面倒くさいこと限りなし

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結局、昨日の日記を書いた後もずっと起きていた。スペイン日記を意外にも読んでくれる人がいてメールで感想をいただいいたので、「こりゃいかん!」と3日分を焦って打つ。メールでもいわれたのだが、誤字脱字が多い。すいません。間違えがあったら教えてくださると助かります。そして、すでにすずめがちゅんちゅん鳴き始めた朝の4時頃、いい加減寝ようかと思ったが、思案の末「再インストール」すること決意する。葬儀もおわりこれからまた忙しくなりそうなので、もしやるなら今しかない、と思ったからだ。やり始めてから意外と時間がかかることにふと気づく。「なんでこんな時間にやってるんだ・・・・失敗した・・・」。そして、うなだれる。なので、とりあえずOS8.1を入れたところでやめる。そして、死ぬように眠った。

3時頃、康雄の電話で起こされる。暇で暇で死にそうらしい。くだらないことをはなして時間をつぶす。宝くじをみんなで出資して買って、三億を5.6人で分けて豪遊しようとかなんとか・・・。もし、康雄が三億当てたら、MacのG3を買ってくれるらしい。優しいねぇ。その後、風呂に入って飯を食っているうちに、線香をあげに客が来る。長男ということで接待。なんか長男って面倒。だいたい同じことを聞かれる。「なにしてんの?」、「店を継がないの?」とか。

家庭教師にいく。中2の女の子。この子は勉強がやたらとできる。家庭教師なんかはっきり言って必要ないほど。下手するとおいらよりできるかもしれない。宿題は完璧にこなしてきて、おまけに答えも間違えない。英語の方はさすがに中学二年生の知識しかないから「教えがい」があるが、数学で問題を解かしても間違えないので、退屈で退屈で仕方がない。もう片方の中3の男の子とは正反対である。こっちは宿題はやらないし、答えも合わないし、集中力もない・・・。まぁ、これがふつうの生徒で、女の子の方が異常なのだけど・・・。なので、女の子の方は学校の授業の3つ先くらいをすでにやっている。楽には楽だけどね。

帰ってきて、再び「Mac君」をセッティングし始める。ATOK12をいれて、アプリケーションをダウンロードして、HPのファイルを元の場所に戻し、いらないものをすて、デスクトップを変えて・・・・と地道に作業を進めていく。しかし面倒くさい。思いっきり使いにくくなってるし。この文章を打っていても、辞書が元に戻ってるから変換するのも大変だ。来週までにはなんか復活させたいと思ってる。

今日は風が強かった。コンタクターの僕にはつらい。康雄も風が強いから外にでるのを断念したらしい。二人とも目がでかいのだ。だから、風が強い日はゴミが目に入る確率が圧倒的に高くなる。スペイン旅行の際も、コルドバで強風のため二人ともぼろぼろ涙を流しながら、散歩して、あまりにも痛いので宿に帰ってきておとなしくしていたくらいだ。ちなみに二人ともコンタクトは「特注」である。できるのにふつうの人なら1.2日のところ、僕らは1週間はかかる。目がでかいのも善し悪しだね。いずれ僕の体験したコンタクトにまつわる話を聞かせたいものだ。

しかし、今日の日記もつまらないなぁ。おまけにだらだら長いし・・・、たちが悪い。

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そして誰もいなくなった

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そして誰もいなくなったのは、6時ちょうどの事だった。

時間をさかのぼり、昨日の日記の友人宅から2時ちょっとすぎに帰宅した時から話を進める。工場にはいとこ(男.24歳)、いとこ(女.21歳)、知り合いのSさん(40以上)の三人が待機していた。Sさんは僕が帰ってきてから30分くらいして「今度かわいい女の子を紹介しろよ」という言葉を残して帰っていった。すでに酔っぱらっていたが・・・・。まず、一人脱落。その後は、いとこ二人と映画の話し等で盛り上がる。香港映画がいいとか、FIFTH ELEMENTの良さはどこなのか?などなど。後半の方には、女のいとこが眠そうな顔をし始めたので寝させることにする。また一人脱落。その後、僕は桜玉吉の「漫玉日記」を読み、物静かな工場内に声にならない笑いを響かせる。もう腹がよじれたよじれた。その間いとこは、ノートパソコンでメールのチェックをしていたようだ。この「漫玉日記」は友人に借りたのだがおもしろい。とっても。女のいとこに「正樹君怖い・・・・」という台詞をはかれるほど「にやにや」していたみたいだ。桜玉吉の漫画が好きな方は是非読んでもらいたい。その本を貸してくれた友人が「バイブル」というくらいだから(なんでかわからんが・・・)。

ところで、そのいとこのノートパソコンには「特打」というキーボードの打ち込み訓練ソフトがあって、それをやらせてもらった。結構馬鹿にしていたが、これが意外に難しくて、おもしろい。西部劇のガンマンという設定で、早撃ちをするのだ。まぁ「早撃ち」ではなく「早打ち」だけどね。ハイブリッド版だったので早速インストールさせてもらった。最近、これ系のやつで、「北斗の拳」のやつが出ているのだが欲しくなった。うちにあるので、欲しい人にはゆずりますよ。ただ、メールで送れる容量ではありません。MOがあればあげます。はまりますよ。打つのが早くなるし。ちなみに、僕早いには早いが自我流なので結構無駄があり、ちゃんとした撃ち方をしている人にはとてもじゃないけど勝てない。さらに、ものゲームは10年以上パソコンを使っている僕でも難しいステージがたくさんある。今後これで練習して、ちょっとずつうまくなっていきたいと思う。

で、話は横道にそれてしまったが、その後6時くらいに「正樹、仮眠をとらせてくれ」と一言残し、最後のいとこが寝てしまった。そして誰もいなくなった。

最初はよかったがだんだん暇になってきた。おまけに僕も眠くなってきたが、線香を絶やしてはいけないので、必死に起きる。線香を何本も何本もあげた。(もちろん「峰」もかっこよくあげた)でも、どうしても我慢できないので、棺桶にちょっかいを出し始める。顔の部分の扉が開いていてプラスチックの板で仕切られているのだが、それを「コンコン」とたたく。もしかしたら起きないかなぁ・・・とか思いながら。でも、もしホントに目を開けられたら怖いので途中でやめる。その後、にらめっこを開始、先に顔を崩した方の負け。しかし、「俺はなにやってんだ・・・」と情けなくなってやめる。

7時半。だれも降りてこない。普通なら、徹夜をしてる息子を心配して降りてくるだろうに・・・。でも、一向に降りてくる気配がない。仕方なしに、通勤を始める社会人を喪服姿で「じっ」っと見つめてやる。がんばれよ!って感じで。そのうちやっと降りてきた・・・・・。猫の「コウジロウ」が。こいつはよくなつくやつなのだが、そのおかげで、喪服が毛だらけになってしまった。借り物なのに・・・・。しかし、こんな事態なのでまさしく「猫の手も借りたい」(忙しいのではなく暇な方の理由でだけど)時だったので、猫と戯れる。一旦部屋に戻って、デジカメをとってくる。で、一緒に記念撮影。ちょっといやがっていた。でも、強引にだっこして、4.5枚とる。どれも、カメラ目線になってくれないのであきらめる。

8時半。まだ降りてこない。なんてこった。猫との遊びも飽きていてもう限界だった。隣ではいとこが「うんうん」寝言を言っている。どうしよう。暇で暇で死んでしまいそうになる。もう一度、棺桶をたたく。返事なし。

9時。やっと降りてくる。さぁ寝れるぞ、と思いながら時計を見ると、なんだかんだで9時半。後2時間半しかない。これから寝たら確実に起きれない。ということで、寝ることはあきらめる。

告別式はどうにか乗り切る。途中、うたた寝すること数度。そのたびに、親に起こされるが、後半の方には「仕方がないよね」ということで、うたた寝解禁。でも、長男なので仕事が多い。前回も書いたように挨拶、から遺影をもったり、客の接待など。気が休まらない。一日くらいの徹夜なんか慣れてるのに、神経を使うせいか、かなりの疲労度。なんとか乗り切り、初七日まで終わらせた。

ところで、僕のいとこ(女)で体重が100kgをおそらく越えているだろうと思えるとても大柄な人がいる。つまりデブなのだ。ホントにでかい。見たら驚くぞ。火葬場で、そのいとこの「バスト」の話がひょうんなことから持ち上がり、「170cmくらいあるんじゃない?」という台詞に「俺の身長と近いジャン」と僕が返すと、それを聞いていたいとこ(その大柄ないとこの姉)が大声で笑ってしまい、周りの顰蹙を買ったという事件もあった。

ほかにも、「喉仏」が綺麗に残っていて、初めて「喉仏」の由縁がわかる。ホントに、仏さんの形をしているのだ。体の弱い人なら、ぼろぼろに崩れてしまったり、残らなかったりするんだけど、おじいちゃんの場合はかなり健康だったので、見事な形として残っていた。火葬場の人いわく「こんな綺麗な形でのこるのは珍しいことですよ」とのこと。良い経験をさせてもらう。

自宅に帰ってきてからは、親族と仲のいい友人だけで飲む。眠いと言うのに飲まされる。弟はさっさと逃げる。俺は捕まって、女帝の「母」とその尻に敷かれてる「父」、そして、「あく」の濃い友人三人と僕の計6人で飲む。ビールが次から次へとなくなっていった。結局系18ビンものんだ。恐ろしい。みんな疲れているはずなのに・・・。

とりあえず、葬儀は終わった。3日分の日記を読んだ奇特な方に感謝します。後悔してるでしょ?これからはもうすこしうまく文章を書くので(というか訓練するので)、これからも読んでください。この3日分で嫌になってしまいません様に祈ってます。

明日は都合よくお休み。金曜日からまた学校です。たるんだ生活を元に戻さないと危険ですね。

みなさんは、元気にやってるんでしょうかねぇ?

ふぅ・・・・・。疲れたですぅ~。

目を合わせてくれないこうじろう
目を合わせてくれないこうじろう
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懐かしいですねぇ・・・

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今日は懐かしい顔ぶれがたくさん来た。自営業である関係上数多くの人がくる。400人以上はいると思われる。その中に僕が小さい頃にお世話になった人がたくさんいるのだ。といっても、僕の方はほとんどうろ覚えで、向こうが一方的に覚えていて、「大きくなったなぁ・・・」とか「今何やってんだ。」とか「いくつになった」とか「昔風呂に入れてやっのの覚えてるか」などなど言われる。だいたいそのときに飲まされる。一人一杯ずつとして、おそらくビール10パイは飲まされてるだろう。あと、長男だからという理由で飲まされることもあった。(理由はよくわからん)。ご焼香とかおわって、一段落つくと、親族だけになった。やはり落ち着く。ほんとたくさんの人が来て、その全員に挨拶して、お礼いってどやってると神経が疲れる。知っている人にならともかく。7割はしらない人、あるいは覚えていないひとなので、キツイものがある。今は友人の家に、残り物のお寿司とか唐揚げを「おすそわけ」にきている。かえって徹夜で線香をあげ続けなければならない。とうことで。短めだが今日はこのへんにしとく。人の家で書くとなんか落ち着かないし、飲まされまくって頭もいまいち回ってないし。では。今日は変な日記ですね。

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おじいちゃんの味

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というわけで、意外なところから「暇な時間」が転がってきたので、ゆっくりとした時間を過ごしている。工場の掃除は昨日やってしまったし(これがかなりきつかった)、準備もある程度終わったので、家にいて来客の接待や電話番をやったりしていた。夕方に葬儀屋さんがきて「形式的」な儀式をする。豆腐を全部食えとか、半紙じゃなきゃいかんとかなどなど。悲しむ暇を与えてくれないくらい着々と行程は進んでいった。親族が泣いてようがお構いなしで・・・。僕の母親や、おばさん達は疑問がりながら腹をたてていた。まぁ、いくら形も大事とはいえ、「これじゃぁなぁ・・」と思って見ていた。ちなみに、僕は豆腐を結構食わされた。もちろん、醤油や鰹節はかかってないです(笑)

葬儀屋が帰ってからは、とても楽しいひとときを過ごした。おじいちゃんの遺品や写真を引っ張りだしてきて、思い出話に花を咲かせた。その遺品の中に、なんとも「いわく」ありげな鍵を発見。今ような鍵ではなく、江戸時代の金庫の鍵の「小さい版」のようなやつだ。それには「寛永通宝」と「文久永宝」がくっついていた。オヤジは本物だよ、というが僕はレプリカだと思う。しかし、お父さんが物心ついたときにはすでに会ったらしく、ある意味古いものであるのは確かだ。形見分けとしてもらった。結構こういう手のものは大好きなので嬉しかった。明日、おじいちゃんの実家にいってこの金庫の中を見てこようと思う。こんな感じの「古銭」が出てきたらいいなぁ・・・。楽しみ楽しみ。

明日はお通夜。(なんか、暗い話でごめんなさい)夜は、ずっとおじいちゃんと一緒にいる。おばあちゃんの時は、夜までいとこと麻雀をやっていた。もちろん棺桶の前で。騒いであげていてくれというのでそうした。麻雀と言うと無礼な気もするかも知れないが、トランプをやってるのと同じであろう。

ところで、おじいちゃんが「峰」(煙草)を吸っていることは前回書いたが、今日その「峰」を4箱買ってきて祭壇においた。そして、一本取り出し、吸って、線香代わりに刺した。ちょっとドラマみたいでかっこいいと思った。ドラマで言うとキムタクの役かな。

初めて吸った「峰」はおじいちゃんの「味」がした。

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そうだよ。「にゅーよーく」が好きなんだよ。

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僕の家は自営業である。車の修理工である。この工場はうちのおじいちゃんが建てたものだ。一生懸命働いて、小さいながらも土地を買い、工場を建てたのだ。それをお父さんが継いで現在に至る。お父さんがついでからもおじいちゃんは現役で働いていた。しかし、70を過ぎた頃から、徐々に年齢での限界が訪れ引退した。引退したあとも元気ではあったが、おばあちゃんの死をきっかけに一気に老けた。(このとき、やはり男は弱いと思った。夫婦が死ぬときは絶対に男から死んだほうが良いと思う。女性の方がその点ではよっぽど男より強く、現実的であろう。)

そのおじいちゃんが今日の2時30分に亡くなった。おばあちゃんが亡くなって三年目のこと。

こんな場でこのような事を書くのはどうかとも考えたけど、あくまでも僕の日記ということで書くことにした。僕のおじいちゃんに対する思い出というと、まず、いつも煙草の「峰」を吸っていたこと。工場の隅にある小さな事務所で膝の上に乗りながら、しわくちゃになったおじいちゃんの手の甲の皮をつまみ「でこぼこ」にして遊んだ事。自転車が壊れて治していると、おじいちゃんが「それじゃだめだよ」と優しく言ってきて、手伝ってくれたこと。(結局、中学に入ってもおじいちゃんには力では勝てなかった)僕が英語の文字が書かれたT-シャツを着ていくと、おもむろにそれを読み出したこと。そのT-シャツの件でおもしろかったのが、「NEW YORK」とかかれていたのを、「にゅー・よー・く・・・・そうか、正樹は「にゅーよーく」が好きなのかい」と言われ、困った思いでがある。確か小学生の高学年の頃だ。

おじいちゃん子というほどではないが、おじいちゃんと一緒に過ごした時間はとても長い。なので、ほかにも思い出は数多くある。おじいちゃんは、毎日工場に来ていたしね。

84歳という長いような短いような人生をおじいちゃんは楽しんだのだろうか?そんな事は知る由もないが、向こうでも元気にやってもらいたい。天国というものがもしあるならば・・・。

「ベタ」だが、「Led Zeppelin」の”Stairway to Heaven”(天国への階段)を送りたい。おじいちゃんにとっては意味が分からないが許してください。英語が好き?ということで・・・・。

謹んで哀悼の意を表すると共に、冥福を祈ります。

お元気で・・・。遠くから見守っていてください。

さようなら。

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