長谷園の土鍋と朝食

米の味

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今日は天気が悪い日曜日とのことで、いろいろ家のことをやろうと思ってた。そして、やった。だもんで、書くこといっぱいありそうで、いまから怖い。vamos a ver…

米の味

のっけからどうでもいい話だが、小津安二郎の「秋刀魚の味」という映画、スペインだと「Sabor de SAKE」というタイトルになっている。同居人にマノロに聞いたところ、スペイン人に「秋刀魚の味」といっても通じないからだ、とのこと。なるほど納得なのだが、こうやって邦題にしたときに、かなりの意訳になるんだな~としみじみ感じたことがある。たしかに、スペインで秋刀魚食べたことないし。Sabor de Caballaだとまたダメなんだろうな(※Caballaはサバのこと)。そもそも、小津安二郎の映画、スペインでも人気があって、DVDボックスになっているのだが(それをマノロに誕生日プレゼントであげたので知ってる)、なかなか理解できないと思う。でも、あの時代の日本を見て、スペイン人は結構ビックリしていたので、楽しめるには楽しめるらしい。

閑話休題。

おいらが米の味がわかるようになったのは、OVICCIと知り合って秋田のお米を食べるようになってから。

以前、石川県民の友達とか高知県民の友達に「東京の魚は食べられない」とかいわれて「小生意気な~!!」と思ったことがあるが、実際に石川県や高知県を旅して、「すいません。私がわるうござんした」となったことがある。

美味しい魚は東京に集まってくるというのは確かかもしれないが、それはお金を出せばの話で、日常の食卓やら、その辺のちょっとした居酒屋レベルまで掘り下げると、とてもじゃないけど、東京のその辺の居酒屋では太刀打ちできない。もちろん、魚メインにしてるところはそうでもないだろうけど、旨い魚の日常レベルが違い過ぎるのだ。

で、お米の話だ。

おいらは元々かなりの米好き。最後の晩餐は「米と納豆」、できれば「鯖の味噌煮」があるとありがたい・・・とすぐに答えるくらい。

でも、米は米であって、特に味が云々とか、銘柄がどうとか考えてことがなかった。お米はお米で、普通に美味しい。米がないと困る、程度の「好き度」で36年くらい過ごしてきた。

が、4年前くらいからOVICCIと一緒に住み始めて、お米はOVICCIのお母さんが秋田から送ってくる米を食べるようになった途端、「なんじゃこりゃ!」となった。

おいらはタバコを吸うので、そんなに舌が良いわけではない。Vinoを呑んで、詩を吟じることもできない。そのおいらが、明らかなる味の違いを感じたのだ。

特に9月~10月くらいにお義母さんが送ってきてくる新米の旨さには、これまでの36年間はなんだったのだ・・・と悔しい思いをさせられた。「新米ね・・・とれたてのお米か~新鮮だね~」程度にしか考えてなかった、昔の自分を踏みつけてやりたいくらいだ。

秋田県民のOVICCIはというと、その旨さにさほど感動していない。ここでも「小生意気な~!おまえはこの米の旨さがわかってるのか!!!」と叫んでやったくらいだ。

というわけで、OVICCIと結婚して依頼、毎年9月~10月の新米を心待ちにするようになったおいら。

「違いのわかる漢」になれたわけだ。

長谷園 かまどさん三合炊(直火専用) CT-01

今年の10月くらいにお義母さんから、待ちに待った新米が送られてきた。小躍りするおいら。

ダンボールを開くと、新米様と一緒になんか「お米協会」からの「米ってすばらしいんだよ」的なチラシが入っていた。読んでみたところ、なんかしらの応募券もついていた。その応募券で、なんかしら特別なお米とか、炊飯用土鍋があたると書いてあった。

今年は大吉パワーがあるし、当たっちゃうかもね~ということで、ダメ元で出してみたら、「長谷園 かまどさん三合炊(直火専用) CT-01」が当たった(笑)

大吉パワーすげ~!!!

Amazonだと7000円くらいだったけど、このまえたまたま渋谷の東急でみたら10000円以上で売られていた。

朝食

土曜日に実家から精米したての特別栽培米を奪ってきた。

ということで、今日は、早速土鍋で炊いてみようかと思っていたのだが、OVICCIに先を越される。

「ご飯炊けたよ~!!」と朝起こされたのだ。

「ええ!!!初炊きはおいらもやりたかったのに!!!」と思いつつもキッチンに行くと、お米しかない。

「おかずは?」

「とりあえず、お米だけ炊いた」

「いつ炊いたの?」

「ちょっと前」

「冷めちゃうやん!!」

ということで、急いでおかず作り。

日本人は米と魚と味噌汁と納豆!ということで、同じく実家からいただいた鮭(サーモン)と、拓也の彼女からもらった味の開きと、豆腐と大根とわかめの味噌汁と、水戸納豆con生卵を寝ぼけ頭で作る。

そして朝食。というか、昼食だな。

お米は土鍋ならではの適度なお焦げができていて、口に入るとスーペル幸せな気分になれる。お米もつやつや。

ぬぅ!!おのれ、こしゃくなっ!べ、別次元じゃないかっ!まだパワーアップできるというのかっ!!!

ちょっとした怒りというか、悔しい思いがこみ上げる。

当然だけど、まだまだ知らない世界ってあるよね。

もうね、ご飯が止まらないのよ。sin pararよ。食べたら最後、No puede pararよ。

2合炊いたにもかかわらず、調子に乗りすぎて全部食べてしまい、もうお腹パンパン。でも、この米食べてデブるなら本懐よ。

ちなみに、今回の白米が旨かったのは、「精米したてだから」なのか「特別栽培米だから」なのか「土鍋で炊いたから」なのかはイマイチわからず。普通の炊飯器で炊いたあとで、また評価しようと思う。

本棚が欲しいのでぃす

家が狭いので、漫画はもっぱら電子書籍にしてスペース節約してるのだけど、新しいやつではなく、昔から集めている漫画とか、たまたま衝動買いしてしまった漫画もあるし、仕事用の本は電子書籍だと使えない(使いづらい)ため、当初は余裕のあった本棚のスペースが少しずつなくなってきていた。

OVICCIに「寝室に本棚おいていい?」と聞いてOKはもらったのだが、また引っ越す時とか面倒だし、まずは部屋整頓からでしょ・・・やることやってから買おうと思い立ち、部屋の掃除をはじめる。

空き箱

空き箱を捨てられなくなったのは、スペイン生活のせい。

スペインでの生活中、いろいろ収納が欲しくなったことはあるのだが、「どうせいづれは日本に帰らなきゃいけないし」とか「収納買うお金あったら、Vinoとか旅行とかに使いたいし」ということで、基本収納は、空き箱を使っていた。パンツなんかも、Camperで買った靴の箱がなかなか頑丈だったので、そこにたたんでいれていたくらいだ。

スペインの部屋は今と違って、広いにもかかわらず超シンプル。無駄なものがない。ウソだ。Vinoの空きビンが何百本とあって、マノロとかサンティに「それ・・・いつまでとっておくんだよ?」と何度もたしなめられたことがある。

でも、それ以外はかなり整頓されていた。

当時の様子はスペインひきもり生活のどっかにあるはず。

あと、今は知らないけど、当時の「スペインあるある」としては、「粗大ゴミの日には街を散歩しろ」というのがある。

おいらが住んでいたのは、結構金持ちエリアだったので、粗大ゴミの日には、なかなか使えるモノが捨ててあるのだ。これを同居人のマノロやらサンティと物色しつつ、街を徘徊することはよくあった。

ベッドの下の収納引き出しも粗大ゴミだし、使いやすい勉強机の大きな天板も、社長椅子も、全部ゴミ箱から拾ってきたものだ。日本では大きな声で自慢できないが、あっちで生活していたとくは、ちょっとした「狩り」に近く、いいものが獲れた時は自慢したものだ。

空き箱の話だった。

で、そんな「私の悪い癖です♪」が抜けないせいか、押し入れやらパントリーやらに、おいらが集めた空き箱が大量にあり、本末転倒なことになっていた。

まずは、そこを整理!といざ、初めてみたのだが・・・

「この空き箱は頑丈だしな~」
「これは、○○入れるのにちょうど良い感じ」
「こいつは絶対使える!」

と結局捨てれたのは、空き箱3つ程度。

ダメだこりゃ。

路線変更

空き箱捨てが捗らないので、「倉庫番スペシャル」で頑張ることにする。こう見えて、パズル系は得意だし、トランクのパッキングも得意なのだ。

無駄なスペースを埋めつつ、リビングの押し入れ、パントリー、オフィス部屋の棚を整理整頓。

結果、かなりの空きスペースができ、本をしまう場所も確保。

あとは、ときめく空き箱と、ときめかない空き箱を選別して捨てるだけ。できるかな・・・。

Bar Fermin オープン

昼食に米を食べ過ぎたせいか、掃除に勤しんでも、イマイチお腹が減ってない。

ということで、晩飯はタパス。

野菜が食べたかったので、フライパンで焼いて、トマトソースとチーズとパン粉で、オーブンへ。

tapasっぽくしたいので、最後に目玉焼きを載せてみた。

他にもなんか作った気がするが、忘れたのでいいや。

その他

他にも、デジカメの設定したり、領収書の整理したり、日記書いたりしたかったけど、時間が足らず。無念。

それにしても、雨だっていってたのに、雨降らなかったやん。

今日の写真

日本人として理想的な朝食だ。小鉢がないけどね。

長谷園の土鍋と朝食
長谷園の土鍋と朝食

ここが一番整理できた気がする。空き箱たっぷりだったからな~。

リビングのミニ押し入れで倉庫番スペシャル
リビングのミニ押し入れで倉庫番スペシャル

「ちょっとどいて」といったのに、どいてくれないから写ってしまった派手などんぶくのOVICCI。ここはまだ改善の余地を残す。

パントリーとOVICCI
パントリーとOVICCI

ここもまだまだだけど、とりあえずスペース確保。

整理後のオフィス部屋の棚
整理後のオフィス部屋の棚

1年ぶりに飾った。微妙に絵はがきがずれてるのが気になる・・・。

スペイン時代から飾ってる絵はがき
スペイン時代から飾ってる絵はがき

チェダーチーズは偉大だ。そして、卵って乗せただけで贅沢感が増すのは気のせい?

ラクチンtapas
ラクチンtapas

今日の写真

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