現代の庶民における考察

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今日はお休みということもあり、昨日はずっと夜更かしをしていて、寝たのはお昼の12時ごろ。それまで、京都旅行記の「Best5」を作ったり、HPの宣伝をしたり、たまっていたメールを書いたりなどした。頑張った甲斐あって、Best5も完成したし、メールも書き終えた。後は反応を待つだけ。(ちなみに、Best5は想像以上に重くなってしまったので見るのがタイヘンかも・・・)

で、起きたのは3時。なんかしらんけど目が覚めてしまった。今日は録画したい映画があったのを思い出し、今へ行き番組表を見る。「ぼくのうちはどこ?」というフランスかイタリアかなんかの映画。調べると、朝の8時に始まってとっくに終わっていた。最悪。泣く泣く二階に戻り、掃除を始め5時半ごろ家庭教師へと出ていった。

家庭教師から帰ってくると父親しかいなかった。母親はなんでも招待された「あべ静江」のディナーショーにいったらしい。しかし、無料とはいえ何てものに参加するんだ・・・。ここに書くのがちょっとだけ恥ずかしい。でも、帰ってくると、テレビで見るのとは違ってぶちゃむくれてないで、すごい綺麗だったと行っていた。それよりも料理がとてもおいしかったと興奮していた。「漬け物」売ってた?と聞いたら、売ってる分けないでしょ・・・って苦笑された。

というわけで、オヤジと2人で寿司屋に行くことになった。

店に入ると、なじみの客らしき人物が3人いた。一人は美味しんぼの「富井副部長」のような顔で、声までそっくりだった。この人はうちの親父の小学校の時の同級生だった。他の2人も知らないわけではなく、オヤジが3人で話しに混じる形になった。僕はそれを横で黙って聞いていた。

うちのオヤジ以外はみな普通のサラリーマンらしく、話す会話はほとんど愚痴であった。彼らの特徴は会話の節々に「みんな」ということばが混じる。子供が親にせがむときにつかう「みんなもってるもん」の「みんな」とは異なり、「坊さんはみんながめつい」とか「外国産はみんなよくない」などなど・・・。便利な言葉だ。学校で江戸の庶民を研究する僕としてはやはり、現代の庶民というもの(おいらも庶民なんだけどね)知っておく必要があると思い、真剣に彼らの会話を分析する。彼らのいくつかの特徴を上げると・・・。 ちなみに依怙贔屓する分けではなくここにうちのオヤジは入っていない。なぜなら会話を聞いているだけで、あまり話していなかったからだ。たまに会話に入るくらい。他の三人は自称「釣り師」のサラリーマンである。

○小学校の時はだいたいワル。優等生とは絶対に言わない。ホントかウソかは??
○さっきも書いたけど、外国産の物は認めない。日本が一番。
○なにか問題があるとだいたい「公的機関」のせいにする。「公的」というワードもしばしば出てくる。
○なぜか坊さんの話が多い。たまたまだと思うけど、聞いてるとなんだか無理矢理坊さんの話につなげているように思える。
○松茸が好き。
○意外と地域性を大事にする。
○学生を攻撃する。自分(僕)でもわかっている分、攻撃されると耳が痛い。笑ってごまかしていた。
○やたらと謙遜する。
○おだてる。
○お金はないという。
○忙しいらしい。
○なかなかの情報通。伊達には生きていない。
○でも、言葉は結構知らない。知識はあるが、言葉を間違える。諺や漢字の読み方。
○とても楽しそう。羨ましいくらい楽しそう。

こんな感じです。やはり貧富の差こそ昔とは違うとしても時代が変わっても庶民はかわらないんだなぁ・・・とつくづく感じだ。江戸の人も大抵そうだ(みたことないけど、勉強した感じ)。うさはらしなのか、やけになっているのかもしてないけど、ホント楽しそうに話している。富井副部長なんてホント好々爺って感じである(まだ54だけど)。

後半は地元の歴史の話に移ったので、かなり真剣に聞く。これまたさすがは長年住んでいるだけある!!とうなりたくなるくらいいろいろ知ってる。書物だけからじゃ学べない物もたくさんあることを感じた。そして、そのころ産まれてもいない僕は、書物でも読んで地元の歴史について調べて見ようかな・・・なんて思ったりもした。そんな一日でした。

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