2004年09月06日 (月)
自分を戒めるために「スケジュール表」を作った。

蛍光ペンと赤ペン、黒ペンを握って下記夏期火気賈逵牡蠣。

「うれしさ」と「おそろしさ」が綺麗に混じり合った。


なんとなくわかってはいたのだが、どうやら体が完全に自由になるのは13日〜18日の約1週間だけらしい。あとは10月9日の結婚式まであっちこっちに奔走することになるみたい。

へぇ〜

なんか他人事に見えて笑える。あはははは。


作ったばかりのスケジュール表を見ていても仕方がないので、目の前のことから始めるために、パッキングやら小旅行のプランニングを始める。


スペインの天気予報はWEBも含めてあまりアテにならない。というのも、調べるサイト、サイトによって天気が異なっていることが多いから、一体どれを信じて良いのかよくわからないのだ。

以前旅行にいったときは「Yahoo」(スペイン版)の天気予報が結構正確だったのもあって、昨日調べたときは、そのYahooで調べた。

日曜:雲がかった晴れ
月曜:台風
火曜:曇り(小雨つき)
水曜:晴れ
木曜:晴れ
金曜:晴れ

ということで、出発を今日の夜中出発のバスに変更したのだが・・・今さっきもう一度見てみたら・・・

月曜:雲がかった晴れ
火曜:台風
水曜:雲がかった晴れ
木曜:雲がかった晴れ
金曜:雲がかった晴れ

になっていた。

台風・・・明日かよ!

もう、なんかどうでもよくなってきたが、はずれることに期待しよう。


カタルーニャ地方のことを色々調べていると、面白そうな街が春のトイレのう○ちみたいにゴロゴロゴロゴロでてきた。もうロマネスクだらけ。

バスは昨日発見した「Teisa」というバス会社(イタリア語だと思ったが、よく見たらカタラン(カタルーニャ語)だった)がBarcelona近郊の小さな街を回るには良さそうなので、それを使おうと思っていたが、行きたいところが増えすぎたため、今回もレンタカーを借りることに決定。大して走行距離もなさそうだし、田舎町巡りだし、値段も4日間で90eurosくらいと、いろいろ熟考したところ、そっちのほうがラクチンだし、安く済みそうだし。

現段階では暫定でしかないが、候補地はGirona、Banyoles、Pals、Roses、Olot、Ripoll、Cardona、Boi、Taull、Lleida、Montblanc、Tarragonaになっている。小さな街ばかりだが、全部回るのは当然無理なので、雰囲気をみて適当に削る。レンタカーの旅はそれができるからいい。

Olotくらいまでいくと、ANDORRA(ピレネーにある小国家)も近いので足を伸ばしていってみる予定。話によると「タバコ」が安いらしい(笑)

ただ、予定していた「まったり」は無理そう。どう考えても、見事な観光旅行になるだろう。読書用の本を持っていくか迷うところだ。


ごちゃごちゃ考えないで出発しよう。


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案の定というか・・・
2004年09月05日 (日)
パンパカパ〜ン!

現実逃避決定!!


すべてのしがらみを捨て、旅に逃げることにした。

もう、かなぐり捨てまくり。あとは野となれ山となれ〜♪

明日の昼から逃げ出そうと思ったが、さきほどサイトで天気を調べたら、どうも天気が大荒れっぽいので、明日の夜中の出発になりそう。

なんか前途多難。


場所はたぶんGirona近辺。数ヶ月前に1人旅でいったばかりだが、かなり気に入ったのと、周りにまだ見ていないユダヤ関係の建築物があるので、それをまったり見に行くことにした。目的はそのまんま”現実逃避”。おいらの生活自体が夢うつつみたいなもんなので、現実逃避の中の現実逃避といったところか。

ただ、急遽決めたので、何のプランも立てていないし、Girona以外どうやっていいのかあまりよくわかっていない。今泣きながら必死で調べているが、眠いし、疲れているし・・・とスペイン語を読むための集中力は0。目的地へ行くバスはどうもある感じ。たぶん。イタリアのサイトだったから、ちゃんと読めてないし。


なんとな〜く、行き当たりばったりになりそうな予感がする。


候補地はなんとなく決めてみた。Girona、Banyoles、Olot、Ripoll、Vicあたり。おそらく5日程度の小旅行じゃ全部回れるはずもないし、ましてやまったりすることなんてできないので、3カ所くらいに絞ると思われる。

旅先では何もしないで、いつもと同じように「Barな生活」になるだろう。あと、Sinagoga巡り〜。ちょっとウキウキだ。ロマネスク建築が多いので、それも楽しみ。Zamoraにいったおかげで、前よりちょっとだけロマネスクに詳しくなったし。


今日は話のしすぎで疲労困憊。半日以上話し続けていた気がする。

4時半時くらいから9時まで姐御とマリちゃんと一緒(旦那は仕事)にBarでノンストップでくっちゃべり、姐御と入れ替わりできたtomokitoとその後2時間ぐらいくっちゃべり・・・。Pan de Azucarでクレープ(甘くないクレープ?)で夕食をすませ、その後、また軽く一杯Cervezaを飲み・・・1時頃家に帰ってきた。

本当はやることいっぱいあるのに、やる気がNada de nada(全くなし)なので、「時間大丈夫?」と聞かれても

「うん、全然大丈夫!」

何もしてないのに、なんとかなると思ってる自分が怖い。

いや、なんとかするんだけどさ・・・。


追記
トキコちゃんのDespedidaは無事終了。だが、酒を飲んでどうも舌がピリピリすると思ったら・・・

いたずら好きのアルベルトが、おいらの酒にワサビをしつこく入れ続けたため、なんか飲んだような飲んでないようなそんな感じ。

あと、今回もまたチラクとさおりさんの会話がツボにはまって大爆笑。もう涙が止まらなかった。前回の「8」に引き続き、「Yo tambien!!」がしばらくおいらの中でmodaになりそうだ。

男はいつも「おれたち」じゃなくって「おれ(だけ)」というから、女の子は疎外感を感じるらしい。

Despedidaの最後は、La boda del monzonの曲で大暴れ。さすがはインド人チラク・・・気に入ったらしい。CDを頼んで買ってきてもらったらしい。おいらが必死で見つけ出してきた曲なのに・・・(;´Д⊂ちなみにチラクは「どっこいしょ」が言えるインド人。くるりの「Go back to china」が欲しいらしい。

あ、あと何故か家に犬がいた。Leonの友達から預かってるらしい。その日はおいらの愛人となった。


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晴天の霹靂
2004年09月04日 (土)
なんだかんだで8月はおいらにとってもvacacionesだったらしい。本を読む時間もあったし、毎朝起きて「今日は××しよう」と選ぶことができていた。

が、9月に入ったとたん、晴天の霹靂というべきだろうか・・・恐ろしく忙しくなった。正確には忙しくなりそうな予感。

晴天の霹靂で思い出したが、先日Santi邸でみたアニメ「ナルト」の主題歌が気に入った彼は、「正樹!探してきてくれ!」というので、見つけてきてあげた。

Asian Kung-Fu Generationというグループで、マリちゃんは何故か知っていた。日本で少し有名らしい。で、ナルトの主題歌は「はるか彼方」という曲だった。

CocinaでSantiと話していると、PCからその曲がかかったらしく、Santiが突然「あ!正樹!この曲!!!」と叫ぶ。

おいらはというと、そのことをすっかり忘れていて、何のことをいってるのかさっぱり。

「え?なに?どうしたの?」
「ナルトだ・・・アニメの。」
「あ〜この前みたやつね。それが?」
「この曲だ!」

部屋に戻って見てみると、確かにナルトの主題歌だった。

「Santi・・・すごいね・・・この前聞いたときは、曲の頭の数秒だったのに、良く覚えてるね」
「おれは他のことは全く覚えられないバカだが、音楽だけは天才的に覚えてるんだ!」
「おいらなんて・・・見つけてきたことさえ忘れてたよ」

彼らの曲は他にも見つけたので、Santiに聞かせる。どうやら気に入ったようだ。ノリノリのSantiが面白かったので、歌詞の中にあった「晴天の霹靂」を言えるようにさせてみた。いつものように完全にコピーしやがった。

今回の件で、Santiの耳(音感というべきか?)が恐ろしくすごいということが確信できた。


閑話休題


おいらは白紙のスケジュール帳が好き。何も予定の入っていないスケジュール帳だ。当然、ただの比喩で、スケジュール帳なんてもっていない。必要なときは、適当に紙を破って必要なところだけ自作で作る。

逆に突然の約束は好きだ。急すぎると困る場合もあるが、「これから・・・」とか「明日・・・」とかそういうの。

でも、その「突然の約束」が一気に舞い込んできた。Despedidaに、夕食、小旅行、中旅行、cafe・・・。

今月中旬には友達が遊びに来る。下旬には母親と弟。二週目くらいにはタカシ君が帰ってくる。でもって、来月頭にはJaponへ・・・。その合間にもやらねばならないことがたくさんある。

そして、一番の問題は・・・おいらが今現在超Super Vagoになってるということだ。超ウルトラ怠け者。

何から手をつけていいのかわからなくなると、おいらはこの状態に陥ることが多い。そして、たいてい現実逃避へと走る。テスト前に大掃除したくなったり、北斗の拳全巻読破したくなったりするのと同じようなものだ。

そして、ギリギリになって一夜漬け。それの繰り返しで生きてきた。

白紙は好きだが、その代償も結構でかかったりする。

とりあえず、今やるべきことを考えてみよう・・・・


まずは、その前に無くなったタバコを買いに行くことだな。


追記
夜はサオリさんの家でトキコちゃんのDespedidaがある。疲れてるので迷うところだが、やはり行かねばなるまい。


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牛と戯れる
2004年09月03日 (金)
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学校の企画で「Bous a la mar」を見にJaveaに行ってきた。

総勢90名。バス二台をチャーターしての大イベント。集合時間の4時半には学校の前はもうそれはそれはMogollon de gente!だった。英語、ドイツ語、ノルウェー語が飛び交う飛び交う。あ、日本語もか・・・。

JaveaはValenciano(バレンシア語)ではXabiaとも書き、位置はValenciaから車で一時間半ほど南下したところにある。Alicanteの少し手前にある半島部のさきっちょの方の小さな街だ。

外見はなんとなく・・・伊豆を彷彿させた。きっとそう思うのはおいらだけじゃないはず。

bousはValenciano(バレンシア語)で、CastellanoだとToroを指す。日本語だと牛君のことだ。で、marは海。

まぁ、単語説明したところで想像なんてできないだろうが、ぶっちゃけていってしまえば、海辺でToro君と鬼ごっこをするというイベントだ。

闘牛とは異なり、刺されて流血ってことはない。だから、Toro君が死ぬと言うことはないので安心してみていられる。ただ、人間が流血することはあるかもしれない(笑)

だから、この企画に参加する前に「死んでも文句言わない」みたいな誓約書にサインさせられる(笑)

詳しいことはまた例の如くコラムで書く予定(?)にして、ここでは省く。

ただ、ばっちり日本人観光客になっていて、サイトのために良い写真を撮ろうとして夢中でカメラを構えていたら・・・・

Toro君に刺されそうになった

いや、マジで。赤い服着てたから?

すぐ後ろにいた知らない人がおいらの服を引っ張ってくれたので事なきを得たが・・・

当然

「おまえ!なにやってるんだ!」

と怒られた。

ごめんなさい。


Javeaから帰ってきたのは夜中の3時。帰り際、なんとなく飲みたい気分だったので、Gulliverによったのだが・・・例の如く、隣の人に話しかけられた。

今回はGulliverでは珍しくスペイン人。Valencia生まれの生粋のValenciano。職業は前回のエクアドル人同様トラック運転手とのこと。

彼はスペイン人には珍しいAutoestima(自尊心)がない男だった。スペイン人はよく日本人に「日本人はAutoestimaが足りない」(自己愛の意味でも可?)と言うが、まさか、日本人のおいらがスペイン人に「Autoestimaをもて!」というとは思わなかった。

彼は自分のことを終始「俺は醜男だ、醜男だ!」と言っていた。5年前ほどに結婚していたらしいが4ヶ月で破局してしまったらしい。

でもって、今彼女が猛烈に欲しいらしい。国籍は問わないとのこと。

彼の容姿はお世辞にもかっこいいとはいえない。32歳という年齢のわりには頭は禿上がってしまっていて、おでこのあたりにキューピーちゃんみたいにちょろっと髪の毛がある。

が、とてもかわいらしい顔をしている。笑うとキュートな顔だ。話し方も落ち着いていているし、良くいるスペイン人のように話を聞かずにひたすら話すということもない。とても優しい雰囲気の持ち主だ。

「女の子を紹介してくれ!女の子を紹介してくれ!」としきりにいう彼。うちでご飯を食べよう!どこかでcafeでもしよう!電話番号教えるから、時間があったら連絡くれ!と電話番号を教えてくれた。

だが、おいらが9月は恐ろしく忙しくて、10月頭には一度日本に帰るといったら、しょんぼりしてうなだれてしまった。

「1月には帰ってくるから、それまで待ってて!」

といったのだが、半年近く待たねばいけないことが辛いのか、さらにしょげかえってしまった。

carmenに遊びにいったはずのSantiたちが何故かGulliverにきていたので、そちらのグループに混じって話をしたかったのだが、流石にしょげかえっている彼を放っておくことはできず、帰るまでずっと一緒にいた。

一杯だけCervezaを飲んで帰るつもりが、結局1時間以上いることになり、さらに彼のおごりで3本ものカールスバーグを飲むことになり、帰るときには、お腹ポンポン、眠気ムンムン?という状態に陥っていた。


それにしても、なんかGulliverって、来るたびに「人間交差点」。la vida es duroを具現化したBarのようだ。Gulliver(ガリバー)なんてメルヘンチックな名前替えて「人間交差点」という名前にしたらどうだろうか・・・と思う今日この頃だ。



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Joder!!
2004年09月02日 (木)
夜、FilmotecaにCHICAGOを見に行った。

が、1時間半後・・・突然の土砂降り。そして、ものすごい轟音での雷。

綺麗な夜空だったのに・・・一瞬にしてずぶ濡れ。パンツまでぐしょぐしょ。

途中だったのが、流石にそのまま鑑賞し続けれるほど、神経図太くないので帰ることに。

今も大雨だ。

Valenciaにしては珍しいと思っていたが・・・Manolo曰く、8月は多いらしい。

いわれてみれば・・・去年も8月末から9月末にかけて、突然の土砂降りに遭遇した記憶がある。今日と同じような。

雨に濡れて疲れたので、日記はこれだけ。

追記
最近、ひょんなことから日本の歌がおいらの仲でブーム。部屋でかけては踊ってる。いまさらだが・・・日本の歌も悪くない。やっぱり、おいら、日本人。



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英雄
2004年09月01日 (水)
おいらの愛車「Kristin号」がパンクしてから約2週間。さすがにかわいそうに思えてきたし、無用の長物になりかねないので、Santiに頼んで直すことにした(Santiの家にパンクを直す工具が全部祖揃っているため)。

8時にSantiと待ち合わせて、まず学校側のBar de viejos(おじいさんばかりが何故か集まので、そう命名した)で軽く一杯。その後Santi邸へ向かう。

Santi邸へ行くのは実は今日が初めて。一年半もいるのに、その機会が何故か無かった。

Santi邸にはたくさんの人がいた。当然スペイン人ばかり。Santiは5人兄弟の上から二番目。下から二番目のEnriqueと、一番上のMartinは良く会うので仲がいいのだが、他の2人に会うのは今日が初めてだった。もしかして仲が悪いのか・・・と思っていたが、全然仲良かった。う〜ん、謎だ。何でうちに遊びにこないんだろ?

うちらを除いて全部で5人のスペイン人がいたのだが・・・そのうち2人は超日本オタクだった。正確にはそのうちの1人の弟が日本のアニメオタクらしく、お姉さんの彼女も影響を受けたらしい。

そして、何故かスペインの家庭で、おそらく今でもジャンプで連載していると思われる「ナルト」のアニメと同じく連載中だと思われるマガジンの「Getbackers」を見せられる。

この二つのアニメは日本のアニメを録画したものに、スペイン人のファン・・・いってしまえば超SuperオタクがPCを駆使してスペイン語字幕をつけたもの。日本語の会話と字幕を見比べてみたが・・・ほぼ完璧でびっくり。昨夜みた「秋日和」の字幕はかなり間違えというか、無理矢理な翻訳が多かったのに・・・。

スペイン人のオタク・・・おそるべし

というわけで、日本語が話せ、アニメを知り(おいら自身は見ないのだが、漫画は見る)、漢字が書けるおいらは、その家で英雄になる。

ちやほやされるのって悪くない

というのも、二年目にもなると、長いこといるせいで、周りのスペイン人にちやほやされることはなくなった。「おまえはもうスペイン人だ」とか「スペイン人と結婚するんだろ?」とか「仕事探せ」とか「一生住むんだろ?」などなど・・・。もっと来た時みたいに、かわいがってくれてもいいんだけどな〜。

気をよくしていたおいらにSantiが・・・

「正樹・・・仕事だ!仕事!!!」
「何?」
「ドラえもんを歌を歌いながら書け!」
「え〜〜〜!!絵描き歌???」
「そうだ」

皆の視線がおいらに集まる。

なんか、ちやほやじゃなくって、いじめられている気がしてきた。

マ〜ルカイテチョン、マ〜ルカイテチョン・・・ごにょごにょごにょ・・・

ドラえもんの顔だけ描いて

「はい!書いたよ!」


「正樹!全部だ全部!それにちゃんと歌え!!!」

・・・・ぐすん・・・分かったよ。

結局全部書かされた。

できたドラえもんはfatal(超下手クソ)だったのだが、何故か「か〜〜わ〜〜い〜〜〜い〜〜〜!」と大好評。

天才画家になった気がして、再び気をよくするおいら。

その後、Estefaniaという名前を漢字で書かされる。

恵須手富阿二愛

・・・む、無理がある・・・っていうか、また暴走族の落書き(^_^;)

少しでもいい意味の漢字を探して、最後は愛を使ってみたが・・・二を使ったのは失敗だった。

彼女の彼氏もいたというのに、「二つの愛」・・・周りは大爆笑していた。

「ほかの漢字も使えるよ!!」と慌てていったが、どうも「二つの愛」が気に入ったらしく、そのままとなった。

そして、彼女は嬉しそうに「絶対弟が羨ましがるわ!!」と言っていた。

漢字書いただけでうらやましがるのか〜。

もしかして、金とれるんじゃないの?漢字書くだけで。

カテドラルの前とかで中国人と混じって、漢字書き職人でもやろうかね〜。

硯とかもって、それらしくして(笑)


夜、Filmotecaに映画CHICAGOを見に行こうと思ったが、小雨が降ってきたの諦めた。

今日はそんなところ。

あ、うっかり。

Kristin号は完全復活した。また明日からおいらの愛車だ。

どこにいこうかな〜。

追記
彼らはアニメを日本の芸術としてみるからいいのだが、おいらにとってアニメは子供がみるものというイメージがどうしても強いので・・・「流石正樹!何でも知ってるな!!」と言われてちょっとだけ恥ずかしかった。おいらが知ってるのは漫画の方であって、アニメの方じゃないのだが・・・まぁ、同じことか(^_^;)



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Valenciaにどら焼き上陸!!
2004年08月31日 (火)
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昨夜のJasonのDespedidaはなんとも不思議な感じのDespedidaであった。

tomokitoのご飯が食べられる!ってことで、お腹を減らしていくも、まだ料理中でしばらく待つことに。口寂しさからか、できあがるまでに何杯ものSangriaを飲んでしまう。無くなってはこっそり冷蔵庫を空けてVazo(コップ)に注ぎ足し、無くなっては注ぎ足し・・・おそらく7杯くらい飲んでしまったと思われる。

これが後々後悔の原因になるとは、この時当然知るよしもない。

食事は例の如く激ウマだった。一体tomokitoはいくつのレパートリーをもっているんだろうか。聞いたところ、オリジナルで適当に作っているというが・・・とてもじゃないけど、おいらには真似できない味であった。さらっと作っているように見えるが、かなり手が込んでいる。弟子入りしたいくらいだ。

Despedidaはホント内輪だけで、主役のJason、tomokito、Vivian(台湾人)、マリちゃん、おいらの5人。その後、仕事が終わったMi Kyungが1時くらいにやってきて計6名となった。

Jasonはフランス人だが、生まれたのは香港で顔はアジアの顔。さらに今日まで知らなかったのだが、広東語が話せるとのこと。生まれてすぐフランスに行ったといってたから話せないものばかりだと思っていた。

それぞれ国籍は違うが、顔は全員アジア顔の6人がスペイン語で会話する光景は何とも面白かった。面白いというか、すごい不思議・・・・ぶっちゃけていってしまえば「異様な光景」であった。

おそらく、日本人のおいらからみても変なのだら、うちらの顔が全部同じに見えるスペイン人やその他の外国の人間が見たら、びっくりを通り越して「恐怖」さえ覚えるのではないだろうか。絶対逃げ出すはず。


料理はクスクスにトマトと野菜を煮込んだソースとtomokitoオリジナルのリブの煮込み。このリブの煮込みが半端なく美味く、これがあったらおそらくご飯何杯いけるかわからない程だ。うちでも作ってみたいけど・・・Manolo・・・肉食えないしな〜。いないときに作るってもんだな。

クスクスの方は・・・「Jasonは目を離したら危ない」と言っていたtomokitoがまさにちょっと目を離したすきに、一箱で十分5人をカバーできるクスクスを二箱鍋につっこむJason。

おいらはそれを真横で見ていて、2箱目を開けているところも見ていたのだが・・

「え???Jason!!!!二箱入れるの??」

と言ったときには時すでに遅し。

サラサラのクスクスはあっという間に鍋に飛び込んでしまっていた。

鍋から溢れんばかりのクスクス。

やってきたtomokitoは苦笑するも、彼を思って何も言わず。すねるから(笑)。

「tomokito・・・さっき目を離したら危ないといってた理由が分かったよ(笑)」

再び苦笑のtomokito。

結局鍋を替えることによって鍋からあふれ出ることは防げたが、全部食べきるためには、1人あたり約二人前以上食べなくてはいけないことが確定した。

で、Jasonの言い分・・・・

「正樹〜!正樹のために2箱いれたんだ!さっき、すごい腹減ったっていってただろ。だから、最後にいれた一箱分は正樹のためだ。最初の一箱はうちら4人の分だ。な、ちょうどいいだろ?」

だそうだ。

”見事な”言い訳、もうどうでもよくなった・・・。


待ち合わせ場所はいつもBodega(Vino居酒屋)だったtomokito、Jason、おいらが揃ってVinoが進まないわけもなく、あっというまに3本のVinoが空く。おいらはその前にも十分危険なSangria(飲みやすいからジュースみたいに飲んでしまうのだ)を飲んでしまっていたので、3本空けた時点で大分眠くなっていた。

だが、いつも遊んでいたJasonが帰ってしまうと言うことで、tomokitoは酔っぱらいたいのか、また新しいVinoを出してきた。

それが、なんと・・・・

Estolaの1994年 Gran Reserva

La Manchaのワインなのだが、2.5eurosのヤツでも十分美味く、以前はついつい買ってしまう銘柄の一つだった。だから、うちには空き瓶がたくさんある。

今回のそれは、Gran Reservaだから格が違う。Mercadonaでも7euros近くする一品。

tomokito〜〜〜!!なんで最後にそんな良いVinoだしてくるんだよ〜〜!!!最初に飲もうよ!そういう美味いVinoは!味が分かって飲んでるうちにさ・・・

と心の中で叫ぶ。

すんごい飲みたかった。もうもんのすごく飲みたかった。

が、Jasonももうアウトで、Mi Kyungも仕事で疲れていてそれ以上飲める感じではなかった。

おいらに泣きつくように「正樹は飲むよね〜」と言ってくる酔っぱらいたいtomokito。

「おれは別に大丈夫だけど・・・2人で一本は今の感じでは多くない?」

と珍しくひよった返事を返すおいら。

本当は量的な問題ではなく、そんないいVinoをこんな眠くて、酔っぱらっていて、味もよくわからない状態で飲みのがもったいなく思ってしまったのだ。

シュンとするtomokito・・・Pobresita・・・。


Despedidaの後半、Vivianは帰り、マリちゃんはソファーでいつものように爆睡。

他の4人で話をしたのだが・・・なんか「スペインにおけるアジア人」というテーマのシンポジウムみたいになった(笑)。Despedidaじゃなくて、ほとんど秘密Reunion。

Mi Kyungの聞いた話しをもとに、スペインにおける中国人社会について盛り上がる。

この話し自体、おいらは以前もMi Kyungにきいた話だったので、tomokitoが貸してくれるという「韓国語の文法書」でひたすら勉強する。

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

ひたすら韓国語の母音を発音するおいら。

その隣で話しているMi Kyungは苦笑している。

「全然違う!なってない!」と半分いらだっていたのだろうが、話を切ることもできないので、特につっこんではこない。

それがわかっても、めげないおいら。

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

「ア・・・ヤ・・・オ・・・ヨ・・・オ・・・ヨ・・・ウ・・・ユ・・・ウ・・・イ」

ひたすら連発。

当然、全然発音は間違っていたと思われる。カタカナ表記で書くと同じ発音ばかりに見えるが、当然全部違う。その違いをカタカナだけで使い分けるのは不可能だった。CDが付属しているのでそれを使わないと駄目っぽい。

おそらく、韓国語の発音はおいらには不可能と思われる。SantiもManoloはちゃんと発音できるのだが、いつもおいらだけMi Kyungに「違う〜!」と笑われている。Mi Kyungが言うのにしっかり耳を傾けて発音しても「違う〜!」と言われるのだ。どこがどう違うのかおいらには全然分からない。全く同じにコピーして発音しているつもりなのだが・・・。つまり、聞き取れてないのだ。だから、おいらの苦手な発音なのだろう。わからんが・・・。

やたらとでてくる「シムニダ」でさえ言えない。Mi Kyung曰く、たいていの日本人は発音できてないようだ。書くと「ム」だが、「ム」といってはいけない。どちらかというと口を真一文字に締めて「ン」という感じっぽい。

だが、文法の方は、良く言われている通り、日本語と恐ろしく酷似している。単語も似ていたり、連想しやすいのが多いのが特徴なのが、文法書をパラパラみてるだけでもわかった。

ドイツ語に続いて、韓国語にも興味を持ち始める。ちょうど家に先生(Mi Kyung)もいることだし、またちょっと浮気してみようと思う。

今日からMi Kyungへの挨拶は全部韓国語でいこうと思う。


隣で韓国語の勉強をしているのはどうも邪魔っぽかったので、ソファーにいって横になる。

そして・・・そのまま爆睡し・・・起きたら朝10時だった。

体の上には毛布が掛けてあった。そして、マリちゃんも寝たままであった。

置き手紙を残してマリ邸に引き上げた。


授業前にマリちゃんと「Lorno」(チェーンのパン屋さん?)で軽い昼食をとる。おいらはJamon Yorkのパイみたいのと、cervesitaではなく、珍しくcafe con lecheを注文。

会計の時、ふとレジの横をみると、なにやら見慣れた食べ物が・・・

ど、どらやき????


「まさか〜」と思いつつも、どからからどう見ても「どらやき」にしかみえなかった。どら焼きが大好物(?)のSantiにお土産に買っていこうと思って早速店員に話しかけてみる。

「すいません・・・これ一ついくら?」
「え〜っと・・・ごめんなさい・・・休みあけで値段思い出せないわ」
「あははは」
「ちょっと待っててね」
「ええ」
「一つ50centimoね」(70円弱)
「中には何がはいってるの?」
「チョコレートよ。他の味もあるんだけど、今日はチョコレートだけ」
「(さすがにあんこじゃないか・・・)」
「じゃ、それを二つください。」
「あなた達は日本人?」
「そうです」
「今ね、このお菓子はValenciaではここ(Lorno)しかないのよ。社長が機械を日本から買ってきたのよ」
「へぇ〜」
「じゃ、1eurosね。」
「どうも。Hasta Luego〜!(じゃ、また)」


勝手な憶測だが、おそらく今もやっているBarcelonaのフォーラムの影響かもしれない。前にテレビで、フォーラムのあるブースでドラえもんの焼き印をいれたどら焼きを作っていたのを見た。

もともとどら焼きはドラえもんの影響で、知っている人は知っている謎の食べ物で、Santiも「ドラえもん」からこの不思議な食べ物への夢を膨らますことになったわけだ。だから、友達に頼んで持ってきてもらったときには、ホント目を輝かせながら、嬉しそうに、それはそれは大事にどら焼きを食べていた。ナイフで半分に切って、これは今日の分・・・半分は明日のだ・・・と。その様子はホントかわいらしかった。

中があんこじゃないので、「本物」ではないが、今後Santiは頻繁に買うと思われる。

学校に到着すると、運良くSantiとManoloに会えた。

「Manolo、Santi〜!お土産もて来たよ!」
「何!Santiにはやらなくていい。おれにだけよこせ!」とManolo
「がっつくな。ちゃんと二つ買ってきたから。pausa(休憩)の時にでも食べて」
「で、何?」とSanti
「食べ物・・・お菓子だ」

袋の上から中身を当てようとするSanti

「ま・・・まさか・・・・どら焼き!!!!」

さすがはSanti。形状だけでわかったらしい。

「今ね、Lornoでどら焼き売ってるんだよ。」

「マジか!!」とManolo

「どら焼き〜どら焼き〜」
と目を輝かせるばかりで話を聞いてないSanti

「でも、中身はチョコレートで、あんこじゃないよ」

「俺は本物のどら焼きを食べたことがあるぞ!」

と相変わらず話を聞かず、日本人のヒロシ君に自慢気に話すSanti。

そして、そのまま「どら焼き〜どら焼き〜」と口ずさみながら仕事に戻っていった。


学校に誰もいなくなったので、トボトボ帰る。

夏も終わり秋が近づいてきたと思っていたが・・・甘かった。温度計をみたら39度もありがった。まだまだ夏だ。

家に帰ってきてからは、サイトの仕事に精を出す。前々から考えていたmailを使ったアンケートフォーム。ただ、この手のアンケートフォームはそうとうのことがない限り、面倒くさくて誰も手を出さないので(おいらもそうだし)、何か物でつる予定(笑)。ちょうど一時帰国が近いから、Paellera プレゼント!とでも書けばみなやってくれるだろうか?それともひきこもり印おもちゃの缶詰とか・・・。そんなん、うれしかないか・・・(^_^;)

仕事から帰ってきたSantiと一緒に買いだしに行く(どら焼きを食べたからなのか、猫の鳴き声を真似しながら帰ってきた)。いつものVerdureriaはvacacionesでお休みなので、違うVerdureriaを探して徘徊。思ったより近所に二軒発見した。

ナスをみたSantiが突然・・

「今日の晩飯は、あのナスのやつにしよう!できるか?」
「いいけど・・・気に入ったの、あれ?」
「Cojonudoだ!」(クソ美味かった!)

というので、気をよくして、急遽作ることにした。ただ、パスタではなく、今回はご飯にする。ご飯との方が絶対美味いはず。

Verdureriaの帰り、Mercadonaによって今夜用のVinoを購入。ちょっと奮発して、3.58eurosのVino。なぜなら、昨夜飲みそびれたEstolaを思い出したから。

今回はUtiel-RequenaのReservaでHoya de Cadenasというやつ。直訳すると、「鎖の穴」??。いやきっと違うんだろうな・・・今、Santiに聞いたところ、たぶん「田舎町の名前だ。で、山間にある田舎町なんだろう・・・たぶん」とのこと。納得。なにはともあれ、初めて買うVinoなので、今夜は楽しみだ。

夕食の時、おいらとSantiが買ってきた桃をManoloが嫌がったことから食べ物の話で盛り上がる。

「昼は良いけど、朝と夜に桃は食べたくない」とManolo
「そうなんだ・・・。ところで、Manoloは何の果物が一番好き?」
「バナナだろ・・・スイカ・・・リンゴ・・・」
「一個だけだ、一個だけ。これが好き!ってやつを一つ」
「え〜だって、好きだし、時によるよ〜!」
「でも一個だ!バナナね。バナナに決定!」
「Santiは?」
「俺は・・・ブドウだな」
「あ〜〜〜!ブドウもおれ好きだ!」
「Manolo!!!一個だっていっただろ!一個だって!」
「え〜・・・だって・・・ブドウもすごい好きなんだもん」
「わがままなやつだ!」

もう半分だだっこ状態のManolo。なにやらこのテーマの質問が気に入ったらしく、「野菜では?」「肉では?」「魚では?」とやたら質問してきた。皆ルールを守ってい一つだけしかいわないのに、わがままなManoloは、おいらが「ナスが一番好きだけど・・・タマネギも捨てがたい・・・けど、ナス!」というと「あ〜〜!俺もタマネギも好きだ!」と、次から次へと足していく。

ちなみに、Manoloは意外なことに赤ピーマンがあまり好きじゃないらしい。少しは使うが、たくさんは嫌らしい。

その後も話は食べ物で、韓国と日本の料理の話になる。蟹味噌やら豚の脳みその話を聞いたManoloはブルブル震えていた。予想外なところでわがままをいった天罰が下った感じだ(笑)


その後、小津安二郎の「秋日和」を見るが、イマイチ。テーマが「さんまの味」に似ていた上に、「さんまの味」よりは面白くなかった。そして、長すぎた。もう少し短くまとまっていたら、面白かったかも。面白いシーンもいくつかあったし。

たとえば、親父達の今なら「セクハラ」と呼ばれそうな会話も最初は面白かったのだが、少々しつこい。あと、やはり、女性が結婚することを「片づける」と表現する時代の話なので、ちょっとだけ感情移入が難しい。その面では百合子(岡田茉莉子)の言い分には納得。

何作かみて気づいた、彼の映画は毎回同じ俳優たちを使うので、ちょっと頭がごっちゃになってしまう。主役はかわるものの、脇役がほとんど同じだったりする。さらに、舞台も全く同じ物を使っているのか、「あ〜〜同じ会社だ〜とか、同じ家だ〜!」となる。時代的にしょうがないのだろうか?

点数にして、2.3点(5点満点)ってところだ。

岩下志麻がおそらく脇ででていたっぽいが誰だか全く気づかなかった。一体どの役だったんだ?


それにしても・・・ぬぬぬ〜もう9月か・・・・カウントダウンが始まってしまった模様(;´Д⊂


追記
添乗員時代のtomokitoは恐ろしく激やせだった。最初、誰だかわからなかった。tomokitoは今の方が見た目がおこちゃま。



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