フォトストリームが使えない

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OVICCIが有給をとる

フィエスタ疲れもあってか、OVICCIが有給休暇をとったので、珍しく日中一人じゃない生活を送る。
ちょうど良いので、「登録印鑑が違う」と突っぱねられて、なかなか先に進めなかったネットバンク登録をなんとかするべく、銀行に行かせる。

違う印鑑で送った書類が二度ほど突っぱねられた結果、「たぶん秋田の実家にある印鑑だ!絶対にそうだ!」と豪語していたくせに、なんてことはない、どっかのタイミングでおいらの名字の印鑑に変更していたらしく、その結果突っぱねられていたようだ。それくらい覚えておいてくれよ・・・。

帰りに、CHZW通り沿いにあるそこそこ旨いパン屋でパンを買ってきてもらい、それで昼食。買ったばかりのお気に入りのバーカウンタで食べると、ちょっとした「オサレCafe」だ。悪くない。

その後、お互い仕事をする。おいらは確定申告の下準備。OVICCIはレビュー用の書類作成。

お互い黙々とやる。

フォトストリームが使えない

どういうわけか、フォトストリームが使えない。

以前にも何度か不具合がでることはあったが、そのたびになんとか解消してきた。

しかし、今回はなかなかしつこい。

日記で写真を一枚載せると宣言した途端これだ・・・。面倒くさくてしょうがない。

現在の状況
・iPhone(5s)とiPad miniは、写真を撮った瞬間にお互い同期してくれる。
・だが、どちらもPCの方とは同期してくれない。
・iCloudをサインアウト→サインインすると、かろうじて同期してくれることがある。
・だが、全部の写真が同期されず、一部だけの場合が多い。

当然、ググっていろいろ試してみたが、どれも効果なし。

・カメラアプリを落とす
・携帯端末の方で一度共有をオフにして戻す
・携帯端末で一度写真を開く

などなど。

考え得る使えない理由
・iPhoneとiPad miniの複数で同期しているから。
・デスクトップPCを最近、有線から無線にしたから。
・iOSをまだ8以上にしていないから。
・そもそもWindowsとの相性が悪いから。

わからないのが、つい最近・・・1月16日まではちゃんと同期されてること。ここ最近、しばらくフォトストリームを気にすることはなかったんだけど、日記を書くにあたって使うことにしたら、同期されなくなった・・・という、いじわるさ。

もしかしたら、同期に数日かかるってことなのか?え~~、それは同期じゃないだろ。

腹立ってきたから、一度iCloudアンインストールしてやる。

宇和島のじゃこつみれ

「ふるさと祭り」で買ってきた宇和島のじゃこつみれを使って、あまりもので鍋を作る。

下のサイトの「商品紹介」のところにあるやつ。
愛媛の老舗の蒲鉾屋 - 安岡蒲鉾

説明書きに「ダシがたくさんでる」と書いてあったので、鍋にする前に、針ショウガとキノコ類をいれて、醤油と珠洲の塩で味を調えたお吸い物にしたのだが、想像以上にダシがでて、かなり美味。美味。美味。いや~すごいよ宇和島!すごいじゃこつみれ!

そういや、宇和島といえば現存天守ということで見に行った「宇和島城」の小ささにもびっくりしたっけ。

あと、宇和島といえば、「維新の嵐」(光栄)だな。あの辺りはなかなかの重要人物がいるから結構ウロウロすることになる。山内容堂とかね。ロマンあるわ~。

安かったし、もうちょっと買ってくればよかった・・・といまさら後悔。

鍋にしたあとも、高知は馬路村の「ゆずパッパ」(ゆず皮粉末)との相性がよかった。さすが四国同士だね。

久しぶりに香川にうどん食べに行きたくなったさ。

今日の写真

フォトストリームが使えないので、前にとった「或る日の昼食enバーカウンター」。
このバーカウンターはニトリで買ったヤツ。ニトリ製品は当たり外れがあるが、このバーカウンターは、自分のイメージにぴったりで値段も手頃で、かなりよい買い物だったと思う。ジジィになると床生活つらいしね・・・。

夜はここでBar(バル)のマスターをやってる。Bar Masaquito。

或る日の昼食 en バーカウンター
或る日の昼食 en バーカウンター
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羽毛布団

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朝っていうか、夕方

ユウコとメグへの説教が終わり、彼女たちが帰ったのは朝の8時半くらい。ヒロシとOVICCIはソファで寝ている。そろそろおいらも・・・と布団にはいったのは、もう「ちゅんちゅん」も終わった9時ちょっと前。

一瞬にして堕ちて、起きたのは17時少し前。もう完全に夕方。

一日無駄にした気もしなくもないが、昨夜が濃すぎたので、たまにはこんな一日もあり・・・と思うことにした。

布団からベッドへ

羽毛布団のことを書く前に、環境の変化について少しメモっておく。

前の家(フラット)ではずっと布団の生活だった。床に敷く布団だ。フラットに引っ越した際にベッドにする案もあったのだが、寝室となる部屋が和室だったのと、OVICCIの「ベッドで寝た経験がほとんどない・・・」と、環境の変化に少しびびっていたため、お金もないことだし・・・とそのまま布団生活が採用された。あと、畳の部屋に布団って涼しくていいというのもあった。

ということで、もともとOVICCIが持っていた布団(ちゃんとしてる)と、おいらが実家から持ってきた布団(すでにボロボロ)の2つを並べて敷いて寝る生活が約4年ほど続いた。

布団の質に貧富の差を感じるものの、サイズ的にはベッドのキングサイズレベルの幅なので、何度寝返りを打っても落ちないのがメリットではあった。しかし、貧富の差だけではなく、布団の高さ(正確にはマットレス)が結構違うため、寝相の関係で、朝起きると2つの布団が離れていることがほとんど。うちらはその隙間を「谷底」と呼んでいた。

ちなみに、谷底にはだいたいにおいてOVICCIが埋まっていることが多かった。寝る場所が谷底側だったから。もちろん、たまにおいらも埋まってることもある。

そんな睡眠環境(そんな言葉あるのか?)であったが、引越しに伴い、和室がなくなったこと、OVICCIの布団は10年プレイヤー、今で言うところの「レジェンド」レベルのロートルで、さすがに引退させる時期になっているということ、などなど、さまざまな条件から判断して、思い切って、環境を一変させることにした。

ちなみに、自分の周りに聞くと

「私はベッドだよ~ベッドにしたらもう戻れないよ~」(※おいらは実家でベッドだったが、布団でも全然問題なかった。)
「え?布団なんだ?へぇ~~」
「朝起きるの楽だよ~ベッド」

と、ベッド派が圧倒的だった。今のご時世、布団で寝ている人はあまりいないのか?東京だけで、地方では布団派が多いのかもしれんが・・・。

ということで、年末あたりに一度IKEAにいって、ベッドの下見をしてきたのだが、いろいろ考えなくてはいけないことや、不安要素がでてきて、とりあえず何も買わずに全軍撤退。

帰ってきてから、しばらくもらってきたベッド関連のパンフレットとにらめっこ。

新年始まってすぐの1月2日、タクヤとタクヤの彼女の4人で、再びIKEAに出陣。

すると、前回とは打って変わって、今回は意外なほどさくっと決めて買ってしまった。

毎年恒例で引いてる地元神社のおみくじが久しぶりの「大吉」だったことが勢いづけたのかも。単純なおいら。

IKEAのベッドのサイズは普通の日本のサイズとは異なるため、いろいろややこしかったのだが、とりあえず買ったのは以下の通り。

・マットレスベース(クイーンサイズ:80cm×200cmを2つ繋げる)
・マットレス(80cm×200cmを2つ)
・マットレスパッド(160cm×200cmを1つ)
・マットレスプロテクター(160cm×200cmを1つ)
・その他、カバーやらなにやら。

総額は約13万円くらい。高いのか安いのかよくわからんが、長く使ってく行くこと考えると、そんなに高くないという気もするのだが、年始早々の出費としては、結構高い気もする。

マットレスは圧縮されており、開けてから本来の形に戻るまで「3日ほどかかる」と店員さんに言われたので、それらは車で持って帰って、先に広げておくことにした。一部、自分たちで倉庫から取り出せないものもあったので、それらは配送をお願いした。
※どうでもいいが、商品に入っていた「72hかかるよ~!」の説明書がとにかく無駄な作りすぎて笑えた。

ベースとパッドが1月6日に届き、ベッドのパーツがすべて整う。
※どうでもいいが2。パッドもマットと同じく「72h」なやつだった。店員さん、それも一緒に教えてくれよ~。

ついでに掛け布団環境もメモ

メモが長くなりすぎてきいているが、ついでに、掛け布団の環境もメモる。

掛け布団は敷き布団よりも満身創痍な状態で、「よくここまでがんばってくれた!!あとは休んでくれ!」と褒めてあげたいくらい。

OVICCIはかなりの寒がりなため、毎日かなりの量の掛け布団を掛ける。装備はこちら。

・よれよれのタオル地のブランケット
・もう何が何だかわからない薄手の毛布
・かなりぺちゃんこになった掛け布団(羽根布団だと思う)
・これはそもそも何布団なんだ?という薄手だが大きく、結構暖かい毛布
・まだ足りないので、湯たんぽ代わりに使われている暑がりのおいら

となっている。

夏場は敷いた布団の面積をフル活用して寝ていたのだが、冬場は寒すぎる(特にフラットは部屋が異常なほど寒かった)ということで、片方の布団は使わず、ほぼシングルのスペースに掛け布団を何枚もかけて寝ていた状況だった。

4枚も掛け布団を使っていると、乱れたら(おいらは暑がりなので、だいたいけっぱくってしまう)戻すの大変だし、そもそも結構な重さになるし、たまに取り合いになるし・・・と案外悲惨な環境だった。

羽毛布団

というわけで、ベッドだけでなく、掛け布団も総取っ替えすることにする。毒を喰らわば、皿までじゃ~の精神で。

今の二の舞にならないように、掛け布団はシンプルにすることにした。そこで挙がってきたのが羽毛布団。まぁ、年齢的なものもあるんだろうね。「学生じゃないんだから、どうせかうならいいものを」的な感じのアレ。

ただ、「羽毛布団」と聞くと、訪問販売系の詐欺をイメージして「値段が高いだけでたいしたことないんじゃねぇの~」とこれまで興味を持ったこともなく、完全に知識はゼロ。

なので、ひたすら調べる。調べる。調べる。調べる。徹底的に調べる。

するとあるわあるわ・・・ウンチクが。

ダウンにフェザー、ダックにグース、マザー、混合率、ダウンパワー、側生地、キルティング、ポーランドにハンガリーにフランスに・・・と、まぁ、とかくややこしい。

これや、騙される人がいるわけだわ。見た目じゃわからんもんね。

でも、まぁ、知らないことを知る作業は、とにかく大好きだから、楽しかったんだけどね(笑)

いろいろ調べた結果

いろいろ調べた結果をまとめると・・・。

・普通に鳥の羽でイメージ手(?)の部分である「フェザー」より胸元(?)あたりの羽である「ダウン」がいい。
・「ダック」(あひる)より「グース」(がちょう)がいい。
・グースはダウンの質がよく、また独特なにおいが少ない。

まずこれが基本。

・ダックやグースでも、大きく育った「マザー」の方、大きいダウンやフェザーがとれるからいい。
・ダウンとフェザーの混合率はダウン90%以上がオススメ。混合率が低いと安くなるみたい。50%以下だと「羽根布団」になる。

これも基本らしく、ボリュームやら暖かさを左右する。

これらに加えてダックやグースの産地が入ってくる。

・寒いところがいいらしい。
・特にポーランド、ハンガリーあたりが良いらしい。
・たまにロシアとかフランス、イングランドとかもあった。
・中国のになると安くなる。

寒いところの方が、歴史の関係で、ダウンについて知識があるんだろうね。

そして、あとは布団自体の作り。

・側生地は肌に触れる面のことらしく、ポリエステルではなく、通気性の良い綿がよいらしい。
・キルティングに関しては、イマイチよくわからないが、羽毛が偏らないようにとか、体への接着が違って暖かさを逃がさない云々。
・羽毛は海外だが、作りは日本製がしっかりしててよいらしい。

とまぁ、見るべきところはかなりあるのだが、できあがったものの見た目はそんなに変わらないため、最終的には、証明書みたいなのがあって、それで本物かどうか判断するしかないみたいだ。

ここが詐欺に繋がるところなんだろう。

ちなみに、上の項目ですべてを揃えると、軽く10万以上の羽毛布団になってしまう。20万とかあるしね。

そんなん無理なので、最終的においらが選択したのは・・・

これに決定!

・ホワイトマザーダック(クイーンサイズでグースにすると、お値段がかわいくなくなる)
・ポーランド産(中国以外ならどこでもOKだった)
・混合率93%(90%以上と言うからさ・・・)
・国産(安心らしいから)
・無地(なんか昔ながらの花柄みたいなのがイヤだった)
・立体キルト(ここだけはよくわからん)
・クイーンサイズ(取り合いにならない)
・二枚合わせ(もう1つ毛布を考えるの面倒だった。取り外せば、春夏秋冬全部これでいけるらしい)

で、54800円。

ベッドと同じで、これが安いのか高いのかが全くわからん。特に初めての買い物だから、比較材料がない。

ということで、もういいや・・・と、ポチッと購入してみたのが、1月9日の夜中の1時のこと。

ダックのにほひ?

ポチッとしたやつが届いたのが昨日の夕方。フィエスタ真っ最中だ。頼んでから約2週間で、ようやくか~!といった感じ。今日日のネット通販で、こんなに時間がかかるの初めてで、ちょっとイライラし始めたころだった。問い合わせてもスルーされたから、「まさか詐欺!?」と思ったくらいだ。悪いので、どこの店かはかかないけど。ネットで調べると結構でてくるので有名なんだと思う。

早速、袋から出してみると・・・

「おっ?確かになんか『にほひ』がする!」

どこのサイトにも書かれていることだが、ダックはグースよりも臭いがするらしい。獣臭という、鳥の独特の臭いらしい。これらはしばらく使っていると徐々に消えていくらしいのだが、完全にはなくならないらしい。だから、この独特の臭いがいやな人は、より臭いの弱いグースにしろ・・・と書いてある。

だけど、初めての人間は、そう言われて全く想像できないので、「たぶん大丈夫だろう」とお手頃なダックにしたわけだ。

「これが皆がいっていた『にほひ』か~!」
「なるほどなるほど」
「なんかどっかでかいだことのある『にほひ』のような、そうじゃないような・・・」

確実に臭いはするが、個人的には別に問題ない臭い。

一日中スリッパ履き続けた自分の足の臭いの方が全然強烈だ。

とひとまず香りを楽しむ。

で、早速カバーをつけて、OVICCIと一緒に試し寝した感想。

おいら「あれ?臭いがしない・・・さっきまであれほどわかったのに・・・鼻が麻痺したか?まぁ、いいや」
おいら「軽い・・・軽いぞ・・・。軽いよね?」
ヨメ「うん。軽いね~」
おいら「あったけ~あったけ~」
ヨメ「え~~そんなに早く暖かくなるの?」(疑いの眼)
おいら「え?だって、ほら・・・体の周りに熱の膜が・・・サウナの後に水風呂入ったときのような」
ヨメ「ほんと~!?もう?」
おいら「やばい・・・これ危険かも・・・おいら暑がりだから、剥ぐかも・・・」
ヨメ「一枚しかかけてないのに?発熱じじぃ、すごいね~!」
おいら「あ~でも、湿っぽい暑さじゃないな・・・・意外といけるか・・・それにしても軽い!軽いぞ~!」
おいら「あ、暖まってきたら、さっきの『にほひ』がしてきた・・・」
ヨメ「だね。なんとなくするね。」
おいら「とりあえず、明日天気がよかったら干してみよう。多少とれるらしいから。」

ということで、先日の事務所の完成に続き、ベッド環境が整い、ようやくこれでほぼすべての引越作業が完了したことになる。

あとは、OVICCIの両親に送る新居の動画が撮るだけ。

「なんということでしょう~」連発しよっ。

今日の写真

何もこんな大きなサイズにしなくても・・・もったいないと思わざるをえない。

「72hかかるよ!」の説明書
「72hかかるよ!」の説明書

サイトのイメージに騙され「枕カバー」も入っていると思ってたよ。別売りだったのかっ~!

完成した寝室
完成した寝室

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DESPEDIDA 第一弾

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超夜更かし

フィエスタ当日だというのに、朝の6時までOVICCIと撮りためてたテレビを見てしまう。ドラマ、アニメ、ベストヒットUSAとかいろいろ。で、起きたのは言うまでもなく、昼の12時過ぎ。OVICCIが何時に起きたのかは知らない。

DESPEDIDA 第一弾

今日のフィエスタは、元は引越が完了した新居お披露目ということで企画したのだが、途中からゆうこやんのDESPEDIDAに変更した。

ゆうこやんが滋賀に帰ってしまう3月末まで、3ヶ月連続でDESPEDIDAをする予定で、今回はその第一弾。

うちの広さと「鍋を囲む」という理由上、メンバーは少なめの計6人となった。

ゆうこやん
ともみん
メグ
トゥ君
OVICCI
おいら

買い出し部隊

フィエスタ開始は19時の予定だったが、ゆうこやん、メグ、OVICCI、おいらの4人は16時半に集合し、買い出し。近所のスーパーで食材を買い込む。

おいらとOVICCIは朝から何も食べていなかったのもあって、「福のから」で、唐揚げと串揚げを買う。

で、しゃぶしゃぶってどうやるの?

今日のメインは、昨日の日記でも書いたが、ゆうこやんが差し入れてくれた「近江牛」1Kgのしゃぶしゃぶ。

ゆうこやんの提案で「しゃぶしゃぶ」になったのだが、おいら自身自宅でしゃぶしゃぶをやったことがない。鍋喰ってる途中に、空いたスペースで豚肉を軽くしゃぶしゃぶして食べることはするが、最初からしゃぶしゃぶとなると、手順が急にわからなくなる。

かなり昔、しゃぶしゃぶを外に食べにいったことはあるが、そのときは、真ん中がタジン鍋みたいに突き出た丸い鍋・・・なんていうのか・・・流れるプール的な?鍋を使ってグルグルと肉を泳がせて、ごまポン酢やらポン酢で食べた記憶があるが、そのあと、どうやって鍋にしたのか全く覚えてない。

そもそもしゃぶしゃぶしたあとのお湯というかダシはどうするのか?牛のダシがあまりでてるとは思えないのだが、それを使って鍋をするのか?

と、まぁ、頭を悩ませた結果、ゆうこやんとメグに全部丸投げした(笑)。お客で、しかも主役なんだけどね。

準備

唐揚げと串揚げを肴にメグが差し入れてくれた秋田の栗焼酎(栗美人)やらビールを呑みながら、皆で鍋の準備。基本は丸投げ。

ネガティブ思考タイプのゆうこやんは、「どうやって野菜切ろうかな・・・」、「どれくらい切ろうかな・・・」、「ともみんが来た時、変な風にしてると怒られる・・・」とブツブツいっていたが、完全に無視。

メグはひたすらニンニクとショウガをすり下ろしてた。

しゃぶしゃぶ開始

野菜も切り終え、開始時刻の19時に近くなったころ、仕事を終えたともみん登場。

食卓には鍋と旨そうな近江牛。

「トゥ君まだ来てないけどもう始めちゃいますかね!寝過ごして遅刻した彼が悪い(笑)」
「1Kg÷6人より、1Kg÷5人の方が取り分が多いしね~」

と言った途端、チャイムがなる。

なんてタイミングだ・・・。

あまりのタイミングに、皆から驚きとブ~イングの嵐。

肉はサシが多く入った「最上級」と、サシが少ない「上級」の2種類あった。

おいら個人は、口の中で溶けてしまう系の肉よりも、憎らしいほど肉々しい肉が好きなので、上級の方が好みだと思うのだが、最上級もさすがの安定感で味わい深い。

要はどっちも旨かったってことだ。

値段を聞くといろんな意味で感動が薄れるので、あえて聞かなかった。

1Kgの肉はものの30分ですべてなくなった。

その後、予定通り鍋に移行。ダシはそのまましゃぶしゃぶのを使った。

肉は2時間前に、ショウガ、ニンニク、塩麹につけておいた普通の鶏のもも肉。

唐揚げと串揚げ、そして近江牛で十分に腹が満たされてしまったおいらはあまり鍋に参加せず。

ゆうこはあまり近江牛を食べてなかったのか、鍋の方を結構食べていた気がする。

準備してもらった食材が結構余った状態で鍋終了。呑みの方に移る。

葉巻

去年の年末あたりに、トゥ君から葉巻をもらった。トゥ君曰く、これ1本で2万とか3万とかするとかいう。そんな代物、ジップロックに入れてもってきていいのか?

もらったときに、細かく吸い方を教えてもらったが、高額ということにビビリ、今日まで吸えずにいたのだが、ちょうど本人が来たので改めて吸い方を教えてもらうことにした。

カッターで吸い口と火をつける側をちょびっと削り、その後、ガスバーナーで葉巻に火をつける。火は周りからつけるらしい。

吸い方は肺に入れないように、口の中で煙をくゆらせて、はき出す際に煙の香りを楽しむようにゆっくりと出していくらしいのだが、普通のタバコしか吸ったことがないおいらは、うっかり肺にいれてしまいそうになり、これがなかなか難しい。

ただ、香りがいいのは、よ~~~くわかった。ホント良い香りだ。キャメルの煙の香りも結構好きなのだが、「香りの強さ」という点では圧倒的に差がある。

なんかスペインのBarを思い出した。

スペインのBarのテラス席(といっても、ただの外の席なのだが)には鳥打ち帽をかぶったおっちゃんがたむろしていて、結構な頻度で葉巻を吸っている。あとは、広場(だいたいメイン広場であるPlz Mayor)。

昨今の禁煙ブームで、一昨年行った時はだいぶ見なくなっていたが、田舎へいけば、杖をもったじいさんが、ぼ~っと立ちながら煙をくゆらせている姿もよく見かける。なんか絵になるんだよね~。あとは、ドミノゲームをやってるおっちゃんとかも吸ってることが多いな。

まだ、顔にそこまでシワを刻んでいないので、イマイチ葉巻が似合ってるようには思えないのだが、将来的には、葉巻が似合うような、しわくちゃな顔になりたいもんだ。

ヒロシ登場

12時か1時頃、仕事を終えたヒロシ登場。もちろん、近江牛はないが、鍋用の食材は大量に余っていたので、それで我慢してもらう。

おいらも含め、再び小腹が減りだした数人も一緒に参加。

一段落したあとリビングとバルカウンターに別れて呑みに突入。

ゾンビブース

iPhoneアプリのゾンビブースで久しぶりに遊ぶ。

なんか仕様が変わっていて枚数とかがとれなくなっていたのだが、あまりのリアルさに、自分の変わり果てた姿に女子陣全員悲鳴をあげる。

ゆうこやんは、もともとバンパイヤ顔なのか、かなり美しいというか、かっこいいゾンビになっていた。ショートのメグは完全に男だった。

説教

4時すぎ。ともみんとトゥ君が帰宅。ヒロシとOVICCIはソファーで撃沈。

おいらとゆうこ、メグはバルカウンターでVINOを呑み続ける。

ゆうことメグはどちらも独身でフリー。どうやったら男を上手に誘えるかという質問から、テーマは「コミュニケーション能力」となる。

二人ともコミュ力がないといわけではない。というか、最近よく言われる「コミュ力」ってそもそも定義がなんなのか、おいら自身よくわかってないのだが、単に二人とも「諦めが早い」のと「積極性」と「自信」が足りてないんだと思う。「私なんかが・・・」、「たぶん無理だと思うし・・・」ってのをよく言ってるし。この辺のがむしゃらさは、年齢的に今更変えるのは難しそうだが、OVICCIあたりに相談したらいいような気がする。

まぁ、仮想シミュレーションをしつつ、二人のコミュ力を調査しながら、それに対し説教しまくっていると、あっという間に朝の8時になり二人は帰宅。

おいらも流石に眠くなってきたので、ソファーで寝ているOVICCIとヒロシは放っておいて、羽毛布団で温々寝た。

今日の写真

写真はいっぱい撮ったので、昔なら、いろいろアップするところだが、このご時世、勝手に人の写真を載せるのはまずいので、顔をぼかしたりといろいろ加工したものをアップすることにする。

ここで食べ過ぎたのが失敗だったか?

まずは腹ごしらえ
まずは腹ごしらえ

お客なのにこき使われるゆうこやんとメグ

丸投げされた二人
丸投げされた二人

肉って写真でみると生々しいよな・・・

近江牛 上級
近江牛 上級

なんかダメダメ

葉巻が似合おう男に俺はなる!
葉巻が似合おう男に俺はなる!

ゆうこやんが妙に艶めかしい

踊り狂う3人
踊り狂う3人

早めに落ちるとこうやって遊ばれちゃうぞ・・・OVICCI。

西太后ごっこ
西太后ごっこ

トゥ君がおいらのショッカーフィギュアに悪戯してた。

ピスタチオの帽子
ピスタチオの帽子

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近江牛

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OVICCIの寝言

一昨日、マッサンの録画をみていたおいら。ソファーの上では、例のごとく眠りこけてるヨメのOVICCI。そして寝言。

「それ・・・オトナの音楽だよ。オトナの音楽。」

テレビからはマッサンのBGMが流れているが、別に「オトナ」な感じはしない。

なんなんだ?

そして、今日。朝の5時過ぎ・・・ベッドの中で「ギャングース」を読みふけっていると・・・。

「リクルートスタイル・・・うふふふっ」

と独りごちたかと思うと、布団を手のひらでパンパンたたいていた。

リクルートスタイル?・・・それはわかるが、何がおかしい?

全く想像ができない。可能ならばヨメの夢の中にはいってみたいものだ。ドラえもんが必要だな。

空のCD

昨日、クライアントからムービーが送られてきたので、今日は一日動画編集をしようと思ってCDを入れる。

が、空。

セッションを閉じ忘れたわけではなく、CDにデータを書き込んだ形跡がない。

おみくじで大吉が出た気分になり、今日の仕事終了~♪

近江牛

18時すぎ。明日の「近江牛フィエスタ」用にゆうこやん(滋賀県出身)が頼んでくれたお肉が届く。彦根の「千成亭」というお肉屋のもの。全部で1キロ。思ってた以上にあってビックリ。6人だからそれくらいはいるのか・・・。でも、いくらしたんだろ。

どうでもいいが、この手の牛の読み方って、いつから「うし」になったんだろう。おいらが子供というか、つい数年前までは、たとえば、「松阪牛」だったら「まつさかぎゅう」、米沢牛だったら「よねさわぎゅう」、今回の近江牛も「おうみぎゅう」と、「牛」の部分は「ぎゅう」と呼んでいた気がするのだが・・・。

だけど、今は、「まつさかうし」、「よねざわうし」、「おうみうし」、「まえざわうし」と「うし」と呼ぶようになっている。テレビとかでもそうだ。

一番最初に違和感を感じたのが「まつさかうし」だった気がするから、「松阪牛」が言い出しっぺなんだろうな。

なんかルールでもできたんだろうか。

調べたらあったわ。

松阪牛は、いつから「まつさかうし」に?

この記事だと、松阪牛以外は「よねざわぎゅう」、「まえざわぎゅう」と「ぎゅう」のままって書いてあるけど、テレビとかだとこの辺も「うし」といってると思うが・・・。たぶん、「おうみうし」にならったんだと思う。

蕎麦の日

OVICCIから電話。

「今仕事終わった~。今日は蕎麦の日だよね」
「え?」
「昨日その話したよ~」
「そうだっけ?」

やはり記憶力が・・・。

ってことで、蕎麦食べに行くことに。

ユパ様の店の近所にある「TMTY」ってお店。もう何度も行っている。綺麗な奥さんがいる。笛木優子と相田翔子を足してZARDの坂井泉水の要素をちょっと加えて、適当に割った・・・そんな感じ。

この店は蕎麦がやたらと旨く、カレー南蛮とかもう最高なのだが、昨日カツ丼食べてるので、鴨南蛮にする。あとは、この前パクらせていただいた「たぬき奴煮」とOVICCIの好物「だし巻き卵」。これらを日本酒で頂く。

お店に入って席に座ると同時に、テレビから大歓声が。日本がUAEから一点をもぎ取り同点になったところだった。見逃した~。

結局、延長の末PKとなったが、本田と香川が外したらしく、日本は敗退してしまった・・・らしい。

というのも、PKの前にお店をでてコンビニでVINO選んでたからみてないんだよね。

帰宅後、「日記書くから邪魔しないでね~」とOVICCIにはいっていたので、大人しく録画した「相棒」をみていたようだが、さっきみたら爆睡していた。

まだ寝言はいっていない。

明日は近江牛フィエスタ!楽しみずら。

今日の写真

しゃぶしゃぶ用の肉。家でちゃんとしたしゃぶしゃぶってやったことないから、どう鍋奉行していいかさっぱりわからん。しゃぶしゃぶした後のダシで、鍋するのか?
一緒に写ってる牛の人形は、グエル公園のお土産屋でOVICCIが買ったもの。たしか・・・。

ちなみに、この写真はPEN miniで25mm 1.8Fの単焦点レンズで撮ったのだが、イマイチ。ピントに迷いがある。

滋賀県彦根「千成亭」の近江牛
滋賀県彦根「千成亭」の近江牛

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四十にして惑わず!

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プロローグ

と、孔子さんは仰ってるけど、現代の四十なんて迷いまくりかと。そもそも平均寿命が違うでしょ。孔子さんは74歳とかなりの大往生みたいだけど、当時の平均寿命ってどれくらいなんだろ・・・。

正確にはまだ四十になってないんだけど、まぁ、ある種の覚悟というか諦観というか、達観的な何かはでてきた気はする。

仕切り直し

というわけで、2015年にもなったことだし(すでに1月22日とだいぶ過ぎてるんだけど)、仕切り直すことにした。2012年くらいから、幾度か思い立って「仕切り直し」宣言をしてきたものの、長く続かず。

「これではいかん!」と年末に結構良いお値段の「自分手帳」を買って日々の生活を記録し始めたので、今回こそは続かせようと思う。続くと思う。たぶん。

日記歴を振り返る

そもそも日記をつけ始めたのは1994年から。高校三年生の時に、当時つきあっていた彼女から、システム手帳をもらって、その小さい隙間に日々の出来事を異常に小さい文字でびっしり書き始めたのがきっかけ。今見ると気持ち悪いくらい文字だらけ。

その後、浪人を経て、大学にも無事入り、バイトの関係で買ったMacで日記を書くようになる。デジタル化だ。さらには、バンドルされていたHP作成ソフト(確か、クラリスホームページとかいう名前)で書いた日記をホームページとしてまとめるようになる。この頃が一番日記にはまっていた気がする。

旅が趣味で、年に二回の海外旅行には毎回日記帳を持って旅行記を書き、それもサイトにアップした。

大学、大学院の時代も日記を書き続け、26歳で渡西。スペインではあっちでの生活記録と旅行記、スペイン紹介などを日々書く。このあたりで、ちまたでは「ブログ」という言葉が浸透しつつあったが、個人的には「ブログ」というのはイヤで、「おいらのはブログじゃなくて日記です!」とわざわざ人にそう言って回ったものだ。そんなこんなで、31歳で日本に帰国。

帰国してからも、WEB職人のフリーランス時代は日記は書いていたが、普通の会社の正社員になった途端にぱったり日記を書かなくなってしまった。正確には書けなくなってしまった。毎日が楽しくないというわけではなかったが、似たようなルーチンワークになってしまったことも原因なんだと思う。急に書くネタを失ってしまい、モチベーションと気力がでなかった。たぶん、34歳くらいのこと。

その後、上でも書いたとおり「日記かかなくちゃ!」と何度も思い立っては、続かず断念・・・を数年繰り返し、今に至る。

アンチエイジング

日記(備忘録)を再開しよう思ったのはいろいろと思うところがあってのこと。

というのも、ここ1、2年くらいの話なのだが、「昔はできていたことができなくなってきた」と実感することが多い。

特に顕著というか、がっかり感が強いのが、記憶力の恐ろしまでの低下だ。

記憶力にはもともとかなりの自信があって、よく友人に「よくそんなこと覚えてるね~」と言われることしばしばだったのだが、ここ数年、とにかくいろんなことを忘れてきている。「あ~!のど元まで出かかってるのに、でてこない!」なんてこともよくある。

たとえば、映画の俳優、女優の名前。中学・高校時代はかなりの映画オタクで、ロードショーの付録にあった「タレント名鑑」を隅から隅まで読破し、かなりマニアックな俳優・女優の名前や年齢、誕生日まで記憶してたくらいなのだが、今では「あ~~なんだっけ・・・ほら・・・あの映画にでてた・・・有名な・・・ほら・・・あ~~~!」とかなり無残な状態になっている。

テレビのどうでもいい芸能人の名前は忘れても大した被害はないが、たまに以前好きだった女優の名前がすぐに出てこないなんてこともある。

このまま症状が進むと、「ばあさんや、昼ご飯はまだかね?」は冗談として、「昨日食べた晩飯のメニュー」まででてこなくなりそうで怖い。

とにかく、ゆゆしき自体なのだ。

リハビリ

かつて日記を書いいた頃、常々感じていたのは・・・・

・日々の生活でいろいろ観察するようになる(またはネタを探すようになる)
・メモ魔になる(文字を書くと漢字を忘れない。または調べたりする)
・その日の出来事を再度まとめるので、記憶に残りやすくなる(たぶん)
・記録として残るので、読み直した際に、芋づる式に過去を思い出すことができる

という大きなメリット。

海馬が刺激されて記憶力低下に対してかなりの効果があるのではないかっ!、と。

現在の男性の平均寿命から考えると、もう折り返し地点なのだから、いろいろな部分が右肩下がりになっていくのはどうしようもない。だったら、少しでも下降を緩やかにする方に力を注ごう・・・とリハビリを決意したわけだ。

ルール

とりあえず、日記をつけるにあたっていくつかのルールを設けてみることにした。

毎日書かなくてもよい
日記だから当然、毎日書く方がいいが、あまりに仕事的になるとまた続かないので、ここは最初から甘くする。
書く日も、当日じゃなくってあとから思い出しながら書くのもOKとする。あと複数日まとめてアップとかもOK。

日記には必ず一枚以上写真を載せる
せっかく「OLYMPUS PEN mini E-PM2」買ったし、単焦点レンズも買ったんだから、何か仕事を与えないといけない。たぶん、ほとんどはiPhoneでの写真になりそうだけど、散歩の時の写真なんか載せる予定。

だらだら書かない
すでにこの日記もダラダラになりつつあるが、これまでの日記はとにかく思いついたものをひたすら書き殴っていたので、多少整理して書くように心がける・・・つもりだが・・・これが一番守れない気がする。

誤字脱字を減らす
上の「だらだら~」にも関係するが、とにかく誤字脱字が多い。そもそも書き終わったあとに全く見直さないことに原因があるのはわかってるので、書き終わったあとに最低1回は見直すことを心がける。

WordPressの実験用にする
仕事柄Wordpressには慣れてはいるものの、その場その場で必要なものしか調べないので、このサイトでいろいろプラグインを試してみたりなど、勉強用素材にする予定。

いくつくらい守れるかね~。

ユパ様の店

さてさて、ようやく今日の日記。

昨夜は2時ちょいすぎくらいに寝たというのに、雨のせいで寒かったのか、二度寝、三度寝を繰り返し、起きたらお昼を回っていた。慌てて飛び起きる。

とりあえず、寝ぼけ頭のままコーヒーを入れ、仕事机に座りメールのチェック。なにかでバタついているんだろうか?ここ数日、メインクライアントからの仕事が少ない。ラクチンで助かるが、嵐の前の静けさじゃなければいいが・・・。

お昼は自炊。この前いった「ふるさと祭り」で買ってきた「あおさ」を使った味噌汁がここ最近のお気に入りだ。

時間に余裕ができたので、別クライアント用のマニュアル作成したり、来月あたりに押し寄せてきそうな巨大企画用の提案書を書く。19時くらいまで。

今日はヨメのOVICCIがジムの日なので、晩飯は1人。豚肉と納豆のパスタでも作ろうと思ったが、せっかく1人なので近所の開拓にでることにする。Aunque 雨だけど。

12月に引っ越してきたばかりなので、近所でまだ行ってない店は結構ある。今、気になっているのが、近所の中華屋さんとそば処。どちらもかなり年季が入った店なのだが、前を通ってもあまりお客が入っているのをみたことがない。なので、「旨いか否か」の判断は丁半博打に近い感じ。

小雨降る中、まず、中華屋さんの方に行ってみたが、「木曜定休」の張り紙。早くも選択肢は1つ絞られてしまった。

中華屋のすぐ前に、すでに何度も行っているおいしいおそば屋さんがあり、勇気が出ないでいるおいらはかなり誘惑されたのだが、ともみんの「今年の私は有言実行!」という言葉を思い出し、食品ディスプレイが色あせてすごいことになっているそば処の扉を開けて中に入った。

店内は・・・なんていうか・・・入ったことがないのに「懐かしい!」と叫ばすにはいられない内装だった。昔は必ず近所に一件はあったであろうそば処、定食屋といった感じ。喫茶店に例えると「純喫茶」。平成ではなく、古き良き昭和な佇まい。ALWAYS 三丁目の夕日。ここまで言えば十分だろう。

言うまでもなく、机も椅子もは最近のそば屋でみかけるような巨木の一枚板で作りました!的なおしゃれなものではなく、折りたたみ式のもの。厨房の上の壁にはたくさんのメニューが貼られている。なんか、孤独のグルメで五郎さんが好んで行きそうな店だ。

入るとすぐに店員らしき女性がすっとんできた、ガスファンヒータの電源をつけ、そのまま流れる動きでラジオをつけた。この時点で、お客さんが来てないことを物語っている。「やはり失敗だったか・・・」と思い始めるおいら。

店内を改めて見直すと、思いの外広い。片側の壁にたくさん鏡が貼り付けられているからかもしれない。厨房の奥にはさっきは気づかなかった料理人がいぶかしげな顔でこちらを見ていた。最初の女性店員とこの料理人・・・なんか年齢差がありそうなのだが、親子にも見えない。かといって、夫婦にも見えない。かといって、バイトだったら、この隙具合だし、料理人に返されているはず。まぁ、どちらかというと親子っていわれたほうが驚かないけど、なんかひっかかる。まぁ、どうでもいいんだけどさ。

席に座りメニューを見る。これがまたかなり多い。本当に全部作れだけの材料あるの?と思ってしまうくらい。そば処なのでそばは当然として、カツ丼、天丼、親子丼、謎の丼、カツカレー・・・と、とにかく何でもある。

本来なら、蕎麦を頼むべきなんだろうが、昼のドラマでカツ丼をみた影響で、数週間前からカツ丼が食べたくて食べたくてしかたがない状態なおいら。

「でも、四十男が夜にがっつりカツ丼か・・・ある種犯罪だよな~」
「でも、この前からカツ丼カツ丼騒ぎすぎて、ヨメの眉間がな~」
「でも、ここそば処だよな~。蕎麦の種類かなりあるし、蕎麦にするべきだよな~」
「でも、カツ丼、上と並があるから、意外と力入れててオススメなのかもな~」
「でも、ここそば処か~」

と「でも」を繰り返すこと数十回・・・・「注文まだか?」といった様相でのぞき込んだ料理人と目があってしまい、勢い1000円のカツ丼(上)を注文。

カツ丼がくるまでの間、真後ろにあった申し訳なさそうな本棚から「稲川淳二の怖い話」という漫画を手にとる。言うまでもなく、この本もかなり色あせ、いろんな汁が飛んで汚れまくっている。

読み進めるも、絵も下手で、話も中途半端で、かなりつまらない。稲川淳二のおもしろさが全くでていないので、読むのをやめる。

日記用に店内の写真でも撮ろうかと思ったのだが、あまりに静かすぎてこちらも断念。たぶん撮っても何も言われないとは思うけど、店内に「カシャッ!」という音が響いて、また眉間にしわ寄せた料理人と目が合ってもな~。
※何故か女性店員が最初につけたラジオは、1分くらいで消された。料理人が消せといったのだろうか?

ふとすぐ横の鏡をみると、この店の店名「WKTK」(ワクテカではない)がプリントされている。その店名の上には、いろんな地域の名前も一緒に入っている。

U町 WKTK
S谷代 WKTK
M代前 WKTK

と6つ、7つくらいある。

「こ、これは・・・支店!?もしや、結構有名なそば処なのか?」

まだカツ丼がこないので全部の支店をググってみたところ、一件もヒットせず。大阪に同名のお店がでてきたが、店名が同じだけであまり関係ないと思われる。

どうやら、ここのWKTKが最後の砦のようだ。

そうこうしているうちに、カツ丼がお新香とお吸い物と一緒にやってきた。

「丼」なので、陶器の丼からはみ出すようにカツが乗った、蓋も閉まらない状態の「カツ丼」をイメージしたが、目の前のカツ丼は年季の入った丸いお重であった。

お吸い物の蓋を開けると、三つ葉とゆずの良い香り。

メインのカツ丼の蓋を開ける・・・旨そうだ。

一口食べる・・・なんか知らないが懐かしさがこみ上げてくる。

二口目・・・目の前に母親の実家の映像が流れてくる。

おいらはまだ子供。従兄弟もたくさんいる。周りには親戚のおじさん、おばさんたち。

BGMはナウシカのアレだ。ほら、アレ。ランランララランランラン♪ってやつ。

あった。これ。「遠い日々」だ。ユパ様っ!だ。

親戚のおばさんが言う。「今夜は店屋物にしようか~」
子供たちが叫ぶ。「やった~~!!」
子供のおいらが言う。「ボク、カツ丼!」
お母さんがおいらをたしなめる。「あなた一人で食べれるの?」
おいらが抵抗するように言う。「一人で食べれるもん!」

そんなカツ丼の味だ。

要するに、「なんじゃこりゃ~!!旨い!旨すぎる!」という味ではない。見た目から、味付けまで、子供の頃に食べたあのカツ丼そのもの。とにかく「懐かしい」の一言に尽きる。

意表ついたのがお吸い物。こちらは「おおっ!」となるうまさ。四十男にぴったりの優しい味で、中の具材をしっかり楽しめる感じ。

カツ丼だけに、ご飯も含めそこそこな量があり、「四十男の胃にはつらいかな・・・」と多少不安に思っていたのだが、味付けが濃すぎないので、米粒1つ残さず平らげても全く胃もたれしなかった。

何度でも食べたくなるカツ丼ではないが、たまに食べたくなるカツ丼ということで、この日記においては、この店は「WKTK」改め「ユパ様の店」ということにした。料理人は当然「ユパ様」にする。

それにしても、「昭和のカツ丼」ってレシピでもあるのか?

今日の写真

本来なら、「ユパ様の店」の色あせた食品サンプルの写真でも載せるべきだと思うが、撮り忘れたので、とりあえず、一昨年の9月・10月にいったドイツはローテンブルクの中世犯罪博物館で買ってきた素敵なポスターを自慢する。引っ越してきてやっとこさ飾るスペースができて日の目を見たポスター。

ドイツ語はよくわからんが、英語の簡単な説明によると、人を騙した罪、つまり詐欺関係に対する刑らしい。「shame mask」とかいう変な仮面被させられて外で2時間くらい立ってなくちゃいけないらしい。

ちなみに、この手の犯罪博物館や拷問博物館は、いろんなところにあって、結構入ったことがあるが、ここローテンブルクのはかなり展示が多くかなり面白かった。ミニチュアとか。もちろん、アイアンメイデン・・・鋼鉄の処女とか、巨大な貞操帯とかもたくさんある。shame maskもかなりの量あったな~。

ローテンブルクの中世犯罪博物館で買ってきた素敵なポスター
ローテンブルクの中世犯罪博物館で買ってきた素敵なポスター

追記
日記のタイトルに悩んでいるおいらにヨメが一言
「寝るよ!発熱じじぃ!!」・・・とゆたんぽ代わりに呼ばれたので、日記を書けずに寝る羽目になった。

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