白黒

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パキスタン旅行の写真が現像できた。デジカメと違って、銀塩写真の方は人物(僕や母親など)が中心。かなり良くとれているのだが、イマイチパキスタンの「汚さ」が綺麗にでていなかった。変な言い回しかもしれないけど、写真で見てしまうと「汚い」はずのパキスタンが「綺麗」に見えてしまうのだ。

デジカメでも同様で、僕が見てきたパキスタンの風景とカメラで見る風景は全然違う。建物とかならまだしも、町の雰囲気などをカメラで表現するのには僕の技術では限界があるようだ。プロカメラマンならもっとパキスタンらしくとることが可能なんだと思う。

しかし、そんな技術のない僕でもパキスタンの「汚さ」がうまく表現できる方法をあります。それは白黒フィルムをつかうのです。このフィルムを使うと、普通のカラーの写真よりもかっこよく見えるし、パキスタンのように味のある国はよりその魅力を引き出せているような気がする。同様にセピアにも同じ事が言えるかも知れない。スペインの時にセピアのフィルムを持っていってとったが、これまたスペインの渋さが良く出ていた。どういう原理かわからないのだが、白黒写真の方が普通のカラー写真よりもクオリティーがいい気がする。二色しかつかわないからなのだろうか。それとも目の錯覚なのか・・・。プロカメラマンの個展などで白黒写真が多いのはこういった理由からなのだろうか・・・。何にせよ、白黒はいいです。僕は旅行にはだいたい一本くらい白黒を持っていきます。綺麗な人はより綺麗に写りますし、それなりの人はそれなりに・・・・(どこかのCMみたいだけど)。

ということで、渋い国に行く場合には「白黒」フィルムを持っていくことをお奨めする。これで君もなんちゃってプロカメラマンになれますよ。たぶん。

デジカメを持っている人は、PHOTO SHOPのような画像処理ソフトで簡単に白黒やセピアにできるのでお試しあれ。ただ、カラーの時同様銀塩写真のようなクオリティーはないのであしからず。じゃっ!

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