日本でしばしば聞いていた北野武の映画のイメージは「野蛮」、「残虐」、「気持ち悪い」というものが多いのだが、結構ハードな映画を作るスペインでは、もちろん「残虐」というイメージはもたれるが、日本のそれよりは程度が弱く、かなり素晴らしい、楽しめる映画になるようだ。Valenciaの野外劇場(Filmoteca de Estiu)でも、ここ最近は必ず北野武の作品が上映されていることからもわかる。
余談だが、先月いったCantabriaのSantillana del Marという小さな村は、乳製品(チーズ等)やら猪肉やら鹿肉とTipicoが恐ろしく抱負であるにもかかわらず、試食させてくれる店は一件もなかったのだ。試食用の皿がおいてないというのではなく、「試食してみたいんだけど・・・」といったら全部断られた。これまでのスペイン旅行では大抵、田舎村のBarにはいって、物珍しげに、かつ、指をくわえてTapasをじ〜っと見つめたり、「これ旨い!!!!」と注文したTapasを褒めまくれば、「おいおい、おぬし味がわかる男よの〜」と、おごりでTipicoのTapasをくれる場所が多かっただけに、Santillana del Marでの仕打ちは少々びっくりした。まぁ、仕打ちってほどではないが・・・。
YaMaYaで購入したMayor de Castilla(Ribera del duero、Cosecha 2004、800円)
し・・・しあわせ・・・。
ちょっとだけスペインにいる気分に浸れた。
Cosechaが2004年ということもあり、Ribera del dueroの割には少々薄い。いや、若いというべきなんだろうか?でも、味は「スペインのVino!!」って感じで悪くない。これで800円なら、数本ストックしておいて、誰かが来たときに飲むのも悪くない。手軽に買えて、安い部類に入るわりには、呑みやすいいいVinoだ。このVinoより下の値段になると、日本語のラベルが張ってある「王様の涙」(だっけかな?)くらい。
今回荷物の関係でVinoは3本しか持って返って来られなかったのだが、その3本というのがMuga(番頭ManoloからのプレゼントでRiojaの2001)、Cepas Viejas(タカシ君からのプレゼントでBierzoの2001)、Riberal(Argentino Barのお兄ちゃんからのプレゼンとでRibera del dueroの1999)と、おいらにとっては思い入れも、想い出も強いVinoばかりで、おいそれと手が出せるVinoではない。しばらく寝かせて、ここぞ!!って時の勝負日(何のだ?)に呑む予定。
青葉台では、上記の3つも含めて、小さい酒屋やちょっと大きめのスーパーで10本以上のスペインVinoを発掘。Ribera del dueroもあったし、Utiel-Requenaも発見。Riojaもあまり好きなやつではないが、スペインでみたことあるものもあった。
とりあえず、YaMaYaで発見したスペインでもMercadonaで何度か買って呑んだ「Mayor de Castilla」を購入。お値段はお安く・・・800円!!!いうたら6eurosだ。日本ということを考えれば安いといえよう。これがあたりなら・・・ぐふふふふ。
Ribera del dueroのVinoとはいえ、COSECHA(収穫)が2004なので、まだ味は若いと思われる。まぁ、スペインVinoなら、おいらは何でも良いんだけどね〜。
このYaMaYaは他にも驚くべきものを発掘。
なんとスペインのオリーブ油(別に珍しくはないが)だけならず、Boquerones缶(鰯の酢漬け)やら、Mercadonaで何度も買ったことあるオリーブ缶、Mejillones缶(ムール貝の缶詰)、アリオリ(ニンニクのマヨネーズ)、Sanguria(Don Simon)などなど、それはそれはいっぱいのスペインを発見。流石にOveja(羊)のQuesoはなかったが、これだけの食材があれば、簡単にFiestaができそうだ。あ、そうそう。Tinta de Calamar(イカスミ)も探したが、それは成城石井にしかなかった。2袋で300円。高すぎる・・・なので、アサコちゃんあたりに頼んで買ってきて貰おう(笑)