2010年 7月 の記事

仏像ガチャガチャ

なんと!仏像のガチャガチャを発見!

このときめきは、九州国立博物館で、土器・埴輪ガチャガチャを見つけた時以来。

一回300円という、ガチャガチャでは高い部類に属するが、オトナになったおいらには屁でもない。しかも、大好きな仏像のガチャガチャだ。

種類は全部で6種類。金剛力士像の阿形と吽形、広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像(金とノーマルバージョン)、興福寺の阿修羅像(色つきとノーマルバージョン)。予算の都合なのか、6種類といっても色違いでごまかしているようなところもあり、実質は4種類といったところか。

何がでるかな~何がでるかな~ふふふふんふんふふふふん!

ガチャガチャガチャ・・・ゴトッ!

「なんだ!!何が出た!」

「ぬぉぉぉぉ!弥勒菩薩半跏思惟像!!!」

教科書レベルの仏像で、アルカイック・スマイルで有名。日本人なら写真で一度はみたことがあると思われる仏像。

なんだけど・・・実は、おいら、飛鳥時代近辺の仏像と百済系の仏像は、なで肩だし、なんかユルイ感じがして、あまり得意ではない。法隆寺の観音菩薩立像も、歴史の古さは認めるけど・・・なんていうか、ユルイ。

ということで、ぶっちゃけ6種類の中では「ハズレ」に位置していたのがあたってしまった。

やはり、机においた時に、こう存在感というかキャラが経つ仁王像か阿修羅がほしい。

財布から300円をもう一度取り出し、チャレンジ。

何がでるかな~何がでるかな~ふふふふんふんふふふふん!

ガチャガチャガチャ・・・ゴトッ!

「ナムサン!」

「ぬぉぉぉぉぉ、金色!またもや弥勒菩薩半跏思惟像!!微妙なダブり!!びえ~~ん!」

勝手なイメージなのだが、ガチャガチャには必ず「ハズレ」の設定がしてあって、何度もやらせるために、「あたり」と設定してあるモノよりも絶対数を多く作っているものがあると思う。今回、それにあたるのがこの「弥勒菩薩半跏思惟像」なんだろう。

去年からおいらももうオトナの仲間入り。600円くらいではめげない。

もう一回・・・ぬっ、小銭がない!近くのタバコ屋で両替し、再々チェレンジ。

何がでるかな~何がでるかな~ふふふふんふんふふふふん!

ガチャガチャガチャ・・・ゴトッ!

「3度目の正直!」

「coño!Cabron!Hijo de puta!!!」

ま、またしても弥勒菩薩半跏思惟像。ノーマルバージョンの完全なるダブり。3度目の正直どころ、二度あることは三度あるになってしまった。

結構人気があるのか、ガチャガチャの中にカプセルはもう大して残っていないにもかかわらず、3回連続「弥勒菩薩半跏思惟像」なんて・・・。

いかん。熱くなりすぎた。もうオトナだから、引き際は潔くしよう。弥勒菩薩半跏思惟像3つならんだ姿もさぞかし壮観であろう。そう思うことにしよう。

ってことで、頭を冷やす意味も込めて、Cervesitaを呑みに行く。日本酒に切り替えたころ、タバコが切れる。さっき両替してもらったタバコ屋へ行く。

・・・もうココまで来たら、展開は読めるはず。

「いい加減出さらせ~~~!!!」な4回戦。

何がでるかな~何がでるかな~ふふふふんふんふふふふん!

ガチャガチャガチャ・・・

「!?」

「え?おっ?あれ?・・・でてこない・・・」

何だよ、この展開。イヤガラセとしか思えない。

すぐさま、中に店員を呼びにいって来てもらう。

お「すいませ~ん。このガチャガチャ、お金いれたんですけど出てこないんです」
店「あ~、もう少なくなってしまってたからですね~あと3つだけしかなかったから・・・」
店「これで最後なんですが、どれでも好きなのいいですよ。」
お「(まじっすかっ!)」

おそらくそのときのおいらは、ここぞとばかりに喜色満面な顔をしていたに違いないが、店員さんはおいらの挑戦が4回目で、しかも3つがすべて「弥勒菩薩半跏思惟像」とは知らない。ここで、がっつくように阿修羅やら仁王像にいったら、オトナとしての対面が・・・なんてことを気にしつつ、興奮していることをおくびにも出さずに「どれにしようかな~」と選び始める。

残っていた3つのうちわけは、2つが阿修羅像ノーマルで、もう一つが阿形か吽形(外からじゃわからず)。迷いに迷って、阿修羅像に決めた。

本当は仁王像もほしかったので、もっかい300円出してやろうと思ったのだが、またでなくて店員さん呼ぶのも申し訳ないし、あけてもらってる時点で300円で売ってもらうのも、なんかガチャガチャを冒涜しているようで大人げない。ってことで、次回に期待して、今日のところは引き上げることにした。まぁ、次回いったときに残っていたらの話だが・・・。他に、このガチャガチャおいてるところないかな~。

阿修羅 脇侍に弥勒菩薩という贅沢な配置

阿修羅 脇侍に弥勒菩薩という贅沢な配置。一緒に写っているのは、中国のおみやげでもらった「水滸伝」のトランプ。かなり嬉しいおみやげ。背後にぼ~っと見えるのは、秋葉原のSuper Patataで買ったくりぼ~。

追記
ガチャガチャじゃないけど、奈良で買ってきた天燈鬼立像のフィギュアもお気に入り。クリアケースも持ってる。福岡の観世音寺の馬頭観音も好き。この寺は、見仏記(みうらじゅん)にもでていたが、地天もものすごくかわいい。

Tags: 仏像ガチャガチャ, 弥勒菩薩半跏思惟像, 阿修羅

「馬場会」結成

先日退職した子の送別会。馬場で呑む。大学の頃いきつけだった呑み屋にいったのだが、1年前くらいにつぶれてしまっていた。無念。代わりに入った店も日本酒がそこそこある店というので、その店にしたのだが、学生向けの普通の店だった。

今回のメンバーはおいらを含めて3人。もう1人は、今一緒にプロジェクト(横文字にすると大げさに見えるが・・・)をやっている子。Web畑は初めてなので、必死に修行中。「またスパルタ教育だ~!」といつもぼやいているが、かなり仕事が早いので、とても助かっている。やさしく教えてるつもりなんだけどね~。しかも、話が広まって、たまにエレベータであった人に「スパルタなんだってね~」っていわれる。まぁ、いいんだけどさ~。彼女は、「弟子」と自分を表現するので、今後「弟子」と呼ぶことにする。

退社した子は釣りが趣味とのことで、千葉でたまに釣りをしているという。途中、いそめの話で盛り上がる。

お「いそめってわかる?ムカデとミミズのあいの子みたいなやつ。うねうねしてるの。」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!いやだ~~~!」(身をくねらせる弟子)
お「こう、はさみで切って、断面から釣り針を、こ~さして」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!」(さらに身をくねらせる弟子)
い「え?はさみ?私は爪でちぎってるよ・・・」
弟「うぇぇぇぇぇぇぇ!!」(さらに身をくねらせる弟子)
お「ぐぇぇぇぇぇぇぇ!!」(一緒に身をくねらせるおいら)

ということで、今後彼女は「いそめちゃん」と呼ぶことにする。

自由に呑める仲間が日に日に減ってきているおいらだが、今年になって仲の良いメンバーが一斉に結婚することになり、減少がさらに加速。よく遊んでいるグループでは、これでおいらと、長尾をのぞいて、独身は誰もいなくなってしまう。

「友達は作るモンじゃなくって、できるモンだよ・・・」とかあるけど、就職してからは、もうそんなお上品なことは言ってられない状況。ひたすらコミュニケーションを取りに行く日々なのだが、そんなおいらにみなは・・・

「会社で友達はできないよ。できるのは同僚だよ」(のび~談)
「貴重な週末を一緒に遊んでこその友達で、仕事が終わったあとに呑み行く程度は友達とはいわないよ」(長尾談)
「会社で友達作れる方法がわかったら、それで本が出せるよ」(前のバイト先の上司Hさん)

とつれないことを言う。だた、言ってることももっともなので、おいらの中での「友達」は「週末一緒に遊んでくれる人」と定義して探している。

ということで、今回のメンバーは、今後も呑みやすいメンバーに思えるので、がんばって定期的に呑み行くことにする。そのためには、結束を強める必要があるので、会の名前を決定。

その名も「馬場会」

馬場で呑んでいたからというわけではなく、実は3人とも高田馬場に縁が深い。3人が3人とも「馬場は庭」と自認しているのだ。といっても、おいらの場合は、かな~り昔のことで、その日も「手塚治虫」壁画がなくなったことにびっくりしたくらい。(ちなみに、壁画は道路を挟んで反対側に移動していた。)

「馬場会」というネーミングセンスに、多少苦笑していた二人だが、そんなことはお構いなしに、企画会議に進む。

そろそろ夏休みも近いことと、釣りの話で盛り上がったことで、夏休み前半のどこか一日を使って千葉に釣りにいくことにした。いそめちゃんの「いそめちゃん斬り」もみれるしね。おいらも弟子も釣りはド素人(おいらは少しはやったことがある)なので、すべていそめちゃんにおんぶにだっこの予定。釣り竿さえもってないし。

それまでに、自宅入院中の愛車のゴルフ君が直ればよいのだが・・・。

友達100人できるかな。

Tags: 馬場会

ネコだまし3連発

今日はなかなかよく石積んだ。そして、頭も使った。Ya estoy agotado。

agotado・・・・自動販売機の「売り切れ」のときなどに、自動販売機に紙が貼り付けてあるが(このあたりもスペイン)、人間が使うと、「疲労困憊」的な意味。辞書で調べたわけじゃないけど、おいらはそう使っていた。たぶん「疲れ果てる」みたいな意味だと思う。

で、これを当時働いてないで、年柄年中呑んでいたおいらがいうと、スペイン人の同居人に「Que va!」と言われる。でも、なんか「売り切れ~!」てな感じがかわいく、気に入っていたので結構頻繁に使っていた。朝までDiscotecaコース(踊り狂うコース)の時に使ったら、まぁ許してくれたが・・・。

twitterでもつぶやいたが、今日の帰りの電車の話。

シルバーシートの前あたりに陣取って、藤沢周平の「竹光始末」を熟読。扇風機で髪があおられウザイのを気にしつつ必死で読みふける。目の前には、たぶん同世代くらいのサラリーマンが3人。一人はiPodかなんかで音楽を聞いて目をつむっている。一人は新聞を読んでいる。一人は壁側に寄りかかって熟睡中であった。

家まであと3駅というあたりで事件は起こった。

突然、パン!!・・・・パン!!!・・・・パン!!!とネコだましをする女性。びっくりして真横を見ると5才くらいの子供をつれた外国人の女性。おいらの脳は、これまでの経験小さじ一杯と、勝手なイメージ大さじ5杯でブラジル人と判断。

最初は、彼女の旦那かなんかを起こしたのかと思ったのだが、一人は新聞を読んでいるのでわざわざネコだましで起こす必要もないし、そもそも、3人旦那がいるのはおかしい。明らかに3人は無視していた。

「アナタタチ・・・コドモツカレテルヨ・・・ワカッテル?・・・オボエテオイテクダサイネ!」

と吐き捨てて、電車を降りるブラジル人女性(仮)と子供。

なおも無視するサラリーマン3人。

おいらは一人判定タイム。

[サラリーマン]
疲れてそう。
でも、若い。
でも、シルバーシート。
男で強い。
[ブラジル人+5才の女の子]
ママン曰く、疲れてるらしい。
でも、もっと若い。
でもって、シルバーシート。
女の子でか弱い。

藤沢周平うっちゃって、ひたすら悩む。シルバーシートじゃなかったら、ママンはネコだまししなかったのだろうか?そもそも、シルバーシートなんて必要あるのか?妊婦、怪我人、障害者じゃなくっても、席は譲るもんじゃないのか?もしかして、子供は高熱気味だったとか?いやいや、もう、サラリーマンはおいらよりも数十倍agotadoだったのかもしれない。上司に怒られてたかもしれない。会社が倒産しそうかもしれない。でも、もしかしたらブラジルにもシルバーシートがあって、子供のマークがついているのかも。その前に文化の違いがあるな。危険なときには、先にお年寄り、女子供を逃がすもんな・・・・。でも、今は別に危険じゃないし・・・。

悩んでいると隣の女の子二人。

「今の・・・子供だったよね?」、「うん。子供」、「じゃ~まぁ~」、「う~ん」

心の中で、必死にうなずくおいら。彼女たちもジャッジに悩んでいたようだが、判定は彼女たちに委ねて、江戸時代に逃げた。

ちなみに、同じように最近、シルバーシートで携帯電話でメールしている人に注意しているおじさんがいた。ものすごい大音量の舌打ちした、同世代くらいのサラリーマン。舌打ちがかっこわるすぎたので、判定は用意だったが、干渉したり、されたりがない東京で、まだまだいるもんだね~と、ちょっと驚きもした。

なんか、ものすごいもやもや~~とした一日の終わりだったが、さっき、お好み焼き屋で、日本酒呑んだらすっかり忘れた。

今日の日記は、昨日の日記で火がついたので、ひさしぶりにスペイン映画について書こうと思ったのだが、やっぱり日本酒のせいで、またの機会にするにする。

それにしても、今週は一週間が長い・・・。

Tags: シルバーシート, ブラジル人
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