贅沢な悩み

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お、終わった・・・。10日間の「パソコン無し」生活によってたまりたまったメールに返事を書く。12時から書き始め今の今までかかってしまった(3:44:40)。30通以上は書いただろう。そのせいで一人一人がいつもよりも短くなってしまった様な気がして申し訳なく思ってます。この場を借りてゴメンナサイ。

今日は、重い体を起こして新宿のH.I.Sに三週間後に控えている「イタリア旅行」のチケット予約をしにいった。

パキスタンに行っている間に、一緒に行く2人が多少の話し合いをしてくれれば・・・と淡い期待をしていたのだが、案の定忙しかったらしく何も進んでいなかった(笑)。まぁ、そんな気がしてたからいいんだけどね。

ということで、昨日僕が体調不良のためドタキャンしてしまったので康雄氏と新宿の紀伊国屋(タイムズ・スクエアの方)で待ち合わせ、最新のAB・ROADを購入しマックで打ち合わせ。いろいろ探した結果、64000円というのが一番安かったので、とりあえずそれを一番候補にしてH.I.Sに乗り込んでいった。

新宿のH.I.Sは流石に卒業シーズンのためかもの凄い人数だったが、資料を見に来ている人々が多かったのかすぐに席に座ることができ相談を始めた。僕らは旅慣れているのでチケット予約だけで良かったのだが、担当の人が「どういうご相談で?」ときたので、これまでの経過と疑問点をいろいろ尋ねてみた。

やっぱり専門なだけあって、次々に僕らの疑問点などは解消されていき、実際のチケット選考へと話が進む。先ほど一番候補にしていたチケットはあるにはあったが、スカンジナビア航空でコペンハーゲンを経由しなければいけないものだった。経由は仕方がないにせよ、コペンハーゲンで一泊という状況になるということで却下。ただでさえ一ヶ月と短いのに一泊でももったいない。

二番候補をいう前に、似たような値段のチケットを調べて貰ったがどれも高く却下。たったひとつ74000円のものがあったが、パリかロンドンかルクセンブルクのどれかが経由地になる航空会社(ブリティッシュ・エア・ウェイとかエール・フランスなど)だったので、何となく時間がもったいない気がしたので一応万が一のことを考え候補としたがほぼ却下であった。

結局決まったのは「アリタリア航空」79000円のチケット。これは第二候補のもの。本には80000円と書いてあったが1000円安くなった。正直79000円は高いのだが、アリタリアということで国内は周遊できるし、日程もうまい具合(ちょっと遅くなっつぃまったが)に行くし、帰国もスムーズにでき時間を上手に使えるというメリットがあった。途中で帰る筧氏はナポリからも帰れるし、その後シチリア・サルディニアに行く予定の僕らは同料金でパレルモから帰れるのだ。これらの地域からローマやミラノに帰る運賃や手間暇を考えると圧倒的に安い気がする。

このチケットのたったひとつの問題点は、「ストップ・チャージ」だ。当初、最初に降り立つ町は「ミラノ」ということに決定していたのだが、ミラノで降りてしまうとストップチャージ(一万五千円)を払わなくてはいけないのだ。ベネツィアもこれと同様である。普通のヨーロッパ系の航空会社はこれを免除しているらしいが、アリタリアはまだ残しているらしい。このストップチャージにはあるルールがあるのでわかりづらいかもしれませんが、したに書いておきます。これを回避する方法としては、ミラノやベネツィア以外の都市で降りればいいだけである。なのだが、コース上ミラノが良かった僕らは仕方なく「フィレンツェ」に降り、旅のスタートはこの町からと言うことになった。このストップチャージの回避法のひとつに、サルディニアから飛行機を使わないというものもあったのだが、それは時間を有効に使うためには厳しいのでやめておいた。

【ストップチャージ】

☆.成田→ミラノ(ここで降りて観光)・・・・サルディニア→ミラノ→成田
(ミラノからサルディニア間は飛行機は使用していないが、そこは使ったものとされるらしい)

というルートを辿ると最終目的地としてのサルディニアに対して、ミラノで途中下車したことになる。そうすると、ストップチャージが発生する。これを回避するには・・・

●成田→ミラノ→その他の都市(僕らはフィレンツェ)・・・観光・・・サルディニア→ミラノ→成田

●成田→ミラノ(降りる)・・・観光・・・・ミラノ(サルディニアから陸路で帰ってくる)→成田

この2つのどちらかにしなければいけないのだ。少々わかりづらいかもしれないけど、☆の場合、乗り継ぎ空港であるとみなされるミラノで降りたということでストップ・チャージが発生するのだ。下の2つは、ミラノを乗り継ぎ空港(または目的地)として使用しているから問題ないということ。このストップチャージに関しては僕も今回が初めてで何故そんな物があるのかわからないのできかないで下さいね。

ということで、なんとか無事チケットをゲット。これで安心してコース検討ができる・・・・・のだが・・・・。贅沢な悩みと怒られるのは覚悟だけど、実は正直今は旅の気分ではないのだ・・・。それはやっぱりパキスタン旅行のせいだと思う。なんども書いているが、本当に内容の濃い10日間だったのだ。行く前の僕は「10日間なんか短い短い!ちょっと散歩程度ですませよう。」的な感覚だったのだ。それが想像以上の濃さのため、これまた想像以上の疲れ。パキスタンでも「このあとイタリアか・・・もうどうでもいいや・・・・」みたいに思った日もあった。チケットなんかもとれてある程度準備万端というのなら諦めもつくが、全く準備も整っていないし、金の工面もできていない・・・・ただあるのは時間だけ・・・・だけど、その前にテスト期間があるし、レポートもきっと何本か抱える羽目になるだろうし・・・・パキスタンの旅行記も書かなくちゃいけないし・・・・ともう頭の中はパニック状態。すでにやる気無しに近い状態である。でも、それだと他の2人に申し訳ないし、最初は張り切りまくっていた手前、突然ローギアに入ってしまったらそれこそ「なんだよ、おまえ!!」の状態になってしまう。

ホント贅沢な悩みなのはわかっているのだが、ちょっと休ませて・・・って感じです。以前オーストラリアから帰国が一週間でフランス一ヶ月というのを決行したことがあったが、これのときはオーストラリアがツアーみたいだったし、今回みたいに濃くなかったので余裕だったのだ。本当に散歩みたいな感じだったのだ。

さてさて、僕らのイタリア旅行はどうなることやら・・・・。旅の成功は現在テスト期間でひーひーいっている筧氏と卒論かかって暇人そうな康雄氏の双肩にかかっている・・・・。あとはまかせた・・・・。じゃね。

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