電子書籍についてと、先日ジャケ買いし、朝方まで読んでしまった漫画「五色の舟」と「まちあわせ」について、ちょっと書いとくことにする。a ver・・・。
だって寝られないんだもの
眠くないが、あまりに夜更かしして布団に入らないとOVICCIに怒られるので、iPadもって2時頃布団に潜り込み、先日買った漫画を開く。
電子書籍について書いてみる
おいらの紙媒体の本に対するコレクション欲求は、「部屋のスペース」という現実的問題によって、いとも簡単に打ち崩されてしまい、ここ1年くらいはもっぱら電子書籍。
電子書籍のサービスはいろいろあるが、おいらが使っているのは「honto」だ。たまたま、文教堂で「honto」のカードを作っていたからとか、ジュンク堂とか文教堂の実店舗で買ってもポイントが貯まるとか、まぁ、大手っぽいので安心感があるとか、そんなところが選んだ理由。
電子書籍のメリット
・とにかく場所をとらない。iPad miniが置ければOK。
・いつでもどこでも持ち出せる。Cafeに北斗の拳全巻持って行くとか必要ない。実家の秋田に帰っても読める。
・本屋で「まとめ買いしたいのに、○巻がないじゃないか!」ということがない。
・いつでも、どこでも欲しい本が買える。
・検索できるので、本が探しやすい(著書名やジャンルで検索できる)。
・新しい本を発見しやすい。
・クーポンがあると、かなり安く買える。通常でも少し安い。
電子書籍のデメリット
・質感がないので、漠然となんとなく寂しい。これが一番大きい。
・所有できない。
・読んでいる最中にパラパラと前のページに戻るのが結構手間。できるけど、なんかやりづらい。
・友達に貸せない。
・本棚を自慢できない。カラフルにできない。なんとなく寂しい。
・手間がかからなさすぎる。メリットにもなるが、なんとなく寂しい。
こんなとこかな。
最初は抵抗あったのだが、使い始めると、かなり便利。ただ、可愛げが無い。可愛げが。侘び寂びというか。それさえクリアーできれば、全く問題なく使える。
ちなみに、おいらは小説系は紙媒体ので買うので、電子書籍で買うのは漫画のみ。週刊誌くらいならいいが、何度も見返す情報系の雑誌や辞書的な使い方をする本、仕事の専門書はやはり本屋で紙媒体のを買っている。
クーポン
最近、hontoから「50%オフクーポン」がよく届く。半額だ、半額。漫画がとにかく好きなおいらにとっては、これはかなりありがたい。先日も、手塚治虫の本が普通でも割引されていたのが、さらに半額になり、かなり安く買うことができた。手塚治虫の漫画は、実家に結構あるのだが、家からこっちに持ってくるのは面倒なので、思わず買ってしまった。
半額クーポンが届くと、「戦略にのるものか!」と思いつつも、ついつい買ってしまう。普通だったら買わないような本も、半額ということで、ポチポチポチポチ。
hontoのサイトをあちこち移動しまくったり、著作名や歴史ジャンルなどで調べて、「あ、これタイトルがいい」とか「表紙がいいな~」とか「絵柄が素敵」とか、そんな感じでまとめ買い。2万円分の本が1万円で買えるのは正直でかい。
紙媒体だと、買ったは良いけど、つまらなくて、本棚のスペースの無駄遣いになってしまうことがあるが、電子書籍の場合、それがないのもいい。ちなみに、おいらは本を捨てれない人。売れない人だ。
「五色の舟」と「まちあわせ」
そんなわけで、この前の半額クーポンのときにジャケ買いした「五色の舟」と「まちあわせ」を、布団をかぶってしっぽりと読む。
五色の舟
原作が津原泰水。漫画が近藤ようこ。完全にジャケ買い。表紙の絵で決めた。
なんだろうね・・・世界観の説明が難しいんだけど、おいらの大好きな「蟲師」(漆原友紀)と同じようなホンワカとした絵で、内容がつげ義春的な感じ。なんか違うな~。けど、そんな感じ。
舞台は戦中で、見世物小屋(自分の体の不具合を人に見せる方)をやってる家族の話。途中から、妖怪の「件」(くだん)が出てきて、妖怪好きのおいらは興奮したのもあるが、かなり面白かった。テンポがいいのも好き。
すでに絵付きで見てしまったので、原作を読むか迷うところ。漫画が先だと、おいらの場合、どうしてもそっちに引っ張られてしまうんだよね。原作は京極夏彦のような感じなのかな。少し暗い感じの。
今後本屋でチェックしてみようと思う。
まちあわせ
田中雄一の作品集で、何本かのお話が入っている。すべてSFファンタジーもの。この田中雄一という人は知らないが、これも表紙の絵がなんか不思議なので買ってみた。ジャケ買い。
この本は1ページ目をめくった時点で、おいらのイメージしていたものは打ち砕かれた。一話目は「害虫駆除局」という話で、のっけから気持ち悪い地球外生命体な虫の絵。二話目の「プリマーテス」は進化した気持ち悪い猿の絵。表紙にもなっていた三話目の「まちあわせ」は、人間が気持ち悪く変化していく。四話目の「箱庭の巨獣」も、街を守るベルセルク的な獣がでてくる。
どれもリアルに気持ち悪いのだが、おいらはこういうのキライじゃないのでOK。伊藤潤二の「ギョ」、冨樫義博「レベルE」とか、そんな感じ。
どの話も家族愛だったり、恋愛だったりとテーマ自体はいい話なのだが、ところどころに必ず「不気味なもの」がでてくるのがポイントだろう。きっとこういうの好きなんだろうな。
五色の舟の後に読んでしまったため、あっけにとられたが、「気持ち悪い生物」が好きな人は楽しめると思うし、ストーリ的にもちゃんと面白い。
今日の日記
ということで、買った漫画が2つとも当たったことに喜びながら、朝の5時過ぎに就寝。11時半に起床。
週初めの月曜日なので、しっかり仕事をする。
ランチは、先日無印で買ってきたカレー。今日はイエローカレーを選択。
うん。普通に旨い。でも、普通。バターカレーと同じところくらいにランキングかな。
夜は、困ったときの鍋。水炊きだ。鍋は本来OVICCIが担当なのだが、最近、鍋までおいらが鍋奉行やることが増えてきた気がする。まずい。まずい。「人が作ってくれた料理って美味しいなぁ~!」が無くなってしまう。何とか抵抗しなければ。
リズムが崩れてしまい、眠くならず。
Vinoを1本開けて、それを呑みつつ、ため込んでしまった日記を書く。そして、今日も5時就寝。
反省。
今日の写真
場所とらないぜぃ!と調子に乗ってポチポチしてたら600冊近く買ってしまっていた。結構危険。