タグ : スペイン時代に戻ろうキャンペーン

三十俵二人扶持

昨夜は、夕食済ませて、部屋で本読んでたら、知らぬ間に眠りについてしまった。たぶん8時くらいだと思う。で、起きたら夜中の2時。全部つけっぱなし。コンタクトもつけっぱなし。歯も磨いてない。ということで、フラフラ洗面所にいって、歯磨き、コンタクト外し。一服して、再度爆睡。

おかげで今朝は元気はつらつ!もう、目もぱっちり。こうことがあると、「やっぱ睡眠って大事だよね~!」と思わされるのだが、それでも23時くらいになると、どこからともなくエネルギーが満ちあふれてきて、夜更かししてしまう。そのエネルギーは絞りだされたエネルギーなんだろうけど。

それにしてもなんだろうね。この暑さ。もう明らかに暑いから、いちいち言わんでもわかるんだけど、ついつい行っちゃう。「暑い~~~!!」って。もう時候の挨拶だよね。「今日も、暑いね!」、「おお、暑いとも!」みたいな。そこから言わないとなんか話し始めちゃいけないくらいの強制力がある暑さだ。

健康診断の結果が帰ってきた。最後に健康診断らしい診断を受けたのは、7年前くらいのこと。留学ビザを申請するために必要だったから。コレラだかチフスみたいなヤツもいけないといけなかったから、結構面倒くさかった。つまり、三十路の呪いにかかってからは初のことで、内心ビクビク。

腫瘍マーカーとやらをオプションでつけ、B型だかC型肝炎の検査も受ける。あとはメタボ検診みたいなもんだな。バリウム飲んで、JAXAの宇宙飛行士が練習に使うみたいなやつに乗ってグイングインやるやつにものった。

で、結果・・・・とくに異常なし!!

Viva 健康!といいたいところだけど、今年も「メタボ予備軍」にされた。「スペイン時代に戻ろうキャンペーン」のおかげで去年よりも体重は減ったし、ウェストも減った。だのに・・・だのに・・・なぜ~。Porque~!

いろいろ要素はあるんだろうけど、次回は予備軍から外されたい。

でもさ~、あれ、結構えぐくないか?三十路には。おいらの身長だと、ベストのBMI22の体重は67.4kgらしい。高校生のころ、バスケやってて63kg。で、スペインから帰国直前で68kgだったわけだが、もうそこまで落とす自信はぶっちゃけないぞ、おいら。だって、基礎燃費ってやつだっけ?あれ、格段に落ちてる気がするもん。食べたら食べた分だけ、Flotador(浮き輪)になっていくもん。

うちのパパンは完全なる肉体労働者で、もう健康そのものなのだが、そのパパンがWiifitではかって、ぴったりBMI22。飯もかなりがっつり喰う。でも、みた感じは、かなり痩せて見える。筋肉と骨と皮という感じ。見た目それで「一番病気にならない数値です」っていわれても、まぁ、確かにそうなんだろうけど・・・。おいらの職種じゃ無理な気がする。まぁ、がんばるけどさ。

ってことで、今日もケンミンSHOWみながら、一時間走ったった。走ると次の日体が軽くなるから好きなんだけど、それと「走る苦痛」を天秤に乗せると、絶妙なバランスで、「苦痛」側に「億劫」を乗せると、そっちに傾く感じで、ついさぼりたくなってしまう。でも、なんかテレビかなんかでやってたけど、30才~40才までに運動して体を作っておくと、年取った時に崩れにくいらしい。

あ~なんかこんなこと考えているおいらも、書いてるおいらも不憫に思えてくる・・・。やめやめ。

思い切ってスペインに行かせてくれ。そしたら、呑んだ暮れて、フラフラ歩いて痩せるから。

次。

先週末に、一人生徒がバレンシアに留学した。で、その口頭試験だかなんだかの時に、「どうしてこの学校を知ったの?」と聞かれ、その子は「masaquitoがうんたらかんたら」と答えたら、その面接官、突然日本語で「ひきこもりか?masaquitoか?あいつは生きてるのか?」といってきて、その子はたじたじになったらしい。

なんと、Manoloである。おいらのCompañero(同居人)の一人だ。デザインの学校に行ってるはずだが、夏の忙しい時期だけ、語学学校で働いてるっぽい。Manoloは日本の文化にも興味あるし、日本人の気質とか性質も熟知している(うちらのせいで慣れている)ので、「仲良くなって損はなし!」とアドバイスしておいた。たまにはメールしないとな~と思いつつ、メールや携帯ががなかった時代のように
、「おおお!!久しぶり!!!何年ぶりだよ!何してたよ!」ってのも好きなもんで、それをいいわけに、筆無精になってしまっている。スペイン語でメール書くの、未だに頭使うから嫌なんだよな~。会話はいいんだけど、メールとか手紙って残るからな~。「なんだこの酷いスペイン語は!」とかいわれそうだし。

はい、次。

Facebookを始めるかどうかで悩んでいる。なんだかんだで会社で使うことになりそうな予感がするから。Facebookがどうこうよりも、うちの職種とかシステム環境ではイマイチ割に合わないから、できれば辞めたい。他にもたくさんやることあるし。だもんで、一応社長プレゼンの時には、やらない方向にもっていきたいのだが、社長はFacebookユーザーが一億人もいるというアメリカにいるもんだから、期待してしまうのもしょうがない。日本はこれからかもしれないが、現時点で100万人だけである。これでも増えた方なんだろうけど、どちらかというと年配層が顧客対象になるから、まず9割Facebookなんてやってないだろう。イマイチ認知度や利用度が低いRSSも、案の定散々たる結果に終わったし。

自分が会社起こしてとか、副業やって・・・とかだったら、TwitterもFacebookもとりあえず使ってみると思うけど、うちでやっても費用対効果はかなり低いと言わざるを得ない。Web職人がおいら一人じゃなければいいんだけど・・・・。弟子にやらせるってもんかね~。そんなことしたら、また「鬼!鬼畜!鬼軍曹!」ってなじられるに決まってるしな~。

次々。

今読んでる藤沢周平の「漆の実のみのる国」は、上杉治憲(はるのり)、つまり上杉鷹山のお話。あまりの貧乏藩っぷりに、義父の重定が、藩地を幕府に返上しようと思ったくらい、どえらいことになっていた米沢藩を50年かけて復興させた人物だ。

かなり有名どころで、いろんな書物でみることが多いし、なんかしらんが、外国人の尊敬する人物でこの上杉鷹山をあげる人をよく見かける。

今の時代がまさにこれ。いや、あの頃の方がすごいか。「半知借り上げ」なんて、文字みただけで背筋が凍る。今の給料半分カットでしょ?今のおいらの給料は、三十俵二人扶持でしょ・・・つまり、十五俵一人扶持。無理無理。暮らせない。しかも、待てども暮らせども帰ってこないわけでしょ。会社の金がないからって、そんなことがまかり通るかと思うと、身も心も凍るわ。今なら会社辞めて別のところに転職できるが、当時だと「逃亡」扱いになってしまうから、さ~大変。

常々、タイムマシーンができたら江戸時代にいって、そこで生活してみたいと思っているのだが、この頃の米沢藩だけは勘弁してもらいたいわ。ホント。

なんか、微妙な終わり方だけど、終わる。

追記
なんか、自分で書いておきながらなんだが、おいらの日記ってタグつけるのむちゃくちゃ難しいし、なんかつけてる意味がな気がする。

追記2
三十俵二人扶持ってのは、安月給の武士の典型である。まぁ、独身なら余裕だが、普通この時代の人は家族を持ってるので、生活できなくもないが、楽でもない・・・という程度。1俵=4斗=40升=400合となる。三十俵だと12000合。米の目安となる消費量は、男で一日5合、女で3合。扶持米は雇わなければいけない配下の分が含まれる。もっと知りたい人はwikiでも調べればあるかと。

この辺かな・・・・蔵米

今みたら、一俵=3.5斗になってるな~。あれ~。

Tags: Facebook, スペイン時代に戻ろうキャンペーン

ぼくのなつやすみ con スペインの想い出

不可思議なことが。昨日の今日なのに、体重が+0.5kgだとさ。ウィーボ君につっこまれた。

「何デブっとんじゃぼけ~!理由はなんじゃい、こら~」

と。

心当たりがない。っていうか、Wiiボードの1つの欠点として、どうも本職じゃないからか、体重計が意外と適当。どれくらい適当かというと、スペインのTodo100(トドシエン。全部100ペセタ。つまり、百均。中国人がやっていることがほとんど)で買う体重計並にいいかげん。

そういえば、アルボラヤ一家の体重計がまさにそれで、-5kgくらい少なくなってしまう仕様だった。だから、体重計に乗るたびに「やせた~~!!」と住人は喜んでいたのだが、一名だけ「え、あたし変わらないよ・・・」という子がいて、みなで「・・・・」な状態になった想い出が。懐かしいな~。

脱線。

それに気づいたのが、一日で1.1kg増えた時があって、「ぜってぇ~ありえねぇ~」と再度調べたら、逆に減ったということがあり、それ以来Wiiボードの体重は信じていない。まぁ、記録がとれるだけでもありがたい。

「心当たりはない」みたいな選択肢を選んだら、さらにウィーボ君につっこまれる。

「本当に心当たりないんですか?」

と。

ちぃ~。のび太のくせに生意気だ。

ということで、この前の身体測定で体重がちゃんと減っていたのに気をよくして、最近またFlotador(浮き輪)ができてきているような気がする今日この頃。8月にはいってしまい、今年もあと5ヶ月。そこまでにスペイン時代に戻らなければ。先はまだまだ長い。

あと少しで夏休み。あ~~~~♪夏休み~~~~♪

一番避けたいのだが、「あした休みだがや~今日は夜更かししちょるけん」と、昼夜逆転し、気づいたらそのまま夏休み終わってた・・・みたいなやつ。それだけは、本当に避けたい。なので、とりあえずやりたいことを考えてみた。

海行きたい。灼きたい。moreno(色黒)になりたい。日本は「美白」な国でだし、年取ってからのことを考えたら灼かない方がいいのはわかるのだが、スペインでは色が白いと、不健康そうにみえる(スペイン人の目には)ので、決してもてない。本当にもてない。スペインで「色白いね~」というのは褒め言葉には決してならないのだ。だから、老若男女、夏になったらとにかく海海海。海に行けば、50才くらいのおばちゃんのトップレスヌードが拝める。いや、ホント。勘弁してほしいけど。

留学したばかりのころは、「そのボールとって~~!」とトップレスのままボールを取りに来るGuapaに赤面してうつむいてしまったが、1年も経てばもう立派なViejo verde(エロじじい)。もう、そんなボールがとんでこないか、うろうろうろうろ・・・というのは、まぁ嘘だが、当たり前の光景になってどうじなくなった。「麻痺」するってやつだね。違うな。解脱だな。悟りを開くんだな。ビーチに限らず、fiestaなんかでも女の子はすぐ脱ぐから、もう何がなんだか・・・。だから、わざわざミニスカートはいて、エスカレータで手で抑えている輩をみると、「じゃ~はくな!」となるのは、おいらだけではないはず。あまり関係ないか(^_^;)

ちなみに、トップレスをスペインに輸出したのはフランス人だとのこと。つい最近の内戦まで、スペインは日本と同じく、トップレスとかきわどいビキニをみたら「なんて破廉恥な!!」となっていたのだが(1930年代くらいの古い映画みるとわかる)、内戦が終わり、ヨーロッパの他の国の人たちが、スペインの太陽を求めに観光にやってくるようになってから、トップレスが普及してしまったらしい。でも、スペイン人の本質として、今でも「侘び寂び」みたいなのがあるので、実はちょっと恥ずかしいらしい。AlicanteやらMurciaの方に行くと、プライベートビーチ・・・またの名をヌーディストビーチが(Playa de Nudista)たくさんあって、全裸で泳いでる集団とかも見かける。あれはちょっと怖い。まぁ、いいけど・・・。

で、なんだっけ。あ~、なつやすみ。

夏なのでひまわりを育てたくなった。ちょうどうちの駐車場が雑草がすごいことになっているので、そこの草刈りをし一汗かき、スペイン時代に戻ろうキャンペーンの番外編とし、Vinoの空き瓶で花壇を作って、穴掘って、腐葉土入れて、ひまわりの種植えて・・・と考えたのだが、「8月くらいに咲くひまわりを今から植えてどうするんだ!」と気づき断念。とりあえず、来年に向けて準備くらいしておくかな。ひまわりの種は5月~6月くらいに植えるといいらしい。小学生のころ育てたな~。種を塩で炒めたら、日本のでも食べれるのかな?あれって特別なひまわりなのかな?

ついでに。

ひまわりといえば、スペイン、スペインといえばひまわり・・・と日本人はなる。おいらももちろんそうだった。そして、実際、夏に車でドライブしていたら、「すんげ~~~!!」ってくらいひまわりが咲いているのをみることができる。よく雑誌とかガイドとかに写ってるアレだ。日本でもみれるかとは思うが、あっちは山間とかにあって(LeonからBarcelonaの方に帰ったときに見た)、もうひたすらひまわり畑。圧巻。

でも、スペイン人に、「スペインのイメージはひまわりだね」というと、結構な割合で「なんで?」って言われる。「日本といったら桜だね!」といわれたら、「そうですとも~!」となるが、スペインではそうならないのだ。

ついでに書いておくと、スペインといったら、決まって「太陽の国」というが、あれはAndaluciaでしか通じない。あとvalenciaもいけるか。でも、北スペインあたりにいって「スペインっていったら太陽ですよね!」なんていったら、「喧嘩うっとんのか~」といわれかねない。Santiago de compostelaとか。極端にいってしまえば、東北だけいって「日本は雪国ですね」といってるようなもん。まぁ、おいら個人としては、スペインは太陽を2つもつ国だと思ってるけどね。

で、スペインでひまわりといったら、食用油か塩加減が絶妙な「ひまわりの種」で、もう食用というイメージのようだ。スペインにいったら駅や公園のベンチ下を見てもらいたい。ひまわりの種の殻が貝塚よろしく、こんもりと山となっている。映画といったらポップコーンだが、その代用としてもひまわりの種が使われる。止まらないんだ、これが。「ひまわりの種が片手で食べられないスペイン人は、スペイン人にあらず!」というくらい、彼らはプライドを持っていて、日本人のおいらが片手で器用に食べられなければ、「しょうがねぇ~な~、ほら、こうやるんだよ!」と鼻高々に教えてくれるし、逆に片手で食べれるようになれれば、「お、なかなかやるじゃん!あんた、スペイン長いね!」と認めてくれるくらい、スペイン人にとってはできなくてはいけない技なのだ。

ちなみに、「片手で食べる」とは、指でつまんで前歯でひまわりの種をタテに割り、小さい中身を旨いこと舌の上にのせる作業を言う。前歯でタテに割ったあと、両の手で爪を使って二つに分け、中をつまんで食べるのは通な食べ方ではないということだ。食べるのに手こずると「まだまだだな・・・masaquito」とか言われる。そして、自分の食べた種塚を指さし、得意げに「ほら、これを見ろ!」といってくる。悔しいが、やはり勝てない。

ついでのついでだが、ひまわりは、南米かどこかから16世紀初頭あたりにスペインに入ってきたらしい。大航海時代の頃のことで、ヨーロッパに入ってきた最初の国らしい。だから、スペイン=ひまわりというのもあながち間違いではないが、この話をしてくれたのは、駅のベンチで暇そうにしながら、ぼ~っとひまわりの種で「種塚」を作っていた、鳥打ち帽をかぶったおじいちゃんなので、どこまでホントかわからない。

またもや脱線。

今日、部署のカゴシマーナが下田の先にある「田牛」(たご)が結構面白いときいたので、車でぶいんといってみてもいいと考えているのだが、いかんせん距離の割には下田は遠い。車線が少ないから、前に遅い車がいたりして、とかく渋滞しがちなのだ。車もまだ入院中だからな~。身内の車だから、イマイチやる気がでないらしい。

あとは、そうだな~。温泉もいきたいね。夏だけど。夏なのに。で、旨い日本酒のみつつ・・・何しよう。軍人将棋?もっと侘び寂びあるのがいいな・・・読書?いや、それもなんだかな。ホラー映画か?ベタベタか。意外と思いつかないな。まぁ、いいや。

とにかく、貴重な夏休み。有意義に過ごしてやる。そして、morenoになって、もててやる。

撮ったはずのひまわり畑の写真・・・みつからなんだ。無念。

追記
ひまわりはスペイン語でGirasol。girar(回る、曲がる)sol(太陽)だから、日本と同じ感じ。
ひまわりの種はPipas。パイプのことも言う。スペインのおっちゃん、パイプ加えてること多いから。特に田舎町。

Tags: スペイン, スペイン時代に戻ろうキャンペーン

スペイン時代に戻ろうキャンペーン

走ったった。1時間走ったった。汗かいたった。汗かくと、肌がすべすべというか、モチモチになるのはなぜ?

今年の1月23日から「スペイン時代に戻ろうキャンペーン」を実施している、こんなことを、この場で、しかも声を大にしていうのは憚られるのだが、帰国してから約10kg増えた。4年かけてちょびちょびちょびちょび増えていって、気づいたらエラいことに。

スペイン時代は、今と比べてむちゃくちゃ不健康な生活だったし、もうほぼ毎日というくらい呑んでるし、オリーブ油たっぷりの料理やら、Queso(チーズ)やらJamon(スペインハム)やら食べていたが、やはりなんといっても、毎日結構歩く。車なんぞもってないから歩く。自転車があるときにはひたすらこぐ生活を送っていた。

東京の生活と違って、あっちでは、友達がとにかく近い。電話して「今どこ?これから呑まん?」と誘っても「あ~今Plz de Toros(闘牛場)のそば~」とか、「大学のそば~」とか、「旧市街散策中~」とか、「Rio歩いてるところ~」と、もうマックス歩いても30分くらいで友達と落ち合える。友達と落ち合ったあとも、多少バスなどは使うが、その後呑み屋をはしごするのに歩く。で、スペイン語には「終電」なんて言葉はないわけだから、当然帰りも歩く。夜中の3時だろうが、朝の7時だろうが、歩く。だから、呑んだくれても太らない。

日々の食事もそうだ。収入はないわ、スペインは日本と違って外食はむちゃくちゃ高いわで、基本的に自炊。スペインの自炊はかなり安く済む。歩いて3分のところにスーパー(valenciaの雄、Mercadona!)があるので買い出しに行き、すぐ目の前にあるパキスタン人がやっている八百屋で野菜(おいらの好物の茄子がでかい。2日は軽くもつ)を買い、家で料理。スペイン人二人と韓国人一人と猫一匹で住んでいたので、たまに全員の料理を作ることもあるが、生活のリズムが違うので、多めに作っておいて、残れば次の日食べるし、Compañero(ルームメイト)がほしいといえばあげるし・・・めんどくさければ、フランスパンにQuesoとJamonを挟んで食べるとかとそんな生活。

よく「普通逆じゃない?スペインにいくと太るんじゃないの?」と言われるが、それも当たっている。留学したばかりの頃は、特に女の子はみるみる太っていくのをこれまで何人も見てきている。当時の写真をもって、「今の彼氏にみせたろ~か!」、「ばらまいたろ~か!」とかなんとかいって、強請れるんじゃないか?と思うくらい別人になっている子もいる。男も太るんだろうけど、実は留学してくるのは女の子がやたらと多く、男が少ないのであまりサンプルがいない。

おいらは、太る前に、まずオリーブ油の影響で、しばらくお腹がユルイ日々が続いた。その後、スペイン料理のうまさに舌鼓を打って暮らし、多少は太っていくのだが、やはりそのあたりは日本人なのか、呑みのときならともかく、毎日食べるのはやっぱり日本食でしょ・・・と自炊するようになる。そして、しばらくすると普通の鍋で米を炊くのがかなりうまくなってくる。

Paellaの本場だけあって、valenciaは米の産地。1kg100円くらいで米が手にはいるので、米の入手には全く困らない。「タイ米みたいなの?」と聞かれるが、いやいや、ジャポニカ種。日本みたいに品種改良していないから、「ふっくらもちもち」にはならず、水気はないが、しっかりとした短粒種。Paellaを作るには、この日本の戦前の米みたいな、このvalencia米の方が当然いい。日本の米でPaellaを作ると、上手なシンのある感じにならず、どちらかというとべっちゃりとなってしまう。もし日本米でやるんだったら、古米が良いと思う。

なんか、また話がずれてきてるな・・・。

キャンペーンに話を戻す。とにもかくも、帰国時にはベスト体重だったのが、今は三十路の呪いの関係もあって、タダのデブなおっさんになりはてている。これじゃ~いかん!このままだと、後ろ指さされるようになってしまう!と一念発起したのが今年の1月。

で、キャンペーンの方法なのだが・・・これがみな「え~~~~~!!!」と嘲り笑ったり、「私もやったけどつづかなかったよ~!」という、Wii Fit。

はいはい、今も「ええ~~~なんだよ~~~!」って声が聞こえます。いいんです。天の邪鬼ですから。

いろいろ考えたが、食べない療法(断食みたいなやつ)は絶対イヤ。っていうか、無理。だって、呑み好きだもん。そんときに「おれ、キャンペーン中だから・・・」とかいったら、もう、スペイン全土で「Que Va!!」といわれてしまいそうなほど、興ざめなことになる。それは避けたい。

だからこその「運動」になるのだが、最初から無理なスケジュールをたてると、三十路の呪いにかかっているおっさんは、「もういいよ・・・ナチュラルにいきるよ」と飽きてしまう。無理なく、1年かけて、スペイン時代に戻るためには、減り幅は少なくとも、続くことが大事なわけだ。ということで、いつでもできるWiiを選択したわけだ。周りの友人は「続かなかったよ」といっていたのだが・・・。

最初は、ストレッチとか筋トレとかヨガとかいろいろやっていたのだが、これがなかなか減らない。ウィーボ君(だったか?)とかいう子に、「時間がかかるのでゆっくりやりましょうね~」と励まされながら1ヶ月くらいやっていたのだが、微妙に減ってきているような気はしたが、目に見えて!という感じがしない。徐々に落ちるおいらのモチバシオン。

方向転換ということで、ジョギングをすることにする。おいらぶっちゃけジョギングはあまり好きではないので、ついつい避けていただのが、ウォーキングはいいというので、しぶしぶやってみたところ・・・・これが、あらまぁ~びっくり。毎日1時間くらい部屋でジョギングするだけで、目に見えて体重が落ちてくるではないでぃすかっ!

英雄のポーズとか、月のポーズとかはなんだったんだ!(これはこれで気持ちがいいから今もやってるが)

目に見えて減り始めると、Wiiが勝手につけてくれるグラフを見るのが楽しくなってくるわけだな、これが。なんもしてないのに+0.1kgとかなるとむき~となるし、週末ガッツリ呑んだのに、増えてないと、「おおお!!!」とかなる。増えすぎると、ウィーボ君に「増えた原因はなんですかっ!」と怒られる。ウィーボ君といえば、一番効果があるのは、スタート時に言われる「masaquitoさん、こんにちは・・・・あらら、4日ぶりですね!」とか、「毎日つづけてますね!」とかいわれるやつ。単純なメッセージだけど、こちらも「ご、ごめん・・・ちょっと忙しくて・・・」とかいいわけしてしまう。それがイヤで、結構続けてしまう。

で、ほぼ半年が経ったわけだが、タイミングがいいことについ先週?くらいに健康診断があった。で、無事約半年で4.7kgの減量に成功。予定ではもう少し減らしておきたかったのだが、まぁ、しょうがない。ウェストは4.5cm減ったが、ウェストは以外と簡単に減ることが判明。ヨガでも、エアフラフープ(結構間抜けな姿)でも、腰をグイングインやったり、のばすと減る。Wii開始当初は体重が全然減らないのに、ウェストだけ減っていって首をかしげていたものだ。なんか、1ヶ月くらいで6cmとか減ったし。

現在に戻ろう。

先月はワールドカップ企画を開催してしまったのもあり、20時開始の試合があるときは、選手と一緒に必死に走っていたのだが、20時の回がなくなったあとは、Wiiをずっとさぼってしまっていた。だって、早く寝ないとなんだもの。だから、実は今日もウィーボ君に怒られた。

「あらら・・・・24日ぶりですね、masaquitoさん!」

「ご、ごめんよ・・・。でも、あと6kg減らすまでつきあってくれよ・・・」

追記
ちなみに「ダイエット」とは言わない。あくまで「キャンペーン」。または「減量」。猫も杓子もの一過性じゃないことをアピールしたいから。うちのママンなんて、ここ数十年、「ダイエットしなきゃ」っていってるからな。そんなに軽い気持ちではないのだ!・・・とおいらは言いたい。

追記2
なんかこの日記のデザイン飽きてきた。っていうか、気に入らないところがでてきた。結局、自分でカスタマイズしないとダメなのかね~。それはそれで面倒くさい。あまりセンスないし。

Tags: Mercadona, Wii, WiiFit, ウィーボ君, スペイン, スペイン時代に戻ろうキャンペーン
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