ちょっとしたことから「自分年表」を作り始める。これがまた懐かしいわ、恥ずかしいわ、新事実判明するわ、と仕事そっちのけでかなりはまってしまった。vamos a ver・・・
まずは日記から
昨夜は5時就寝。日記書いてて、ちょっと昔のことを思い出したもんだから、あれこれ調べていたらそんな時間になってしまった。まぁ、このこととで「自分年表」を作ってみようと思ったんだけど。
昼前くらいにもっそり起きて、とりあえず飯。OVICCIが米を炊いていったので、例の無印カレーにしようかとも思ったが、最近カレー率が高すぎる気がするので、大好物の納豆ご飯にする。
自分もたまにする「明日死ぬとなったら何食べたい?」という質問には、まず「納豆ごはん」と答えてる。それくらい好物。あとは「鯖の味噌煮」かな。
食後、仕事開始。ちょいと面倒なプログラム修正を片付ける。クライアントの確認を待っている間に、自分年表を作り始める。「自分手帳」に書いていこうと思った(あとで書く)が、まずは草稿を練った方がよいので、Excelで作り始めた。
これが思いの外はまってしまった。詳しくはあとで書く。
18時半頃、OVICCIからメールをもらう。「Rikkaな気分」と。おいらも銀行に行ったりしたかったので、風呂に入って外出。
残念なことに「猪のパイ包み」が売り切れてしまっていたので、今日は鴨肉で攻める。サラダとメインを両方とも鴨肉に。ワインは、珍しくボルドーのやつにしてみた。「BORIE DE NOAILLAN」(2011年)というワイン。普段フランスのワインは呑まないのだが、お金が入った日であったこともあって、いつも(MATSUの若造)と違うやつにしてみた・・・のだが、やはりうちらの好みから言うと「若造」の方に軍配があがる。コスパが良い。または、1000円プラスして、MATSUのおっさんとか。
でも、まぁ、ちゃんと呑めば美味しいワインだったとは思う。
セッキーの名字(いままで知らなかった)、Rikkaのオープン日、うちらの最初に来店した日の確認をし、メモる。メモ魔、メモ魔。あと、近いうち、ロシア料理食べ行こうと約束して22時半頃帰宅。
OVICCIは何故か帰るやいなや着替えもせずにソファーで爆睡。レビューがあったから神経すり減らしたのか?「突然寒くなった、寒くなった!」と寝言のようにうなっていた。まだ寝る時間でもなかったのでしばらく放っておく。
おいらは、Vinoを開けて、「自分年表」の続きを始める。
そのままSin Pararになって、結局5時・・・。
またやっちまった・・・けど、有意義だから良しとする。
自分年表にはまる
さて、今日の本題。書きたかったこと。「自分年表」についてと、いろいろ思ったことをまとめてみる。
「自分手帳」のLIFE
「またメモ魔に戻るぞ!」と昨年末に買った「自分手帳」。結構良いお値段するのだが、普通の手帳にはない項目があったりして面白い。手帳は「LIFE」と「スケジュール帳部分」と「IDEA」と3冊の冊子に分かれている。「LIFE」と「IDEA」の部分は取り外しができるので、来年以降も差し替えれば使い続けることができるようになっている。
「IDEA」はただの方眼紙なのだが、「LIFE」の方は自分に関する項目がたくさんある。
・やりたいこと 100
・自分のモットー
・人生計画
・記念日帳
・自分が旅したところ地図
・100年分ニュース(0歳~99歳)
・家系図
・緊急連絡先一覧
・パスワードリスト(思い出すためのヒントを書いとく感じ)
・個人資産リスト
・お薬手帳
・遺影に使って欲しい自分の写真と落とした時の連絡先
と、結構細かい。個人的にはいらないものも多いんだけどね。なお、項目名はおいらが勝手に付けているので、実際とは違う。
LIFEの冊子の中では結構なページ数がある「100年分ニュース」が今回の「自分年表」にあたる。自分の齢をベースに1月~12月が各一行ずつあって、その1行に「自分ニュース」、「家族ニュース」、「世界ニュース」の3項目が書けるようになっている。
初めて見たとき「これちゃんと書いたら面白いだろうな~」と興味を持ったが、スペースが小さすぎて、そんなにシンプルに書き切れる自信はなかったので、諦めていた。
「過去を振り返るな!先を見ろ!」と言うけどさ~
日記を書いていると、かなりの頻度で、過去を振り返る瞬間が増えてくる。文章を書いている最中に、急に昔を思い出すし、気になり始めるのだ。
「あれ、いつだったっけかな?」、「あれ、どこだったけかな?」
という感じで。
脳の筋トレ(ボケ防止)には「思い出せないことは、思い出すまで頑張った方が脳の活性化にいい」というので、思い出があやふやな部分をはっきりさせるために、いろいろ調べたりするのだが、これがまた時間がかかってしかたがない。1回や2回くらいなら別にいいのだが、それが何度もでてくると、「むきぃぃ~~!」となる。
ということで、簡単な年表でもあれば、そこから紐付けして、思い出しやすく、また調べやすくなるんではないかと考えたわけだ。
自分年表の期間
流石に0歳からの年表を作るとなると、実家に帰ってアルバム引っ張ってこなくてはいけなくなってしまうので、そこまではさかのぼらないことにする。
あと、大学・大学院生時代は、学年から年齢がすぐ算出でき、また、意外とそのときのイベント(場所・友人も含め)を思い出すのにあまり苦労しないので、そこも現時点では省くことにした。一番、しっかりと日記書いてた時代というのがあるのかもしれない。
考えた結果、多少、大学院時代がかぶるのだが、キリがいい「2000年」からの15年間にしてみた。齢でいうと、25歳~40歳までの期間だ。
すでに、ぱっと25歳の時を考えてみても、イマイチあやふやなので、いけるきがした。
参考文献
「自分年表」を作るための資料は主に3つ。
・過去のメール
おいらは基本メールを捨てない人なので、これが結構な分量ある。アカウントがたくさんあるので手間は多少かかるが、検索すればたいていお目当ての情報を見つけることができる。
・デジカメの写真
まだ巷でデジカメが一般的ではない結構早い時期から(1998年くらい)、おいらはデジカメ(RICOHのDC-3Z。30万画素くらいのやつ)を持っていたので、こちらもかなりの分量になる。あと、年月ごとにちゃんと整理していたのがでかいかも。フォルダ名が「年月日_タイトル」となっているので、かなり探しやすい。備えあればってやつだな。これは自分を褒めたい。
・過去の日記
これもいろいろなところに書いているため、結構ややこしいのだが、一応「○○編」ごとに分けているので、ある程度目星が付けばちゃんと資料として役立つ。あと、PCで書いてたり、紙媒体からデジタル化したのもあるので、まとめて検索できるのもでかい。
この3つをフル活用して年表を作っていると、ふと学生時代の「卒論」作業を思い出した。
おいらの卒論テーマは「藤岡屋日記から見る民衆史」で、江戸の中期くらいから幕末手前くらいまでをひたすら調べた。メインが超分厚い日記が15巻くらいある「藤岡屋日記」で、あとは「武江年表」とか、文化史系の本やら、社会学の本やら・・・そいうのを使ってまとめていくのだが、やってることはまるっきり同じ作業。
どうも、おいらはそもそも「日記」とか「年表」が好きらしい。だから、大学院までいってしまったんだろうな~。うっかり。案の定、途中で飽きてスペイン行っちゃったけど。
パンドラの箱
この作業・・・楽しいには楽しいんだが、やってることは「パンドラの箱」を開けているようなもんだったりする。
過去の日記とか、将来そうなることがわかってて書いてるくせに、やっぱり見返すと、顔から火が出るほど恥ずかしい。「若さによる勢い」が今とは全く違う。それ故に「若気の至り」、「過去の過ち」的なことを次々思い出しては、深夜に一人身悶える。危うく叫びそうになるくらい。
「ぬがぁぁぁぁ!」って。
気づいたこと
・項目の選定
まだExcelの表自体、たたき台なため、きちんとまとまっていないのだが、作り始めるといくつかの項目があったほうが見やすくなることがわかった。今の時点では、「旅行」、「フィエスタ」、「その他イベント」、「彼女」ができている。
「彼女」は、上書き保存ではなく、別フォルダを作る男ならではの項目だとは思うが、「学年」などで紐付けできない齢の場合、当時つきあった彼女が紐付けされていることが多いので、思い出すのに役立つ。おいらの場合、一人一人がそれなりの長さ(5年以上)なので、そんなにややこしいことにならない。
・若さの勢い
今とは違って、メールのやりとりの量が違う。今の若者だとLINEがすごいのと同じことかもしれない。若いときは反応も返信も早いのが特徴かもしれない。そんなやりとりをみて「今はみんなオトナになってしまったな~」としみじみ思う。
・出会いの多さ
スペイン生活の記録サイトを作っていたりしたのもあるが、特に2004年~2005年は、個人でValencia(バレンシア)やら、たまにBarcelona(バルセロナ)などで、日銭稼ぎの個人ガイドをやっていたこともあって、かなりの人に会っていたことを改めて実感。我ながらすごいマメさと体力だと思う。
今のおいらも「昔と変わってない」つもりでいたが、新しい人と知り合うことに、あの頃よりは少なからず「億劫さ」を感じていることがわかる。なんか反省させられたが、あの頑張りは、今はもう無理だろうな・・・。
ガイドのお客さんで今でもつきあいが続いている人はそれなりにいるのだが、中にはメールの名前とか見ても誰だったか全く思い出せない人がいたりもする。そうなるとなんか悔しいので、デジカメデータから探し出してきて、顔と名前を一致させる。面倒くさい作業ではあるのだが、見事一致させることができると、
「あぁぁぁぁぁぁ!!!いた!いたよ!××連れてった!△△で呑んだ!」
とすっきりするのが楽しい。
ただ、このあたりの作業は、さっきのパンドラの箱というか、諸刃の剣で、だいたいその最中に「若気の至り」を思い出すんだけどね・・・。すっきり+恥ずかしい感じ。
・落ち着かなさすぎ
もう自分は履歴書は書けないな・・・書いてはいけないな・・・と改めて自覚した。おいらが面接官だとしても、突っ込み所が多すぎる。そして、説明が難しい。
「え、いや・・・なんか、『賽は投げられた!』をやってみたかったので・・・」
とか
「ドナウ川が僕を呼んでいたんですよ。」
とか。
確かに各所からフラフラしてるとはいわれてきたが、年表にして改めて納得。基本的に一所にいないよね、おいら。仕事辞めては、すぐにどっかいってるし、日本国内も神出鬼没状態。
あと、「勤労」している期間が極端に短い。「モラトリアムさ!」、「傭兵さ!」、「フリーランスさ!」と呼び方を言い換えたところで、このなんともいえない「唖然感」は打ち消せない。
今度からは、アメリカの方の「A rolling stone gathers no moss」(転石苔を生ぜず)で言い訳しようと思う。
・意外な年月
参考文献を見直してると、今もつきあいのある友人などと出会った日、初めてそのお店に行った日なども明確になってくる。「おいらの日記、どうでもいいこと細かく書いてるな~」と自分でもよく思うのだが、書いてて正解だった。
友人Aとは、もう10年以上になるのか~
あれ?彼女Cとは7年だと思ってたら6年だったか~
3ヶ月間旅してたと思ってたら2ヶ月だったか~
え、OVICCIと知り合って、もう5年!?
と、自分の記憶違いが次々判明する。
人間とのつきあい期間は、普段意識しないだけに、うろ覚えになっているようだ。おいらだけかもしれないけど。逆に、ここ数年、全然会えてない人とかも思いだし、久しぶりに連絡とってみるってもんかな~と思ったりもする。でも、Facebookはやりたくない。
まとめ
ということで、なんとなく作り始めてしまった「自分年表」だが、いろいろな効果があって、かなり楽しいことが判明。自分手帳にも「100年ニュース」がある理由もよくわかった。
あとは散り散りになっている日記を編纂すれば、もっと便利になりそうだけど、考えただけでも頭が痛くなる。そして、恥ずかしくなる。
「自分年表」は、ある程度まで完成したら、項目を取捨選択した形で日記にアップする予定。メインのExcelデータの方は、印刷するかなんかして、困った時の日記用資料として使うつもりだ。
頑張ろっと。
今日の写真
このスペースに書くためには、情報をそれなりに厳選しないと無理。
寝ているネコは、ガチャのやつ。
今日は鴨肉で攻めた。ザクロが旨い!!
どうでもいいが、ザクロはスペイン語でGranada。だもんで、アルハンブラ宮殿のある街Granada(グラナダ)では、ザクロの紋章がを見かけることがある。
ガルビュール(garbure)って、フランス語で、フランス南西部、ベアルヌ地方のキャベツを主とした野菜スープのことらしい。レシピサイトみてみたら、なんかPimenton(パプリカ)いれて赤くしたらハンガリーのグヤーシュにもなりそう。
で、Rikkaのガルビュールも当然絶品。
濃いスペインVinoばかり呑んでるせいか、フランスワインだと、どうしても「パンチが~~!」と言いたくなってしまう。今後も頑張ってフランスワインの勉強をする。