おいらの おいらによる おいらのための
スペインひきこもり日記!!
改め 日本出稼ぎ日記

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じゃがりこかむかむ
2004年07月29日 (木)
海でスナの団子を作りすぎて、手の甲がすりむけた。情けなし。

絆創膏が部屋のどこかにあったはずなので、部屋中を探し回るが見つからない。20分ぐらい探しただろうか・・・違う物を発見して狂喜乱舞。

なんと「じゃがりこ」(チーズ味)

3月くらいにお土産にと長尾が持ってきてくれたヤツだ。

絆創膏は諦めて、じゃがりこを食べることに。

う〜ん、化学調味料の味!日本の味!懐かしい味。

おいしかった(笑)

味わって食べようと思ったが、2本食い、3本食いしたせいであっというまになくなってしまった。

そういえば、じゃがりこには楽しい想い出がある。

以前うちでFiestaをやったときにCoraにじゃがりこを食べさせた。

「Cora・・・じゃがりこを食べたら、いわなきゃいけない台詞があるんだ」
「なに?」
「じゃがりこかむかむ、だ」
「え?なに?もう一度いって」
「じゃ・が・り・こ・か・む・か・む」
「じゃがりこかむかむ?」

超笑えた。

その後、しつこくなんども言わせた。語尾があがって疑問型みたいになる「じゃがりこかむかむ」もついでに教える。

ただ、そのあと「どういう意味?」ときかれ言葉に窮した。


結局絆創膏はみつからないままだったが、以前駅から奪ってきたローカル電車の時刻表も発見した。

C1〜C6(番線)の時刻表だ。なぜかC-5だけがない。

目をつぶって引こうと思ったが、微妙にドキドキ感が失われそうな気がしたので、数字をいって、数えて、その数字の時にでてきた電車にのることにする。C-5の代わりに適当な紙をはさむ。数字は生年月日の数字を全部たしたものにする。昭和50年4月16日なので70。

1,2,3,4・・・と数えていき70番目の電車を使うことにする。数字が小さいと暗算できてしまうので、わざわざ数字を大きくしたが、あまりに大きすぎて途中で後悔。っていうか、何も時刻表を順番通りに並び替えなければ、数字が小さくても問題なかったことに途中で気づく。アホや。

70番目の電車はC-4だった。

おそらく1から6までの中で一番短い路線だ。終点まで30分で着いてしまう。途中、タカシ君が通っているManises駅(マニセス)や空港に行くときに使えるManises aeropuerto駅(マニセス・アエロプエルト)がある。

Manisesはすでに何度か言っているので、思い切って終点のRiba-rojo de Turiaに遠足に行くことにする。何があるかは全く不明。あえて調べずにいくつもり。

まぁ、何もなかったら、適当に飲んだくれて帰ってくるだけだ・・・。片道1.6eurosだからそれも許そう。

とりあえず、土曜日に遠足は決行する予定。とりあえず、晴れてValencia復興委員会に仮入部した、マリちゃんは強制的に連れて行く。特派員一号は今日本だし・・・。

夜、cafe del duendeに行く。一ヶ月ぶりくらい。今回のFlamencoはいままでのどれよりも本格的、というか、観光客向けのものだった気がする。迫力はすごかった。踊り子の服装も典型的なフラメンコ用の衣装だったし、踊り方も映画「carmen」みたいだった。彼女の眉間にしわがよるのをみて、自分の眉間にもしわがよってしまったくらいだ。

踊り子のスタイルもなんとも本格的(?)でかっこよく、踊りもすごく、曲も良かった。うん、良かった・・・だが、なにか一つ物足りない。なぜなら、肌が泡立たなかったから。賑やかさというか、庶民さ(?)というか・・・。なんていっていいのか分からないが、これまでみてきたやつとは少し違っていた。何がどう違うのか・・・前回みたときよりも明らかに面白みは欠けていた。

ホントすごかったとは思うのだけどな〜。たぶん、セビーリャやグラナダとかでもみれそうな踊りだったからだろう。初めて見る人には安いし、近いし、迫力あるしいいのかもしれない。

帰りにManoloに皆で一杯やりにいこう・・・と誘われたが、わけあっておそろしく貧乏なので、断って家に帰った。

旅先の選び方
2004年07月28日 (水)
また旅行がしたくなった。

けど、遠くに行く金はもうすでにない。

ということで、Valencia近郊の街から選ぶことにする。

普通に選んでいては面白くないし、意外性もないので、某番組の真似をすることに。

【用意する物】
画鋲
セロハンテーム
ボールペン

【所要時間】
3分

簡易ダーツのできあがり〜!

部屋に飾ってあるValencia州の地図に向かって投げる。

ひゅっ!がん!

ささらない。

ひゅっ!がつん!

ささらない。

投げ方が悪いのか、簡易ダーツのバランス自体悪いせいか、横にあたってしまう。

もう少し近くによって勢いよく投げる。

ひゅっ!がっ!!

地図にささっていた画鋲が落ちる。

なんか、すでに諦めモード。

が、一回くらい刺したいので投げ続ける。

ひゅっ!ぐさっ!!!

「おっ、ささったさっさた!!」

でも、壁は固いのでダーツは落ちる。

地図に走り寄り穴を確認。

「この変にあたったはずなんだけど」・・・暗い中一生懸命探す。

「あ・・・ここだ・・・なんて書いてある・・・Villagordo de Cabriel

Utielから少し西にいった場所で小さい街っぽい。もうValencia州ギリギリの場所。前にMadridに車で行った時に通った記憶がある。湖?ダムの側だ。おそらく車じゃないといけない場所だ。

「・・・・」
「・・・・」
「うん、今のは練習!コツはわかったから・・・もう一回!」

ふたたび投げ始める。

ひゅっがっ、ひゅっがっ、ひゅっがっ、ひゅっがっ、ひゅっがっ・・・

全然コツなんてつかんでない。

ひゅっ・・・・ぐさっ・・・・カタン。

「お〜刺さった刺さった!今度はどこだ!どこだ!」

穴を確認・・・・今度はCheraという街に刺さった。Requenaから北東にすこし行ったところにある街。なんとなく今度はいけそうな場所なので、早速インターネットで調べる。

「お〜なんか城があるぞ・・・あとは・・・・まぁ、いいか。」
「とりあえず、行き方を探さないと・・・」

行き方をその見つけたサイトで探すが・・・・まったくそれらしい情報がない。
http://www.pueblos-espana.org/comunidad+valenciana/valencia/chera/

もしや、ここも車じゃないといけない場所なんだろうか?なんか、キャンピング場も完備されてるみたいだ・・・ってことは・・・やっぱり車?

レンタカーを借りれるほど金に余裕はない。毎回これやってたら、破産する。

考えに考えて、「Valencia州限定ダーツの旅」は諦めることにする。残念無念。

タカシ君がやっていた、「ローカル電車時刻表目をつぶって引く旅」で旅にでよう。

世の中やっぱ金か・・・。


今日は海にいって泳いできた。ドイツ人のBeatrixとマリちゃんの3人で行く。

何となく始めた「棒倒し」で、最初に五敗してしまって、2人にCervezaをおごることなる。最初の2戦で彼女たちが1敗ずつしたので、それをみて慣れていないドイツ人や若者に負ける訳はないな!!とつい調子にのってしまい、怒濤の4連敗。1/1/4という状況に陥る。寝そべっているからいかんのだ!と本気モードでやって、3/4/4まで粘り、すでにマリちゃんが負ける感じのムードであったのだが・・・。

おいらのスナをとった数秒後・・・カミカゼが吹く。山は崩れ・・・・5敗を喫する_| ̄|○

関係ないが、「カミカゼ」という
単語は今や世界的に有名な「単語」となっているらしい。辞書にもでているということ。あと、「折り紙」も。

先日見た、セルビア・モンテネグロの映画でも「おれはカミカゼだ!」と叫んでいるシーンがあったし・・・。発音は「カミカザ」だったが・・・。

なので、若いBeatrixも「カミカゼ」は知っていた。

4時間くらい海で泳いだり、くだらない話をしたりなどしてまったりする。その後、Cervezaをおごり(正確にはClaraとファンタ)、Santiを迎えに学校までテクテク歩いていく。

学校に向かっている最中にSantiから電話。

「今日のえりたちのFiestaはなくなった。」

諸事情によりそうなってしまったらしい。

時間がぽっかりあく。

Santiと合流する。

「Santi・・・Cervezaやってくだろ?」
「俺はもう残りの人生、酒無しですごすことにしたんだ!」
「まじで!!!」
「そうだ!」
「でも、それは明日からにしようよ・・・」
「・・・わかった(笑)」

「Santi、どこにいく?」
「そこのBarはどうだ?」
「いいけど・・・あそこ・・・」
「なんだ?」
「Bar de viejosじゃない?」
「そうだ!だからいいんじゃないか!」
「おいらはどっちでもいいよ。でも、あそこ前にGermanといったけど、Germanはあまり好きじゃないといってたよ」
「ははは・・・GermanはPijoだからしかたがない(笑)」
(※Pijoのいい日本語訳がみつからない。良い意味で「ちゃんとしている(服装など)」、悪い意味で「成金趣味?」う〜ん、違うな〜。辞書だと「ばかな」になってしまうが、この場合は異なる)

Santiはテレビでニュースをみていると、よく政治とかスペインのことを教えてくれる。今日はちょうど買収のニュースから銀行のことを教えてくれた。

「スペインではSantander(サンタンデール)が一番の銀行なんだ」
「え?BBVA(おいらの銀行)は?」
「あそこは二番だ」
「Santanderは恐ろしく金持ちだ」
「じゃ、Bancaixaは?Valenciaでよく見るけど・・・」
「あ〜あそこは小さい、小さい。」
「え〜〜!」
「あそこはValenciaとCatalunyaとAlicanteあたりだけだ。」
「あ〜、そうなんだ。Mercadonaみたいなもんか・・・」
「ははは、そうだ。良い例えだ!ははは」
「スペイン銀号は?」
「う〜ん、大きいけど・・・あそこはまた別だ。いろいろ発券をしている場所で銀行だけど、今までいった銀行とは違う」
「あ〜、なるほどね。国営ってことね。」
「そうだ。だから、大きいが、Santanderよりは小さい」
「日本と同じなわけね」

他にも昔Benidormの市長で贈賄ばかりしてい人間のことも教えてくれた。彼のおかげでBenidormは観光地化して、急に金持ちになったが、おいらからみると、playa以外は醜い街並みになってしまった気がする。ビルなどを乱立しすぎたせいだ。Santi曰く、今彼は「マフィア」だそうだ(笑)。Valenciaの市長もやっていたことがあるらしい・・・・。(ただ、この話は正確な単語の意味がわかってないので、市長なのか議員なのか、村長?なのか正確にはわからじ)

あと、今スペインではあちこち「放火」がはやっているらしい(^_^;)。ストレスのせいらしい。日本みたいだ・・・。ついでに、以前、おいらの家が全焼したはなしをしたら、真剣に聞きながらも大爆笑していた。

11時にBeatrixと学校の前で待ち合わせをしていたので、夕食は炒飯を作ろうととっておいた冷や飯をあたためて、「ごはんですよ」と「ふりかけ」で食べる。「ごはんですよ」は一時帰国の時に買ってきたのだが、6ヶ月間忘れていたもの。

いや〜、うまい・・・うますぎる。

小瓶でご飯何十杯もいけそうだ。

久しぶりのTucanは結構楽しかった。水曜日はsalsa教室があるので、一緒にsalsaを踊る。しばらくすると、日本人メンバーを含め知っている人がたくさん来たので、より楽しくなる。Germanはsalsaということで、本領発揮していた。そういえば、Pepeにもあった。

Tucanのあと、ニ・・ニカラ・・・?という、ERASMUSが大量にいる(ほとんどドイツ人だったりする)に行く。ここはCoraとKristinと何度か来ている場所で、Tucanとは音楽の種類が少々違う。ドイツ人好みというか・・・。

適当にそこで踊ったが、あまりの暑さに3時頃逃げ出して帰った。

たまには若者といっしょにさわぐのも悪くないと思った一日だった。

activo
2004年07月27日 (火)
今日は一日家のことをやることにする。

朝起きてすぐ洗濯物を洗う。最近他のcompan~erosと変にかち合ってしまったため、なかなか洗濯ができず、ものすごい量の洗濯物だった。

cafeをいれ一息いれる。

昼飯は昨夜の残り物の「Arroz con bacalao」(鱈ご飯?)。VillarealのTipicoらしい。Santiが良く作ってくれる一品。簡単なのに激ウマ!日本にも塩漬けされた鱈はあると思うので日本に帰っても作ろうと思う。問題はPimentonが日本にあるかどうかだ・・・。

昼食後、ダラダラ引き延ばしになっていたRequenaの旅行記を書き始めることにした。が・・・旅行から帰ってきてから全く掃除していなく部屋が汚すぎて取材用メモ帳が見つからない。

しかたがないので、部屋の掃除から始めることにする。掃除ついでにCocinaの掃除もやり、再びcafeで一息。

メモ帳は見つかった。

が、今度は字が汚すぎて読めない。普段書いてるメモはBarでの休憩の合間に書くことが多いのだが、今回は歩いてる最中に書いたため、もうミミズどころの話じゃない。

特に酷かったのが以下の2つ

Requenaを○○→もう来てるやん!(意味不明・・・話す?語る?あたり)
チュッパチャップス→○○(遠足?嗤う?おそらく噛むだと思われる)

この二つはもう象形文字のレベルでわからんかった。

写真を整理しつつRequenaの旅行記を書き始めるが・・・

あまりに内輪で盛り上がりすぎて、文章にしても全く面白くもなんともないことが判明。この旅行記・・・読んで楽しめるのは参加したマリちゃん、タカシ君くらいではないだろうか?話したネタよりも、行動ネタの方がメインだったのもあるようだ。その手の瞬間ネタはほとんどナマモノなので、あとから書き起こしたところで、なんてことはなく終わってしまう。

なんか書く気を失う。

が、書きはじめて途中でやめるのも悔しいので最後まで書くことにする。


仕事から帰ってきたManoloが、掃除をし、料理までしているのを見て一言

「どうした、正樹!今日はactivo(活動的)じゃないか!」
「うん。今日はまったりする日にしたのだ」

Manoloにとっては働いていないおいらの生活は毎日がまったりに見えるらしく

「・・・じゃ、他の日はなんなんだ!ははは!」

とつっこまれた。

おいらだって、そこそこ忙しいんだぞ・・・といいたかったが、Manoloの仕事量に比べたら、所詮は遊びなので、反抗するのはやめておいた。

今日はSantiが家族とご飯を食べるということで、夕食はManoloと2人きり。Emperador(カジキ)を和風に料理して、白米と一緒に食べる。やっぱ魚と醤油は合う!合いすぎる!しつこいようだが、やっぱ醤油って偉大だ。

2人きりなのでSalonにいくことはせず、Cocinaでまったり話す。母親との旅行についてのアドバイスをもらったり、将来日本に来たときの話をしたり、お互いの将来について話したり・・・。

今はRequenaの旅行記を書きつつ、ヒロシ君から借りたBOSANOVAのCDをまったり聴いている。ベタでよい。

ということで、今日はネタらしいネタもない一日だったが、また明日からは・・・・う〜ん考えるのはやめておこう。

難題×2
2004年07月26日 (月)
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昼飯にLos Malaguen~osへいった。家が遠くなってからはかなりご無沙汰してしまっていたので、Pacoに会えることを楽しみにいったのだが・・・彼はいなかった。あの何度聞いてもちゃんと聞き取れないスペイン語を聞きたかったのだが・・・。残念。

かつては日本人御用達のBarだったが、今ではおそらくあまり行っている人はいないのではないだろうか。そして、何かにつけてこのBarを使っていた、あの「Los Malaguen~os時代」(?)を知っている人間はおそらくもうおいらだけなんじゃないだろうか・・・。なんだか時の流れを感じて切ない。ヌシから化石になりつつあるのだろうか。

あ〜切ない、切ない。

おいらが帰ったらLos Malaguen~osを使う人間がいなくなると思うと、これまた寂しいので、まだ行ったことのないというマリちゃんを誘っていった。

Los Malaguen~osはいつもと変わらぬ繁盛ぶりで何故かホッとした。いつものおやじたちが、せわしなく働いているのもなんとなく懐かしかった。まぁ、日本人がこなくなったくらいで痛くも痒くもないとは思うのだが・・・なんとなくそう思った。

それほど腹は減っていなかったのだが、なんとなくmenu del diaを頼む。おいらはPaellaとYork y Rusaのコース。マリちゃんは同じくPaellaとpollo asadoのコース。

マリちゃんの方は明らかに量が多いのは分かっていながら、なんとなくぼ〜としていて、「それ多すぎるよ」というのを忘れてしまう。ほんと悪気はない。考え事と暑さのせいで頭の中がゴチャゴチャしていたからとしかいいようがない。

案の定、Paellaを食べ終わったあとに油たっぷりの大量のpollo(鶏肉)を見て「え〜〜!こんなに食べれん!」と叫んでいた。

すまん・・・マリちゃん・・・ホント忘れただけなんよ。

食後、いつものようにマリちゃんが手遊びを始める。例の如くナプキンで鶴を折り始める。「手遊びするな!」と取り上げるが、しばらくすると知らず知らずにまた鶴を折り始める。

もう放っておくことにする。

作り終わった鶴をナプキンのケースの上にぽんと置くと、今度はおいらがバスのチケットで小さい鶴を作り始める。なぜなら、食べ残している状態だからか、なかなか皿を下げにこず、cafeが注文できないため、手持ちぶさたになっていたから(^_^;)

小さい鶴を大きい鶴の上に乗せ、そのまま話し続ける。

数十分後隣の2人組のオヤジが話しかけてきた。なにやら手に持っている。

「これと交換しよう。すごいいい。気に入った」と鶴を指さして言ってくるオヤジ。

彼の手には同じくナプキンで一生懸命作ったと思われる謎の物体が(写真参照)。

う、うさぎ?

と思いきや、首のあたりをつまんでしっぽをつまむと耳が微妙に動く仕掛けになっている。かなり無理がある構造なのだが、まぁ、うごくといえば動く。

と、鳥?

いったいどっちなんだろう?難題だ・・・。

うちらにとっては、適当に作った鶴なので快く承諾する。っていうか、わざわざ交換しなくてもあげたのに・・・。そこがスペイン人のかわいいとこかもしれない。それか、「俺も同じようなの作れるぞ!」とちょっとだけ自慢したかっただろうか?

スペインvs日本の折り紙対決・・・

珍しく負ける気がしなかった。

せっかくなので、大事に持ち帰ってみたが・・・現在、置き場所に困っている。捨てるに捨てれないし・・・困った。


9月末に遊びにくるという母親とこれまた久しぶりに電話で話す。半年ぶりくらいだろうか?お互いのスケジュールなどを一通り話したあと、参考までに行きたい場所をとりあえず聞いてみることにした。母親にも事前にガイドをみて候補地をなんとなくでいいから見ておいて・・・と頼んでおいた。

「で、スペインではどのあたりに行きたい?」
「う〜ん・・・そんなに時間とれないしね〜」
「でも、もし10日とれるならそこそこちゃんと見れるよ」
「正樹が泊まった国営ホテルに泊まりたいかな」
「あ〜パラドールね。うん、大丈夫だよ。予約簡単だから」
「あとは・・・正樹の生活をのぞけて・・・」
「うん。それも楽だよ。美術館とかは?」
「う〜ん、それは特にいいわ」
「じゃ、MadridじゃなくてBarcelonaから入った方がいいね」
「あ〜、白い家も見てみたいわね・・」
「南か・・・まぁ、なんとかなるよ」
「巡礼の道もみてみたいわね」
「・・・・巡礼の道??」
「うん」
「お母さん、白い家は基本的に南だよ。巡礼は北なのよ」
「あら、そうなの・・・」
「でも、あまり忙しくしたくないし、人がいっぱいっていうのも嫌ね」
「・・・・お母さん・・・地図も見て、地図も。お願い。また電話かメールするから・・・プランコース作っておくよ・・・」

ということで、白い家をみて、巡礼の道もみて、パラドールに泊まって、人があまりいなくて、忙しくしない旅を作らなければならなくなった。しかも、Barcelonaから入ったら当然Gaudi関係ははずせないだろうし・・・。

まぁ、不可能だろう。

あ、Requenaに行けば白い家みれるや。Valenciaから近いし・・・。って、それで「スペインで白い家をみた」とお母さんに言わせるのはかわいそうすぎるか・・・。母親がいっているのは当然アンダルシアの白い家だろうから・・・。

難題だ・・・頭が痛い。



今日は本当は「エジプト展」(?)にいこうと思っていたが、昨日下見にいったら月曜日は休館ということがわかり、海に変更したが、微妙に寝坊したのと、なんか疲れ気味なのもあって、海は後日にして、Rioでまったりすることにした。

先日Gironaにいったおかげで、最近再びユダヤ人に興味がでてきたのでもってきた本を読み直すことに。読み終わったらGirona近辺の小さな街々を改めて回ろうと思う。

が、例の如く、あまりの暑さに数ページで断念。結局マリちゃんとおしゃべりへと突入。

ネタは「人生とはなんぞや!」というまるで酒の席でのネタで、燦々と輝く太陽と生い茂る緑、戯れる犬という環境で話す話ではなかったが、意外と盛り上がる(笑)。

というか、おいらが悩める子羊マリちゃんに教え説く神父という感じであった。なんとも頼りない神父だと自分でも思う。

とりあえず、「心配するな何とかなる」という一休宗純の受け売りを教えておいた。焦ってもどうにもならんし、人生なるようにしかならない。そして、たまにもがき苦しむことが楽しいのだ。

なんか、かいてて間違ったこと教えてるんじゃないかって気がしてきた・・・。

家に帰ると、今度はおいらが迷える子羊

Santiと晩飯を作りながら・・・

「はぁ〜・・・」とため息のおいら
「どうした、正樹?」とSanti
「Santi・・・「はぁ〜」ってなんていうの?」
「はぁ〜」とかなりセクシーな顔つきでため息をつくSanti。

なんかあまりにセクシーなため息なので、違う風にとられたかと思って、大げさなため息をついて、再びきく。

「違う違う。「はぁ〜」だ!」
「はぁ〜」再びセクシーなため息。顔が明らかに恍惚の表情。


「ぬわ〜〜!真似しろっていってるんじゃないの!動詞!動詞!動詞を教えてよ!」
「あ〜、suspirarだ。」
「suspirarか・・・でも、それって・・・」
「たとえば・・・悲しいときとかにするやつだ」

・・・あってる?・・・あってるよ!・・・おいらが聞きたかったヤツだ。では、あの恍惚の表情は何?

「Santi・・・なんで、Santiのsuspirarはおいらのに比べてそんなにセクシーなんだ?全然悲しそうじゃないぞ」
「なにいってるんだ!おれは常にセクシーだ!」

はいはい・・・おいらが悪うござんした。

「そういえば・・・マリが踊ってる時のSantiは働いているときよりもセクシーだと言っていたよ」

「あはははは!!!あっはははは!!」と照れるSanti
「いや、ホントだって」
「じゃ、今度から踊るときは常にマリの前で踊るよ」
「それがいい!」
「でもな、おれは働いているときもセクシーだぞ!」

はいはい・・・もう分かったから・・・・。

今から5分前・・・日記を必死に書くおいらの肩を誰かが叩く。

後ろを振り向くと・・・・

トシオのお母さんがそこにはいた。

すっげ〜びびった。まじでびびった。

よく見たら風呂上がり前髪を櫛で前に垂らしニヤニヤ笑うMi Kyungだった。

あまりに似すぎだよ!。

日本(またはアジア?)のホラー映画だけが髪の毛を恐怖の象徴として使う理由がよく分かった。


金髪じゃあまりに様にならない。こればかりは黒髪じゃないと・・・。

あ〜心臓飛び出るかと思った。

軌道修正?
2004年07月25日 (日)
今日、先日初めて知り合ったスペイン人のJと会う。

その彼との会話でのこと・・・。

「そういえば・・・HPみたよ」
「え??」
「あれが正樹のHPとは知らなかったよ」
「ど、どうやってみつけたの?」
「・・・・あ〜忘れたけど・・・見たよ」
「Hostia!!マジっすか!??」
「ManoloはVillareal出身なんでしょ?猫もいるんだよね?スペインの物価とかもかいてあったね〜」
「・・・・あははは」

彼は日本にいたので、漢字は書けないが、読むことはできる。分からないなら辞書も引けてしまう。

公開している以上ある程度予測はしていたが、思っていた以上早く現地に住む人間にこのサイトの存在が知られてしまって少々驚いている。冷静に考えれば至極当然のことだったのに・・・甘すぎた・・・。

こうなってるしまうと、少々弊害が起こる。これまでは登場人物と一部の人間という、俗に言う内輪ネタとして盛り上がるだけでなく、自分たちが予期しなかった人間や場でもネタとなってしまう。

応急処置で「お願い」を作ったのは良いが、こんなのは暫定的な処置でしかないのはわかりきっている。

困った・・・マジで困った。

このサイトは登場人物に甘えて成り立っているサイトで、おいらははっきりいって何もしていない。他人を餌にしているといってもいいくらいだ。本来ならイニシャルを使ったりするべきなのだろうが、書き手としても読み手としてもそれだと面白くないように思われて実名を使っているのだが・・・。

そもそも、この手の日記を公開すること自体無理な話なのだろうか・・・う〜ん。

現在、軌道修正を考え中なのだが・・・自分の生活が同居生活という形態ということもあり、あまりに人との関わり合いが多いためかなり難しく、それを省いてしまうと面白味にかけてしまう。が、他人に迷惑がかかってしまうのも怖いし、申し訳ない。

葛藤だ・・・。何かよい方法はないだろうか・・・

ってことで、今日の日記は微妙にびびってるのであまりかけなかったりする。

夕方でかけて、駅側の「sex shop」に遠足に行く。ひょんなことがことの発端で、ほとんど成り行きと勢いだけ。3人でドキドキしながら店に向かう。入り口に近づけば近づくほど、心臓はドキドキ。小心者だ・・・。

この手の店に入るのは生まれて初めてであったので、意外と楽しめた。入る前に想像していた店内は「せむし男みたいのがドスの利いた声で話しかけたり、ヒッヒッヒッと笑うオヤジが店長で、店員は目を伏せ周りをあまりみないようにしていたり、または手だけがでるような小さな小窓だったり・・・」というふくらむにふくらんだイメージだったのだが、自動ドアが不透明で中がのぞけないということ以外は、中は恐ろしく明るくて、店員も堂々としているし、とても清潔な場所だった。思わず3人で、「なんか全然イメージと違うね」と一言。先入観と偏見ってホントいかんとしみじみ。やはり食わず嫌いはいけないってことだ。何事も経験。

売っているものは、まぁ想像していたとおり。いろいろなアイテムが売られている。この店はおそらく大きい方で品数も豊富なんではないだろうか。

一部ハンズで売っているようなアイテムも発見。結婚する相手に向けた「冗談グッズ」(?)とのこと。スペインでも「独身最後のFiesta」は存在するらしい。男のためのその手のFiestaはもともと昔からあるらしいが、今は女性の方がすごいらしい。最近までなかったのもあって、その反動なのだろう。一種のmodaとのこと。スペインも日本同様十分「男女差別」のあった(または未だにある)国だからだ。

30分くらい店内を見学し、再び散歩して、Cervezaを飲んで、今日は一日終了。


・・・・なんか書きたいことの半分も書けてない(;´Д⊂



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