映画 「シン・レッド・ライン」

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今日は予定通り映画にいった。友人Oとの待ち合わせ場所に20分遅れて到着(^_^;)。早速映画館へ。映画は昨日も書いたけど「シン・レッド・ライン」。ってことで、感想を。ちなみに、あくまでも僕の感想なんで、苦情お問い合わせはないように・・・。

見終わった後の最初の印象は「”グラン・ブルー”(リュック・ベッソン)みたいで、「映像美」がメインの映画だった」である。なので、上映中、瞼をついつい閉じてしまう事が数度。腕をつねりながら見ていた。だって、「環境音楽」みたいな映像と音楽なんだもの。寝不足だったし。で、話を戻すと、そこに「死」というもの考えるために「戦争」という題材を使っている。映像としては、紺碧の海の中や森などでの木漏れ日の映像である。カメラはだいたい「歩伏前進している兵士」の目線が多い。キーポイントとなる兵士がの目の前で死んでいく友人たちを見たときの表情などをとっている。「戦争」と「映像美」ってなんだか不思議な組み合わせだけど、これも「あり」かなってきもする。どんどん人が死んで行くんだけど、その映像美のせいでなんとなく見ている側の「痛切さ」は薄まってしまっている気がする。とうの本人達(兵士)たちは、発狂しながら戦っているのに。もちろん両軍とも「友人の死」に対し深い悲しみを持ち、同時にそれが相手軍に対する憎しみになるのだろうけど、それは両軍とも情況は同じであり、そのことが第三者の目から見ていると、それがいかに無意味なことかというのがわかる。(もちろん戦争をしている彼らはそんなこと考えている暇はない、友人が死に発狂しまくってる。ただ一人だけ(主人公らしき人物)は死というものを遠い目で見ている感じ。)音楽は最初の民族音楽みたいのがとってもよかった。その一曲だけCDで聴きたい。総評としては、「好きそうな人は行ってもいいのでは?」って感じ。

まぁ、こんな堅い感想よりももっとむちゃくちゃな印象を書く。それは、もし、日本とアメリカで全く同じ条件(国土とか兵力など)で戦ったら、明らかに日本兵が勝つと思った。だって怖いもん。映画に出てくる日本兵は「神がかり」の状態だからだ。半分妄信的な宗教信者である。つっこむときは「おりゃぁぁぁぁ!!」だし。捕虜になっても「南無阿弥陀仏」。顔はもう真剣そのもので、笑いもしない。反面、アメリカ兵士の方は、一週間の休みの間酒は呑むし、海で遊ぶし・・・と日本人とは対照的。日本人だったら絶対しないんだろうなぁ・・・と思う。まぁ、第二次世界大戦の時の日本は実際ファシズムだし、宗教がかってたしね。あんな兵士に囲まれたら、俺なら泣くね。すっげー怖い。この日本兵を見るだけにこの映画を見ても良いかも(笑)。実際に見たわけではないけど、ほんとあんな感じなんだろうなぁ・・・としみじみ思った。ベトナム戦争でベトナムが勝った理由もなんとなく頷ける。アジアン恐るべし。森の中なら器用な日本人は負けないだろう。アメリカ人は大雑把っぽいし。しつこいようだけど、両兵には差がある。アメリカ兵はかっこよく見えるし、絵になる。日本兵はやせていて、捕虜の姿が絵になる。この日本兵とアメリカ兵のイメージを勝手に置き換えると、アメリカが「慶応ボーイ」で、日本兵が「早稲田苦学生」って感じかな。(昔のイメージだけど)

で、もう一つ。ショーン・ペンがすっげーかっこいい。彼は「カジュアリティーズ」、「俺たちは天使じゃない」、「デッドマン・ウォーキング」を見ていて、ずっと前からファンなのだけど、今回もかっこいい。「俺たちは天使じゃない」では臆病な神父役をやっていて、今回とはイメージが全く違う。怖いイメージの彼しか知らない人は、是非この映画のショーンペンを見てもらいたいですね。いいシーンがあるから。

映画を見た後は、友人Oと、暇だということで後から来た友人Kと、渋谷で僕がよく行く喫茶店で話をしてた。内容はホントとりとめのないものだったが、結局8時くらいまで5時間もいた(^_^;)

あとは、水曜日だったのでCDも買った。(水曜はCDを買う日なのです)「BEN FOLDS FIVE」と「IRMA COCKTAIL LOUNGE Vol.1」の二枚。両方とも当たりだった。「BEN~」は紹介してもらったものだけど、「IRAM~」は全くの勘で買った。(勘でCDを買うことはよくある)

今日は映画の感想があったので長くなってしまった。明日も長くなりそうだけど・・・・。

「今日誓ったこと」:泣くときは、今日のショーンペンの様に泣くことにした。

P.S
オーストラリアの日記をアップしました。(工事中、となっていますが気にしないでください。すぐ変えます)

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