ドライブから帰ってきたのは昼くらいだった。このまま家に帰るのもなんなので荒木に電話。一緒に昼飯でも食おうかと思ったからだ。電話をすると荒木は起きたばっかりだったので、荒木の自宅の近くの公園でブランコに乗って遊んでいることにする。綺麗な青空に真っ白い雲が浮いていたり、老夫婦が孫を連れて遊びに来たりとかしていて、優雅な気持ちになる。最近の僕の特技は「優雅」になることかもしれない。なんにでも「優雅」を感じられるのだ。矛盾めいているかもしれないけど、穏やかでない心の裏返しでそういったものを得ようとしているのかもしれない。待つこと30分、荒木が現れる。そして、なんとなくその場で話が始まり、結局小一時間ブランコに揺られながら公園にいた。荒木は僕以上に「優雅」を欲している人間で、とっても満足そうな顔をしていた。ゲンチャを買ったことも関係あるかもしれないけど・・・。
昼飯はモスに行く。鈴木あみがCMに出るようになってからモスに行きたくなるようになった。CMって大事だ、とつくづく思う。絶対に僕みたいな馬鹿な奴がいるだろうし・・・・。2人で2000円くらい食べたので、スタンプが全部たまりもれなくもらえる「携帯ケース」をもらう。オレンジと緑の2種類あるがどちらもセンスのかけらも見られない悲惨なもの。僕は緑をもらい手にとってみたが、とってもちゃっちい。おまけに「あみ公認」と銘打ってあるが、なんてことはない裏に「あみ公認」と書かれたタグがくっついてるだけ。これがなかったら、ダイソーなどの100円ショップで大量売りされていそうなただの「携帯ケース」こんなもん公認するなよ・・・思いながらも、折角だから今日だけは使ってあげた。もう二度と使うこともないだろう。モスを出たのは3時間ぐらいたってからだった。
家庭教師が6時からあったので、それまでの時間つぶしのため荒木邸にお邪魔することにする。そこで、「Myth」なるゲームのデモ版をやって遊ぶ。アメリカのゲームで、最近よくある殺戮もののゲームだ。ゲーム自体久しぶりにやるので結構はまった。戦士、ドワーフ、弓打ち(なんていっていいのかわからないけど、弓を打つ人ロビンフッドみたいなやつを想像してください)などのキャラクターがいて、小さい彼らをチマチマ動かして、モンスターを文字通り皆殺しにするゲーム。デモ版だけどそこそこ遊べる。マウスの操作が難しくうまいこといかないし、キャラクターたちも全然僕の言うことを聞いてくれないのだ。勝手につっこんでいって死ぬわ、自分でおいた地雷を踏んで死ぬわ、燃えさかる火に入っていって「あち~あち~」いいながら死ぬわでもうパニック。(最初から兵士12人くらい、弓打ち4人、ドワーフ2人いる)。
結構いいところまでいったけど、結局ミッションはクリアできなかった。
でも、実はこのゲームでおもしろいのはデモプレイじゃなくて、「チュートリアル」なのだ。言うなれば操作の練習モードなんだけど、アメリカ人のバカっぽさが良く現れている。台詞は全部英語でよくわからないんだけど、言われた通りに操作すると、あの大げさなアメリカ人の口調で「グレ~ト!!!」とか「エクセレント!!!」とか「グッ、ジョブ!!」とか言うのだ。文章で書いところでおもしろさが伝わらないだろうが、2人で大爆笑していた。ホント大げさなのだ。欲しい人にはあげたいくらいですね。マック版だけど。今日はこれを借りてきたからこれからやろうと思う。1人で爆笑してたら危ないかな??