Requenaの旧市街にある白い家々の中を歩いてるときだっただろうか? Cueva(洞窟?)を歩いてる時だっただろうか? ほとんど人のいない噴水で虹を出して遊んでいた時だろうか? 休憩の時に入ったteteriaで冷たいcervezaを飲んでいた時だっただろうか? 最後に入ったbodegaでVino de la casaを飲んでいた時だろうか? Valenciaに帰ってきて入ったHorchateriaだっただろうか? それとも、家に3人で帰ってきて再び飲んだくれていたときだろうか?
拾った壁の破片で漢字で落書きをしたり、臆病な犬にほえられたり、一度見たはずのBarを探して彷徨ったり、「じゃんけんで負けたものが適当な家に入って「vino de la casa por favor」と言おう!」などと計画したり、噴水で水を掛け合ったり、虹を作ったり、あぶらとり紙で顔の油をとったり、マリちゃんのあだ名を考えたり・・・そして、喉が限界までカラカラになったころcervezaを飲む。
今日はスペインでは夏至(日本でもか?)にあたる日で、一年でもっとも太陽の出ている時間が長い日。そのためか知らないが、風もなく、空気も流れず、部屋はジトジトジトジト。授業が終わったあと遊びにきていたマリちゃんと「暑い!暑い!暑い!死ぬ〜〜!」と叫ぶ。Cafe del tiempoを作りなんとか落ち着かせる。
とりあえず、見つけてくれたElenaの側に座ることに。「como esta tu vida!」(最近どうよ?)といつも通りの挨拶が始まり、ぺちゃくちゃおしゃべり。
Fiestaには全く関係ないが、「como esta tu vida?」には苦い想い出がある。まだこっちに来たばかりのこと。知り合った友達に開口一番この台詞を言われ右往左往したことがある。大抵最初の挨拶は「como estas?」、「que tal?」(元気?)というもので、学校で習ったのもこれだし、日本の会話本にもでている。
なので、「como esta tu vida?」=「どうよ、君の人生は?」という意味でとらえていて、なんてこたえていいのかすごい困った。しかも知り合って間もない人間に、開口一番それを言われたら「彼は、おれの人生に興味があるのだろうか?心配してくれてるのだろうか?それとも、28歳にもなって仕事もしないで、スペインで遊んでいるおいらを皮肉っぽくいってるのだろうか?」などと思ってしまった。