忘年会

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【 プロローグ 】
やっとこさ忘年会本番の日になった。もう、どれだけ電話やメールをしたことか・・・。ある意味、それだけで力つきたという感もあるくらいだ。

【 第一章 集合 】
7時に渋谷の109の前に集合なので、15分くらい前にあすきと集合場所に向かい参加者をまつ。5分前くらいにはすでに10人以上集まり「へぇ・・・ちゃんと集合時間目にくるんだ・・・」と最近約束時間をきちんと守らないおいらは少々ショックを受ける。もちろん集合時間に集まらない人間も多々いたが、とりあえず、遅れてくる人以外はそろい忘年会の場所「アジアン・キッチン」へといった。

【 第二章 座席問題 】
幹事の僕は最後まで集合場所にいて先にみんなを行かせていたのだが、僕が部屋に入り参加者の席順を見ると案の定、固まっている。それもものの見事に男女別に別れていた(笑)。20以上の人間が男女別に綺麗に別れているのはそれはそれでなんとも統制がとれているようで気持ちいいのだが、とりあえず、「これじゃいつもとかわらん!!」と全ての机を真ん中によせ巨大テーブルの様な形に作り上げた。イスはその周りにおく形となる。

マシになったとはいえ、それでもなんとなく違和感を感じたけど強制するのも嫌なのでそのまま放っておいた。酒でも呑めば動き出すだろう・・・という安易な発想のもと・・・。

【 第三章 予定外の自己紹介 】
参加者は結局男12名(飛び入り1人)、女13名の総勢25名であったのだが、僕の忘年会の「2時間コース」の構成は最初の自己紹介から破綻させられた。予定では、一人ずつある程度の自己紹介をして貰うつもりであったが、あまりの多さに収集がつかず途中から思いいきり簡略化された自己紹介へと変化してしまった(^_^;)。隣とのおしゃべりに夢中で聞いていない人もたくさんいるし・・・まぁ、いいんだけどさ。自己紹介を簡単にすると、クラッカーと共に完敗をし漸く忘年会は始まった。

【 第四章 ベタベタなパーティーグッズ 】
歓談を1時間くらいすしたあと、用意しておいた「パーティー用品」を皆に適当に配る。あまりにもベタ過ぎて少々不安だったが、意外なことに周りはノリノリでホッと胸をなで下ろす。男よりも女性のほうがやりたがるのはやはり普段から抑えている気持ちから変身願望が出てくるのだろうか・・・。それともすでに「女」を捨てているのか・・・。ちなみに僕がかったグッズは「頭から花が生えている」ようなやつや、「ハットリくんみたいな渦巻きほっぺで子供に変身」グッズや、「色っぽい眼鏡」などなどくだらないものばかりです。

【 第五章 腹黒さがでる「プレゼント交換」 】 
それなりに盛り上がっているなか、これまたベタな「プレゼント交換」を始める。中身は1000円前後のものである。24人分ともなると流石にすごい量になり、多種多様のプレゼントが机の上に並んだ。それを用意しておいたトランプで順番を決め男女交互に持っていって貰うことにする。

おもしろかったのが、プレゼントを選ぶときに性格がでるということ。いろいろさわって中身を確かる人、なかなか決められない人、ほんとてきと~に選ぶ人、荷物にならないように小さいものを選ぶ人、逆に「大きいの大きいの!!」と一番大きいのを選んでいく人などなど。このプレゼント交換にたいする意気込みがいろいろと感じられた。とってもベタだが、このプレゼント交換はかなり盛り上がったイベントとなる。以後も頻繁に使おうと心に誓う(^_^;)。ラクチンだし・・・。しかし、問題もあってプレゼントによっては相手に必要のないものが当たってしまうからある程度プレゼントを考えなくてはいけないかもしれない。例えば、たばこケースはたばこを吸わない人には可哀想だったりもする。

【 第六章 まさかの予算オーバー 】
2時間だと思った忘年会は結局4時間ほど続いた。飲み放題にしなかったからかもしれない。幹事にとってはある意味二次会の予約をしなくて済むからありがたいし、二次会に参加しようと思っていた人にとっても安く済むわけだからラッキーかもしれない。しかし、一次会しかでない予定の人には少々可哀想な金額になってしまった。思ったよりも料金がたかくなってしまったのだ。「クリスマスということで・・・すまん」と皆に謝るおいら。学生が多かったので5000円は結構厳しかった。値段が跳ね上がった理由はよくわからないが、「唐辛子アイスクリーム」などが秘密裏に注文されていたので、他にも飲み物以外のものが頼まれていたのかも知れない。

【 第七章 幹事のぼやき・・・。 】
ということで、12時近くになって忘年会は終了した。終わったときには10人にまで減っていた。

すべてが終わった感想としては、「アメリカ旅行よりも予定外のことが多かった」という感じであろう。あまりにも頭にえがいていた予定と違いすぎた。10人程度の忘年会は何度もやったことあるのだが、20人以上を企画したのは今回が初めて。良い経験になった気がする。

参加者間でも新しい友人の輪ができたようだし、それぞれ帰り際に「楽しかった」といって帰っていったのでまぁ、成功と言えよう。HP関連でのメリットをいえば、チャットや掲示板などでも一度会った人間だとまた楽しさも違うだろうし、参加しがいもあるというものだろう。

久しぶりの友人に会えたのは楽しかったが、それにしても、幹事は「飲めない」「食べれない」「話せない」の三重苦。食べ物・飲み物などもほとんど残飯処理班のような感じ。やたらと喰いまくっていた一部女性陣などが食い散らかしていったものをセッセとお腹に入れる。酒も3分の1くらい残った、誰が飲んだかわからないような様々な種類のお酒をチビチビと飲み干していった。ホント、精神的に気疲れしました。こういうのも含めて企画は好きなんですけどね・・・。たまにちょっと愚痴を言ってみたくなることもあるのです(笑)。

【 エピローグ 】
酒も飯も足りなかった僕はコンビニにいってカップラーメンを買ってきて寂しくすする。そして、寝る前にウィスキーをしこたま飲んで、これまた寂しく就寝したのであった。

しかし、なんで酒を呑むとラーメンが食べたくなるんだろう・・・・。

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