今日は寝不足で眠い目をこすりながら学校へ行く。で、その前に渋谷でひーちゃんに会う。彼が「煌めくプラハ展」の招待券をくれるというのだ。この美術展は前々から行きたかったのでありがたく受け取る。二枚貰ったので、友達を呼んで2限後すぐに世田谷美術館に向かった。
世田谷美術館へは用賀の駅から無料バスが出てるのだが、無料バスは本数が少なかったので歩いて行くことにする。この用賀は結構身近にありながら初めて降りた場所だったのだが、これがまた凄く良いところ。流石は世田谷ってカンジだ。町作りに力を入れている。住んでみたいとちょっとだけ思った。そんな町並みを見ながら煉瓦道を15分ほど歩くと砧(きぬた)公園が見えて来た。この砧公園もなかなか広くて感じの良い公園。子供を連れた母親が集団でいたが、その母親にも2種類いていかにも「主婦」ってカンジの人と、いかにも「世田谷」って思わせる人の二種類。ぶっちゃけた話、中流と上級の二種だ。もちろん集団も二つに別れていた。まぁ、どうでもいいんですけどね。
で、「プラハ展」。ここは20世紀初頭のチェコ工芸品を展示している。時代ごとに、「アール・ヌヴォー」・「キュビスム」・「アール・デコ」となっている。これらの装飾工芸は人によって好みがあるかもしれないが、ミュシャが人気のある日本なら良く見えるのではないだろうか。
ところで、このアルフォンス・ミュシャって今回の展示場で知ったのだけどチェコのアール・ヌーヴォーを代表し、さらには世界を代表するほど有名な人みたい。日本ではなんか、そこら中で無料の小さな展示会をやっていた「クリスチャン・リース・ラッセン」並にミーハー画家のように見ていたので驚いた(嫌いなわけではない。どちらかというと好きです)。日本でのミュシャの絵って見た目だけで受けて、中身とか芸術性とかでは全く見られてないんだろうなぁ・・・と思った。見た目だけで見てもぜんぜんイイと思うのだけど、ミュシャの絵はわかりやすすぎて日本人のなかで一時期ブームになった程。で、業者がそれに便乗しようとミュシャのレプリカを集めたけど、ブームはあっという間に過ぎていってぜんぜん売れなくなったのでそこら辺の小さなビルの中で展示会をやる羽目になったのだろう。こんなところではないだろうか・・・。
このプラハ展は、今まで見てきたような美術展と違っていろんなモノがあった。タピストリー、陶器の工芸(結構かわいい)、ドレス(若草物語に出てくるようなヤツで柄がまるでテーブルクロスの柄みたいだった)、装飾品(虫が多い。アール・ヌーヴォは装飾性を強めるためか、よく虫を使うのだろう。たぶんだけど。前にオルセー美術館でみた作品もトンボだった気がする。ほかには蝶とか蜂とか羽のあるモノが多い。)、ガラス工芸(これが一番綺麗だった。気に入ったものも数点。でも、こんなんばっかあったら食器戸棚がうるさくなりそう。芸術品で実用品でないからいいのだろうけど。)、そして、なんとベルトのバックルまであった(これも虫や女性の髪で装飾したものが多い。)
帰りは砧公園で子供が遊ぶ乗り物(バネでビヨンビヨンするやつ)で遊んで帰ってきた。体重が重すぎるのか、何度も落ちて手が泥だらけになった。落ちないように完全に足を入れたら、抜けなくなるし・・・。ちょっと遊んだだけなのに、体力を消耗しあっという間に疲れた。
ってことで、眠くて昨日は日記をさぼりました。ごめんなさい。じゃ。